あることないこと
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きらくプロデュース公演客演、無事終了いたしました。 (もう数日過ぎていますが) 来ていただいた皆様ありがとうございました。 共演の役者、スタッフの皆様ありがとうございました。
公演に向かっている最中って言うのは、感受性が豊かになっているものですね。というか端的に言えば涙腺が弱くなりまする。 小説を読んでは泣き、ドキュメンタリーを見ては泣き、お酒の場では人の言葉がやたらとしみ込み…。稽古中に脳内のニューロンが発火しまくって、普段のちょっとの刺激でも脳内を電気が走りまくるのでしょうね。 で、仙台公演中 個人的にえらく落ち込む夜があったのですが、そんな時に早老症のアシュレーちゃんのドキュメンタリー(フジ)を見たものだから、ただもう泣けました。服を脱ぎながら見て、風呂の中で泣きました。 しかし、まぁ勝手なものでアシュレーちゃんがかわいそうとか偉いとかで泣けるのではなく、アシュレーちゃんに比べ自分がただもう情けなくて泣くのです。短くもしっかりと命を燃やすアシュレーちゃんと、ぐじぐじと小さく悩む自分。 と思ったら 翌日はいかりや長介さんの訃報。普段だって泣けるだろうにこんなときだから余計に泣けてしまいました。そしてまた勝手な話ですが、長さんに比べ自分がただもう情けなくて泣きました。長さんに比べ自分はどんなに妥協しまくって芝居しているか、芝居しかないだろうに。
なんてまぁ、重そうなこと書いてても普段からずっと悩んでいるわけではなく、 胃が重くなるほど悩む夜があっても、寝て起きるとすっきりしてるから便利な自分です。痛みを残さない丈夫なぼく、もっとがんばんなさい。
2004年03月09日(火) |
2003の夏三→2004の早春 |
夜、 幼馴染みの友だちから結婚報告のメールが届きました。 昨年の夏の日記(未婚3/8ドライブ)に書いた中学校教師の彼です。
あの時のドライブで付き合っている女の人がいるのは聞いておりましたが、 いやはや何とも嬉しいです。 彼とは児童館、小中高と同窓です。学校の成績的に近いのもあって(彼はスポーツもできましたが、)親近感を覚え、家が近いから中学校からの帰り道ではいろんなことを話しました。 高校では近くにいながらあまり話すことはありませんでした。別々の大学にいってからはほとんで連絡もとらず、実家に帰った時に近所の噂→母親経由で近況を聞くくらいで、彼が大病していた時もお見舞いにすら行きませんでした。 でも彼の結婚はしみじみ嬉しいのです。 高校で彼が一生懸命(本当に一生懸命)野球部の部活に励んでいる横を僕が過ぎるとき、彼が笑って挨拶をしてくれた時のようなしみじみ。 生き別れた双子というか、もう一つの自分の人生が幸せに包まれているような気がするのかもしれません。
まぁ、こっちが勝手にそう思っているだけで 彼にそういう感慨があるかどうかは分からないし、 結婚は通過点で、それからも幸せかどうかは本人ら次第ですので安易に祝福するのもなんだとも思うのですけどね。
けれど 彼が選んだ彼女、彼を選んだ彼女に会ってみたいです。 しんくんおめでとう。
「アイデン&ティティ」見ましたよ、渋谷で。 一本のものとして、そのうねりというか、流れに少し不満は残るものの あちこちグサグサきましたね。 僕なら、 藤子・F・不二雄が来たら辛くて幸せかも。 漫画家目指してるわけじゃないですが。
で、新幹線で帰って来ました。 東北新幹線の無料冊子トランヴェール(?)を斜めに読んでましたら、 鬼太鼓の紹介記事があり、同じ地方でも地区によりこんなに鬼の面が違うのよと8地区の16種類の写真が載っていたのに目が止まりました。 どれもみんなよく出来ているのですが、恐いと思う鬼は意外にも、自分が決して思い描かないような鬼でした。 他の鬼は怒った顔をしているのですが、特に恐いと思ったやつは口を開いていつつも怒っているわけではなく、笑っているわけでもなく、目は何も見ていなくて、まぁ、何考えてんだか分からない顔でした。 ちなみに一緒に帰って来たあきさんは、全然別の鬼を選び、その理由は「こっち見てて目が合いそうだから」ということでした。
偉そうなことを言えば 役者というのはいろいろなイメージを体を使って現出させる仕事なわけで、ただ見せるというのではなく、(意図的に)現出させるというからには、自分の中にないイメージも吸い込まなくちゃいけない、腑に落ちさせなきゃいけない … いろいろなものを見なくちゃダメだなと思った次第であります。
何だそのまとめ?
2004年03月01日(月) |
そして一夜明け、窓の外は雨だった |
きらくさんの東京公演は2日ともいい天気でいい陽気で、
嵐のようにバラシ、見にきてくれた東京の仲間と飲み、打ち上げで飲み、ホテルの部屋でだらりとおしゃべりし、年上の多い2次会で正座をし、カラオケで筋少を叫び、ホテルの部屋に戻りどろりと眠る。
そして一夜明け、ロビーに降りると窓の外は雨だった。 小雨の中、仙台に戻るマイクロバスを見送る。 なんだか天気の移り変わりがイベントにリンクしてて悲しくおもしろい。
東京公演はなんとか無事に終了しました。 疲れたけど、2週間もしたら仙台があるので力が抜け切ってはいません。 それはつまり東京公演で出し切れないものがあった、新たな課題が見つかったってことなのでしょうが。 だから仙台ではもうひと回り…半回り大きい芝居ができる気がしています。
東京公演を見にきて下さった皆様、ふがいない自分でごめんなさい。 でも皆様のおかげで、いろいろ言って下さったおかげで半回り成長できそうです。本当に感謝しています。
いろいろ話して下さったスタッフの皆様、共演者の皆様にも感謝。 皆さんの言葉を信じます。だから頑張ります。
とりあえず最初の課題、集合時間には遅れません。
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