カラカラに乾いた砂に水が染み込むように… もっと、ずっと貴方を感じていたいわ…
そう… 私の心は渇ききっていたの…
毎日、一滴ずつ… 貴方の水を私にも少しだけ落として欲しい… 欲張らないわ… 貴方の心が渇いてしまったら… 私もまた、乾ききってしまうから…
ねぇ…。 二人の合図を作ろうよ。 二人にしかわからない二人だけの合図。
それはね… いつでも、好きなときに送れる合図なの。 だから、 二人にしかわからない合図じゃないと…ね。
「私はあなたのもの」 「君は僕のもの」 二人だけの合図。
雨を降らせました。 心が砂漠にならないように…。
渇いた心に春の雨水は染み入っていきました。 そして、 雨水はあちこちにくっついていたホコリを綺麗に流してくれました。
雨上がり… ふぇいの心は太陽の光を浴びてピカピカに輝いていました。
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