カウントシープ
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2005年12月14日(水) 星空

昨日に引き続き失声中。金曜日の夜から寝込んで、実にこれで5日目になる。それでも何とか回復に向かっているのだが・・・
相方も昨日から喉が痛いと訴え、どうやらうつってしまったようだった。こうなっては甘えてばかりいられないと、寒空の下犬の散歩に出かけた。

月曜日から雪がちらつくようになって、一段と空気も冷たくなった。反比例するように星空は美しく、月の光もまた美しい。冷たい空気は喉には悪いけれど、それをひいても眺める価値のある空だ。

ロシアの犬は寒いほうが好みらしい。けれど、ポーチに取り付けた水しか出ない水道で足を洗ったら、さすがに縮こまっていた。お前の兄弟は今頃白馬の雪の中だよ、と言い聞かせながら洗ったけれど、洗うボク達の手もかじかんで冷たかった。


2005年12月13日(火) 声が出ない

昨日から仕事まで休んでいる。相変わらず風邪をひいていて、今日は朝から声が出ない。
その出ないというのが、笑ってしまうくらいに出なくって、休むという電話をしようにも、声が出ないから相手に伝わらない。一生懸命に名前と所属を伝えようとするのだけれど、そのうち相手も、悪戯と思ったのか、冷たい対応になってくる。
何とか伝えることができたが、声が出ないというのは大変不便なことだった。

例えば犬への号令。
我が家では犬達は、食事をするとき、「よし」といった声かけによって食べはじめるようにしつけてある。これを待たずに食べると皿が吹っ飛びボコボコにされるので、犬達は号令があるまでは身動きせず、ひたすら待っている。
今日もいつもと同じように「よし」といってみたものの、犬達にはかすれた声でぼそぼそとしか聞き取れないため、首をかしげて号令を待ちづつけているのだ。何度もよし、といったり、最後はジェスチャーで示してみたものの、犬達は困惑するばかりで、やっと食べ始めたときも恐る恐る、こちらの顔を覗き込みながら食べていた。


2005年12月12日(月) ポケットにライ麦を

ボクはわりとパンが好きで、別に数日米を食べなくても平気なほうだ。(もともと一食分を食べるのは夜だけなので、一日一食と考えて欲しいのだが・・・朝はパンを齧り、昼は適当に売店で200円程度のものですませている)
でも、パンは作ることができないから(少なくとも今現在の我が家では)、どこかのお店で買ってこなくてはならない。ボクの好きなパンはどちらかというとライ麦パンやフランスパンのようなハードなものなのだけれど、これを作るのはちょっと難しそうな気がする。

近所にパンやお菓子の粉を扱うマニアックな食材屋があるけれど、そこにはちゃんと粉は売っている。それも、ちゃんと『ライ麦パン』の素や、『フランスパン』の素もある。どこがどう違うのかパン粉の成分など知らないけれど、これさえあれば簡単に焼けるかというと、そう単純ではないのだろう・・・きっと。
ボクは、料理の本を見てもあんまり思考が働かないっていうか、興味がないからか、全然頭に入らない。写真を眺めているだけなら、料理の本も面白いんだけれど。


タイトルの『ポケットにライ麦を』はマザーグースより。アガサ・クリスティもこのタイトルで小説を出している。こちらもなかなかおススメ。また、ライ麦といえばサリンジャーの『ライ麦畑でつかまえて』、こちらは攻殻機動隊1Stのシナリオベースにもなっている作品。子供の頃、麦畑って見たことないけれどイメージは浮かぶような、不思議な存在だった。

高校生のとき、図書館でマザーグースの本を借りた。同じ本を何度も借りるので、図書のお姉さんが「また?」と笑った。ボクは本を開いて、この歌がいいんだよ、と『ポケットにライ麦を』を歌って聞かせた。お姉さんは黙って笑っていて、それからボクは高校を卒業して、2,3年した頃に、お姉さんは病気で死んだ。もう何年も前からずっと病気で、結婚もせずにいたらしい。ボクは、歌を聞かせて以来ずっと会っていなかったから、最後に見た静かな笑顔の次は、死化粧をした白い顔になって、いつまでもその白さだけが頭にこびりついている。


2005年12月11日(日) プチインフルエンザ

昨日はインフルエンザにやられて倒れていた。

水曜日、病院でインフルエンザのワクチンを相方と2人で受けてきた。ちょっと時期は遅れたけれど、まあこれで罹らなかったらもうけものだと思ったし、打った次の日にはもうそんなことは忘れていた。

多少腕がだるいなとか、しまったヴァイオリンを弾くなら左じゃなくて右にしておけばよかったとか(ボクは右利き)多少後悔したけれど、元気にしていたのだが、金曜日の朝、起きたら喉が痛かった。

ボクは先週からずっと仕事をしていて、今週末は久しぶりの休日だ。この休みを風邪で寝込んでなるものかと張り切って?風邪薬を飲んで出勤した。ところが、昼ごろには大分だるくなってきていて、夕方にははっきりと悪寒戦慄がしてきた。その症状から思い浮かぶ病名は「インフルエンザ」・・・
ふらふらしながら車を運転し、帰り着いて犬達を掻き分けベッドにもぐりこんだときにはもう39度まで発熱していた。
その後、どんどん熱は上がり、四捨五入で40度まで上がり、その間激しい関節痛とダルさに苦しめられ、翌朝には何とか解熱していた。

普通、インフルエンザに罹ったらこんなものではすまないと思う。過去の経験から、ボクなら3日くらいは寝込むところが一日だし、ボクの周囲は誰もインフルエンザを発症していない。ということは、この現象はワクチンに対するプチインフルエンザということか。

沢山のおじいさんおばあさんがワクチンを受けていて、みんな元気だったのに、それではボクはじいさんばあさん以下の体力ってことなのか?
そんなそんな・・・
と、後味悪いまま、いまだ風邪気味で、結局週末はどこにも出かけずヴァイオリンとお友達していた。


2005年12月10日(土) シャープ

お友達に薦められて、「炎の英雄シャープ」という英国ドラマを見た。(ケーブルテレビのミステリチャンネルにて放送中)
戦争ドラマだとは知っていたが、見てみてびっくり時代はまだナポレオンということで、大変地道な戦いぶりとアクションにまず感動。ひとりがひとりしかやれないなかなかタイトでフェアな戦いは、昨今の大量殺戮シーンに慣れてしまった我々には少々もどかしいが、そこが返って微笑ましくもある。

話の展開が速くてあっという間に出来事が進んでいくが、軍隊らしく出てくるのはむさくるしく薄汚れたヤローばかり(ひとりすこぶる美女もいます)、これがまた男のドラマというのかしら、挨拶代わりに喧嘩するみたいなノリだが、なんだかんだといって面白かった。

主人公シャープは、ショーン・ビーンという役者さんがやっているのだが、この人は悪役を多くこなしている人らしい。ボクは指輪物語でこの人を見かけたけれど、中途半端に顔立ちの整った人だな、と思っていた。
とっても美形というわけでもなく、かといってけしてブオトコではなく、ハンサムなほうにはいるだろう。指輪物語のときは美形のライバルが沢山いたけれど、彼(ボロミア)も消して見劣りしなかった。

ついでに、指輪物語の中のボクの美形ランキング
1位 アラゴルン・・・とても整った顔立ちをしている
2位 アルウェン・・・美人だが時に少し男らしくなるので次点
3位 レゴラス・・・やはりエルフは強いよね サラサラ金髪だし
4位 金髪のエルフの人・・・名前忘れた キラキラしてた人
5位 ファラミア・・・父親とのやり取りは涙を誘う
6位 ボロミア・・・最後はがんばった(途中まで悪役とみなしていたが)
7位 フロド・・・個性的な顔 巻き毛もGOOD
まあきりがないのでこんなところで。


2005年12月09日(金) チェロ4重奏

インフルエンザになったみたい・・・で死んでました。

ついでだから死んでいたときのことを。
横になっていても全身痛いし、体はだるくて足先までじんわり痺れるしで、とても眠れやしなかった。

この日もし元気だったら、仕事から帰ったこの時間、ボクはヴァイオリンを弾いていた。別にこの日に限らず、ヴァイオリンは毎日弾いているのだけれど、ここ最近は特にレッスンに熱が入っていて、仕事帰りに楽器を触るのを楽しみにしていたから、それができないことが心残りだったのだろう、頭の中でもずっとヴァイオリンの音が奏でられていた。

すると恐ろしいもので、まるで手が弓を運ぶように、指先に力が入ってしまうのだ。大分熱に魘されていたから、それはただの錯覚かもしれない。その音色のせいで眠れそうになかったから、思い切ってMP3で本当に音楽を聴くことにした。音楽はチェロの4重奏、La Quartina(ラ・クアルティーナ)のアルバム『Adagio』だ。これを聞いている間だけ、ほんのすこし眠れた。

このアルバムは聞いていて心地よい曲が沢山入っていてどの曲も超おススメ。アヴェ.ヴェルム.コルプスというモーツアルトの曲も初めて聞いたけれど、とても綺麗な響きだった。


2005年12月08日(木) カラフル・グラシーズ

以前からずっと青系の色が好きで、今も変わっていないけれど、最近緑が好き。ボクはあまり服に好きな色を顕さないから(青も緑も早々毎日着ていられないし)、もっぱらお気に入りの色の反映はもっと地道な部分に現れる。

例えばバスタオルの色。ボクは同じ種類の色違いをいくつもまとめて買う癖があるから、同じ模様の中で緑に手が伸びる。それから歯ブラシの色。幸い緑も青も歯ブラシにはポピュラーな色だ。水筒、筆箱などなど、文房具も色を総替えしやすい。

といった具合にマイナーな部分で色を楽しんでいたけれど、今回最も目立つ部分のひとつを変えてみた。




それはメガネ。ロフトで買った緑ふちのメガネは、かけたら早速意地悪そうな顔になったけれど、緑がひとりブームのボクにはちょっと嬉しい。普段はコンタクトなのだけれど、これからはたまにメガネで出勤しよう♪

などと言いながら、実はメガネは2つ買った。もうひとつは青いふちのメガネを・・・・・・・結局、青もすてきれないのだった。


2005年12月07日(水) 世界旅行

子供の頃に大好きだった愛読書のひとつが世界地図。お菓子の缶におまけとしてついてきたそれは、手のひらサイズの(ただし大人の)ハンドブックで、けれどかなりのページがあって、ちょっとした文庫本サイズだった。

ボクはそれをばらばらになりそうになるまで何度も見た。持ち歩いてもいた。その冒頭のカラーページにあった写真は、いつか大人になったら絶対行きたいと思った。その写真の中で、今でも覚えているものは

�)�里の長城 衛星からも見える唯一の建造物というのがツボだった
��南十字星 南半球に行かないと見えない 当時は幻の星
��サバンナの地平線 まっすぐな大地に赤い夕日が沈むところ
�ぅ拭璽検Ε泪魯襦/燭断鬚竜榲造魯椒�の中のアラビアの王様の象徴
�ゥ�ーロラ 空にゆれる虹色のカーテン

もう4,5枚写真はあったはずなのに、思い出せないけれど、ボクはその本を片手に、心は半分世界旅行をしていた。住んでいた場所から考えると、5歳の頃のエピソードだから、世の中の5歳児はこんなこと考えているんだね。


2005年12月06日(火) ロングヘア

最近は髪が伸びてきて、特に美容院に行くわけでもないから、ほとんど野武士状態で延びてきている。ストレートな髪なので、ふわふわとやわらかくウエーブがかって伸びてくれないのが残念−ボクは本当はそういう髪の毛になってみたいと思っているのだけれど、まあ髪に対する不満を述べたら満足している人は一人もいないというからね。

で、伸びた髪はとても邪魔で、普段は結んでいるけれど、髪の毛がつるつるだからすぐに結わえたゴムが滑り落ちてくる。ブリーチかけていたときはちゃんととまっていたから、痛んですべりが悪かったということなのだろう。いつも茶色に染めていたけれど、本当は烏みたいに真っ黒の髪なのだ。

もう少し伸びたら、編んだり結わえたりできそうだ。自分でも、長い髪の自分なんて想像つかないけれど、どんな風になるのかしら?


2005年12月05日(月) 初雪

急に寒くなったのに、先日から職場に泊まり込んでいたボクは、パーカー一枚しか着ていなかった。昨日の朝からあんまり寒いので、職場のどこかの窓が開けっ放しなんじゃないかとあちこち点検してみたけれど、どこも空いていない。急に寒気がきたようで、一日寒い寒いと震えていたら、案の定少し風邪気味になった。

夜には雪も散らついたようだが、ボクは霙をみた。数日前の夜の散歩のときも寒さが深まったとは思っていたけれど、急に雪レベルまで寒くなるなんて!みんなが暖かそうなコートを着込んで出勤する中、ボクは一人惨めな気持ちになった。寒さは心をも冷やすようだ。

それでも冷たい空気と比例して空はどこまでも見えて星が綺麗だし、張り詰めた空気の緊張感もけして嫌いじゃない。星にかんしていうなら、年間通して冬の空は沢山の星が見えるから、まるで空が広がったように錯覚するくらいだ。

同僚が、帰るときに職場においてあったダウンジャケットを貸してくれて、カイロをひとつ恵んでくれた。人の服を借りるのは照れくさいけれど暖かかった。


2005年12月04日(日) ひとつになる

せっかくの休日だけれど今日は仕事で缶詰デー。なのでなので、せめてものと音楽を聴きながら、と用意したのはチェロの曲集。ヨーヨーマ以外でチェロの単独(またはチェロばかりの重奏)をじっくり聞くのは初めてだったのだけれど、チェロの音は本当に柔らかくて綺麗だ。

先生の演奏を見に、何回かコンサートに足を運んだけれど、オーケストラを眺めるのって本当に面白い。今は弦楽器に目を取られているけれど、ヴァイオリン、ヴィオラ、チェロ、コントラバスそれぞれの動きを眺めているだけでも楽しい。ほかにも管楽器や打楽器、ハープなど、沢山の楽器が合わさってひとつの曲がつむぎだされていくのはとても感動する。

ボクなんて、先生と合奏するだけでもすごく心地よくって(しかし自分の音の悪さにはずいぶん幻滅もするのだけれど)、この快感を味わえるならどれだけでも練習したい!って思うくらいだ。誰かと音を合わせてひとつになるって、耐え難い魅力的な行為だと思う。


2005年12月03日(土) ケチャップ

子供のころ、我が家の冷蔵庫には、一般家庭には必ずありそうなものがなかった。それはケチャップ。和食、煮物メインの食卓には、ケチャップは必要なく、当時給食で食べていたのかもしれないが、それがケチャップとしてボクには認識されていなかった。

そんなケチャップを知らない子供にとって、ケチャップまみれのうどんはとてもショッキングだった。それは今思い出してみるとスパゲティのことなのだが、ボクはこの変な食べ物に大変ショックを受けてしまった、といわれてもこれを呼んでいる平均的日本人には解るまい。

でも、例えば蕎麦に突然ケチャップがかかっていたらみんなびっくりするだろう?おまけにケチャップベースのものは甘みがある。ボクは、麺類といえばうどんかラーメンだったから、醤油ベース以外の味で麺類を食べるなんて想像もつかなかった。

もちろん今はパスタも大好物。でも、ケチャップにはいまだどこか馴染めないままだ。


2005年12月02日(金) 名は体を現すか

人形の名前とか、小説の登場人物の名前とか考えているとき、いろいろなカテゴリーを探してみるのだけれど、自分が思いつくような名前って本当に限られているんだな、と思う。
例えば、ボクはある人形にジークフリードと名前をつけるのだけれど、この名前はボクにとってはバレエ「白鳥の湖」のジークフリード王子をイメージしているわけだ。
けれど、例えばロシア人の名前なんて、ボクからすればカタカナを読むのに精一杯で、そこから人となりなんて想像できない。ウサマ・ビンラディンという名前だって、彼をしってからは名前を聞くだけであの顔を思い浮かべられるけれど、そうしたベースがなければ、顔を思い浮かべることなんてできないのだ。

まあこれは異国の話であって、日本の中でなら、ある程度名前から雰囲気を感じ取れるし、想像もできるだろう。この名前にしてこの人物あり、ということもたびたびあるしね。


2005年12月01日(木) 夢のアップルパイ

お歳暮に、ダンボールに一箱の林檎をもらった。箱を開けた瞬間甘い香りが部屋中に広がって、中から赤と青の林檎が出てきた。
こんなに沢山の林檎を二人では消費できないから、職場や友達に二つずつ分けて回っているが、持ち運ぶ車の中も林檎の匂いになった。まるで空色のタクシーの松井さんの夏みかんみたいだった。

こんなに沢山あると、アップルパイが焼けるなとか、焼き林檎ができるなとか考えたりするけれど、ボクは作れないし、相方は作ったことがない。アップルパイって難しいのかな。ボクはシナモンがちょっと苦手だから、シナモンが入っていない、甘すぎないアップルパイが作れたらいいのにな。


ロビン