あることないこと
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2006年03月19日(日) |
写真-もう一度水中テレビ- |
| 去年の1月の日記に、謎の看板を見たというのを書きましたが、
偶然またそこを通りかかったので、今度はカメラ付きphsで撮りました。
『(有)東京水中テレビ』
ごく普通のおうちの、塀の上にある看板よ。
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記憶の中では、塗装なしで白茶けた板に墨で描かれた手書き文字だったのですが、 記憶違いだったのか、グレードアップしたのか…。
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+先週の日曜の風景+
後ろから「うわーダメだ」と女性の声がするので振り返ると、
自転車の前の方に3才くらいの男の子を乗せた若いお母さん。そしてやや遅れてお父さん、2台の自転車が僕の横を走り抜けようとしていた。
男の子は完全に眠ってしまって上体が倒れ、ハンドルを持つお母さんの腕にしっかり頭を持たせ掛けている。 お母さんの腕は男の子の頭を支えて不自然に曲がっている。 そして 自転車2台の前方にはけっこう急な上り坂があり、 降りて歩くか、立ち漕ぎするしかなさそうなのだけど、 いずれにしてもお母さんの腕は、もう男の子の枕ではいられないのだ。 うわーダメだ、なのだ。
「普段だってムリなのに、これじゃあ…」 とか言いながらお母さんはスピードをあげて、坂をのぼり切ろうと頑張ったが、案の定途中で失速し始めた。 その時だ、 遅れてきていたお父さんがスピードをあげて、お母さん自転車のすぐ後ろにつき、ひらりと降りると片手で自分の自転車を押し、もう片手でお母さん自転車を押し始めたのだ。 自転車はゆっくりのぼり続けた。
子供を起こすまいと無理に自転車を漕ぐお母さん。 その思いを助けるお父さん。 昔、こたつで寝入ってしまったのに気がつくと布団で寝ていた幼少時を思い出す僕。
人生とは重い荷物を負って坂道を歩くようなものだと、誰か言ったとか言わないとか聞いたり聞かなかったりしたけれど、いいものを見た気がした。
しかもこの出来事の直前に、僕は2003年製のDVDレコーダーを人からもらっているのだ。
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