天然コケッコー
1978年、18才の頃その時つきあっていた彼女(・・・と言っても妻”たかちゃん”ですが(^-^))が「別冊マーガレット」という少女漫画誌を買っていました。少女漫画なんて全く読んだこともなければ興味もなかったそれまでの私。パラパラと読むともなしに見ていた私ですが、あるページで目が釘付けになってしまったのです。 何と言っていいか、とにかくその絵に惹かれてしまったのです。それが”くらもちふさこ”さんの「おしゃべり階段」という作品だったのです。 そしてその次の作品、「いつもポケットにショパン」ですっかりくらもちワールドのファンとなってしまったのでした。そして、「〜ショパン」が終わり、”別マ”も買わなくなってしまいました。
時は流れてつい先日、なぜかわかりませんが急に”くらもちふさこ”という名前が頭に浮かんで、ほぼ自動的にネットで検索していました。 そこで「〜ショパン」以降のくらもち作品について色々知ることが出来ました。 どうも最近は絵のタッチが違うらしいぞ・・・。「天然コケッコー」全14巻?こんな長い連載もあったんだ!・・・etc というわけで更に自動的にヤフーオークションで「天然コケッコー」と検索。全14巻出品者発見。落札。と、ここまでほとんど無意識。気づいたときには手元に14冊のコミックスが届いていたのでした。便利な世の中です。
そして数冊づつ何日かかけて読み終えました。 昔よりも線は単純化していながら微妙な心理描写やニュアンスの表現は更に洗練された感じ。相変わらず主人公の女の子は可愛いし。男の子はかっこいいです。特筆すべきは動物の描写。ニワトリってこうだよね。猫ってこんなコトするよね。あ!しかもこの猫は雄でこの猫は雌。猫の体つきや動きで雄雌書き分けるとは!
そしてストーリーも淡々としたものなんだけど味があるというかイメージが心に入り込んでくる、そんな不思議なリアリティー。 40過ぎてまたくらもちふさこにはまってしまった私のパソコンの起動画面には、大沢君からもらったジャケットを着たそよちゃんが!
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