久しぶりに徹夜読書した(笑)。 知っている人はわかると思うが、この本、めちゃめちゃ分厚い。 上下巻それぞれが辞書ぐらいだから、手に取るのが重い。 上巻の前半、現世の部分を風呂やら待ち時間やらにコマ切れに 読んでいたが、なかなか進まなくて困った。 そう、ちょうどハリポタを初めて読んだときの、魔法学校に 入学するまでみたいな感じ…。
それにしても、ハマった。 私はRPGゲームはしないし、その手のファンタジーはどうかと かなり危ぶんでいたのだが…まるで映画のようだった。 たとえば「ネバーエンディングストーリー」のような。 とにかく設定がものすごくきっちり出来ていて、安定感と 安心感がある。 ゲームのファンタジー?なのに、謎かけばかりのわけわかめな セリフでなくて、きちんと登場人物の言葉が生きている。 もちろん、小学生がこんなにしっかりしているとはとても 自分ちのムスコ(ワタルと同じ小5)を見てたら思えないけれど、 それでも、大人が思っているよりももっと色々なことを 考えていて、それを見つけたり探したりしていく時期なのだろうな、 ということがよくわかった。 人間て、本当に弱い存在だと思う。 だけど、その自分をありのまま受け入れるということ、なのだ。 そして、自分の運命を嘆くのではなくて、自分の運命に立ち向かえる ような自分に変わることができたら… そこにはどんな結果が待っていても、きっと受け止めることが できるに違いないのだ。 勇気をくれたワタルに、感謝。 |
2004年06月21日(月) |
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