2013年09月25日(水) |
値の張るおしゃれとTPO |
すこし値の張るものを買っても、ダメにしてしまうことは結構ある。
今思い付くのは、ナチュラルブラウンのショートブーツとナラ・カミーチェの白いドレスシャツ。
ブーツはカビてシミだらけに、シャツは過去最高に痩せていた時に買ったのでそのうち着れなくなり今や黄ばんだまま保存されている。
先日は二年ぶりにパーティドレスを洗った。そのうちのひとつはカビがリボンにてんてんとついていてヒヤッとしたが、なんとかシミにならずに済んだ。
着なくても定期的なメンテナンスは必要だ。なんせクロゼットはやけに湿気高くて、Qのお気に入りの革鞄もあっと言う間にカビがふわーっと生えてくるほどだから。
いや、靴箱もそうだから定期的にチェックしなければ。
妊娠・出産・子育ての間に、着れない服・履かない靴を放置していたので忘れた頃にもっと大変なことになっていそうだ…
せっかくの散財の甲斐もない。いっそ数少なくヘビーユーズすべきだと感じる。TPOに合わせることとの兼ね合いが難しいが…
(靴は履き替えればいいが服は面倒だ。白衣を着ているとはいえ、ひらひらドレスで実験室に出入りするわけにもいくまい)
体型の不思議。女性にちらほらいるのだけれど、細〜くて(だからお胸は小さめで)、でも背中が丸くて下腹が前に出ている姿勢のひと。 たぶん猫背だからバランスを取るために腰が前に出てしまい、下腹で体重を支えているのかな? 細いひとほどその歪みが見えやすいだけかな?
ともかくそんな体型の人を見ると、せっかくのスレンダーさんがもったいなさすぎる…!とおもう。背の高さも思いきり殺している。あ、背が高いのが嫌でそうなったのかな?
男性にも頻度は低いがそんな体型のひとがいる。 ちょうど、職場の先輩(年下の男性)もそんな感じで、昼食に生キャベツを食べていたので「やせちゃいますよ」と言ったら「やせたいんです」と言われてしばらく頭が真っ白になった。
だって細めなんだもの!痩せる必要がどこに…?と思ったら30になって、そろそろ下腹部がヤバイ、とのこと。 前述のとおり細い・猫背・腰が前の体型の人なので、座りかたもすごく変で、「腹が出てるのは9割方姿勢のせいだ」と思ったけど言えなかった。いまもまだ言えてない…でも教えてあげたいような。
私は姿勢がよいわけではない。むしろレントゲン撮影時にからだが左にすごく傾いていて、撮影結果は問題ないが姿勢がひどいと言われたほどだ。
でも猫背の人はすごおおく気になる。
Qにも定期的に背を伸ばして!と背中をぐりぐり押してやり、ぴんとさせたら背が高い!かっこいい!と褒めそやすことにしている。
唐突に緊縮財政!と声高に叫ぶ私。
なにしろ部屋が片付かない欲求不満を便利アイテムを求める気持ちにすり替えて、必要なものを購入しているふりを装ってストレス発散!しているので気づけばそれなりの出費になっている様子。
きっちりした家計簿をつけるのを諦めたので余計に出費が把握できていないらしい。
ネットでものを買うことも増えて、管理がしにくくなって。 直筆じゃ面倒だからと、管理ソフトを使ってみても、PCをたちあげることすら面倒。たまったレシートが邪魔。ネット通販の明細はサイズが違う、それもあったりなかったり、ああもう!
という経過を繰り返して今はレシートもぽいっと捨てている。
これじゃいかーーん!という時期がやってきて、ぼんやり悩んでいるところ。なんかいい方法ないかなぁ……
先日何気なく見ていたテレビではアメトークが流れていて、「おもてなし大好き芸人」の企画が行われていた。私は家事をしながらそれを興味深く眺めていた。
おもてなし…するのもされるのも私は下手だ。する際は気が利かないし、される際も恐縮するかあぐらをかきすぎるかで、どうもお互いにとって心地よい気がしない。
ともあれ番組中で驚いたのは、単身者用程度の小さなキッチンで、おもてなし料理を作ろうという心構えだ。私はキッチンが狭くて使い勝手が悪いことを料理が得意でない言い訳によく使っている。
ほら、狭いと洗い物で溢れるじゃない? 素敵で便利な調理器具も場所を取るじゃない? 特別な料理を作るには特殊な器具が必要だったりするじゃない?
でも紹介されていた芸人さん(知らない方)は単身者用のキッチンを使っていたし、品川庄司の品川さんも、決してキッチンスタジオのようなだだっぴろいキッチンを使っているわけではなかった。
おお、これはもはや心構えと心意気がものをいうのですね。とすごく驚いて感じるところがあった。
ちょうど、こどもがちいさいことを理由に、兼業主婦の生活では家庭を快適に維持することがとても困難なことに絶望に近い落ち込み方をした直後だったから、なんだか非常に参考になったような気がした。
「おもてなし」はいかにも流行り中の言葉だけど、しばらくは私の中にも課題として留まりそうだ。
昨日からIがケータイを耳に当て、もしもしごっこをし始めた。まだ言葉は話せないからあうあうごにゃごにゃ言っている。
私もQも家で電話をかけることはほとんどない。もののわかりはじめたIの前で電話したのなんてほんの数回。 だからあのもしもしごっこは、保育園のおにーさんおねーさんの真似っこだと考えている。 でもいろんな形のケータイ(おもちゃ含む)があるなかで、父母のケータイはこの四角いやつね!と分かるのは、やはり目の前でメールをしているからだろうか。
難しい言葉は通じている気がしないが、簡単なことは伝わってきている。 だっこ、やぎゅー、とか、おすわりしてね、とか。赤ん坊はみんなえらい。
あんなに長くアザラシ状態だったIも、はいはいもできるし立てるようになった。 かわいいのはちいさいうちだけ、というのが、どんどん成長する姿を見ていると分かる気がする。
この10年、仕事中に愛用していた時計がある。大学卒業時に母に贈られたボーイズサイズのXCだ。 好きすぎて、何度か書いていると思う。
私が選んだからもちろん形は気に入っていて、深い青の文字盤が当時はちょっとステキで自慢だった。
フェイスが大きく、クロノグラフがついていて、そのうちのひとつがストップウォッチで使い勝手がよい。
オフタイム用にはもう少しお姉さんらしいかわいいものを持っていて、もうこれで完璧。
いつしか電池交換の頻度も上がり、前回はオーバーホールを勧められた。いくらですか、と聞くと中身全取り替えになって数万とのこと。元値の半額以上だったから次は買い換えようと決めた。
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そうこうして購入した時計は、まずまず女らしく、かといって華奢すぎず、試着してステキだったから決めたのだけれど、その売り場で一番売れているものらしかった。 若い頃なら「一番売れてる」は避けるべき要素だったし、「女らしい」ものも選びはしなかったので、時間の経過をひしひしと感じる。 が、やはりいまは思う。売れてるものって、やはり素敵だから売れているんじゃないかなぁと。当たり前だけど、知らなかった。
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