ニャンでも日記



砂の器

2003年11月22日(土)

松本清張原作の(砂の器)という映画をビデオで見た。
全編に流れる哀愁に満ちたピアノ曲が親と子のやるせない
運命を物語っており、見終わった途端、なんとも言えぬ哀
しみを感じた。時代背景が古いので余計にその時代の暗さ
がにじみ出ており、また、丹波哲郎が演じる刑事が加藤剛
が演じるピアニストを殺人者として追い詰めてゆく過程が
ピアノ曲(宿命)を盛り上げと共に迫力を増して行く。
追う者と追われる者を対比しながら、親子の絆の悲哀を
見事にだしきった作品であった。

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shin9n [MAIL] [HOMEPAGE]

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