長期休暇になる度に忙しくなる職種でバイトをしています。 ……という訳で、冬休みの今は、忙しいのです……私の冬休みは完全にありません(笑)。 何が辛いって、朝早いこと。 夕方以降は疲れて夕寝です。
なんだか不毛ですね。 ……まあ、いいでしょう。
楽しければ。なんとかなるでしょうし。
クリスマスですね。 いい季節です。
……雪、早く降りませんでしょうか(笑)
人が不幸になるのは簡単だ。 つまり、人を不幸にするのも結構簡単なのだと思う。
大体、世の中というものに限らず全ての事象は、「自分」というひとつの視点からのみ認識される。その「自分」という視点は人の数だけ無数にあるけれど、それでもそれぞれの人は、その人のみが持つ固有の「自分」からしか、物事を捉えられないのだ。
だから、世界は私を中心に回っていると同時に、すべての人を中心に回っている。
換言すると、「私の認識する世界」は、私を中心にしか回っていない。 否。 人は自分を中心にしてしか、世界を認識できないのだ。そして、それは非難すべきことではなく、当然の帰着なのである。 だから、人ひとりひとりの言葉や感情表現や、その他もろもろについて、世界で共通しない、とても微妙な領域があって、だから人はそれぞれの言葉のもつ意味を探ろうとして、―――言い方が悪ければ、「相手の言葉の持つ意味を自分の言葉に翻訳しようとして」―――深読みをしたり、勝手に傷ついたりする。
だから、人が思い違いで不幸になるのは簡単だ。 だから、人を気付かぬうちに不幸にする。
さあ、だからと言ってこれを「結局は気の持ちようなんだ」と帰結してしまっていいものなのだろうか。 ……というのが、不幸の命題。
暗い部屋にふわっと雪が舞い込んで来た。
男はふっと息をもらして視線を落とした。その先では缶珈琲がほのかな湯気を細く細く宙へ上げていた。 ……すでに充分寒い季節だ。外ははらはらと雪が舞い、火を落とした暗くがらんとした部屋はそれだけで随分と寒い。 どうしてだか窓が細く開いていて、その寒さは一層男の身に染みた。 それ故にか、男は手にした缶を両手で暖を取るように包み込み、それを時折、口に運んだ。 美味い不味いよりも、口に残る苦味や温かみを必要としているのだ。 男は更に目を伏せ、ほんの少しだけ笑った。
「……遅せえぞ」 男は不意に呟くようにそう言った。 ちゃりん、と鈴の音を鳴らして小さな白い仔猫が細く開いて雪の降り込んでいた窓からのんびりと駆け込んで来たのだ。 くすっと笑って男は立ち上がる。―――椅子代わりにしていた、古いスーツケースから。 そして、雪に濡れて幾分貧相になった仔猫を抱き上げ、肩に乗せるとスーツケースを持って扉を開けた。 すでに荷物も運び出され、火も落ちて暗く寒くがらんとしたその部屋にわずかな時間、外からの白銀の光が差し込み、そして―――光が薄れた。 扉がぱたん、と音を立てて閉まった。
後に残されたのは、ほんの少し温かみを残した珈琲の、空き缶だけ。
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木村拓哉氏演じる、缶珈琲「Fire」の宣伝。 すごく雰囲気があって一目惚れしました……。 たった今、一回見ただけなのに何故か文章に起こしてみる私…(汗)。
でもね、本物のCMを見て下さい。 いい感じです。
リセットボタンがあればいいのに。 と、思います。 リセットボタンがあればいいのに。 リセットボタンがあれば、私は沢山の瞬間を取り戻して、沢山の微妙に恥ずかしい失敗や、何やかやをやり直したいと思います。
けれど、そうしたあとできっとまた後悔が生まれるのでしょう。 それを知っていても、リセット出来ればいいと思う。
そして、自殺というものが「リセット」という意味を持っていれば、 簡単に身を投げられるのに。
…………なんてね。
はた、と。 完全に更新の止まった黎明を眺めて見ました。 ……悲しい。 とっても悲しくなりました。 だからといって、昔のものをひっぱり出してくるともういよいよ行き詰まってるな、と言う感じがするので出来るだけやりたくないのです。
けれど、行き詰まっているのも事実。 はた、と。 これでいいのか知らん、と首を傾げてみたり。
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