武ニュースDiary

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今回の「傷城」撮影で、武がマスコミの隠し撮りにも鷹揚で、 絶えず機嫌のいいことは、香港各紙がわざわざ書いているのですが、 これは、そのことについてとりあげたシンガポールの記事。 海外サイトのファンが教えてくれていました。
アジア一孤独を愛するアイドルが、ついに…… 暗がりから足を踏み出した
彼はかつてアジアで最もつかまえにくいスターで、 いつも東京の自分の部屋にこもっていた。 だが、日台ハーフのいい男、金城武は、 ついに自分の殻から出てきたようだ。
昨年末、ピーター・チャンの絶賛された映画「如果・愛」に主演し、 プロモーションに参加して以来、 この33歳の俳優のメディアへの露出は、いつになく高いままである。 悩める男が何ヶ月も、ときには1年以上にわたって、 探索の手から逃れ続けてきた時代は終わったのだ。
今、中国、香港、そして台湾では、康師傅とビオテルム・オムの広告に、 彼の顔がでかでかと掲げられている。 2、3週間前には、彼の新しい映画が発表された。 アンドリュー・ラウとアラン・マックの「傷城」だ。 アクション・サスペンスで、共演はトニー・レオンとスー・チー。 ちょうどみなさんがこの記事を目にしているときは、 東京を拠点とする武は、おそらく香港の街中で、 パパラッチの目に囲まれて撮影中だろう。 彼は、トニー・レオンふんする警察官と共に、 殺人事件に巻き込まれる、アル中の私立探偵を演じる。
そして、驚くべきはこれだ――武は年齢と共に、 前よりも孤独を好まなくなり、マスコミにも愛想がよくなってきたのだ。 何がこの変化を引き起こしたのかはわからないが、 CNNの番組「トーク・アジア」に、それはよく表れていた。
「ぼくは、もっと演技をしなくちゃと思ってます…… ピーター(チャン)に聞かれましたよ、 なんで1年に1本しか映画に出ないのかって」
「ああ、わざとそうしてるわけじゃないんです。 やってみたいなと思える本当にいいストーリーがなかっただけなんです。 でも、そうですね、たぶんもっともっと やらなくちゃいけないと思っています」
香港のパパラッチでさえ、 彼が前よりマスコミへの対応を心得てきたことに気がついた。 各新聞は、今月初め、「傷城」の街中ロケが終わったとき、 アシスタントがカメラからガードしようとしたにもかかわらず、 愛想よくポーズをとってくれたと、ほめていた。
彼の故郷である台北で、武がもはや、街で気づかれるのをおそれ フルフェイス・ヘルメットのかげに隠れるようなことは なくなったと知るのも、気持ちがはずむできごとだ。 事実、彼が一番最近目撃されたのは、5月、しゃぶしゃぶ店でだったが、 目立つ緑の花柄のシャツを着ていたのである。
秘密結婚していたという噂が流されてさえ、 彼は旧友の監督、柳廣輝の誕生パーティーを開き、 歌手のアーメイやレイニー・ヤンのような 同業の有名人を招待するのをやめなかった。 相変わらずプライベートには口が固く、 人との関係について話すことはないけれど、 今までになくインタビューを受けるようになっている。 それは「如果・愛」プロモーションのための、 たゆまぬ5都市歴訪の旅の際に著しかった。
今までのところで最たるものは、 2月のCNN「トーク・アジア」に出演し、英語で通したことだろう。 彼が最近、「ニューズウィーク」誌で、英語で話すのは 〝変な感じ〟と打ち明けていたのを考えると、勇敢な行動である。 ちなみに彼の掘りの深い顔が表紙を飾っていたのだが。
彼自身が新聞種になるようなことがなくても、その名は 同業の有名人(もちろん、その多くは女性だが)が口にしさえすれば、 必ず見出しに躍る。 そのミステリアスな雰囲気とエキゾチックな出自 (彼の父親は日本人で母親は台湾人)は、 恋人がいないためにゲイだと噂されようと、魅力を増すだけである。
台湾のポップ・クイーン、ジョリン・ツァイは、 映画での理想の相手役として彼の名をあげているし、 セクシー爆弾の天心は、彼とのフレンチ・キスに憧れていると認めた。 香港の女優、ジョシー・ホーが、「傷城」の撮影現場に 彼を陣中見舞いに訪れたとき、熱心にくどいていたと報道された。 だが、スー・チーが一番だ。そして実際にものにした。
彼女は、「傷城」への出演を、誰が主演かを聞き、 5分たたぬうちにOKしたという。 そして、彼女の目的は武に他ならない。 彼をアジアで最も美しい男性と呼び、 2人のラブシーンを増やしてくれるよう 監督にわいろを送るつもりだと言った。 2人は恋人同士の役だからだ。
興味深いのは、芸能界が、武のそっくりさんを、 この魅力的なスターの後継者を作ろうとして、 絶えず送り出し続けてもいることだ(もう1つのリポート参照)。
だが、確かでひたむきな演技で知られる本家本元は、 依然として、熱々の有望な俳優として、 多くの大監督達が最良の脚本を提供しており、ハリウッドからもオファーがある。
「傷城」が決まる前、彼は中国の監督、李少紅の「青龍偃月刀」で 赤ら顔の将軍、関羽をチャン・ツーイーが相手役で演じるという話があった。 CCTV(中国中央テレビ)は、マーシャルアーツの伝説的人物 ブルース・リーに捧げる40話の連続ドラマの 主役候補のトップとして彼の名をあげた。 彼はまた、サミー・チェンの復帰第1作となる予定の タイトル未定の時代劇の主演男優としても希望されている。
ハリウッドからのオファーは、彼が1998年にミラ・ソルヴィーノと、 アート・シネマの小品「ニューヨーク・デイドリーム」に出演して以来、 ずっと殺到し続けている。 だが、武は、アメリカ映画でのアジア人の役は ステレオタイプになりがちと慎重だ。 「ニューズウィーク」誌でこう語っている。
「何本か脚本を読んで、変わってきたと思います。 それは彼ら(ハリウッドのプロデューサー)が、 中国に進出したがっているから。 彼らは修正しようとしています」
「映画での役柄が以前より広がるのは、俳優にとっていいことです。 だから、様子を見ましょう」
だから、ハリウッドは待たなくてはならない。 しかし、とりあえず、彼がもうつかまえにくい人でなくなったのは、 アジアにとっては幸いなことだ。 (The Electric New Paper 2006.7.26)
本当にそうなんだろうか? でも、本質は変わらなくても、彼はいつも変わり続けているから、 もしかしたら、そうかもしれない。 「LOVERS」以降、大きな変化がありますよね。 「LOVERS」プレミアの「辛くてもがんばった」発言、 「如果・愛」プロモでのジョウ・シュンと自分から肩を抱いたり、 手をつないだりにも、大変驚かされました。 でも、その変化(多分)も、とっても自然。前からそうしていたみたいに。 だから、ずっと見ているのが楽しいのです。いつも新鮮で。
文中、「もう1つのリポート」は、 「もし、あなたが芸能界での仕事を始めようとしていて、 武に似ているなら、それは役に立つ。これを金城武効果と呼ぼう」 という書き出しで、第2の金城武と呼ばれたスター達を列挙しています。
いや、小金城武、第2の金城武、金城武そっくり、と形容される新人は、 実に多いです、ニュースを眺めていると、それこそ次々出てくる。 写真見ると全然似てないんだけど。 中には、金城武と韓国のピ(Rain)の混合体だとか F4のヴァネス・ウーとの混合だとか、全然違う顔どうしじゃん! とあきれるものまでありますが、この記事では、 ラン・ジェンロン(藍正龍)、ロイ・チウ(邱澤)、チェン・ボーリン(陳柏霖)、 TONE(仲維軍)、それに最近大陸で若い日の金城そっくりと 盛んに書き立てられている呉建飛を紹介しています。
訳す気力がありませんが、 原語は英文なので、↑で元記事にリンクを張りましたから、ご確認ください。 興味ある人は、それぞれ顔も検索して比べてみては?
BBS ネタバレDiary ★ 23:50
2006年07月28日(金) |
25日の撮影(傷城) |
少し別の写真がアップされていたので、ついでに記事も。
金城武、革服で「傷城」の撮影 アンドリュー・ラウの指導に満面の笑顔
金城武は連日、休みなく「傷城」の撮影を続けているが、 いつもかっこいいスタイルで現れる。 アンドリュー・ラウ、アラン・マックの映画「傷城」は 既に正式に撮影を開始し、主演男優の1人、金城武も 香港に赴いて撮影に参加している。 今週火曜日(7月25日)の撮影は金城武の出演シーンで、 セントラルのソーホーで行なわれた。
監督のアンドリュー・ラウは早々に撮影現場に到着、すっかり準備を整え、 夜の8時ごろ撮影を開始した。 革服を着た金城武も格好よさを見せ、 車を運転してソーホーをあちこち回っている。
アンドリュー・ラウ自ら、金城武に このシーンをどうやるか教えていた。 2人はしょっちゅう笑いながら話し、 金城武などは満面の笑顔で、記者のカメラも全然避けようとしない。 2時間の撮影の後、アンドリュー・ラウはやっと緊張を解いて立ち去り、 もう1つの撮影現場へと移った。 夜10時ごろ、金城武も車を運転してやってきた。 彼は、出演者の1人、尹揚明の姿を見つけると、 礼儀正しく握手をして挨拶していた。 しばらく2人で話をした後、金城武はワゴン車に乗って、 ホテルに戻り小休止、その後、また撮影を続けた。 (Tom 2006.7.28)
これは、26日未明の車の爆発シーンの、 前日の夜の撮影の話ということになるのでしょうか? 写真はこちらで。
BBS ネタバレDiary ★ 22:15
2006年07月27日(木) |
爆発シーンの撮影(傷城) |
とりあえず、台湾の民生報の記事です。
金城武、「傷城」シーン撮影は 柵越えで終了、かっこよさ爆発
金城武が、撮影しながら爆破技術をこっそり学んでいた! 一昨日、「傷城」は、香港の金鐘高等法院の近くで、 2台の車が衝突し爆発するシーンの撮影を行なった。 撮影には4、5時間かかり、 この大スターはその間、長い待ち時間があったが、 彼は「待ち続ける時」を活用して、現場で爆破の仕方を学んでいた。 火の勢いのコントロールの仕方を仔細に調べ、 やってみたくてうずうずしているようだった。
金城武の香港での撮影は、少なからぬマスコミの来訪を招いている。 彼は内向的な性格ではあるが、 マスコミが来たからといって機嫌を損ねることは少しもない。
一昨日の晩は、遠くから盗み撮りをしている記者を見つけた。 彼はアシスタントとおしゃべりをしているところだったが、 意外にも微笑を返した上、様々なポーズを記者に撮らせていた。
引き上げる時は、柵を身を躍らせて軽々と飛び越え、 車に乗って去っていったので、香港の記者たちの好感と、 その柵越えの動作の鮮やかさが 「柵王」劉翔に劣らないとの賛辞を呼んでいた。
「傷城」の今回の爆破シーン撮影は、 事前に道路を封鎖する許可を申請しており、 警察官の協力も得て、夜明け前に無事終了した。 (民生報 2006.7.27)
写真は香港の明報他に。
BBS ネタバレDiary ★ 9:30
2006年07月25日(火) |
大陸のブログから(大麦香茶)●猛暑でも笑顔(傷城) |
大麦香茶CM、好評です。 大陸での宣伝もどんどん広がっているようで、 公式サイトでは、懸賞も始まりましたね。
梅雨時の「康師傅大麦香茶」
ハンサムな金城武のCMを見た上に、 入梅したばかりの時期の晴れ間だったので、 今日スーパーマーケットに行き、人込みをかきわけて 「康師傅の大麦香茶」を何ビンか買ってきた。 これがCMの吸引力だ。 私は、人が大声で客寄せしているからといって わけもわからず買いに行ったわけではない。 もちろん、今はそういうのが多いことは否定できないが。
CMには、金色の麦の穂波が果てしなく続き、 めちゃくちゃかっこいい金城武が風に吹かれ、 なびく麦の穂の中でうっとりとしていた。 白馬の王子様のイメージとは、こういうのを言うのだろう。 白い服を着て、かといってみずぼらしくもなく、 ましてやこのような品のある美しい男性が、風の中で 時に微笑み、時に酔う。 彼を酔わせる商品を買いに行かないなんてことが、できるだろうか? ただ、CMのこの白馬の王子は、大刀を提げ 白馬にまたがってやってくるのではなく、 白い車を運転して、手には一ビンの「康師傅大麦香茶」をたずさえている。
金城武がここ何年かでこんなにセクシーに 美しく成長したとは思いもよらなかった。 覚えているのは、中学のとき、家では香港の衛視中文台が見られたのだが、 そのころ、元気はつらつの彼がデビューしたばかりで、 「別れの夜、まだ君を愛していた」と元気に歌っていたことだ。 今、彼は白馬の王子の代名詞になっていた。 阿雅の「壁花小姐」が「金城武でさえ、夢中になる」と歌うのを聞くと、 この人は、すでに究極の目標の代名詞になっていることがわかる。
美しいものをうっとり観賞した上、 「康師傅大麦香茶」は味もまた、ことのほか良かった。 飲んでみるとふくよかで、麦の香りが濃く、味わいが後まで残る。 実は、私は長いこと大麦の味を味わっていなかったのだ。
故郷にいたころ、北方だったので、麦の粉で作った食べ物はいつも口にしていた。 例えば麺などだ。 しかし、そういう食べものは、大麦のもともとの香りは すっかり飛んでしまっていた。
子どものころ、端午の節句には、野外にピクニックに出かけ、 まだ青い小麦の穂をいくつか摘んで帰った。 そして直火であぶり、火の通った麦の粒を食べたものだ。 その麦の香りは大変濃厚だった。 食べた後、口の周りが黒くなったことも覚えている。 火であぶった麦の穂が焦げているからで、食べ終わると みんな小さい三毛猫みたいな顔になった。 しかし、食べた後の唇や歯には、 いつも大麦の香ばしい香りがしみついているのだった。 ちょうど、今日飲んだ大麦香茶の味そっくりな。
ビンに記載されている原材料を見ると、大麦とケツメイ、もちろん香料。 大麦は消化を助け、脂肪を落とす。 ケツメイは目によく、ダイエットにもある効果がある。 そして香料が、もしかして私に濃い麦の香りを感じさせた カギかもしれない。
とにもかくにも、元になった韓国の大麦茶に感謝をしよう。 金城武の美しい姿を見ることも、 この梅雨空の下で、昔の馥郁たる香りを思い出すこともできたのだから。 (Annie的BLOG 2006.6.24)
もう少しあります。
以前、他の人が金城武はかっこいいとずっと言っていたけれど、 私は何とも思わなかった(いつも、後になってわかる人間なのだ)。 けれども最近、バスに乗っていたら、 康師傅大麦香茶の広告の人物がすごくきれいだった。 そのときは、イメージキャラクターがだれかはわからなかった。
後で、今度もバスで見たのだが、看板には 「イメージキャラクター・金城武」と書いてあるのを見ることができた。 彼は本当にかっこよかったのだ。 ただのしかめつらしたイイ男ではないのだった。 (nika的BLOG 006.6.15)
ここ数日、バスに乗るたび、 康師傅が売り出した大麦香茶の看板の前を通る。 超きれいな写真だ。 そばを通ると、いつもぐっと気持ちが良くなる。 もともと彼のファンではないが、それでも見るとどきどきするのだ。 広告の写真はこうあるべきだ。 見る人を楽しませるものであるべきだと思う。 (脳袋在旅行 2006,5,20)
さらにもう少し。
最近、突然、あるとてもすてきなCMを目にした。 ウフフ、それは大麦香茶だ。 みんな知ってるでしょ、そう、金城武だよ!
ああ、私はその日、CMを見てぶっ飛んだ。 この30を超えた男性が、まだこんなにきれいだなんて。 本当に素敵! それに彼の素敵さは、基本的に万人が認めている。
人の好みはみな違うものだ。 例えば私は言承旭(ジェリー・イェン)が割に好きなのだが、 すごくハンサムと言う人もいれば、大したことないと言う人もいる。 けれども金城武さんはそうではない。 アジア中の人が、彼は真にハンサムな人だということに同意する。
それにまた、最近スーパーに行ったら、大麦茶の宣伝をしていて、 1ビン買うと1枚ポスターをくれていた。 私は初め、なんのポスターだろうと思っていたが、突然ハッと悟った。 金城武のだ。 これは、ポスター目当てで大勢の人が買うに違いない、 メーカーは本当に頭がいい。 しかし金城武は本当にハンサムだ。 (牛牛的春秋大夢 2006.7.12)
以前は彼のことをいいとは思えなかった。 今、「大麦香茶」のCMの彼を見て、突然、 確かにハンサムだ、すごく魅力があると思った。 彼の魅力に対抗できる男は、誰もいないと言う人もある。 そうだろうか? クラスメートは、そうだと言う。 私も今は同意見だ。 (老施的BLOG 2006.7.12)
●猛暑でも笑顔 22:30
「傷城」撮影エピソードが出まして、今回の写真は、ちょっとやせて見えませんか? 記者会見のときは、「如果・愛」のプロモの頃に比べ、 はるかにがっちりして、体作ったな、という感じでしたが…… しかし、さわやかなニュースです。

金城武、楽しんでバス男に
金城武が〝バス男〟に変身、1日の内にバスとミニバスを乗り尽くして撮影を行ない、 大変満足したというところだ。 炎天下、突然雷と稲妻になり、いい男が雨の中の撮影となっても中断しようとはせず、 魅力的な微笑みを振りまいて、女性スタッフ全員をとりこにした。
阿武は香港に滞在して新作「傷城」の撮影中。 チャップマン・トーと私服警官に扮し、 トニー・レオンの恋人と阿武の恋人に関係する事件の調査を命じられ、 香港中を走り回る。 撮影クルーは昨日30度を越える高温のもと、熱中症の危険を冒して、 まず鯉魚門(レイユームン)の露天駐車場で撮影を開始した。 午後、西環(サイワン)に移動。
昨日は陽射しが猛烈に強かったのだが、予想外なことに、 午後になって突然、土砂降りの雨と雷に見舞われた。 だが、2人の主演男優は雨の中撮影を続行、 幸い、芝居の多くは車内だったので、阿武もトーもずぶぬれにはならないですんだ。
トーが運転手になって、自家用車に阿武を載せて走り回った後、 阿武は用意してあった2階建てバス、そして緑のヴァンへと乗り換えていった。 現場を見ていたところでは、 阿武は猛暑の影響を受けることなく、ずっと笑顔だった。 彼はスタッフに大変好かれているそうで、穏やかで話す口調も柔らかいと絶賛され、 出演者にもスタッフにも「好好先生(いい人)」と呼ばれているという。
デビューしてから、阿武は公共の乗り物とは〝絶縁〟状態だったが、 「傷城」の撮影が〝長年の夢がかなう〟機会を与えてくれたことになる。 道理で、彼が面白くて満足したというはずだ。 今回の撮影スケジュールはそれほど詰まっていないので、 途中、香港から出て私用を処理する時間もとれる。 菜食の彼は自分で弁当を用意してきており、 自分で体に気をつけることを知っている。 (東方日報 2006.7.25)
BBS ネタバレDiary ★ 1:00
2006年07月22日(土) |
「ウィンター・ソング」サイトオープン! |
ちらと教えていただき、ヘラルドサイトへ。 夏、という予告の通り、開きました。 まだ、ささやかですが。
まずはこちらから
情報封印している人は、今のところ予告編とストーリーですから、 見ないほうがいいかも。(予告編は保存できますね)
公開劇場も発表になってます。 神奈川が平塚だけとは、大々的とは言いかねるけど、 支えるのは観客だし! 「ターンレフト~」を思えば、全国的に上映されるだけでも よしとしなくちゃ、ですね。 (ついに言っちゃったよ、ウィンター・ソングって)
(「夜宴」への出演も決定しているジョウ・シュンって……いつのことよ。 製作国:中国(台湾)とか、こういうとこが、端々にのぞく ヘラルドさんの頼りなさ(不安)だなあ……宣伝担当者氏、がんばれ!)
BBS ネタバレDiary ★ 1:15
「傷城」、街を封鎖して〝銃撃戦〟
トニー・レオンと金城武の新作「傷城」は、最近香港政府の許可を得て、 セントラルのソーホー区で街を封鎖して撮影を行なう。 だが、かつて、ジャッキー・チェンがヤクザにゆすられたような事件が 再び起こらぬよう、警察は、警備の数を増やし、 撮影に協力することにすでに同意している。
映画「傷城」は撮影真っ最中であるが、その中に、2人の主役、 トニー・レオンと金城武が街中で追跡し合うシーンがある。 このシーンには多くの銃撃戦や車の衝突シーンがあるため、 映画会社は3カ月前、政府に2日間街を封鎖しての撮影許可を申請、 セントラルソーホー区をそのロケ地に選んでいた。 申請は許可され、来月の撮影が決まった。
2001年にジャッキー・チェンがクルーを率いて 香港でアメリカ映画「ラッシュアワー2」の撮影を行なったとき、 同じように街を封鎖する申請を行なったが、 結局50万元をゆすりとられるということがあったという。 このような事件の再発を防ぐため、警察は撮影当日、人を増やして協力し、 機に乗じて事態をかく乱し、不正な利益を得ようとする者の ないようにすることを承諾した。
また、撮影開始前、映画会社は、関係部門と何度も協議を行なっていた。 主として、道路を2日間封鎖して撮影を行なうことについてであり、 付近の商店に直接に影響を与えるため、 商店の合意を得て、適当な期日を決めることが目下の最重要課題だ。
ただし、トニー・レオン、金城武、スー・チーといった 国際クラスの俳優の出演は、商店にとっては、 ソーホーの振興に役立ち、外国人に、 香港のホットなプレイスポットを、もっと知ってもらうことになる。 これも、今回許可を引き出すことに成功した理由の1つであるのだ。
本紙が昨日「傷城」の監督アラン・マックに電話で確かめたところ、 彼は街封鎖を政府に申請したことを認め、こう語った。 「政府からはすでに一応の許可はもらっている。 最近は時間がありさえすれば関係部門と会議を持ち、 日時の案をいくつか提示して選んでもらっているところだ。 だが、正式な期日はまだきまっていない。 商店街の反応を知ることが一番大事だ」 (東方早報2006.7.21)
BBS ネタバレDiary ★ 23:20
「傷城」撮影情報はその後出てきませんが、撮影中なのは確実ですし、 2、3ヶ月で撮り終わるでしょうし、だとすると、 中途半端な情報など出ないほうが、公開のときに楽しみになるというもの。
このDiaryを始めたころは、「左右」の撮影が始まったときだったとはいえ、 それまでがあまりにも何もなかったので、少しでも気持ちの空白を埋めるべく、 毎日何かと話題を引っ張り出していたものでした。
でも、今は事情が違います。 秋の映画公開を控え、「傷城」もそんなに待たされないであろう予感、 その上日本のお仕事もあるそうな……ですから、 ゆっくりと行きたいと思います。
その「如果・愛」ですが、半年間、漢字とアルファベットのサイトを さまよったあげくの感想は、「LOVERS」と反対に、 どうも中国語圏での評判の方が、欧米をかなり上回っている気がします。 ピーター・チャンはアメリカにも学んで、 作風も中国らしさを強調していないのですけれど。
もともと、大陸の観客を射程に入れて制作したもので、 米アカデミー賞エントリーは監督の当初の狙いではなかったので、 それでいいのでしょう。 日本の映画関係者(評論家)の反応も、とても良いので、 無国籍風に見えて、実はアジアの感性にしっくり来る作品なのかも、 と思ったりしています。 いずれにせよ、日本語字幕でしっかり見てからですね、判断は。
日本では、「香港電影通信」で、去年のベネチアレポートで 暉崚氏が「これは素晴らしい」と誉めていたし、 香港金像奨レポートの号(187号)では野崎歓氏が、
『パーハップス・ラブ(如果・愛)』はピーター・チャンの 最高傑作といっていいほどの完成度の高さだ (『ラブソング』は、香港映画史上の最高傑作(の一つ)だとして)
と述べ、ついでに男優賞でこんなことを書いています。
この日、ぼくの目で見ていちばん緊張し、 気合の入った表情を保っていたのはアーロン・クォック。 無冠に終わったのはかわいそうだったが、 考えてみると『パーハップス・ラブ(如果・愛)』の金城武など ノミネートさえされていない。 あの映画、超絶的演技の周迅に対して、 金城君のいつもながら甘美な持ち味抜きではなりたたなかっただろうに。 アイドルの貢献度が、賞による評価の対象にはなりにくいのは 当然かもしれないが、過小評価が気の毒にも思えた。
最後の部分には異論もありですが、 この映画は日本では歓迎されるのではないかという気がします。 私自身、こういう精緻で、かつ想像空間の大きい映画はとても好きです。
大陸のブログで、「傷城」会見を受け、 主演4人について触れたものがあったのですが、 すごく辛口な人で(女性です)、 トニー・レオンはかっこいいと言われているけど、そう思わない、 目が電気を放つと言うが、感じない、 演技がいいというのもわからない……という調子。
その他の3人については、嫌いだったが、 それぞれあるきっかけから印象ががらりと変わって好きな方になったと、 そのきっかけを書いていました。 (要するに、「傷城」に期待しているのです) 全部は面倒なので、武のところだけ。
金城武は、多くを語るまでもないだろう。 顔に頼って何とか飯を食い、 台湾なまりで歯の浮く甘ったるい言葉を口にする。 私の嫌いな男の特徴――きれいなだけ――そのものだ。 「LOVERS」を見たとき、後ろの列の女が、 金城武が登場するたびに「すてきだわ……」と言い、 すごく嫌だった。実に低俗。
その後、「如果・愛」を見に行ったときは、 またこういう女達に出会うのだろうと思っていた。 ところが。今回「すてきだ」と口にしていたのは私だった。 だが、決して容貌にではない。演技にだ。 金城武は1人の複雑な男の心を相当的確に表現していた。 ――自分が軽蔑している女を愛し、そのことで 自分自身をもっと軽蔑することになる。 彼はこの役を非常によく掴んでいたのである。 (Candy集中営 2006.7.13)
――というくらいですから、未見の方は期待して下さい。もうすぐです。
BBS ネタバレDiary ★ 23:15
いずれも今日の新聞。
Ankie 「傷城」で映画初出演の中独ハーフのモデル貝安琪(Ankie)、 昨日、別のイベントで、このことについて聞かれ、 金城武はとてもハンサム、撮影はプレッシャーなく楽しくやっていると。 武は外国語の勉強が好きだから、 ドイツ語をこの機会に少し教えてコミュニケーションとったら? と言われ、彼の広東語はすごくうまくなっているし、 自分達は広東語でいつも話をしていると答えた。 (香港の各紙より)
ジェイ・チョウ 夕べ、S.H.E.のコンサートのパーティーを欠席したジェイ・チョウは、 メディア・アジアの社長林健岳に連れられて、「傷城」の撮影現場を陣中見舞い。 「頭文字D」とほとんど同じスタッフだからだ。 この折、林健岳の紹介で、金城武に紹介され、あいさつしたとのこと。 トニー、スー・チーはいなかったらしい。 (中国時報より)
BBS ネタバレDiary ★ 9:00
2006年07月14日(金) |
「傷城」記者会見記事・その4 |
もう1つ長いのと申しましたが、全部訳すほどではないと、 眺めているうちにそういう気になって、 他とダブらない部分の抜き書きにします。 これで大体、この日の話は網羅しています。 大陸のニュース。
昨日の発表会の会場設定はユニークだった。 バックになっている「傷城」の巨大な国際版ポスターは、 香港の海辺の風景を素材にしている。 この「憂いと悲しみ」を暗示する味わいを持つポスターこそ、 カメラマン出身のアンドリュー・ラウ監督手ずから撮影したものである。
そのポスターの前においてあるソファセットが、 この映画で金城武が扮する私立探偵「丘健邦」の家の 客間そのままなのだ。 またトニー・レオン、金城武、シュー・ジンレイは 映画の扮装そのままで会場に現れた。
出資のメディア・アジア電影公司、銀都機構、日本のAVEX、 北京保利博納の代表者と200人近いアジア各地のマスコミが、 舞台下で観客となり、ちょっと見ると、 上海で人気のテレビ番組「ファミリー・スタジオ」の にぎやかな雰囲気を思わせる。
アラン・マックは、「どの監督もこの2人の男優との仕事を望んでいる」と語って、 「トニー・レオン、金城武」のコンビは、 普通とは違う値打ちがあるということを一言で表現していた。 一般観客にとっては、この2人の名前がそろうことは、 彼らを見るだけでもすごい値打ちがあることを意味するかもしれない。 * スー・チーは、この日はまだ自分の役「細鳳」が 一体どんな人物なのかよく知らなかった。 スー・チーは、あまり考えずに出演を決めた、 映画の陣容の誘惑に負けたからだと話した。 「『古惑仔』と『風雲』の後、ラウ監督との仕事はなく、 ずっとまたご一緒にといっていてやっとその機会が訪れました。 その上、金城さんと初めて共演できるのですから、もちろんOKしました」 * ただし、重量級のスタッフ・キャストの名を見ても、 シュー・ジンレイはためらいがなかったわけではない。 「ラウ監督からオファーがあったとき、気持ちではもうOKしていましたが、 それでも心配が少しありました。 内地の女優が香港の映画に出ると、 〝花瓶(お飾り)〟の役になりやすいのは確かだからです」
8年前、アンドリュー・ラウが監督した「風雲」で客演した シュー・ジンレイは、結局2分しか出番が残らなかった。 だが、「傷城」の脚本を読み、ジンレイはようやく安心した。 「今度の役は、映画の中でとても大事な役割を持っています」 (以上、新聞晩報より 2006.7.10)
BBS ネタバレDiary ★ 23:30
2006年07月12日(水) |
「傷城」記者会見記事・その3 |
もう夜遅くなってしまったので、もう1本の長いのは先に延ばし、 他の記事から、ちょっとずつ。 これは大陸の京華時報の記事からの抜き書きです。
金城武、演技は勉強
スー・チーとトニー・レオンは、それぞれ影帝と影后 (主演男優賞、主演女優賞受賞者)であるが、 金城武は、これまで映画の大きな賞とは縁がない。 2人との共演の感想を問われ、彼は大変謙虚に答えた*。
「ぼくとトニーさんは12年前、「恋する惑星」でご一緒していますが、 一緒の場面はありませんでした。 今回本当の意味での共演で、しかもお互いやっぱり警官役なので、 とても変な感じがしています。 トニーさんは影帝で、経験が豊かだし、 ぼくが学ばなければいけないところがたくさんあります」
また、スー・チーとはあまりよく知らないし、共演したこともない、 新作では激しいラブシーンがたくさんあり、 スー・チーに教えてもらわねばと、率直に語った。 「幸い、ぼくらは共に台湾出身なので、 コミュニケーションは割合すぐとれるようになるだろうと思います」 金城武のインタビューに答える態度は腰が低く、語気は穏やかで、 まるで学生のようだ。 (京華時報より 2006.7.10)
*の部分、動画で見ると、こういうふうに言ってますね。
「トニー・レオンとスー・チーは高い評価を得ている俳優だ、 でも自分は、プレッシャーは全然感じていない、 なぜかというと、こういうチャンスは……つまり、 学びながら演技できるので、とてもラッキーだと思っている、 影帝、あるいは影后と一緒に仕事できる俳優は そんなにいないから」
もう1つは台湾りんごの全文。
スー・チー、おおらかに告白 金城武は聞いておらず
昨日の「傷城」の記者会見の席上、スー・チーは 金城武を大いに持ち上げて笑いながらこう話した。 「彼はアジア一かっこいい人です。 撮影の始まる前、私はアンドリュー・ラウに袖の下を渡して、 金城さんとの熱いシーンを用意してくれるよう頼みました」 彼女は、ラブシーンに期待していると率直に言う。 アンドリュー・ラウは、スー・チーが主演男優が金城武だと知ると、 役の内容も出演料も聞かずに、すぐ出演をOKしたのだと、暴露した。
顔が赤くなり、ドキドキすると
憧れの人と共演するスー・チーは、昨日は背中を出す衣裳で登場。 会見中、金城武に対する気持ちを少しも隠すことなく、 これまで大勢の美男子と映画で共演してきたが、ドキドキしたことはない、 今回2人の主演男優と顔を合わせたときは、長年映画界にいる自分なのに、 顔が赤くなり、心臓がバクバクするようだった、と語った。
「私は世界一幸せな女だと思います。 世界中の女の子が憧れている、 一番魅力的な男の人たちと共演できるんですから」
スー・チーが顔を赤らめ、ドキドキしながら話しているのに、 金城武はそのときは大した反応を示さず、 みんながドッと笑ったときになって、初めて長い夢から醒めたかのように、 トニー・レオンにみんなが笑っているわけを小声でたずねた。 スー・チーが自分のことをほめているのだと知ると、 ほんの少し微笑んで応えた。 (台湾りんご日報 2006.7.10)
BBS ネタバレDiary ★ 23:50
2006年07月11日(火) |
「傷城」記者会見記事・その2 |
たくさんの記事が出ましたが、9日の記事でほとんどカバーされています。 重なるところの少ないものを2つほど選んでご紹介します。 まず1つ、これも長いです。
「傷城」での金城武の役どころは、元警察官の私立探偵。 頭も腕も立ち、非常にタフだが、酒飲みだそうです。 トニーは武の元上司、敵でもあり友でもあり、深い交わりが描かれるそうで、 全くもって楽しみですね。
金城武「『傷城』は犯罪映画じゃない」
既に撮影に入っている香港映画「傷城」の製作発表が、 昨日、香港で行なわれた。 主演のトニー・レオンと金城武は、警察官を演じるが、 昨日姿を表したときには、2人とも真っ黒に日焼けして、 力強い魅力を発散し、 また共に人生の辛酸を経た風情をかもし出していた。 ことに32歳の金城武は無精ひげをはやし、 ハンサムである中にも成熟した様子がうかがわれた。 主演女優のスー・チーは涼しげな装いで、背中を露出し、 しなやかな容姿を見せていた。 この3人は、スターが大勢出演する「傷城」の中でも、 最も目を奪う面々だ。
非常に多くの映画に出演してきたトニー・レオンは 早くから出演作を選べるようになっているが、 自分自身の目で見出だした、激しい感情と新機軸をもたらし得る作品、 「傷城」では悪役の警官に扮する。 少し前、アン・リーが新作「色・戒」でトニー・レオンに目をつけたが、 これも悪役だと言われているため、それについてトニーは、こう答えた。
「自分がやったことのないタイプの役をずっと求めてきました。 たくさんの映画に出てきて、観客も自分も疲れてしまっています。 新鮮感のある役というのは少ない。 確かにアン・リーからの打診はありました。 しかし、結果を発表するのはアン・リーですから」
また、「傷城」では、彼は沈着冷静で、内心を表に出さない悪徳警察官役で、 心理演技が大変多く、演技面での新しさがあるので、 やってみたい気になった、と語った。 彼はジョン・ウーの「赤壁」にも出演するが、これもまた悪役であり、 どうやら不惑を過ぎたトニー・レオンは、自身に試練を与え、 長期的な目標を定めて、まず悪役に挑戦、 演技の更なる進歩を勝ち取ろうとしているように思える。
金城武は、1994年の「恋する惑星」でトニー・レオンと共演しているが、 ほとんど一緒の場面はなく、 その残念さが「傷城」で埋め合わされることになる。 彼は、2人はほとんどのシーンで一緒で、 演技面で交流しあえることに2人とも非常にわくわくしていると、 こう語った。 「ぼくらの役はどちらもとてもセリフが少なくて、目でやりとりをします。 『傷城』は犯罪映画ではあるけれど、 感情や心の内を表現するシーンが大変多く、 これまでの香港の犯罪映画とは大きく違っています。 こういう物語でのトニー・レオンとの共演は、見どころが多いと思います」
噂を立てられるのが好きなスー・チーは、 金城武を見てニコニコしていた。 金城武の恋人を演じることを、スー・チーは大変喜んでいる。 劇中で彼との親密で激しいシーンがあるのかどうかとの質問に、 スー・チーはおおらかにこう答えた。 「今、監督に、そういう内容の部分を増やしてくれるよう 交渉しているところです」 2人ぴったり寄り添っての撮影中、 スー・チーは金城武の表情をこっそり観察していた。 この美男美女のペアは、「傷城」に錦上花を添えるもので、 人々の映画を見たい気持ちをそそるものであろう。
内地の女優、シュー・ジンレイは、トニー・レオンの妻役で出演する。 数年前、香港映画「風雲」に出演したときは、 彼女の出番はカットされて、2分間しか残らなかった。 今回の出演は、役がストーリー上大変重要で、 物語を始める作用をするものだからだと言った。
監督のアンドリュー・ラウは「インファナル・アフェア」以後3年間、 香港で映画を撮っていない。 このたび、彼はアラン・マックとフェリックス・チュンとの 鉄の三角を率い、再び香港の犯罪映画を手がける。 彼は、「傷城」は香港人の物語であり、都市の哀しみの物語である、 警察という特殊な集団を通じて、 傷ついた者が、我々が生活の中でたびたび陥る心の状態である悲しみを、 どのように克服していくかを描くのだと、説明した。
我々の見る香港は、物であふれた都市だ。 眺める気持ちをなくすくらい、物質だらけの都市で、 アンドリュー・ラウは犯罪映画という形式を用い、 普通の人間の傷ついた心を表現する。 視覚的表現は非常にユニークなものになる。
映画はまだ撮影中で、ラウはあまり詳しく話をしたがらないが、 良い作品にしたいという強い思いは、非常に強烈に表れていた。 映画は年末の公開で、チャン・イーモウの「黄金甲」とぶつかる。 眼鏡をかけたアンドリュー・ラウは、 断固とした態度で目をむき、はっきりとこう言った。 「私がどうして恐れなくてはならないのか? かちあえば、マーケット的には大変賑やかになるのじゃないのか? 私の任務は良い映画を撮ることだ」 言い終わると、彼は身を起こし、出演者達を引き連れて、現場に戻っていった。 (北京晩報 2006.7.10)
上の中で、2人の役はセリフが少なくてうんぬん、のところは、本当は武ではなく、 アンドリュー・ラウの発言内容だと思います。
BBS ネタバレDiary ★ 23:50
2006年07月09日(日) |
大麦香茶&大陸のブログから(VAIO、金像奨)●「傷城」記者会見 |
じわじわと暑い日、朝からうっとうしさと眠気を払ってくれる1枚。 深センでレインボーママさんがキャッチしてきてくださった夢の国です。
Click!
地下鉄の駅だそうです。 他にもいろいろと。 康師傳はすごく大きなメーカーで、それが全国展開しているので、 あちこちで、今では見られるようです。 場所によってはバスに張り付いているのもあるとか。
大陸のブログから、これはもう1つの宣伝の話なんですが――。
2004年6月27日、私がまだ広州にいたとき、 ある人が一緒に金城武を見に行こうと言った。 実を言うとそのころ彼(金城武)は特に好きでもなかったのだが、 どうせひまなのだから、気晴らしに出かけることにした。
そして、私達は広州で一番大きくて豪華な華連商場にやってきた。 中に入ったときにはもうたくさんの人がいて、ほとんどが女の子だった。 2階で宣伝活動をするのだ。 私達、この商場のメンバーズカードを持たない人間は、 1階のモニターで見るしかない。
午前10時、部屋の200インチの大スクリーンに1人の男が登場したとたん、 人々が騒がしくなった。 私はまだよくわからなかった。始まったのか? けれども、その男の顔を見たとたん、震えが走り、しばらく物が言えなかった。
やっと理解した。 男が、こんなにもかっこよく、またこんなにも落ち着いて、 こんなに深みを持てるようになりうるのだということが。 私はそのとき、このような男は女の子に好かれるだけでなく、 男にも好まれるだろうと思った。 なぜなら、実に男らしいかっこよさだったからだ。
この日、彼はソニーのノートパソコン、VAIOの宣伝のために来たのだった。 最高にかっこいい男が、ソニーの完璧な製品を手にしている様子は、 言うことなしで、だからそれ以来ずっとVAIOしか使わない。(後略) (被動的BLOG 2006.6.28)
この内容は、ちょっと不思議なんです。 VAIOのキャラクターは台湾だけじゃなかったっけ? しかも、プロモ活動は一切しなかったのでは?
ところで、今年の香港の金像奨の結果について、感想を書いている人がありましたが、 その中の一節で、金城武の演技について触れています。 他も面白いんですけど、長いので、この部分だけ。
私はミュージカルは前から好きではなかったが、 映画館でこの映画(如果・愛)を見終わったときは、 それが含んでいる愛に対する考え方も含めて、まれに見る良い映画だと思った。
私の見るところ、ジョウ・シュンと金城武の演技も十分素晴らしかった。 ピーター・チャンは、 実は彼自身とジョウ・シュンのできは合格と言えるに過ぎない、 出色だったのは金城武だ、と言ったが、全く賛成だ。
金城武は昔の映画ではクールさが売り物で、 実際、演技は言うべきほどのものはなかった。 ところが、「如果・愛」では人物表現が生き生きとして真に迫っている。 はっきりした性格であると同時に矛盾をも抱えているが、 その表現が自由自在なのだ。 トニー(・レオン)だってこれ以上ではない。
香港の審査委員たちが、なぜレオン・カーファイを 2つもノミネートしたのか分からないが、実に残念だ。 (流浪北極氷2006的BLOG 2006.4.9)
●「傷城」記者会見 20:00
おお、ありましたねっ! 本当に。 とりあえず、こちら。 やはり、スー・チー、シュー・ジンレイで決定。 実に豪華な顔ぶれです~~ そうか、AVEXは製作に加わったのね。
記事です。長いです。
「傷城」のヒロイン決定 スー・チーは金城武とのラブシーン希望
メディア・アジアが、銀都機構有限公司、日本のAVEX、 さらには北京の保利博納映電影公司と共に、 8000万元を投じて製作する大作映画「傷城」が、 今日、香港のセントラルで正式に製作発表を行ない、 これまで、ずっと謎のままだった主演女優が初めて明かされた。
3つの出資会社の幹部と、主要スタッフのアンドリュー・ラウ、アラン・マック両監督、 脚本のフェリックス・チュン、並びに主演の金城武、トニー・レオン、 スー・チー、シュー・ジンレイらが顔をそろえた。
スー・チー、金城武とのラブシーンに期待
作品中、シュー・ジンレイとスー・チーは、それぞれトニー・レオン、金城武とペアを組む。 脚本のフェリックス・チュンによれば、シュー・ジンレイは 「才色兼備の知識人の役、スー・チーの役は、今はまだあまり明かせないが、 物事にこだわらない、性的魅力のある役」 だという。
なぜ、シュー・ジンレイとスー・チーに決まったかについて、 アンドリュー・ラウはこう説明した。 「シュー・ジンレイを選んだわけは、非常に個性的で、 特に、演技だけでなく監督もすると知ったから。 スー・チーは、役がセクシーで、しかし過度ではない女性のイメージが必要だったからだ。 スー・チーが明らかに最良のキャスティングだ」
このような大作、しかも金城武、トニー・レオンとの共演ができることに対し、 スー・チーは興奮を隠さない。 アンドリュー・ラウ監督が、スー・チーと金城武はこの作品で 非常に今日的な恋愛の物語を演ずると明かしたので、 すぐに激しいラブシーンがあるのかとの質問が出た。
スー・チーは、 「このようなチャンスを与えられて、私は世界一幸せな女だと思います。 香港と台湾の最もすてきな2人の男性と共演できるのですから。 私は芸能界で長いことやってきましたが、お2人に会ったとたん、 顔が赤くなってドキドキしてしまいました」 と答えた。さらに続けて、 「実は金城さんとのラブシーンがあるといいなと思っています。 もしかしたら、監督に袖の下を使って、 一緒にやらせてくれるように頼むかもしれません」
シュー・ジンレイは〝他の監督の映画に出るのは3年ぶり〟だが、 今回出演を決めた1つの理由は、もちろんアンドリュー・ラウ監督だからで、 もう1つはトニー・レオンと共演のチャンスはなかなかないからだ。 「私の友人達でさえ、この話を知ってからは、 きっと香港に見学に来るからね、と口々に言っています」
トニー・レオンは金城武との演技は初めて
本作品の2大主演男優、金城武とトニー・レオンは、 12年前、ウォン・カーウァイ監督の「恋する惑星」に共に出演しているが、 共演場面はなかった。 このたび2人の素敵な男が再び顔を合わせ、いっしょの場面も少なくない。 監督は、2人の鋭い目を持つ帥哥は、劇中何度もやりとりがあるが、 それはやはり目によって行なわれるのだと表現した。
まことに偶然だが、12年前、「恋する惑星」のカメラを担当したのは、 まさにこのアンドリュー・ラウだった。 この「昔のこと」について、金城武は懐かしげに語った。
「実はアンドリュー・ラウ監督とご一緒すると聞いて、初めはとても新鮮に感じました。 その後、映画が撮影に入るときになって、 ぼくたち何人かは12年前に一緒に仕事していたことを思い出したんです。 でも、当時は、トニーさんとはほとんど一緒の機会がなくて、 いつも、あちらが撮り終わるとぼくの番になるというふうだったんです。 アンドリュー・ラウ監督が撮影担当で、ぼくはそのときも警官の役でした。 だから、すぐにすべてが当時のままで、 何も変わっていないような気分になりました」
影帝トニー・レオンも、金城武との共演は大変嬉しいと語った。 「何年かぶりに会ったら、こんなに素敵で魅力的になっていました。 今回、やっと一緒に演技する機会を得ました」
このところ、ますます控えめで、ほとんと1年1作の金城武は、 この作品の出演を決めた理由をこう語った。 「ぼくは19歳で初めて映画に出演しましたが、 いつも、大勢の優れた監督と俳優の人たちにめぐりあうことができて、 とても幸運だったと思っています。 最近は出演数は少ないけれども、出演を決める基準は全然変わっていません。 毎回、国際的に認められた監督の人たちと仕事をしてきましたから、 今回「傷城」に出ることになっても、プレッシャーは全然ありません。 それどころか、とてもいい勉強のチャンスだと思っています。 映画が完成したとき、ぼくの演技がみんなに認められるかどうかは関係なく、 ぼくにとっては、その過程からたくさんのものを学べるんです」
先日、トニー・レオンが、役の大きさが金城武に劣ると 不満をあらわにしたという噂が流れたが、 製作発表の席上、トニー・レオンは金城武としばしば ひそひそと言葉をかわしていただけでなく、 言葉の端にも機嫌の良さがうかがわれた。 記者が彼に対し、この噂について確かめると、トニーは、 「撮影に入る前に、この作品の方向性ははっきり理解しています。 それにぼくとアンドリュー・ラウは長年一緒に仕事していますから、 そのようなことで、ゴタゴタするなんてありえません。 監督は脚本の執筆中に、すでにどんなキャスティングにすべきか考えを持っていました。 今、チーム全体、とてもよく団結しています」
「ゴールデン・トリオ」が手を組んで〝香港の哀しみの物語〟を製作
この映画のスタッフ、アンドリュー・ラウ、アラン・マック、 フェリックス・チュンは「ゴールデン・トリオ」と言える。 かつて、彼らは「インファナル・アフェア」で、 香港映画が低迷を続けていた時期に奇跡的な興行成績をあげた。 今回手を組んで制作する「傷城」も、2人の警察官をめぐって話が展開する。 金城武は私立探偵に、 また、「インファナル・アフェア」で〝善人〟を演じたトニー・レオンは、 このたびは悪役の警官に扮する。 「傷城」がいかにあの「インファナル・アフェア」と比べられようと、 監督はこれは断じて第2の「インファナル・アフェア」ではない、 全く新しい復讐にまつわる物語だと断言した。
この作品は8000万元をかけ、また警官、探偵、また復讐に関係する物語である。 CGはたくさんあるかどうかという記者からの質問に、 アンドリュー・ラウは、 「傷城」は優れたドラマ内容によって人を感動させる映画であり、 だから、CGは決して多くないとはっきり答えた。
「傷城」を撮ろうと思った動機について、アラン・マックは、 「我々はもう3年も香港で映画を撮っていない。 2003年は、sarsをはじめとした原因から、香港映画が最も停滞していた時期だった。 2006年になって、客観的に見て、今の香港は当時よりはかなり良くなっているはずだ。 しかし、現実には、周りの友人たちは、 まだあの頃の悲しみの後遺症から抜け出ていないように見える。
誰でも、悲しい物語を抱えているものだ。 だから、「傷城」は、香港の哀しみの物語と言うこともできる。 我々が語りたいのは、1人の人間がどのようにきずつくかではなく、 1人の傷ついた人間がどのようにして、心の中の傷痕から抜け出し、 どのように回復できるかだ。 この「傷」は、悲しみと理解することもできるし、傷を負うことと理解してもよい。 人が悲しいというのは、必ず、傷を負わされたからなのだ」 (捜狐娯楽 2006.7.9)
この後、ストーリー紹介がありますが、省略。 私も知りたくないし。
写真もう1つ。→こちら
BBS ネタバレDiary ★ 11:00
2006年07月08日(土) |
大陸のブログから(「パラダイス!」) |
宿命からの脱出と反抗――「パラダイス!」 ジョニー・トーに敬意を表して
「人は出てきたところに、どのみち戻っていくもの……」 「銃をもてあそぶ者は、いずれ自分自身の銃で命を落とすことになる……」
香港、いや、世界中のマフィア映画では、 主人公は死の宿命から逃れられないものというのが 一貫したテーマのようである。 だから、映画の最初から、主人公は多かれ少なかれ悲劇の種を背負って、 それをどうしても振り落とすことができず、 冷酷な銃口と凶器に絶えずつきまとわれながら、 最後には重々しく、あるいはあっけなく死んでしまう。
「パラダイス!」は明らかにこの宿命に反抗している。 このような抵抗は、いささか現実離れしてはいるが、 映画のラストで、モウは身を躍らせての跳躍に成功する。 ちょうどヒューマニズムの輝きが、この果てしない悲哀に穴をあけるかのように。 一筋の光が、社会の片隅に生きる人間の一生を照らし出すように。
映画のしょっぱなから、この宿命への突破は始まっている。 もし、モウの奥底にひそむ決して諦めない性格が駆り立てなかったら、 彼はカジノで、自分がこうと思うまで金をつぎこむことはしなかっただろう。 もし、彼がぼろぼろにならなかったら、殺し屋の道は選ばなかっただろう。 もし、彼が生きることに執着しなかったら、カルメンと出会うことはなかっただろう。
人の性格は運命を決める。 ジョニー・トーの映画では、人物の性格が 映画のストーリーを動かす重要な推進力だと言うべきだろう。 たとえ、思いがけない出来事が次々と起ころうと、それは情理にかなったものだ。 そして、ちょうどそのとき、映画に意外な転換が出現する。 この転換から、我々はモウとカルメンを新しい目で見始めるのだ。 ――どんなに人生に見捨てられていても、かろうじて生きているはみ出し者であろうと、 彼らは良きものや人間性、愛に、やはり期待を捨てていない。 一度その可能性が見えれば、それを手に入れようと努力する。 モウは自分の靴下を洗い、日本で店を開く。 カルメンはモウに自分の胸をなでさせ、冷え切った体を温める……
このように見れば、もし、2人の境遇が絶望的でないなら、 もし、追い詰められていないなら、もし、愛を拒絶されていないならば、 彼らは絶対にこのような方法で自分の命を終わらせることはしないだろう。 特に、カルメンだ、彼女はモウを屋上に呼び寄せて、こう問い詰める。 「私にここから逃げろと言うの?」
この悲劇的な宿命は早くから準備されていたように見える。 2人の内、1人しか生き残れないという状況の下、 あたかも、荊柯が秦の始皇帝を暗殺する前の 狂ったように気ままにふるまって過ごしたときのような日々に、 身を寄せたボロ旅館で、ある、もろく見えるが強い力が、いつのまにか芽ばえ、育つ。 映画の終わりで、それはついに2人の身もフタもない取引を壊してしまう。 ある種の温かさが、以前のたわむれを、感動的な欺きに変える。
依頼主は何度も指を切り落とされる。 彼が何度も強調する、 「俺はいつだって同じことを繰り返している」というのは一種の宿命だ。 監督は2人に人道的な配慮をし、自分の夢に向かわせる。 朝日の昇る飛行機の窓辺で、彼女は雪山と森と白い雪を見つめている。 彼女は笑う。これがパラダイスというところなのだ…… 朝霧に煙る埠頭で、彼は飛行機が空を横切っていく音を聞く。 彼は笑う。一隻の出航しつつある小船が彼を待っている…… (江晩正愁予m1的BLOG 2006.7.3)
さて、「傷城」記者会見、日本のメディアにも招待状が来たということですが、 この日、私は帰りが遅いんですよね~ 詳しい報道は翌日になるでしょうけど。
7日に成田発香港行きの飛行機に武が乗っていたという情報があり、 えっ、うそだろ、と思いましたが、考えてみればロケのニュースは3日のものが最後、 急ぎの別の仕事で東京に戻っていたというのも、ありえなくはない。 いっぱい仕事してくださるのは、大歓迎です。 でも、健康に気をつけてね。
BBS ネタバレDiary ★ 20:00
2006年07月05日(水) |
芸能記者の見た金城武 |
昨日は撮影ニュース第2弾で、たくさんの写真と記事が出ましたね。 みなさん、保存しましたか? 私は昨日は早朝からずっと仕事で、夜になって、ざっと記事を読み、 画像だけを楽しませてもらいました。 記事の内容はどうというほどのことはありません。
ロケのある限り、また何度かこんな報道があるのでしょうね。 もうこれ以上見なくてもいいから、早く完成してくれるといいな。
「傷城」とは全然関係ありませんが、 大陸の(?)ベテラン芸能記者が明かす、ということで、 出あったスター3人についてネットにアップされているようで、 武もありましたので、短いですがご紹介。
金城武。 じかに見るこの若者は、大変セクシーだ。 私はセクシーという言葉は慎重に使う方だが、 小金は容姿であれ、声や仕草であれ、すべてが〝セクシー〟なのだ。 会った回数は数えるほどだが、一番印象的だったのは声である。 あるとき彼がある人(ぼかして言っているのでなく、 覚えていないから)と話をしていた。 私は誰だかどうもよくわからないまま少し近寄ってしまったが、 それは彼の声を聞こうとしてだった。 7年ほど前のことである。
礼儀正しく、気配りのある人だ。 誰かと一緒に席に着くときは、さっと椅子を引いてくれる。 非常によく気がつく。 (粉糸網論壇 2006.7.5)
BBS ネタバレDiary ★ 23:00
2006年07月03日(月) |
「ニューヨーク・デイドリーム」のエピソード他 |
「傷城」撮影は順調に進んでいるのでしょうが、表にはネタが出てこないので、 その間に、全然関係ありませんが、 ずっと前、With you…のBBSで書かせてもらった 「ニューヨーク・デイドリーム」のエピソードを1つ。 つまりプリントだけでデータで保存してないので、 その保存の意味もあってここに載せます。
映画の撮影が終わって打ち上げのときのこと。 監督のチン・ウォンスクのサイトから、監督の文章です。
撮影が終わり、お祝いにみんなで流行りのバーに行き、酒を飲んだ。 その晩の面白い話がある。
もう5杯目を飲み干して、私はすっかり酔っ払っていた。 周りに目をやると、隣に武が立っていて、彼もかなり酔っていた。 へばっているようだったので、「大丈夫か?」と声をかけると、 こちらを向いたが、何も言わない。 たっぷり10秒はあったろうか、やっと口を開いた。 「ウォンスク、ぼくは酔うと、噛むんだ」 そして私の腕を噛み始めたので、私は仰天してしまい、 目が信じられなかった。
だが、どうすればいいというのか? パンチを食らわせるか? いや、彼は私の俳優だ。 それに、とにもかくにも金城武なんだ。 噛ませてやるしかない。
やっと放免してくれたとき、私の腕には大きな噛み跡がついていた。 呆然としてあたりを見回すと、 小道具係がそばでニヤニヤしているのが目に入った。 「あいつが俺にしたことを見たか?」と聞くと、 彼はうなずき、自分の袖をまくりあげた。 その腕にもまた、噛み跡があった。
ところで、6月17日にご紹介した記事で、マネジャーのヤオさんが、 「時報周刊」の、韓流ブームのあおりで武が中華圏回帰という記事を 否定していましたが、 その「時報周刊」の記事をKIMIKOさんに教えていただいて、 ネット上で読むことができました。 しょうもない記事です、ほんとに。 でも、中に、「二千年の恋」撮影現場の港台マスコミによる取材のときの、 今まで見たことのないアングルの写真があったので、それを借りてきました。

「時報周刊」、自分で判断したいという方のために、一応こちら(中国語)。 1から4までたっぷりあります。
BBS ネタバレDiary ★ 23:00
2006年07月01日(土) |
もう1人の主演女優(傷城) |
今日の台湾りんご日報が、2日目の撮影を写真入りで報じていますが、 武が記者がいるのを見てどうのこうのと、相変わらずのトラブル報道。 何回か、クランクインから、報道の様子を追うのを経験すると、 マスコミの記事の作り方がわかってくるので、 それをいちいち日本語にするのも馬鹿馬鹿しい。 写真だけお借りし、ジョシー・ホーが現場見学に現われ、 武と言葉を交わした、ということだけ記しておきます。
で、その記事に、トニーの恋人役にシュー・ジンレイの名が挙がっている、 とありますが、レインボーママさんに教えていただいた 香港の壹周刊に、そのことが書いてあって、びっくりしてたんです。 ネットで読めたので、それもまた意地悪な書き方のところはカットして、 下に訳出します。 写真は、みなさん、すでにご覧になっている空港到着時のものでした。 全部噂の通りなら、かなりの豪華キャストと言っていいですね!
車の中 ジョシー・ホーと
ここ数年、ずっと日本に滞在している金城武だが、 前回のクリスマス・シーズンにピーター・チャン監督の映画 「如果・愛」に出演したのに続き、 先週の土曜、ひそかに再び香港にやってきた。 アンドリュー・ラウとアラン・マック監督の新作「傷城」の衣装合わせのためだ。 そして香港には撮影で3カ月滞在する。 1度あることは2度ある。 「傷城」は今年のクリスマス・シーズンに公開の予定である。
この前の火曜日(27日)、自宅で恋人のカリーナ・ラウと 44歳の誕生日を過ごしたばかりの、 「インファナル・アフェア」では潜入警察官を演じたトニー・レオンは、 今回は殺人者の警察幹部に扮する。 悪役の少ないトニーには、新鮮だと言えるだろう。
トニーの警察での親友で、後に私立探偵に転職し、 トニーの殺人事件を調査する金城武も、同様に重要な役である。 その恋人役に、もともとは人気の新人、衛蘭が考えられていたが、 激しいベッドシーンを演じなければならないため、 マネジャーのレオン・ライの反対に遭い、レオンは彼女のイメージを守るため、断った。
その後、何超儀(ジョシー・ホー)、葉璇(ミシェル・イェー)、何韻詩から 台湾のトップアイドル、ジョリン・ツァイまで名が挙がった。(中略) 聞くところでは、この役は最終的にスー・チーがつかんだそうだが、 半分台湾人の金城武にとっては、同郷の友と言ってよい。(中略)
トニーは「傷城」では、痕跡を残さず殺人を犯す恐怖の警察官を演ずる。 内地の4大名花に数えられるシュー・ジンレイがその恋人役に扮する。 (壹周刊 851期)
BBS ネタバレDiary ★ 9:00
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