 |
 |
■■■
■■
■ 「生きる」ことと「死ぬこと」
今日、愛猫のあーちゃん(♀)が死にました。 猫エイズという現代動物医療では治療方法が解明されていない病気です。 元々、ノラで家の周りに住み着いていた猫でした。 体も他の猫たちより小さな猫でした。 2年ほど前に、犬にかまれて腰の骨が砕けるというケガをしたので それ以来家の中に住んでいたのですが、食欲がない、発熱する、口内炎ができるといった、エイズ特有の病状がでたのは、今年にはいってから。 ゲッソリとやせてしまって、かわいそうなくらいでした。 あーちゃんの場合は、口内炎がひどく、歯もボロボロでした。 最近は、歯が全部抜け落ち、よだれを垂らしていました。 熱がでるたびに通院。そんなことを3ヶ月ほど繰り返しました。 薬での延命が、彼女にとっていいことなのか。 家族で苦悩しました。 そして、病院へ行くことをやめ、好きなことをやらせ、好きなモノを食べさせました。食欲はいつもと同じぐらいあり、全然心配していかなかったのですが、 3日ほど前、珍しく母の布団に潜り込んだそうです。 「死ぬこと」が近かったせいでしょう。実際、昨日も布団に潜り込んだらしいです。それから、ほぼ寝たきりになりました。腰が立たなくなったようです。 歩くとしても、ヨタヨタとぎこちなく、エサを食べる姿も痛々しい。 覚悟はしていたし、もう疲れただろうな、という気持ち。
今日のお昼はまだ寝息をたてて眠っていました。 だから声をかけずに仕事に戻りました。 でも、帰宅してみると冷たくなっていました。
ふと母に「あーちゃんは?」と聞いてる自分がいて、さみしく思います。 彼女は「コロン」と寝転がるのが得意でした。 私が仕事から帰ってると「コロン」。 父の足下で「コロン」。母の顔をみて「コロン」。
生きている限り「死」はくるのだけれど、やはりつらいですね。
2001年08月28日(火)
|
|
 |