なべて世はこともなし
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2002年12月04日(水) アイルランドの来年度予算発表される...タバコ増税の行方は?

洗剤ネタ、まだ書いてません。陳謝。書くまでは掲示板にお返事ができない...。


訂正です。


数日前にアップしたタバコについてのエッセイのコーナー。タバコの値段が「2ユーロ上がるらしい」と書きましたが、本日政府の正式な発表がありました。「50セントの値上げ」だそうです。現状アイルランドのタバコは5ユーロ(600円)程度なので5.5ユーロとして660円程度になるということですね。エッセイのコーナーにも追記しますが取り急ぎご報告まで。まあ、3ユーロのドイツに比べるとほぼ倍の値段なんですが。


ちなみにタバコ以外の増減税の詳細(予算)も発表されました。詳細は以下の通りです。


• 20 cigarettes to increase by 50 cents
• Measure of spirits to increase by 20 cents
• Stamp duty on credit cards doubles to €40
• €10 stamp duty on Laser and ATM cards
• Alcopops to increase by 35 cents
• Diesel is go up by 3 cents a litre
• Old age pension up €10 to €157.30 per week
• VAT rate to increase from 12.5% to 13.5%
• Road spending up by €209 million to €1.25bn
• GDP growth in 2003 predicted at 3.5%
• Spending will increase by 5.7%


(ネタ元www.ireland.com


酒やタバコを増税してそのぶん福祉に回すというのはどっかの国と全くおんなじ構図です。ただし、道路整備の遅れているアイルランド、道路の予算は一気に5倍になってます。これでダブリン=ダンドークの高速道路も一気に完成するかもなあと期待したりします。


ただ、ひとつものすごく引っかかるのがあるんですよね。


• Stamp duty on credit cards doubles to €40


これ、クレジットカードを持っていると年に一回20ユーロ取られるんですよね。それが一気に倍。40ユーロ。クレジットカード3枚持っている私には痛い。


数ヶ月前の日記で書いたとおり、私、Amexのカード、「1%のキャッシュバック」といううたい文句に乗せられて作ってしまいました。が、考えてみると、1%のキャッシュバックで手数料分の40ユーロを稼ぎ出すためには4000ユーロ、使わなきゃ元は取れないんですよね。うーん、見事にしてやられたという気がします。


それにしてもクレジットカードにレーザーカード(日本で言うデビットカード)の税金だけで130ユーロはあんまりじゃあないですか。アイルランド政府さん。



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2002年12月03日(火) アイルランドでは日本で培った運転の常識は通用しない...ご存知の通り

洗剤の問題。書きかけてますが未完成です(民主党のダジャレ王の議員さんの名前ではない)。明日こそは。


会社の帰りにBlanchardstownにあるLidlにビールを買いに行きました。Lidlは私のお気に入りのドイツ系のスーパー。ドイツ系だからいいのではなくひたすらに安いから好きなのです。ただ売っているものが少ないのですぐにマンネリになりますが。昨日行った理由は単純。週末のBlanchardstown Shopping Centreは混みすぎて近寄れないから。


で、ラッシュアワーのダブリンの割り込む車をよけながらBlanchardstownに向けて進む。途中踏切が1か所あるのですがこの前後も例外なく渋滞。私のいる下り線も上り線も進んでいない。


アイルランド(あるいは私の知る限り日本以外の全部の国)では踏切の手前でいったん停止する義務はありません。が、踏切の向こうも混んでますので私は踏切の手前で止まりました。踏切の中で止まるのは自殺行為です。いくら一日に上り下り10-15本づつくらいしか列車が通過しない踏切としても。


次の瞬間私は自分の目を疑いました。


対向車線の運転手(若い男)、踏切の中に堂々と止まっている。


だれかアイルランドで免許を取得したつわものはいませんか? いったいどういう教習を受けているのか興味があります。


「踏切ではエンストして止まったりしないようにローで一気に抜けろ」


とか習った常識はどうやらアイルランドでは通用しない…のか。


で、話は今朝(実はこの日記水曜日の朝書いてます)に飛ぶ。


暗い中いつもの通勤路をいつも通り走り、ようやくLiffey川を横断する交差点に。ここ一方通行で2車線あり私は右側の車線にいた。信号が青になりゆっくり進みはじめる。目の前には先行車、そしてその車と私の間にはチャリンコに乗った私くらいの男性一名。前の車が混んでいるのかスピードを緩める。次の瞬間…


チャリンコ橋の欄干付近で前の車の後ろに激突。

チャリンコ、私の目の前で思い切り大の字になってコケる。

私の車線見事にブロック。私、行き場なし。



そこそこの車間距離を取っていた私は手前で止まる。私が止まったのは思い切り交差点のど真ん中だがこれは緊急避難。チャリンコを踏み潰すよりははるかにマシ。後ろの車もなんとか私にダイブせずに停まってくれる。


で、私は考えた。後ろからバイクが私の車の脇を摺り抜けたりしたら(バイクのすり抜けは日本同様よくある話)チャリンコは間違いなく轢かれるからここはとりあえずハザードをだそう。


と、ハザードを出して気がついた。


…前の車、逃げちゃったよ。


ええ、そりゃ、チャリンコが一方的に突っ込んだだけですよ。前の車は悪くない。でも事故の当事者が逃げるか…フツー。


幸いといえば幸いチャリンコの兄ちゃんはかすり傷程度だったようでほどなくして起き上がりチャリンコを歩道によけてくれました。あれ、平気そうな顔してたけど疑う余地なくやせ我慢してた。


…というわけでダブリンの車通勤のレポートでした。ね、日本で培った常識って通用しないでしょ。この国では(涙)。



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2002年12月02日(月) じゅるじゅるじゅる

週末にやたら張り切って日記を3連続更新したのであまり書く気がしません。はっきり言って単なるつなぎ更新です。


12月です。師も走る、師走です。


ラジオをつけるとすでに「クリスマスソング特集」なんてやってますね。町も買い物客ですんごいこと…になっている模様。行こうとも思わないので知りませんが。


と同時に、寒いので風邪も流行っていますね。会社内でも

じゅる

じゅる

じゅる

とハナをすする音があちこちから聞こえてきます。日本のようにティッシュが5箱298円ではなくこちらではとっても高いです。というわけかどうかみんなハナをすする(ちがう)。ね、ゴキブリを殺してティッシュ10枚重ねでつまむ…なんてことはまさに究極の贅沢です。きっとそういう訳でアイルランドにはゴキブリがいないんだろうなあ(ちがう)。


風邪といえば昨日ドイツ語のコースにいったのですが、先生が風邪を引いていた。


「ぐーてんあーべーん」

じゅる

「今日は、私…

じゅる

風邪を引いています。

じゅる

ちょっと声が変ですが…」

じゅる

(ここからドイツ語)

「では89ページを

じゅる

開いてください」



で、みんなが89ページを開くと


じゅる

「89ページを開いて…

じゅる

と言ったんですよ」


…そう、何を言っているのかもわかっていない模様でした。自分では98ページと言っているつもりなのに実際は89ページといい自分でこんがらがっている。

風邪には気をつけましょう。

…というわけで明日こそは洗剤の問題を取り上げよう。



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2002年12月01日(日) フォトエッセイ更新

予告してましたタバコの話、エッセイのコーナーに載せましたので、こちらからどうぞ。

ご感想お待ち致しております。



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2002年11月30日(土) 価格ウオッチャー。安いのはどっち?

まずは掲示板の投稿から。


ちょうど昨日出張でライアンエア使いました。
マンチェスターからダブリンまで。で、気になるチケット代ですが、緊急の出張で前日予約したため、なんと@GBP140!!!
それも3人で移動したから、420+αで合計ライアンエアに450ポンドも落としてしまいました。。。。

売り切れ寸前でこの価格になっていたのかと思ってたけど実際の機内は前5列ぐらいを空席としてました。
ということはあまってたチケットに3人で9万円近くも払ったことになるの?????

いくら会社の金っていっても。。まあ今回のチケット取ったのはうちの社長の一存だから、ボクは気にせんでもいい事か。
今期の利益にさらに供与してしまったのは間違いないようです。



投稿ありがとうございます。


はい。暇なSnigelは調べてみました。月曜日の朝からのマンチェスターへの急な出張。月曜日の朝出て火曜日の夜ダブリンに戻ってくる。さあいくらになるか。


ダブリン=マンチェスター間を頻繁に飛んでいるのはエアリンガスとライアンエアー。私が10月の始めの週末飛んだ時はRyanairで往復36ユーロ。うーん、さすがはRyanair安いです。


とりあえずエアリンガスの値段を見てみましょう。


月曜日の朝7時ダブリン発で火曜日の夜9時にダブリンに到着の便。


往復170ユーロ。


…さすが直前ということもあってなかなかな値段です。


とってもマニアックですがこの区間、なぜかLuxairも飛んでます。ここのサイトは火曜日発、水曜日着でしか運賃は出てきませんでしたが、


往復 150ユーロ。


エアリンガスより安いけど条件が違うし、しかも日中の便なのでまあ参考程度。


で、われらが期待の星、Ryanairはといえば。そう、Ryanairは自他ともに認めるヨーロッパ最大のThe Lowfare Airlines。自由席にサービスはなし。その代わりに安い。そう、Ryanairは安い!


偶然にも行きも帰りもエアリンガスとほぼ同じ時間帯のヒコーキがありその運賃は…


往復255ユーロ


なめとんのか。こら

エアリンガスより80ユーロも高いというのはあんまりです。The Lowfair Airlineを看板に掲げている会社としては。


まあ、これは結構知られている事実。Ryanairはむしれるお客からは徹底的にむしるんですよね。「明日飛ばなきゃ」とかいう人は例え高くても買わざるを得ない人に他ならないわけでして。上の投稿がそのいい例ですよね。お暇な方は翌日出発という条件でエアリンガスとRyanairの運賃を比べてみると、実はエアリンガスの方が安いことが多いことに気がつかれると思います。これがRyanairの増収増益の秘密...ってことなんでしょうね。


Ryanairとかけてコジマ電気と解く


そのココロは


安いという印象づけがうまい。


…ちゅうことなんでしょうなあ。結局。コジマ電気の関係者の方。軽いジョークですので流してください。


そうそう、エアリンガスの話が出たついでに、こういうメールが来たことも紹介しましょう。11/28の日記に対するツッコミです。あの、エアリンガスのヒコーキがパリに立ち寄ってお客を拾ってきたという話。


ちょっとそのまま紹介するのは問題があるので…要約すると…


(1)エアリンガスはこういうことをよくやる
(2)でもスッチーさんは席を動かさない。整備係の仕事
(3)セキリュティの問題があるので乗客数は掌握していたはずだ



メールをくださった方ありがとうございます。お返事は1週間以内に致します。


結論から言うと、この方のおっしゃる通りです。私もこの件に関しては信憑性に自信がなかったので「話半分に聞いてくださいね」とは書いておきましたが。…やはりそうですよね。乗客の数くらい把握してますよね。一本取られました。ご指摘ありがとうございます。


この方エアリンガスのファンらしく「あまり悪口を書くな」とのこと。はい。私もエアリンガスに対して悪い印象は決して持っていませんので悪口を書くつもりはありませんのでご安心ください。27日の日記も決して悪口じゃなかったつもりなのですが…。


たまに読者さんからメールで「Snigelさんて口が悪い」と言われます。…自分では結構控えめに書いているつもりなのですがねえ。


さて、実は明日の日記もほぼ完成しています。書いてはいませんが頭の中で構想が出来上がっています。喫煙者の方。必見です。では。
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