屋上 高いビルは気持ちが良い 上を見れば空が近い 下には次の世界が見える 屋上の端っこで片足を宙に浮かせて 体重をかければほら、 最高 風が気持ち良いよ 飛び降り自殺は嫌いです 迷惑メイワク 下手をするとヒトヲコロス |
敵対心 私に刃向かおうなんて上等 私を誰だと思ってる? 遠慮しないでかかってきな 幾らでも相手してあげる さぁ |
まだまだ 何も知ってないんだ 知ってるつもりなだけで 何も判ってないんだ 何も解ってないんだ 本当は 此処に家が在ることも 自分が其処に住んでることも 僕が居ることも 君が要ることも 其の人が要らないことも 自分が存在してることも 全部全部 嘘だってことも |
穴あき 瓶の中の液体は、蓋をしないと出ちゃうんだ 僕の身体に穴があいたり破けたりすると やっぱり液体が漏れるよ、血が 僕は何処に蓋をすれば良いの?? 穴だらけになったら テープで止めれば良いの?? 瓶みたいに割れちゃわないの?? 割れちゃったら、蓋も意味無いんだね |
兎ちゃん うさぎちゃんうさぎちゃん どこいくの? 長いお耳が可愛いね それはどうも有り難う うさぎちゃんうさぎちゃん どこいくの? ぴょこぴょこ跳ねる姿追いかけて? あなたに関係ないことです うさぎちゃんうさぎちゃん なにみてるの? あらあらおめめが真っ赤っ赤 泣いてわけではありません うさぎちゃんうさぎちゃん どこいくの? 早いねお家へ帰るんだ あなたが遅いだけなのです うさぎちゃんうさぎちゃん ちょっとまってよ ぼくはあちこちおいかけたから あなかがぺこぺこなんだ ごめんねうさぎちゃん いただきます ざけんなコノヤロウ |
eco 自然の摂理 弱肉強食 喰う喰われる いつしかその輪から ヒトだけ外れてた バランスを崩した動物なんかに そんな権利はないのだろぅけど 混じりたいなエコロジー eco system 破壊と共存はイコールじゃないよ |
毎日の唄 毎日終電ギリギリで家に帰り 今日も就寝時間また午前三時 なんにも出来ないで 一日なにしてんだろぅ 何すりゃイイかわかんないよ 時間がもったいないよ イヤんなっちゃう いつも同じ路を歩くウラハラジュク 借金積み重ねてカァドもなくなったし あたしの大事なモノ 今はもぅ消えちゃって お金で買えるモンじゃない 取り戻したいのに イタイはぁとがキリキリ 探し物は何ですか 探し者は誰ですか 捕まえて 籠に入れちゃって 逃げらんないよぅに 紐で縛って 誰か手伝って助けて もぅ遅い 誰もあたしの顔なんて知らない ねぇ、アタシノホントノカヲシッテル? |
冒険 てくてく歩いて その先には何がある? ぱたぱた走って 振り向いて何を見た? 前には虹色なんて見えません 後ろに路なんて在りません 私の立って居るこの場所しか存在しません 私が何処へ動くのも自由だけれど 選択することは私にとって 一大イベント 私はこの先何を見る? 私は今迄何をした? 周りには誰が居る? 足元に花は在る? 前は見える? 後ろを向ける? 右手に何を持つ? 左手に何を持つ? 次は 何処へ進む? |
存在 頭痛がしたら寝てしまおぅ 眠くなくても寝てしまおぅ 欠伸が出なくても 瞼が重くなくても 目を閉じるんだ 頭が痛いから目を閉じるんだ だって頭が痛いから 目を開けていられないんだよ 僕にしか判らない 頭痛がするので早退します 突然僕に降り掛かった、恐怖。 だって誰かが其処に居るんだ 目を開けていても閉じていても ずっと其処を動かないんだ 君は誰 嗚呼 頭が痛い |
未練 ペットボトルに入れた 小さな思い出を 海に放り投げた 昨日までの楽しかったことを 全部入れて キツキツに詰め込んだ あんなこと話したね 後悔だってしたよ 全部一緒に詰め込んだ 蓋をして その重みを肌で感じて 海に投げた 今日からまたあの人との 新しい思い出創るんだ そぅ決めたんだ 昨日までの事忘れて 新しく変わるの そぅ決めたんだ 忘れるって 忘れるって 忘れるって 忘れるって やっぱり出来ないよ そんなこと、出来ないよ |
呼吸 気付いたら息を止めていた その時私は何を思っていたのか 苦しくなって呼吸を始めた その時私に針が刺さった 何処かがツキンと痛んだ 此処に居ることが息苦しい イシキ飛ぶくらい胸が絞まる 息 したくない 吸って吐くだけ なんて単調なこと 厭きたから今度は止めてみただけ 逃げたわけじゃないんだ!! なんて云って逃げ続ける私って最低 息が詰まる思いはもぅ懲り懲りだよ |
無題 届く範囲に居るのに 手が出せないのは あたしの我儘を通すことになるから 自分勝手は相手に迷惑 判っているのに 判って いるのに 鳴らない電話 その存在が あたしに重く のしかかる |
i need you and death 微かに残った君の面影が 狂おしく僕を引き裂く でもその幻影すら 今ではもぅ消えてしまいそう 懐かしさに喘ぎ苦しみながら 君の姿 忘れていくよ 思い出すことももぅ無い 思い出すことすら出来なくなっていく こんな僕を 君は笑って許してくれるんだろう 許されない罪を 僕に罰を |
無芯 なんかもうどうでも良くて ふらふら街を歩いてみた 誰も私なんて眼中に無くて せこせこ歩いてんの 笑っちゃうよ ナニそんなに急いでんのさ 誰か私を見てよ なんて云いたい裏返し。 |
堂々巡り 十年分溜りに溜った此の涙 今出したら止まらなくなりそうで しかも泣き方を忘れている気がした それでも今どうしても泣きたいんだ 十年間其れに触れていない肌は 乾ききってしまいそうだったから やっぱり今しかないと思った いざ泣こうとするのだが これがちっとも出て来ない 出る気配すら感じられない 私は涙は溜るのもと信じて止まない 其れを裏切り否定するかのように 涙は結局出て来なかった 一日中頑張ったけど出て来なかった それじゃぁ十年分の涙は一体何処へ? 私は十年前何をしていた? 五年前は? 昨年は? 何も覚えていなかった 自分でも驚くことに誕生日の日以外 記憶はすっぽり抜けて消えてしまっていた 今日は誕生日 大事な人の誕生日 来年の今日私はまた同じ行為を繰り返す そんな気がした 記憶から消えた日に何をしていたのか 何をするのかとても気になったから 私は日記を付けることにした 今日という日を後日の私が思い出せなくても 確かにその日の私は生きていたと 証明してくれる唯一のモノ 此れに頼ることに決めた 十年分の涙は本当は毎日 私の中で流れていたのか? 外に出ることはなくて 私は独り静かに涙を流していたのか? 来年は十一年分の涙 楽しみだ |