なべて世はこともなし
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2007年10月31日(水) アイルランド人は火遊びが大好きだと言うお話

本日はハロウィンです。私の生活はだからといってどーこーなるわけでもなく。


毎年ハロウィンになると、アイルランドのクソガキお坊ちゃん・お嬢さんの一部が魔よけの焚き火を焚くわけです。魔よけの焚き火とかいうとなんだかいい感じに聞こえますが、私に言わせりゃなんのこたーない、ただの火遊びなんですよ。ちょっとした広場とか芝生があると火をつけます。…これって言い方によっては「放火」ってやつじゃあないのかな?いえいえ、そんなことはありません。あくまで魔よけの焚き火です。


今、出先から帰ってきたら、道中もあちこちでキャンプファイアよろしく火が焚かれ、花火もバンバン上がってます。ただ、考えてみると焚き火をするには当然くべるものが必要なわけで。


というわけで、先日もお坊ちゃん・お嬢さんの一部がこんな感じで焚き火用の木を集めてました。こんな感じで。





お坊ちゃん・お嬢さん、そのパレットはどこから持ってきたのですか?ちゃんと許可を得てもらってきたのですか?


お坊ちゃん・お嬢さん、そのTescoのトローリー(買い物カート)は必ず返すんでしょうね?ちゅうか、どうやって1キロ近く離れたTescoから持ってきたのやら。


毎年、消防車が大忙しになり、花火(爆竹…は確か禁止されたんじゃなかったっけ…ツッコミ求む)で怪我をするやつが出てくるこの日。善良な(当社比)私は家で部屋の掃除をして過ごしました。





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2007年10月30日(火) ダブリンでウィークリーマンション暮らし【ダブリン家がある2007】(その6)

その(1)・その(2)・その(3)・その(4)・その(5)からの続きです。


前略、ひでかす@日本に逃亡中様。





この惨状をどうすんだよ。おいっ。


今回の引越しを急いだ最大の理由は、ひでかすがホリデーに行く(日本に一時帰国)から…というか行ったからということはすでに書きました。。で、まったくの偶然ながらこともあろうにひでかすが日本へ脱出した同じ日に私は私でドイツへ遁走。そう、引越しをするなり私たちは家の掃除という仕事を放棄して1週間ほど家を空けてしまったわけ。ひでかすに至っては半月以上家を空けているわけ。


ひでかすは午後3時過ぎのヒコーキで某所経由で日本へ。私は午後5時過ぎのヒコーキでドイツへ。わずか2時間ほどの違いでしたが、ここに二人の生きかたの違いが露骨に現出。すなわち、ひでかすはこの日会社をちゃんと休んでのんびりと空港へ。私は午後2時半まで仕事。


ビンボーな私はアパートから空港までタクシーを使う金などないので(ケチとも言う)バスを乗り継いで空港へ。アパートの前を出るバスは来ない。乗り換えのバスは目の前で逃す等々散々な目に遭いつつもなんとか空港に到着し、そのままヒコーキに乗りました。おかげで、わずか1.7ユーロで空港まで着いたもののせわしないことこの上ない。


何の話だっけ。そう。この家の惨状。ひでかすはなんのこたーない、温泉に入ってぼーっとしているうちに私が家を片付けるという実においしい状況になるわけで。なんか世の理不尽を感じる今日この頃。


ともあれ。新居。今回、都落ち(=市中心部から半径5キロ圏から10キロ圏への移動。東京で言えば、王子から八王子に引っ越した感じ)から家落ち(ついに家ではなくアパート暮らし)となったというわけで、私に言わせりゃかなり本気のダウングレードだと思ったのですが実際に暮らしてみると…うん、いろいろ違います。


よい点悪い点挙げればキリがないのですが、最大の違いは、雰囲気でしょうか。良しにつけ悪しきにつけ、このアパートにはアイルランドらしさがないのです。例えば、このアパートの写真を誰かに見せて、「これ、シドニーにあるアパート」と言っても誰も疑いそうもないです。


その理由はなんだろうと考えてみました。何せ、もう引越しは片手の指じゃすまないくらいダブリンで経験している私。他はともかく、ダブリンの家については充分語る資格があると思う。まず、今までの家に必ずあった安っぽい緑色のカーペットがない。そして、これは友人が指摘してくれて初めて気がついたのですが、そう、暖炉がない。


火遊びが好きなアイルランド人(←突っ込みどころ満載の一文ですがあまり深い意味はありません)、どの家に行ってもかならず暖炉があった。友人のアパートにはニセの暖炉まであった。このたとえがあたっているかどうか自信がないけど、日本の冬のお茶の間にコタツが欠かせないように、アイルランドには暖炉が欠かせないのではないだろうか。


生活習慣が変わるにつれ暖炉の必要性そのものは下がってきても、「そこに暖炉がある」という存在感は重要で、たとえ暖炉「もどき」でもそれを必要としていたのではないかと思うのだ。暖炉とその周りの出っ張りは、間違いなく部屋の雰囲気を作るのに一役買っていた。


なのに、この数年前に建てられた私たちの住むアパートはその暖炉もどきすら排除して、無味乾燥な白い壁にしてしまったのだ。これを進化と見るか懐古主義の戯言と見るかは意見の分かれるところ。


で、最初の日にこの味気なさをひでかすは見事に言い表した。


ひでかす:「ああ、このアパート、ツカサのウィークリーマンションみたいだ」


ここでツカサが出てきたのは、昔見た東京ローカルのコマーシャルが頭にこびりついていただけに過ぎないんだけど、とにもかくにも確かに、こりゃウィークリーマンションだかホテル暮らしと変わらんわ。(ダブリンの北の果ての半島)Howthから市の中心部、さらには(ダブリンの南の果ての山)Wicklow Mountainsまで一望できるマンションの6階だか7階の無味乾燥な部屋、エレベーターから長い廊下をたどってたどり着く部屋と言うのは、ビンボーな私にとっては家じゃない。ハレの日に一晩だけ泊まるホテルだわ。一言で言って落ち着かない。


そして、これはきっと「進化」と言っていいんだろうけど、まず、インターネット用のケーブルが各部屋に張り巡らされて、アクセスポイントは数えた限りで6箇所もある。今までの家が、ケーブルだらけになっていたのに対しえらくすっきりした。この点は素朴に感謝。


もうひとつ進化を挙げると、これ。



(前の家)





(今の家)



そう。お湯のタンク。これが倍どころの騒ぎじゃない、えらく大きくなった。例えば、前の家、二人がシャワーを浴びるともうタンクは空。前の前の家は、朝のラッシュ時にシャワーを浴びると3人目はもれなく水シャワーにてご案内…という状況(もっともシャワーからえんえん出てこないもと同居人Fabianのせいだという有力な説もあるが)だったのに、今度のタンクはそれらの家のタンクよりはるかにでかい。しかも、どっかの都市電力会社の宣伝みたいになってきたけど、お得な深夜電力でお湯を沸かすから安くつく…らしい。


今朝、試しにバスタブにお湯をためて風呂に入ってみた。前の家だったら途中でお湯がなくなるところだが、なんとまあ、お湯はまだまだ大量に残っていた。


さらに、気密性が高いのかどうかは知らんが、家が暖房なしでもしのげるくらい暖かい。今までの家は窓に近づくと空気の流れ(隙間風とも言う)を感じていたのでその違いは大きい。もっとも、そういう家のほうがガス中毒になりそうもないが。


以下、いいとこ悪いところはいろいろあるが、とりあえず続く。





(蛇足)


こちら、日本ではベタ記事程度の扱いのようですが、SASがついにQ400の使用を中止するようです。さあ、日本の航空会社がどう出ますやら。





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2007年10月22日(月) 週末は引越し日和【ダブリン家がある2007】(その5)

その(1)・その(2)・その(3)・その(4)からの続きです。


土曜日。


朝の11時に鍵の受け渡しのために車に荷物を満載して新しいアパートに向かう。この驚くべき時間を守る不動産屋さんはやはり定刻どおりに来てくれまして、契約書にサインをし、鍵をもらい、事務手続き完了。この瞬間から、このアパートは法的にも私たちが店子となる。


そのまま前の家に戻る。1時にバンを運転手つきで借りたので、それまでに家に着いていないといけない。ちなみに、このアパートから前の家までの距離は車で最速30分。


バンは、最初はレンタカー屋から借りて自分で運転しようと思ったのだが、こんなサイトを見て気を変える。で、この会社に頼もうと思ったのだが、ひでかすが、友達の友達に商売をしていてバンを持っているという人を見つけてきて、その人に有償でお願いすることに。


やってきたのはこんな感じのバン(あくまで参考イメージ)。で、モノを乗っけていったのだが、まあ、積んでも積んでも出てくるモノモノモノ。ビンボー人の私たちはモノを捨てるということが出来ない。で、こんなでかいバンでもつみきれないものが出てきて、私はアパートと家の間をそのあと数回往復する羽目になる。


翌日曜日は新しいアパートはほとんど放置状態で、古い家の掃除をする。これで見事に一日潰れる。片付けても片付けても片付かない。


月曜日。午後にSmart Telecomの技術者が来るというので会社で待機。徒歩数分のところに会社があるのをいいことに、技術者が来たらさっと家に帰ろうという魂胆。これは便利。通常の状態なら、いつ来るかわからない技術者のために、会社を半日休む羽目になるところだった。


で、どうせ来ないんじゃないか…くらいにしか思っていなかった技術者、午後3時過ぎにちゃんとやってきて、かつ、インターネットも即開通。…なんだか話がうますぎて、どこにオチが待っているのかわからない。


ただし、技術者の方、やはりアイルランド的というかなんと言うかな対応をしてくれました。


技術者:「というわけで、工事は完了しました。電話も、ネットも今から使えますよ」
私:「ありがとう。で、新しい電話番号は何番なの?」
技術者:「ええと、その電話からご自分のケータイを鳴らしてみてはいかがでしょうか」



で、工事の真っ最中にケータイが鳴る。出てみると、おお、Bank of Idiot。そういえば今日までに消えた800ユーロについての返事をするって言ってたな。


担当者:「お調べしたところクレジットカード側の扱いに間違いがありまして、ただいま鋭意調査中です。申し訳ないのですが、あと2-3日お時間の猶予をいただきたいのですが」


…とていねいな断りの電話を入れてきた。はいはい。そんなにていねいにお願いされたら私も待つしかないですね。というわけで、すべてがうまく行き過ぎてかえって気味が悪い状況に。





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2007年10月19日(金) いろいろやることがある【ダブリン家がある2007】(その4)

いざ引越しとなると、引越しそのもの(=荷物の移動)も大変ですが、そのほかにも公共料金の切り替えとか、今の家の家賃の自動引き落としの取り止めとか、新しい家の敷金を払ったりとか、いろいろやることがあります。…ちゅうかさ、今だって、こんな日記の更新なんぞしてる場合じゃないんだけどね。ま、現実逃避というやつです。


まず電話。


ああ、去年の悪夢が頭をよぎる。


くされSmart TelecomとEircomのわけのわからんバトルに巻き込まれて、インターネットが開通したのは引越し後ほぼ2ヶ月後。その間、監督官庁まで文句の手紙を書いたりとかひどい目にあった。今回は、そんなことは起こってほしくない。


で、新しい家にどこの会社の電話回線があるのか調べてみた。


Smart Telecom。


…絶句。ちゅうか、あんたら、1年前には「個人向けの事業から撤退する」って言ってなかったっけ?また、この回線をEircomに変更しようとするとえらい目に遭いそうだ。ああ、歴史は繰り返すのか。


とりあえず、Smart Telecomに火曜日に電話をかけてみた。すると、コール1回で電話にちゃんと出るわ、応対はていねいだわ、ホントに去年あんだけケンカした会社といっしょの会社か悩んでしまうような対応振り。で、もしSmart Telecomに新規契約するなら、翌月曜日にちゃんと電話とインターネットは開通する…とのこと。


そこまで言うなら信じましょう。スマテレさん(何でも略したがる日本人)。ホントに月曜日に開通するかどうかお手並み拝見です。


ちなみに、Eircomのほうの解約作業もあっという間に終了。なんだかとんとん拍子過ぎて気味が悪い。


お次は、ガスと電気。


…どちらも退去日にメーターの数字を教えてくれればいいとのこと。こちらも楽勝。


そして、くされキングのBank of Idiot。


まず、現在の家のための口座自動引き落としを止めなくてはいけない。というわけで、テレフォンバンキングのサポセンに電話。機械相手に数分格闘後、ようやく出てきた人間に言われたことは…


係:「あ、そのようなことは最寄りの店舗にて行っていただく必要があります」


…それじゃあお前らの存在意義って何だよ。


で、数分後、もう一度電話。当然別の担当者が出る。同じお願いをすると…


係:「今、お手続きを済ませておきました」


毎度のことですが、相変わらず、デタラメ。ある意味感心する。


そして、お次は新しいアパートへ敷金の振込み。インターネット上では不可。で、会社から最寄の支店に行くも…


係:「他行への振込みは承っておりません」


なんだよそれ(実は知ってたけど)。そんなバカな話がどこにあるんだよ。それでいてEU域内の国外送金はやるってのはいったいどーなってんだよ。


注:実はこともあろうにこの翌日、くされBank of Idiotのインターネットバンクのサイトがリニューアルされまして、上記のことがすべてネット上でできるようになりました。なんであと一日早くやらない!


ともあれ、しょうがないからBank draft(銀行為替)を作ってもらい郵送。


これは引越しとは関係ないのだが、この日の夕方、家に帰ると件のBank of Idiotのクレジットカードサービスから請求書が届いていた。請求書によると、翌月の支払額は1000ユーロ(ちなみに、私が持っているカードはこれ一枚ではない…)。よく見ると、「延滞損害金」だの「金利」だの書いてある。なんだ?私は金を借りると言うことが大嫌いなので、クレジットカードの残高は翌月の初めにきちんと耳をそろえて払っている。そうすれば手数料だの金利だのがかからないので。まさか、ボケてお金を払うのを忘れた?


そう思って、インターネットバンキングのサイトに行ってみると、


ちゃんと前月末での請求額の800ユーロ払っているじゃあないか!


もう夜も7時に近かったが、Bank of Idiotのクレジットカードサービスに電話。


私:「どーなってんですか?!」
係:「金利を避けるためには期日までにお支払いを済ませていただく必要がありまして」



出た。最莫迦担当者。国や国籍にかかわらずたまに出くわしませんか。質問に対して、とんちんかんな答えしか返してこないやつ。この係がまさにそう。


私:「そうじゃなくて、私は800ユーロ払ったのに、その800ユーロはどこに消えたの?」
係:「ですから、お支払いは、毎月5日までに当方に着いていませんと手数料が発生する仕組みになっておりまして」



…つ、疲れる。全然話がかみ合わない。


それでも私は諦めずに根気よく説明しましたよ。結果、この800ユーロは、どうやらクレジットカードの口座にはついていないらしい。というわけで、同じ会社(Bank of Idiot)のテレフォンバンキングサービスに電話を回してくれた。電話の向こうの担当者はさっきのよりはマシ。しかし、アホであることには違いがない。


係:「はあ。確かに、800ユーロクレジットカードに向けて振込されてますね。これはクレジットカード会社のほうに言っていただかないと」


出た。アイルランド名物、永劫回帰の罠。いくら私もアホだからって言っても負けてばかりではいられません。


私:「あのね、根本的にはね、あんたもクレジットカードもBank of Irelandつまりいっしょの会社なのよねん。もっと言わせてもらうと、この電話、クレジットカードサービスから転送されて来たのよねん」
係:「少々お待ちください」



通話料金会社持ちのケータイだからいいようなものの(よくない)かなり長い間待たされて、結局結論は


「わからない。月曜日までに調査の上連絡します」


消えた800ユーロとさらに金利と延滞損害金とやらが20ユーロ超。この行方は月曜日に明らかになる…のか?どうせまた電話すらかかってこない気がする。






もっとひどい経験をされたという方、いや、あの銀行はいい銀行だと主張したい方、または御用の方はこちらへ(掲示板へのリンクです)。


2007年10月17日(水) あっさりと引越し先決定【ダブリン家がある2007】(その3)

その(1)・その(2)からの続きです。


こうして土曜日に2件の内見をして(しかも、会社から徒歩2分の物件を見たあとに会社で5時間仕事したというオチつき)うちに帰ってきたひでかすと私。また例によって決め手に欠ける状況。会社から徒歩2分物件は、とにかく(あくまで比較的に)安くて広いのだが、何せ、遠い。今まで町から5キロ圏だったのが、一気に10キロ圏まで後退。通勤時間一日1時間30分がセーブできる私はかまわないが、通勤時間が延びそうなひでかすに悪い気がする。


ところが、以外にもひでかすは乗り気。どうやら、今住んでいる某Collins Avenue East界隈の家賃が思いっきり上がっていることで諦めがついたらしい。しかも、こんな事実が発覚。


うちの家の前のバス停。朝、バスがまったく止まらないことは数日前の日記に書きました。で、9時出勤のひでかすは8時ちょっと過ぎからバス停で空いているバスを待つ(=「奇跡を待つ」と同義)という莫迦なことを毎朝やっているらしい。


バスそのものの所要時間は20分程度なのだが、待ち時間まで入れると町まで3-40分かかるらしい。かつ、町の最寄りのバス停から会社まで徒歩10-15分。つまり、ドアーツードアで考えると、今の家から会社までの所要時間はほぼ1時間。


それに対し、私の会社から徒歩2分物件は、実はここから町までシャトルバスが出ており、それに乗ると所要30分。アパート前が始発のシャトルバスは当然満員で通過などしない。かつ、このバスは、なんとひでかすの会社の前に止まる。つまり、こちら、ドアツードアで考えると、通勤距離は倍になれど、時間は実は半分で済むことになる。


もっとも、シャトルバスが信頼に足るかどうかはやってみないことにはわからないのですが。ちなみに、シャトルバスの週定期券は14ユーロなり。ダブリンバスと比べて決して悪くない。


というわけで、もし、月曜日にDaft.ieをもう一度確認してめぼしいものがなければここにしようと二人で決める。


日曜日をはさんで月曜日。朝からDaft.ieをチェックするが、めぼしい物件は現れず。というわけで、うちの会社から徒歩2分のアパートに引越し決定。


その旨を内見をしてくれた不動産屋の担当者に伝える。当然のようにアパートは未だに空いており、問題なし。去年も感じたのだが、数年前のパニック状態が今となってはウソのよう。


話はそれるが、この不動産屋の担当者さんのことを書いておきたい。今まで不動産屋の担当者は約束は守らない、時間は守らないわで私の中ではサイテーとされていた人種だったのだが、この担当者はなぜか違った。


まず、金曜日の時点で内見のアポを取るべく電話。土曜日の朝には「今朝の11時30分で大丈夫ですよね」と確認のSMSを入れてくる。で、約束に私がちょっとした勘違いでアパートの玄関先ではなく駐車場の入り口で待っていると、11時半きっかしに電話が鳴り


不動産屋:「いまどこですか?だいじょうぶですか?」


悪く取れば自分の時間を無駄にしたくないだけなのかもしれないが、こんな時間に正確な人にはアイルランドでお目にかかったことがなかっただけに素朴に驚き。


で、手続きのためには以下のものが必要に。


現在の雇用主からの手紙(reference letter)
現在の大家からの手紙
現在の住所を証明できるもののコピー(銀行の残高証明、公共料金の請求書など)
敷金・前家賃(各1ヶ月)



…で、まあ、この不動産屋の担当者さん、私の会社まで在籍確認の電話を入れてくるほどの念の入れよう(今までそんなことをされたことは一度もなかった)。もうここまで言えば、この担当者がアイルランド人ではなかったと思う人も多いと思いますが、もちろん担当者は(アイルランドの特殊機関により検閲削除)。


お次は、引越しの前準備の話に続く。





この先の展開予想をしたい方、もう先が読めたから違うことを書けと文句のある方、または御用の方はこちらへ(掲示板へのリンクです)。


2007年10月16日(火) 内見に突撃する【ダブリン家がある2007】(その2)

家の内見に行ってきました。


まず行ったのが、ダブリンの西の果てにあるアパート。7階だか8階建てという考えてみればこっちでは結構珍しいと思われるビルの最上階ではない上層階。


私の巡回サイトの一つ東京のRetour&Retourさんという不動屋さんのブログ。現在の東京の住宅事情を知るのにこれ以上ないいいサイトですのでご興味のある方は是非どうぞ。このブログ、今、新宿の高級マンションの特集をされてます。


このエントリーをぜひ見てほしいのですが、高級賃貸マンションのいわゆる2LDKと呼ばれるタイプで、専有面積は63�屐�いい間取りです。採光なんかもいい感じです。これで家賃は共益費込みで23万3000円。23万とか聞くと何の冗談かと思いますが、よく考えてみると、ここの家賃は1200ユーロ(19万2千円)。こっちが市内からバスで30分、新宿のマンションは文字通りの都心なので、ほとんど一緒ということもできるかと思います。


違いはといえば、郊外だからということもあるかもしれませんが、東京のそれより広い。専有面積は80�屐�2bedrooms apartmentのくせしてバスタブつきのバスルームが二つあります。


 


バスルームと主寝室の中にあるバスルーム





入口の間口も広く、余裕のある造りという気がします。





ベッドルームは…まあまあの広さ。





収納スペースはまあまああるけど、今住んでいる家の階段下の倉庫とか、庭にある物置とかがなくなるのは痛い。


決して悪くない物件なんだけど、今までずっと家に住んでいた私たちにとってマンションは何となく息苦しいのだ。マンションに入った瞬間に並んだドア、エレベーターに乗るという手間、家に入っても窓一つない空間にドアが並んでいるというのはなんとなく気が乗らない。ぜいたくと言われれば返す言葉がないのですが。


反面、会社から徒歩2分というのはある意味で魅力。とはいえ、わが人生が半径500メートル内で完結してしまいそうというのは恐ろしい気もする。なによりも、ひでかすが街までバスに揺られて30分というのはあまりにかわいそうな気もする。うーん。決め手に欠ける。


で、シンドラーのリフト物件。こちら、不動産屋の担当者のケータイに電話をかけたら


不動産屋:「今忙しいの。SMSを送って」


と言われたのでSMSを送ったもののなしのつぶて(正確には金曜日に送ったSMSに返事が来たのが火曜日。遅すぎ)。というわけで、シンドラーのリフトはもともと狭いアパートだしあまりよさげな物件じゃなかったので却下。


残ったのは私が入院した思い出の病院Beaumont Hospitalのすぐ脇にあるアパート。2 Bedrooms Apartmentで1400ユーロはあんまり。しかもバス停から徒歩10分は痛すぎる。というわけであまり乗り気ではなかったが行ってみる。


うーん。なんちゅうか。本中華(古すぎ)。地の果てのアパートがよすぎたのか、そこと比べるとあまりに見劣りするのだ。





たとえばこの写真。ダブルベッドルームの写真なんだけど、見てのとおりベッドは入ってない。で、ベッドを入れたらたぶん身動きが取れなくなると思う(だったらいっそのことマットレスを敷き詰めたほうがいいんじゃないかという気すらする)。





ほんじゃ主寝室はどうよというと、うーん。ダメ。腰痛持ちのひでかすはベッドの上に座って、


ひでかす:「こんなマットレスに寝てたら腰が痛くなる」


とひとこと。


交渉すればマットレスくらい変えてくれそうな気もしたが、そういう問題じゃなくて、200ユーロ余計に出して場所は若干良くなるものの家そのものの質は大幅に下がるとなると何となく気乗りしない。


うーん。どうしよう。


続く。




業務連絡。
庭用の大きな白いプラスチック製のテーブルとイス4脚。ほとんど未使用ですが、全部で15ユーロ程度でお譲りしますので興味のある方はご一報を。





この先が気になる方、引っ張るなとお怒りの方、または御用の方はこちらへ(掲示板へのリンクです)。


2007年10月14日(日) ミニ更新:前略Luasさま

前略Luasさま


エラそうなことを言うつもりはまったくありませんが、





公共交通機関なんですから、ドメイン更新料くらいちゃんと払ってください。


(LUASのページ、www.luas.ieがしばらく落っこちてました)

かしこ


2007年10月13日(土) 災難は突然やってくる。【ダブリン家がある2007】(その1)

木曜日の夜。


酒に弱い私はビール二杯を飲んで出来上がった状態。そこに電話が鳴った。電話は大家の名前を言っている。ちなみに大家は私よりも年が若いと思われる女性。一通りのあいさつの後…


大家:「実はね、(某地方から)ダブリンに戻ることにしたの。転職することになって」


そうでした。この大家さん、私たちが引っ越してくるまでここに住んでいて、某地方に仕事が見つかったと彼氏と一緒に引っ越していったのでした。


私:「ああ、そう。その方がいいかもね。ダブリンのほうが給料がいいらしいし」


酔ってろれつと頭の回っていない私は大家が何を言おうとしているかまだ分かっていない。莫迦というかめでたいというか。


大家:「というわけで、たいっへんに申し訳ないんだけど、6週間後を目安に出ていってもらえるかなあ」


…
…
…



一気に酔いがさめた。


というわけで、わずか一年で再び「ダブリン家がある」の新シリーズ「ダブリン家がある2007」連載決定!


…って喜んでる場合じゃない。大変だ。


ひでかすに早速報告。


ひでかす:「それ困る」
私:「へっ?しりゃいい知らせじゃないことは認めるけど」
ひでかす:「オレ、10月の最終週から3週間ホリデーだよ」



うげっ。完全に忘れてたよ。そうだ。こいつ、山口の温泉に行ってのんびりしてくるんだった。


ということは、来週に一気に片をつける短期決戦もしくは、ひでかすが帰ってきてから、わずか1週間での短期決戦のどちらかを強いられるということ。言うまでもなく、私ひとりで引っ越しをするなんて、物理的に無理。引っ越しそのものはできても、物件を探したりとかはやっぱりひでかすの意見も尊重したい。


ちなみに大家さんは6週間後が無理ならもう少しなら待つよと言っていたが、大家さんだって家が必要なはずで、できるだけ速やかに出ていきたい。ましてや契約書をタテに出ていかないとゴネたりとかは私の性格上したくない。このことから得られる結論は、


来週1週間で新しい物件を探さなければならない。


うわああああ、大変だー。


当然の帰結として、翌金曜日は仕事どころじゃなかった。家探しの定番サイトdaft.ieをくまなくチェック開始。その結果、この一年で家賃の相場が15%ほど上がっていることが判明。今住んでいる家がもう引っ越すからバラすけど、市内中心部から北に5キロほど向かった場所。家は小さいながらも前庭(駐車場)と裏庭つきの2階建てベッドルーム二つとリビング、キッチン、ついでコンピュータ室(別名物置)つき。これで月1200ユーロ(190,000円)。


この家賃ですらほとんど二人して清水の舞台から投身自殺したつもりで借りたのに今、この近辺の2bedrooms apartment(houseではなく)の相場は1400ユーロ(225,000円)。家の値段そのものは下がっているのだが、公定歩合だか何だかが上がっているため大家はローンの返済をすべく家賃をあげるという状況に陥っている次第。


それにしたって、安い給料から月に700ユーロ(二人で1400ユーロ)なんて払えないよ。こりゃ困った。しかも「家」というものに変なこだわりのある二人はできることならアパート(日本ふうに言えばマンション)には住みたくないと思っている。が、現実問題、家なんて夢のまた夢だわ。


この日、仕事をほっぽり出してピックアップしたのは以下の3物件。





この写真、どっかで見たことがあるというあなたはこのホムペのありがたい読者さんです。そう、去年没になった物件と同じアパート(シンドラーのリフト物件)。2 Bedrooms 1300ユーロなり。去年より100ユーロほど家賃が上がってます。





お次は、某公立病院のお隣にあるアパート。こちらの売りはメゾネット。つまり、家の中に階段があるらしい。ただし、バス停から徒歩10分で、1系統のバスしか使えないのが痛い。こちらも2 Bedrooms 1300ユーロなり。


そして、こちらは写真なしで恐縮ですが、今住んでいるダブリンの北部から遠く遠く離れたダブリンの西の果て。ここの売りは、広くて安い!…町まで月ほども遠いのだから当然ですが。広ーい2 Bedrooms 1200ユーロなり。ここの売りは、


私の会社まで徒歩圏。


空港まで遠いのが痛いが、でも会社まで1日往復1時間半車に乗らなくていいというのはすごくいいかもしれない。


以下、続く。





ダブリンに物件をおもちでSnigelに破格の値段でかしてやろうというカムイ、人の不幸を笑いたい方、または御用の方はこちらへ(掲示板へのリンクです)。


2007年10月11日(木) お蔵入りの写真をまとめて公開(1)

日記のネタにするには弱すぎるとお蔵入りになってた写真を5枚公開。もし評判が良ければ、お蔵入りの写真はいくらでもあるので続けます。逆に評判が悪ければ即打ち切り。


写真1:ホントにここにバスが来るんですか。




2007年5月○分県某所にて撮影。



写真2:嗚呼、軒先国道





2007年5月○分県某所にて撮影。



国道と聞けば立派な道と思いがちですが、ここ○分にはこんな趣のある現役の国道があります。民家の軒先をかすりぬけてゆく現役3ケタ国道。素敵です。


写真3:見本と本物のギャップ




2007年5月○分県某所にて撮影。



同じといえば同じような。違うといえば違うような。


写真4:教会の驚愕客寄せ方法




2006年2月、コネマラ地方で撮影。



荒野の中に忽然と現れる教会。そしてそこに書かれているのはStop and pray(止まれ、そして祈れ)の文字。この表示に心動かされてホントに教会に入った人はいるのだろうか。


写真5:軽トラと乗用車の区別のつかないやつ





2005年10月ドイツの某所にて撮影。



いくらボロい車だからって、藁を車内にのっけていこうってのはある意味驚愕の考え。おもわず(藁)と言いたくなります(マテ)。





この企画の継続を希望なキトクな方、打ち切りを希望のまともな方、または御用の方はこちらへ(掲示板へのリンクです)。


2007年10月04日(木) ひさびさにバス通学してみる

ひでかすは本当に偉い!


…と思いました。


実は昨日、今日、明日と3日間会社を休んでます。…と言っても年休ではなく、会社があまりに物を知らない私に呆れ果てたか3日間の短期集中のコンピュータコースに送り込んでくれたのです。いやー、会社から給料をもらいつつ、会社の金で学校に行くってのは実に一粒で二度おいしい♪


この様子については気が向いたら次回の日記に書くとして、今日のネタは、いつも会社に車で通勤してる私が、ひさびさに車を自宅に置いてバスで町まで朝の通勤ラッシュ時に通学することになった…というお話。


朝の9時15分までに学校に行かねばならない。夜間であればバスでもうちから町まで10分ちょっとで着きます。とはいえ、朝のラッシュ時だし、学校は町のうちから見ると反対側(南側)のSt Stephens Greenにあることも考えて、朝8時10分に家を出た。いくらなんでも1時間強あれば朝のラッシュ時でも問題ないに違いない。


うちの家の前のバス停、主なものだけでも6系統、マイナーなものも入れると10系統以上のバスが走ってます。つまり、平均で数分おきにバスがやってくるかなり恵まれた環境にあるわけ。かくして、バス停に着くなりバスがやってきました。


満員で通過。


次は2台続けてやってきました。


どちらも満員で通過。


次の一台はバス停の手前50メートルくらいのところに停まってお客を降ろして通過。


次の一台は止まるなり、「最初の4人だけ!」と言ってほとんどの人は積み残し。


…と、まあ、以降詳しく書いても仕方ないのではしょるけどバスにようやく乗れたのは私がバス停に着いて25分後の8時35分。10台以上のバスが通過したその時点で、バス停にはどんなに少なく見積もっても40人ほどの人、おそらく50人超の人がイライラしつつが待っておりかなり殺伐とした雰囲気。ときおり降る雨がその状況をさらに悪化させていた。


そのバスに乗る時も、ようやく止まったバスに人がわれ先に乗ろうと殺到してひどい状況に。道路際に立っていて目の前にバスが止まった私は運良く乗れたけど、かなり多くの人が積み残されてた。


で、バスにようやく乗ったはいいが、バスレーンはあるものの、道はかなりひどく混んでいる。バスレーンを走る自転車を追い越すことができないことなども手伝ってバスはなかなか進まない。結局St Stephens Greenに着いたのは9時15分ちょうど。アイルランドの"ish"によって学校には間に合ったが、こんなことを毎日やってたらどうにかなるわ。


あ、"ish"というのはアイルランドではよく聞く表現で、"I'm coming 8ish."なんて言い方をします。要するに「8時頃来るね」って意味で、意訳すると9時頃まで来ないということです。実にデタラメですが、このデタラメの中に一度どっぷりつかると、日本でのまともな生活に戻ることは困難です。


ともあれ、ここでようやく最初に話が戻る。こんなイライラするバス通勤を毎日やっているひでかすは本当に偉いと思ったわけです。


でね、どう考えても道路の渋滞、そしてバスの混雑は悪化してます。私がその昔語学学校に通っていたころ、つまり10年ほど前の話ですが、この頃、今とほぼ同じ場所に住んでいて、やはり朝の8時過ぎにバスに乗って町に向かっていたのだけど、この頃、バスが満員で通過したなんてことはほとんどなかった。当時はバスレーンもなかったけど町まで今より早く着いていたと思う。


で、ここから先はおまけ。



(よく見ると右折禁止の路地から右折してるバカな車が写ってますが、アイルランドではよくあることです)






先月から、ダブリンバスに新型のバスがお目見えしました。まだ、ごく限られたルートにのみ使われている模様。今までのと違い、行き先表示の電光掲示がかなり見やすくなりました。これ、お年寄りなどには嬉しい改善だと思います。そして、かなり丸みを帯びたデザインになってます。


ぱっと見てすぐに気がつくことは、2階席前方の曲面ガラス。開放的になった二階席前方席からの前方眺望はかなりいいらしいです。…逆に言えば、木の枝が当たったりとかそういうスリルが増したということになりそうですが。


ちなみに場末―ラン(「バスエーラン」と書いたらこう変換された)の通学バスの運転手さんが正面衝突した対向車のバンの天井に乗ってたパイプか何かに当たってなくなったというのが今日の新聞の一面のニュースだっただけにこれはあまり冗談になってないですね。亡くなった運転手さんのご冥福をお祈りします。


最後に、写真は読者さんからのご提供です。無断転載とかはやめといてください。私と違って右折してきた瞬間を狙ってたりとか、写真の撮り方がうまいです。ご提供ありがとうございました。




ダブリンバスの新車に萌え〜の方(マテ)、ダブリンの交通事情に文句のある方、または御用の方はこちらへ(掲示板へのリンクです)。


2007年10月01日(月) 土曜日のGrafton Streetで道行く人を観察する

週末に、街に出かけました。これ、私にとっては非常に珍しいことです。私に言わせりゃ混んだ土曜日の午後に街に出かけるなど、自殺行為。ましてや、Grafton Streetなどは「絶対に近寄りたくない通り」なのです。

なのに…。




Snigel、なぜかBewleysでお茶する。


実は、この日は国立博物館に行ったあとに、某氏の誕生日のプレゼントを買うべく、この混んだGrafton Streetの某店に行ったわけ。で、なぜかふらふらとBewleysに。


20世紀の話で恐縮なのですが、若かりし頃、件のBewleysカフェにけっこう足繁く通ってました。何せ、セルフサービス式であまり高くないお茶一杯で何時間でも粘れるという敷居の低さがよかった。古風なメイド服のウェイトレスさんがよかった。今にして思えば、メイドカフェの原点はBewleysにあったに違いない(絶対違う)。


が、その敷居の低さが災いしてかこのカフェ、このGrafton Streetを除いて全部閉鎖。で、生き残ったGrafton Streetも全フロアーをウェイターサービスで復活するも不評。結局、1階(Ground Floor)はセルフサービスとして復活…という歴史をたどってきたようです。


…と言っても、Grafton Streetには近寄らない…という方針の私にとってこれらの出来事は私の知識の範囲外で起こったことなのでホントに上に書いたことがすべて正しいか、ちょっと自信がないので間違っていたらどうぞ掲示板で突っ込んでください。


ともあれ、案の定と言えば案の定、土曜の昼下がりの1階のセルフサービスのフロアはえらく混んでまして。中二階も通り過ぎて二階(First Floor)のウェイターサービスのフロアーに足を運んだわけ。


ここもまた例外でなく混んでまして、「バルコニーでもいいですか」と聞かれる。ちょっと肌寒い9月の終わりの曇天の土曜日、バルコニーはあまりいい選択じゃないかなあと思いつつも、でもずっと待つよりはマシと思い、ここにする。バルコニーは文字通りのバルコニーで、横にずっと長いが奥行きは1メートルはなく、狭い(上の写真の赤い桟があるとこねん)。が…


左



右


絶景かな。


…と言っても、むろん海も山も見えるわけじゃない。ただ見えるのは、Grafton Streetを歩く人波。ただ、このバルコニー、私が何度もこの前を通過しながら存在すら気がついていなかったことが証明するように、通りを歩いているとこの存在に気がつく人はまずいない。つまり、心置きなく道行く人を観察できるわけ。で、そこからGrafton Streetを行き来する人を見ていると、これがまた楽しいのだ。もしかすると、Grafton Streetのほぼ中央に位置するこのカフェのバルコニーは隠れた観光の穴場とすら言えるかもしれない。例えばね





(盗撮とか言わんでね。ま、確かにある意味では盗撮ですが、私は田●まさしとは違います。下から撮るのが田代●さし。上から撮るのがSnigel…説得力がない?そうですか)


このように真冬の格好をして歩いている人がいるかと思えば、





このように、肩を完全に出して歩いている人もいる(ホントに、同じ日の同じ時間に撮影したのか大いに疑問になってきますが、同じ日のほぼ同じ時間に撮影されたものです)。


まあ、このネタ自体は「冬でもヘソを出して歩いている人がいる」としてすでに何度も既出。今回は初めて写真つきでの紹介となったわけですが。


ちなみに、連れと二人で、以下のものを頼みました。


チーズケーキ(私じゃない)
カプチーノ(〃)
水(750mlボトル)
グラスワイン(昼間から飲んでるバカは私です)




これで17.2ユーロ(2800円)。ほとんど日本の銀座価格です。日本のファミレスなら二人分のランチが充分食べられる価格です。ま、このテの文句は言うだけ無駄と言えばそうなんだけど。


で、このバルコニーに小一時間滞在したあと、この人波の中のひとりとなる。数分後、私はBT2(店の前)で、思わず一人の日本人観光客に抱きつきそうになってしまった。


なんと、20代半ばと思われる女性が、「指さし」を持って歩いてくださっている。


本気で駆け寄って「ありがとう!」と言いたくなりましたが…言えんわな。だって、突然変なオッサンがやってきて、「実はボクがこの本の作者なんです」なんていわれてもキョトンとされればいいほうで、多分ドン引きになると思う。


いやー、今まで何とかの歩き方を持っている観光客は何度か見ましたが、指さしははじめて見ました。…もっとも、足しげくGrafton Streetに出かければ、もしかするともっと何度も出会えるのかもしれませんが。ともかく、お買い上げ、そしてご利用ありがとうございました。





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