トラブル |
今年高校に入った息子は 美術系クラスにいてなおかつ美術部に所属し 夏休みになってからも、連日絵を描くために登校しています。 今日も朝から学校へ行き 夕方6時少し前、いつも通りに帰宅しました。
いつも通りでなかったのは「ただいまー」の後でした。
普段あまり口数の多くない息子ですが 今日はなんだかテンションが高く、 制服のネクタイを緩めるのももどかしそうに あのさ、あのさ と話しかけてきます。
聞いてみれば 帰宅途中、自転車ですれ違った若い男が追いかけてきて それに脅かされ、1000円取られた、というではありませんか。
ビックリしました。 それ、「恐喝」じゃないかしら?
即座に「警察に届けよう!」 そこへ丁度帰宅した主人に話をすると、やはり届けた方がいいという意見。 そのまま主人が息子を連れて警察へ行くことに。 時間かかるよ、何か食べていく?と尋ねても「いや、いい」と言う返事。 やっぱり少し興奮気味です。
詳しくは、こういう事のようです。
学校からの帰宅途中 自転車で45分の道のりを通学している彼ですが そう、学校と家の中間地点辺りでしょうか。 交差点で止まっていた彼のところへ 横から飛び出してきた自転車が、彼にぶつかりそうになりながら 曲がっていったのだそうです。
危ないなーと思わず後ろを振り返ってその自転車を見送り そのまま走り始めたら、どこかで誰かを呼んでいる声がする。 まさか自分が呼ばれているとは思わず、そのまま走っていたけれど 後ろから声が追いかけてくる。 振り向くと、さっきの若い男が何か言いながら追ってきたそうです。
何だろう、と停まると 『ガン飛ばした』と「ぐちゃぐちゃ言ってきた」のだとか。 飛ばしてません、そんな事してませんの一点張りで無視し続けたのだけれど 1000円出せ、そうでなければチームに入れ、と言う。 (と言うことはチーマーの下っ端なんでしょうね) ひたすらシカトしていたのだけれど、あまりにもしつこいので 「1000円で済むならいいや、と思って」出したのだそうです。 低額で良かったし、大金持って無くて良かったと思います。 財布開いて万札入ってたらきっとそれも取られてるだろうし。
ともかく、その対処方法は間違っていなかった様で すんなり解放されて彼は無事怪我もなく帰ってきたわけですが 子供を持って21年、こんなトラブルは初めてのことなので 子供よりも私の方が吃驚しました。
兎に角、1000円くらいで済んだし、何より本人怪我なかったし、 不幸中の幸いといえましょう。 二人が警察へ出かけて1時間ほど経った頃、主人から電話。 「まだ1時間くらいかかるそうだから」と。 調書を取って、現場検証して来たそうです。 警察では、相手が自転車だったのなら「近所の馬鹿者」の可能性が高いから 暫く通学路を変えた方がいい、とアドバイスを受けたそうです。 結局帰宅したのは9時でした。3時間近くかかった計算になります。 お疲れさま。
息子曰く 「金出したら途端にいい人になって帰ってった」 あ〜の〜ね〜 金取ったんだから悪い人なのッ!!
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2003年07月31日(木)
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