私は不満を感じる気持ちが強い。 だから極力意識は低く、望む心も多くはせず、 なにも期待しない、という方法をとる。
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ほかの人の話を聞いているときもつい、 「それは、不満には感じないの?」と聞いてしまう。 私なら不満かもしれない、と思うから。 どういう形で納得しているのか?という興味がすごくあって、 どうしても聞いてしまう。
同じ立場になったときの私は絶対に不満に感じるし、 けれど不満は相手の理屈との対立があってのことだから、 何らかの形で納得しなくてはいけなくて、 そのための先達の意見…みたいなものを知っておきたい。 聞いておけば、自分が同じようなパターンに陥った時に 参考になって、不満も少ない目に抑えられるかもしれない。
そう思って、聞いてしまうのだけれど、 私に話してくれたときは自分のなかで折り合いがついていたらしいことも、 答えに窮されたり、言葉を濁されてしまったり、 あとで 「よく考えてみたら、やっぱりちょっといやだなーって思っちゃった」 と言われたりして、 話相手にとって、ちょっとした意地悪をしてしまった、と思う。 申し訳ない。
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まっさらで裸な醜い心が好きで、 なんとなくではなくなにか一生懸命自分の内から出てくる解釈で 納得している、という美しさが人間らしいと思い、惹かれる。
仕事場に差し入れられた一本の薔薇の香りが素晴らしくて、 ひさしぶりに家にも生花を買い帰った。
香り高いすみれのようなフリージア。 色を添える鮮やかなガーベラ。
ほんとうは一種をた〜っぷり生けてみたいけれど、 めちゃくちゃになりそうで我慢がまん。 もっと春の盛りになったら。かな。
お値段とのバランスが重要な、堅実なわたくし。
Q氏が出掛けてから二度寝をする。 そんなに眠たくなくても布団に潜り込む。 布団は好きだ。あたたかくてやわらかい。
二度寝をするとやはりかならず寝入ってしまう。 すると今度は起きるタイミングを逃して起きられなくなる。 起きなくては…と思うこころと、もう少し…と思うこころが私に夢を見せる。 それは私が遅刻する夢ではなくて、Q氏が遅刻する夢だ。
私は勤務時間がフレックスだから融通が効くが、 Q氏は固定時間なので遅刻できない。 そのあたりの無意識が…「わたしの遅刻」でなく「Q氏の遅刻」というより重い罪意識として夢に現れるのだろうか。
そして私は二度寝しても夢見も悪いし最悪だ…と言いながらも またこの悪習にはまっている。
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