もともと「手」の表情は好きでした。 イラストを書いていた時も手だけは妙気合を入れて書いたり。
手の表情がすき。 男の子の艶やかにすぎる指は好きじゃないけれど、 手入れもしていない手に新しい絆創膏が貼ってあるのは好き。
さて、そんなこんなでいい年頃にもなり、ブームも来たので 私はそれに踊らされるように、手の表情に気を使うようになりました。 爪は伸ばし、やすりで削って形を整え、 マニキュアはベースの上に色を二度塗り、シールを貼ったり グラデーションに塗ってみたりして、さらにトップコート。
そんなわけで、この一年半でマニキュアの所持数が数倍に。
それと同時に持ち上がる問題は、爪の痛みがはげしいこと。
最近は横から裂けた爪をくっつける接着剤を買いました。 その上から、爪と良く似た質感の樹脂粉末をはたいて固めて、 最後にでこぼこを削って爪に見せかける、というもの。 まだ下手でうまくできませんでしたが、なんだか面白い。
世の中にはいろんなものがあるんですねえ。 わくわく☆
私にはブランド志向がありません。 それよりはいっそ、ノーブランドでとっても気に入るものを 沢山身の回りに集めたい。
先日、人生初で百貨店に入っているエ○メスのブティックに足を踏み入れました。 なにかいいお財布がないかしら、と思って。 お財布が欲しいのです。
ところが。 「あれ見せてください」と、カウンタ奥のお財布を指差したら 店員のおじさまが手袋を……。 あわあわあわ。 にじゅうすうまんえんでした。
しかし、なんと実用性のないお財布だったこと。 連れいわく、「ああいう財布はカードで全部支払う人のものだから」 ―――納得。そんなことなら私は小銭入れが欲しいです。
さて、そんなわけで私のライフスタイルはブランド志向ではないわけで、 急にブランド志向が養われるはずがないのです。 うーん、屈辱感と共に、「きっとそういう方向に向かう時期もあるだろう」 とどこか楽観して。
でもお財布くらい、ちょっとキレイめでもいいな(笑)
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