【音楽見聞録〜その22】 バーゲンズ
バーゲンズが1年半ぶりの新曲を出したのさ。ほっかほっか亭のCFソングでOAされてるあの曲です。そう「ジンセイ」。これ、大阪の方ではえらいことになっているらしい。インストアで1000人以上も集まったりして。とにかくいい曲なのよ。まだ聴いたことがない人は、一度チェックしてみてよ。人生にちょっと迷っている人には特にお薦めです。 先日、久々にキャンペーンに来てくれたんだけど、二人ともなんかふっきれてたなあ。以前の地味系(ゴメンナサイ)とは大違い(笑)。なんてたって一昨年、富山市民プラザでやったSR SMOOTHYとのジョイントライブ以来だもんね。 この二人に会うと、なんかほっとしちゃうんだよねえ。人を癒す何かがあるんだよなあバーゲンズ。けっこう貴重です。 最近は、なかなか大人のアーティストが認知されにくい世の中なんだけど、バーゲンズにはぜひがんばってほしい。そこで僕が彼らにつけたキャッチフレーズを紹介しておきます。 〜ちょっと年をくってますが・・・〜 どうっすか〜!本人たちも気に入ってくれてるんだけど。(ほんとは社交辞令だったりして。) そんなわけで今年はいくぜ!バーゲンズ。富山でもいっちょう盛り上げたろうっと。 バーゲンズの「ジンセイ」。老若男女、だれかれかまわず聴いておくれ。甲子園の入場行進曲に選ばれてもおかしくない傑作ソングです。どうよ!
2001年02月25日(日) |
M21:SHUUBI |
【音楽見聞録〜その21】 SHUUBI
初めて会ったのは、一昨年の2月、2回目はその年の12月、そして今回3回目の出会い。えっ、まだたった3回なの?って感じなんだけどメチャ共鳴感があるアーティスト、いや「人」なんです(笑)。人の縁とは不思議なもので、ちょっとでもタイミングがずれたりするとその接点は永久に失われたり、またその逆もしかりで。SHUUBIとはまさにそんな縁を感じるんです。そもそも初対面のときから不思議な感覚があって、そう、ずっと昔から知っていたような、魂が共鳴し合うバイブレーションみたいなもの、言葉ではうまくいえないけど、まあそんなようなものなんです。彼女との会話は、言葉の奥に毅然と存在するイメージとのコミュニケーションみたいなもの。だから、第三者からみるとちょっと変な会話をしているのかもしれません。てな訳で、この文章もそんな彼女のイメージを翻訳しているようなものなので、わかりづらい所はご容赦ください(笑)。 とにかくまだ聴いたことがない人は、ぜひ一度チェックしてみてください。そして感じてみてください。きっと得した気分になるでしょう(笑)。 今年はきっとやってくれると思いますよ。本人が読んだらプレッシャーかな。でも、少なくとも僕はそう確信しています。SHUUBI、がんば!ゆっくりゆっくり。
【虎の自叙伝〜その27】 プラモデル
プラモデル作りにはまったことがある。小学生の頃だ。当時はやっていたのはサンダーバードシリーズ。僕らの間では、絶大な人気があった。覚えている人もいると思うけど(30歳以上かな)、あのアメリカの人気テレビ人形劇でだ。サンダーバード1号から5号まですべて買い揃えた記憶がある。特に人気のあったのは2号。コンテナの中身を自由に替えられるのだ。知らない人には何のことかわからないと思うけど、文章では適切な説明ができない(そこまでの文才がない!)ので、ここでは省く。 そういえば、今思い出しても赤面してしまうような出来事があった。このドラマに出てくる乗り物で地面を深く掘り進むドリルタイプのものがあって、もちろんプラモデルでも発売されていた。子供心にこれはかっこいいと思って、リモコンで動くやつを買ってさっそく試してみたら・・・。テレビの中では颯爽と地面を掘り進んでいったのに、なんで!結果は見るも無残。砂山でさえ掘れない。プラスチックの先端は傷だらけ。あたりまえのことなんだけどさ、当時の僕は本気で掘れると信じていたからすごいショックだった。みんな、こういう経験をしながら大人になっていくんだろうな。世の中って嘘つきだ。
【四方山日記〜その26】 下戸
久しぶりにお酒を飲んだ。ウィスキーの水割りを3杯も。オイラの限界に近い量だ。もともとお酒は弱い。ビール1杯ぐらいで顔が赤くなる。調子こいて飲んでると心臓がバクバク鳴り出して、最後には脳みそが頭の中をぐるんぐるんって回りだすような頭痛。そして顔面蒼白になって洗面所へ直行。まあ、これがオイラの最悪パターンだな。お酒の飲める人から言わせると、なんで?って感じなんだろうけど、それが下戸というもんだ。簡単にいえば、二日酔いの症状がその日のうちにやってくる。お酒の量としては全然なんだけどね。だから、記憶がなくなるまで飲んだっていうのは一度もない。その前に体がダウンしちゃうからね。でも、あの記憶がなくなる状態っていうのは、よくよく考えてみると摩訶不思議な状態だよね。意識はあるし体は動いているわけだから。普通の生活の中で、記憶がない状態っていうのは眠ってるときぐらいなもんでしょ。うーん、人間の体っていうのはほんと不思議だ。だからおもしろい。
2001年02月19日(月) |
P26:世界の青木/D25:僕って・・・。 |
【虎の自叙伝〜その26】 世界の青木
スポーツ界で一番好きな選手は?と聞かれたら僕は即答で、プロゴルファーの青木功選手と答えるだろう。日本人としてはじめて全米ツアー(ハワイアンオープン)に優勝したときなんか、学校のテストそっちのけでテレビにかじりついていたものだ。最終ホールの逆転チップインイーグルは、僕の心の永久保存版である。ちょっとへこんだ時など、あのビデオを見ると元気百倍なのだ。 僕自身はゴルフはやらない、なのに好きなのである。誰かを好きになる場合、本来そこには確たる理由など存在しないことが多い。僕が青木選手が好きなのも、その例にもれないと思うのだが、あえてその理由を考えてみたい気分でもある。感じるままに列挙してみよう。存在感、集中力、職人技、挑戦心、包容力、打ち込む姿、ゴルフが大好き・・・。いうなれば自分が目指す生き様がそこにあるのだ。中でもその根源にあるものは、ゴルフが大好きということである。好きなことを思う存分楽しんでいる姿は本当に美しい。あれこそが本来の人間の姿じゃないだろうか。 僕が最近、もっとも気に入ってる言葉。それは「わくわく」だ。胸がわくわくするのわくわくだ。そのわくわくが青木選手からビシビシ感じられるのだある。あなたの人生は、わくわくしてますか?そんな問いかけを、青木選手の姿を通して自問しているのである。
【四方山日記〜その25】 僕って・・・。
あらゆる物、あらゆる事象の本質をみていたい、またそういう人間でありたい。じゃあ、本質っていったい何。たぶんわかっていない。でも、感じていたい。ただ、感じていたいのだ。きっと視覚的なものではないのだろう。でもその正体が無性に知りたい。
直感が自分を支配する。でもこいつはとてもやっかいだ。感情が邪魔をするからさ。「自分の直感を信じる」って言葉でいうのはたやすいこと。でも、これが直感なんだと確信を持つのは困難だ。直感と思った次の瞬間には、もう知識とか経験が割り込んでくる。
今、僕は感じている。何かを感じているんだ。それが何なのかを伝えたい。でも、適切な言葉が見つからない。じゃあ、どうすれば。それも見つからない。
僕っていったい何・・・。
2001年02月17日(土) |
M20:CASCADE |
【音楽見聞録〜その20】 CASCADE
デビューからしばらくの間、まったく接点がなかった。だから俺も、しらんぷりしてた(笑)。つかみどころがないバンドだったし。それが今では身内みたいなもの。まあなんて言ったらいいのか、説明に困る関係だな。人生、どんな出会いがあるかほんとわかんないねえ。 初めて会ったのは、たぶんシングル「イエロー・イエロー・ファイヤー」が出るちょっと前だったんじゃないかな。やってきたのは(Vo)TAMAと(B)MAKKOだった。二人ともえらい真面目でさあ、あやうく騙されそうになったよ(笑)。あとで聞いたんだけど、俺の印象があまりに強烈すぎて、コイツはやばいって思ったらしい。なんで?こんなに優しいのにさ。それが他のメンバーにも伝染して今の関係に至ってるわけだ。 次にやって来たのは(G)のMASASHI。しばらくはヤツばっかり来てたなあ。ヤツが最初に俺に言う決り文句は「また来ちゃいました」。きっと俺のことが好きなんだろう(笑)。 そして最後がHIROSHI。俺の中では、「あるあるヒロシ」と呼んでいる。何故って?こいつのネタは「あるある大辞典」のネタがほとんどだから。セコイ! まあ、なんだかんだ言ってるけど、結局俺もこいつらが好きなんだよなあ。世間でよく言うくされ縁っていうやつ?かもね。たぶんこんな関係がずっと続いていくんだろうな。いやじゃないけどね。でもひとつだけお願いがあるんだけど・・・。はやく富山でライブやってくれっつうの。もう待てねえよ、ほんと。頼むぜ、CASCADE!
2001年02月12日(月) |
P25:エスカレーター |
【虎の自叙伝〜その25】 エスカレーター
そもそもエスカレーターが苦手だったのだ。何がって?それはエスカレーターに足を乗せる瞬間、がである。平らな金属パネルが階段状に変化するあの瞬間がどうも苦手で、つい足をとられそうになってしまうのだ。友達はスイスイ乗っていくのに、僕だけがうまく乗れない。これはいったいどういうことだ!そんな思いが僕の苛立ちを益々増幅させるのだ。僕がまだ小学校、それも低学年のころの出来事である。 どうしてあんなことになってしまったのだろう。今もって謎である。
【四方山日記〜その24】 雪の北陸道
金沢でクール・ドライブ・メーカーズのライブがあって、まごまごしているうちに遅くなってしまいました。それにしても雪の北陸道はマジでビビリもんですわ。時間は深夜1時頃。行き交う車もまばらなため、路面に雪が積もってセンターラインが見えまへん。知らず知らずのうちにラインをまたいで走っていたり。平均時速はおよそ50km。それでも怖い。でも本当の恐怖は小矢部にさしかかったあたり。なんてたってフロントガラスにぶつかる雪がうねっているんですわ。まるでつむじ風のよう。思わずそれに目移りしてしまって視線が泳いでしまいます。これ、やばいっすよ。まだ、2人いたからいいようなものの、一人だったらちょっと自信ないですなあ。それにしても、トラックの運ちゃんはなんであんなスピードで走れるんでしょうね。凄すぎます。たぶん100km近くは出てるんじゃないんでしょうか。人間業とは思えません。でも無事で帰れて何よりです。おー、こわ。
2001年02月08日(木) |
P24:不思議なもの |
【虎の自叙伝〜その24】 不思議なもの
昔から不思議なものが好きなのである。UFO、ネッシー、オーパーツ、古代遺跡、超能力などなど。信じられない人には滑稽に映るかもしれないが、好きなものはしようがない。きっかけは何だったのだろうかと考えてみると、思い当たるのはやはりこの人、矢追純一氏。そう、あの「木曜スペシャル」なんかを制作した人。小学生の頃から大好きな番組のひとつだった。でも、当時は番組も木曜と決まっていたわけじゃなくて、水曜日だったり土曜日だったりけっこうばらけていたような気がする。 この手の本もよく買って読んでいた。おこづかいを全部はたいてしまったこともある。雑誌ではやはり「ムー」でしょう。これなんかは、最近までちょくちょく買っていたぐらいだから。僕がSFモノが好きな理由は、きっとこんなところにあるのかもしれない。映画でも本でもそうだけど、SFモノって興味ない人にはまったく受け入れがたい内容だろうけど、好きな人にはたまらないんだよねえ。そういう意味では、僕という人間の本質は、浮世離れしているところにあるような気がしないでもない。いやいや、単に空想が好きなだけかも?
2001年02月07日(水) |
D23:ガイアックス |
【四方山日記〜その23】 ガイアックス
ちょっと前、テレビのドキュメンタリー番組で「ガイアックス」という低公害燃料のことを特集していた。詳しい成分は忘れてしまったが、何でも排気ガス中に含まれる有害ガスの濃度が極端に低いらしい。そして安い。最近、その「ガイアックス」のスタンドが近所にできたので、試しに入れてみることにした。値段はリッター88円。ガソリンがリッター98円ぐらいだからおよそ10円の差額である。1回の給油で30リットル入れるとして、300円も安い。無職の俺としては、聞き捨てならないということでさっそく行ってみたわけ。念のため、店員さんに普通のガソリンと混ざってもいいか聞いてみたら、全然かまいませんとのこと。ガイアックスを給油して、一度タンクが空になるまで走ってみたけど、違和感は全くなし。こりゃ癖になりそうだわ!
2001年02月05日(月) |
M19:シング・ライク・トーキング |
【音楽見聞録〜その19】 シング・ライク・トーキング
ご存知、青森出身の3人組。なんだかんだ言って、ずいぶん長い付き合いになりましたなあ。デビューの頃からだから、もう10年ぐらいになるの?そんなんだから、最初の出会いがどんなだったかすら忘れてしまいました(笑)。ここまで長くなると、まあ気心が知れているというかなんというか、ほとんど友人みたいな間柄ですな。キャンペーンに来てるという意味では、ひょっとして一番多いんじゃないかなあ。だから富山の人たちとも馴染みが深い! 彼らが富山で初めてライブをやったのは、某イベントだったんだけど、そのときの前説がこの俺だった(笑)。調子こいて5分もしゃべっちゃって、ヤツらに長すぎるって文句を言われたのを覚えてる。でも文句言うのはいいけどさ、ステージで名前を出すなっつうの。この時は300人ぐらいのホールだったんだけど、のちに2000人相手にそれをやられて、お客さんの視線を一斉に浴びた時にゃあほんと参りました。もうあんなことはやめてね、竹善さん。心臓に悪いから。このイベント、実は無料招待だったんだけど、応募ハガキの総数がなんと2000通以上。まだ全国区になる前だというにのに凄かった。俺が手がけたイベントの中では、一番多かったんじゃないかなあ。その3ヶ月後、ツアーのライブでまた富山に来てくれて、そしてブレイク。思えばその歴史を共有してきたわけだから、この俺はなんて幸せなんだろう(笑)。 それじゃあシメとしてヤツらに一言ずつ。 まず竹善。「あんまり遅刻をしないように。」 千章。「もうちょっと運動したほうがええんでない?」 西村「筋肉、ぶよぶよらしいじゃん。」 つうことでこれからもよろしく。
【虎の自叙伝〜その23】 新撰組
中学2年の時、新撰組にはまってその類の本を読み漁った。特に感銘を受けたのは、司馬遼太郎著「燃えよ剣」。当時、読書感想文にも書いたぐらいだから相当なものだ。きっかけは何だったのか、さっぱり覚えていない。特に副長の土方歳三に傾倒していて、その美学に酔いしれていた。彼の最期の地は、北海道・函館にある。どうしても行かねばという強烈な思いが、僕の足をその地に向かわせた。21歳のときである。そこには身の丈ほどの石碑があった。静かに添えてあった花が今も鮮やかに記憶に残る。 当時、僕のまわりの大人は、はらはらしていたに違いない。中2といえば思春期の真っ只中、何かにつけて影響を受けやすい年代だ。それが新撰組なのである。そこに危うさを感じ取ったとしても不思議ではない。当の本人はケロッとしたものだったのだが。 そして時は経ち、中学も卒業の時を迎える。卒業文集に僕の作文が載った。タイトルは「人間・土方歳三を探る」というもの。ここまでくれば、僕の情熱も大したものだろう。でも僕が教師だったら、たぶんこんな作文は掲載しないだろうな。どう見たって、卒業文集には似合わないと思うから。
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