なべて世はこともなし
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| 2003年01月06日(月) |
♪ダダダダダイエット...一月で6キロ。同時進行日記(2) |
1/1から50ユーロという私にとっての大金を賭けて始まった「1ヶ月で6キロダイエット競争」。最初の3日間は体重計に乗るたびに体重が減っていましたが、1/3に元日と比較して3.5キロ痩せたのを境にして、まったく体重が減らなくなりました。頭打ちというやつです。
まあ、3日で3.5キロの割で減っていき、1/31には35キロ痩せている…なんてことはありっこないので当然といえば当然ですが。でも、毎日こんなにお腹が空いているのに体重が減らないのは納得が行かない。どうせ体重が同じならおいしいものを食べた方が得ではないか…という「ギブアップへの誘惑」が頭をもたげております。ある意味50ユーロを賭けて本当によかったと思います。これがなければもう今日当たりでギブアップしてました。
うちの会社。ちょっとした「習わし」として旅行に行った人が、お土産にチョコレートなどの甘いものを買ってきます。で、クリスマス休暇明け、会社は「チョコレート・ビスケットざんまい」です。みんながおいしそうにバターたっぷりのビスケット、ナッツが香ばしいミルクチョコレートを食べているのを、私は泣きそうな思いで見ています。
今、おととしくらいにベストセラーになった"Man and Boy"という本を読んでます。まだアイリッシュプントが流通してた頃に買ってそのまま机の上に「積ん読」になっていた本。この中で、主人公の男がたった一回同僚の女性と一夜を共にします(ちなみに英語ではOne Night Standといいますが)。で、その女性が彼に「昨日のことは忘れていいのよ」という主旨のSMS(ケータイへのショートメッセージ)を送るのですが、それを男の妻が偶然見つけてしまいます。
速攻別居。
で、彼女が言うのです。
「あなたにとってはたった一度の過ちのつもりかもしれない。でも一度やってしまえば、2回目はもっと簡単になり、3回4回とするうちに罪の意識もなくなるのよ」
とかいうくだり(読み返してません。記憶で書いてますのでちょっと違うかもしれません)があります。
これ以上は読む価値のある本なのでぜひ読んでもらいたく内容には触れませんが、これ、そのままダイエットにも当てはまるような気がするんですよね。
たった一枚のビスケット。ダイエットにはあまり影響はないかもしれない。でも一枚食べたら2枚目には罪の意識は一枚目より薄れそのうち3枚4枚と食べてしまうかもしれない。…というわけで、何とか食べないで乗り切りました。
で、こうやってやせ我慢をして初めて気がついたのですが、会社でコンピュータの前に一日座り、チョコレートをつまんでいた日にゃ、そりゃ太ります。私のとなりの席のプロサッカー選手Andrewは、チョコレートのみならず、Sparで買ってきたスナック菓子をばりぼり。…そのいい匂いが私の席まで届き…。私は泣きそうでした。
かくして現在も空腹な私。当然寝ている時もお腹が空いています。そのせいかどうか知りませんが、ここ数日毎晩夢を見ます。人間は寝ている時に夢を見るそうですが、私はその夢をほとんどと言っていいほど覚えていないのです。夢を覚えているのは風邪などを引いて熱があった時などの特殊な時ばかり。通常時には夢を見ない(まったく覚えていない)のです。
そんな私なのに、ここ数日毎日夢を見ます。それも食べ物の夢ばかり。こんな夢を見ました。あ、夢なので当然まったくナンセンスです。
風邪だかなんだかの病気で私は医者を訪れる。医者との会話。
医者:「君の病気は、この薬を飲めばすぐに直るよ」
…と渡されたのは、使い捨ての目薬のような液状の薬。
私:「じゃあ飲みます」 医者:「でもこの薬は効き目が強いから、一緒にポテトチップスひと袋食べないといけないんだよ」
…ネタと思ってるでしょ。ホントに見たんだから。そんなアホな夢を。他にも夢を見ましたが、そんなのばかり。
ダイエット道はなかなかにして厳しいです。こんなことに成功したことのある方には心から敬意を表します。
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| 2003年01月05日(日) |
車ごとアイススケートを楽しむ |
昨日の日記…ちゅうか業務連絡ちゅうかで「これからジムに行ってきます」と書き、そのまま本当にジムに行きました。
まずは車のウィンドウグラスの氷を引っぺがし、そして、車を数分暖めてから出発。
話は去年の暮れ…たった10日ほど前の話なんですが…にさかのぼります。ドイツのハノーバー近郊のイナカのMausi宅から町外れの友人宅まで夜、車で出かけることになりました。この日は冷たい冷たい雨が一日中降ってまして、これが日没と同時に きれいに凍ってしまいました。
Mausiの家の前の道。完全に凍結。
雪よりも氷の方が怖いということに初めて気がつきました。厚さにしてたった数ミリの氷が、道路を完全にアイススケート場にしてしまっています。
で、つるつるの道を歩いてガレージへ。ガレージの外に止めてあったMausiの車は完全に氷結。ガラスだけじゃないんですよ。ボディまで凍ってました。で、まずはドアが凍っていて開かない。
とりあえずお湯を用意して、ウィンドグラスにぶっかけます。お湯はぶっかけた端から再び凍っていきます。それを繰り返し、なんとかドアも開き、エンジン始動。
そのまま放置すること10分。私は意を決して出発。
言うまでもなく、寒いドイツのMausiの車。タイヤは冬用のタイヤを履いています。とはいえ昔あったラジアルタイヤとかに比べるとつるつる滑るでしょう。…ちゅうか、私はこの日が氷の上での運転初体験でした。
注意深く、家の前の裏通りに車をバックで下げ、そして注意深く発車。
もうすぐ表通りというところで軽くブレーキをかけると…
おー車が滑っているよ。
回りに他の車や標識などの障害物が何もなかったので心配はしませんでしたが、車がつるーっと滑っているのがシートを通じて伝わってきます。すべてはスローモーションで進んでいます。車は滑っているのになす術もなし。
幸い表通りはエンカルだかなんだか知りませんが、凍結防止の薬剤が撒かれているらしく凍結はなし。それでも(人の車だし)私はゆっくりと表通りの下り坂を友人宅に向けて進みました。
で、友人宅への裏通り。私は文字どおり凍りました。
下り坂…完全に氷結。
大した急坂じゃあありません。が、坂の途中で友人宅のガレージへ左折で進入しなければいけません。もし滑ったらえらいことになりそうです。
相当注意しながら車を勧めたので何も起こりませんでしたが。まあ、人生初の氷上での運転、いい経験になりました。
で、昨日の話。前日は-4度まで冷え込んだという話だったので、私も注意していましたが、ただ路上は乾いており、凍っている気配はありません。
で、私はPhoenix Parkを突っ切ってショートカットすることに。ちなみにヨーロッパ一広いPhoenix Parkは車で突っ切ることができます。東西方向に突っ切る人は多いですが、南北方向に突っ切る人はほとんどいません。東西方向には広い真っ直ぐの道が整備されているのに対し、南北方向には狭いカーブの多い道があるだけ。で、私はその狭い南北方向に突っ切ろうというわけ。
森の入り口当たりで前を行く車に追いつきました。フォードのフィエスタはゆっくりと進んでいきます。通勤途中で急いでいたりしたらいらいらしそうなものですが、急ぐ旅じゃなしと私はゆっくり後から続きます。
で、左方向へのブラインドカーブ(見通しの聞かないカーブ)を抜けると
あら、道路が河になってる
しかも完全に凍ってる。
前の車、速度はゆっくりだったにもかかわらず氷の河に入る前にスピードを落とすことができず、そのままゆっくりと氷の河へ。慌てたフィエスタの運転手はブレーキをかけます。これがよくなかった。車はゆっくりとスローモーションで、対向車線へ滑りはじめます。で、対向車線には新車のBMWが…。
このBMW。事態をよ見切っていました。フィエスタの数メートル手前で止まります。フィエスタも道路の反対側の車線でようやくななめになりつつ止まります。
で、いったい私は何をしていたかというと、とりあえず、一緒に対向車線に滑っていくのだけは避けようと右に滑りめた車をなんとか左に向けて止まりました。私の方が後続でスピードも遅かったこともあってか私はちょっと滑っただけで問題なく止まりましたが。
教訓:カーブの向こうに凍結路あり。冬は注意しよう。
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| 2003年01月04日(土) |
業務連絡:オフ会やりますか?やりませんか? |
掲示板・メールで、「次のオフ会はいつですか」というご質問が、ちらほら来るようになりました。んじゃあ、
2/7(金曜日)か2/8(土曜日)あたりに ダブリンのレストランかパブあたり
…でやりますか。ええと、「そういう条件なら参加してもいいよ」という方、今日から1週間以内を目安に作者にメールまたは掲示板にてご連絡ください。参加(予定)者が5名を超えたら皆様のご希望を踏まえながら具体的な予定をご案内しようと思います。ただし5名以下の反応しかない場合は企画倒れ。
皆様のご希望は最大限に尊重しますので、
(1)こういうのがいい!ここがいい!というご希望 (2)この日だったら行けない、ここだったら行かないという避けてほしいというご希望
をお書き添えの上、作者までメールまたは掲示板にてご連絡くださいませ。たぶん日付は2/7か2/8で確定です。なぜなら、翌週はバレンタインですし、前の週は作者はドイツに行っておりますので。
皆様のご参加をお待ち致しております。
Q州は雪だそうで、なるほど、うちの近所の人がやっているサイト、さっそく写真をアップしてましたが、確かに雪がかすかに積もってます。ダブリン、今朝(1/5)は快晴ですが、寒いです。昨晩は-4度とかまで冷え込んだとか。今からジムに行くのですが、車のウィンドグラスは完全に凍ってました。
ちゅうわけで、業務連絡でした
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| 2003年01月03日(金) |
ドイツ国鉄も実はアホタレだった... |
ドイツ国鉄。時間に正確とか、特急列車(ICE)は日本の新幹線以上に快適…となんとなくいいイメージが先行しがちです。私も最初はそうでした。が、どうも最近化けの皮がはがれつつあるような気がします。
ドイツにお住まいの方にはお馴染みのBahn Card。一年有効で、140ユーロ。これ一枚で運賃が一律半額になる優れもの。…だったのですが、去年の12月の半ばから、ドイツ国鉄は運賃体系の大改革に乗り出しまして、このBahn Cardも60ユーロと半額に値下がりした代わりに、運賃の割引も半分、つまり一律25%引きになったわけです。
ちなみにドイツ国鉄の運賃は高いです。正確には比較していませんが、おそらく日本のJR並の運賃だと思います。たとえば私が良く利用するデュッセルドルフ=ハノーバー間、距離は知りませんがたぶん300キロ程度。特急で約2時間30分かかります。この区間を正規の運賃で往復すると90ユーロ(高!)でもBahn Card を使うと68ユーロ。…とはいえ、以前はカードでは半額、つまり45ユーロだったのですから、これはかなりの値上げです。そういうもっともな批判をかわすために「でも事前に予約してBahn Cardを使えば約4割引」という割引も始めました。これで51ユーロ。
鉄道のいいところは、都合のいい時間に駅に行き都合のいい列車に飛び乗れることだと思うのですが、ドイツ国鉄はそうは思わないようで、事前に予約をさせようという魂胆。
問題は私、今月末の金曜日にドイツに行き、日曜日に帰ってきます(何たる「凶」行スケジュール)。で、このドイツ行きが、ドイツ国鉄が運賃体系を改訂した後初の旅行となるわけ。
マニアックになりすぎるので詳細は省きますが、Surf & Railという割引もなくなったので、どうやら期限の切れたBahn Cardも更新しなければいけない模様。
と言うわけで、ドイツ国鉄のウェブサイトに行き、デュッセルドルフ空港=ハノーバー間のチケットを予約しようとする。すると、
サイトユーザーに登録しないとチケットは買えません
…おーい、こんなの昔なかったぞ。
で、クレジットカード番号などを登録して、サイトユーザーになろうとすると
Bahn Cardがないとサイトユーザーにはなれません
…ナメた会社。
文句を言っても仕方ないので、Bahn Cardをオンラインで作るべく、Bahn Card作成のページへ。
で、住所、氏名などを登録すると、次に出てきたのは
銀行名・口座番号を登録してください
ハァ?
そこを空白にして登録したが、ダメ。
そう、Bahn Cardがなければチケットは買えない。銀行口座がなければBahn Cardも作れない…という素晴らしい展開。
だいたい、チケットはクレジットカードで買えるのに、なんでまたBahn Cardは銀行口座がないと買えないの?私にはその理由がさっぱり分からない。で、チケットは早く買わないと割引が受けられないので今のうちになんとか問題を解決したいところ。
…と言うわけで、ドイツ国鉄のヘルプラインに電話。
「しばらくお待ちください」
というメッセージが数分流れたあと、
「ただいま係は忙しくて電話に出れません。ファクス番号は…メアドは…です」
というメッセージの後、電話は一方的に切られる。
なめとんのか。こら。
もう一度チャレンジ。何せ電話代は会社持ちですから、知ったことか。
すると今度はすぐに
係:「ドイツ国鉄Bahn CardサービスのXXです」(言わずもがなドイツ語)
と誰かが電話に出る。
私:「英語話すでしょ?」 係:「はあ、少し」
苦節10分。この係の兄ちゃんに事情を説明するが、さすがドイツ国鉄
係:「このケースでは私どもはお役に立てません」
という素晴らしいひとことで会話は終了。
で、頭に来た私は、私のすでに期限切れとなったBahn Cardの番号をやけくそになって入力。
切符を買えた。
…ああ、なんたる大マヌケなドイツ国鉄。
今日の体重、1/1より2.4キロ減。体重現象は頭打ちの感があります。あと3.6キロ、どうやって痩せよう。掲示板へのご提案をお待ち致しております。
そうそう、掲示板といえば、ここ数日、「なんで私の投稿にリンクが勝手に貼られるの」というご質問が相次いでおります。これ、この掲示板の運営会社OTLだかOTDだか忘れましたがこの会社が、広告収入を上げるために800ほどのキーワードをあらかじめ設定しておいて、そのキーワードを誰かがカキコするとそこに勝手にリンクが貼られるという非常にウザい仕組みです。クリックしても何のメリットもないので放置でお願いします。あまりに評判が悪いようでしたら、掲示板移転も検討します。いい無料掲示板があればぜひ教えてくださいませ。
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| 2003年01月02日(木) |
♪ダダダダダイエット...一月で6キロ。同時進行日記(1) |
こんばんわ。Snigel@ダイエット3日目です。
腹へった。
腹へった。
腹へった。
このまま100回くらい書いてもいいのですが、読者さんに見放されるのでこれくらいで。
ダイエットの方法、いろいろありますよね。パイナップルのみを食べ続けるダイエットとか。カロリーや食べ物の種類を徹底的に管理する方法。ひたすら食べない方法。はたまた、怪しげな薬を飲む方法。
以下は会社の同僚が行ったことがあるといっていたダイエット。ちなみにドイツ人(←と言いつつここポイント)です。
一日目:朝昼晩3本づつ。計9本のソーセージを食べる。ソーセージなんてカロリーの高いもの…と思いますが、ドイツ人ならいいんでしょうなあ。
二日目:朝昼晩3個づつ、計9個の玉子を食べる。…タマゴなんてコレステロールの高いものを3個づつ…。その感覚がすでに信じられませんが。
3日目:朝昼晩計3個づつ、計9個のバナナを食べる。うん、バナナならまだ分かる。
ちなみにこの方法で彼女は3日で3キロの減量に成功したそうな。どうも胡散臭いですが。
で、私の話に戻ります。なんでまたダイエットしようとしたかというと、話は12/30にさかのぼります。ドイツの友人宅に行った私とMausi(私の彼女=仮名)。トイレに行くと、タニタのデジタル体重計。ほうほう、ドイツにもタニタは進出しているのかと感心しつつ体重計に乗ってみた。
ハァ?
なんとクリスマス前後のドイツでのソーセージの食べ過ぎ、チョコレートのつまみ食いのし過ぎ、さらにはビールの飲みすぎでなんとわずか10日間で3キロの増量。その瞬間に、新年の目標(New year’s resolution)としてダイエットが急浮上したわけです。
まあ友人宅だけなら体重計が狂っていた…なんて可能性(人は「希望」とも言うが)も捨て切れないわけで。で、ダブリンに帰ってきた私は、久しぶりに同じくタニタの脂肪計つき体重計に乗ってみた。ちなみにこれ、日本に帰っていった友人からただでぶんどったもの。(元気にしてますかー。日記読んでたら連絡ちょうだいね=業務連絡)で、それに乗ると
うーん、どうやら体重計は二つとも狂っているらしい。
…違う。自分が現実を直視できないだけだ。
しかも。この「脂肪系体重計」の冷酷なこと。私の対脂肪率は25%。ご存知の通り、この数値にはかなりの誤差があります。ただ、事実としてこの時の体脂肪率は25%と表示された。で、この体重計の取説によると男性で25%以上の体脂肪がある人はどうやら「肥満」と呼ばれるらしい。
カナーリ(´・ω・`)ショボーン。(掲示板の投稿より転載)
と言うわけで、ダイエット開始。
で、私の作戦としては、とにかく人に自分がダイエット中であることを言いふらす。つまり、「やっぱりやめた」ということができなくなるように自分を追い込もうというのが作戦。
1/1元日。この日は、別にダイエットするつもりはなかったが、例のブリティッシュミッドランドが機内食を提供しなくなったおかげで、自動的に昼飯抜き。で、自宅に帰ってきて体重計を見て食べる気をなくし、夕飯はパン二切れ。
で、翌日。ここで私の作戦が恐ろしく功を奏す。
今週はコールセンター勤務で意味もなく疲れ果てて帰ってきた私。自宅でうちの同居人のドイツ人の女の子、Silvia(仮名)に私がダイエットを始めたことを話す。こういうことを書くと私の命のキケンがアブないが、彼女、私より体重が重そうにみえる。で、彼女に、「ダイエットで勝負」を挑むことにした。
ルール:1月30日までに6キロの減量に挑戦する。もしどちらかが成功してどちらかが失敗したら失敗者は成功者に50ユーロ払う。ただし、どちらも成功あるいは失敗した場合、引き分け。
で、彼女、数年前にビーチで撮ったという写真を見せてくれた。ビキニでビーチでにっこり笑っている。
別人28号。
カンペキな健康美溢れる曲線美。決して日本人の女の子のように痩せてはいないが、出るところは出て、引っ込むところは引っ込んでいる。タモリに言わせれば「ガルーン」という見事な美しい体型。
…なのに、今は、出るところは出て、引っ込むところも出ている。
彼女いわく、
「アイルランドの食事が悪すぎた」
とのこと。
…それにしてもあんた、20キロ以上増えたでしょう。これ。確かにアイルランドの油まみれ、マヨネーズまみれの食事、さらにはビールは私をしてこの4年で(ドイツでの3キロを含み)10キロ太らせた。でも私のそれをはるかに超越しているぞ。あんたの体重増加は。
と言うわけで、「自分の体重は恐くて測れない」という彼女をSASのビジネスクラスでもらったアイマスクをつけさせ、むりやり体重計に乗せる。要は私だけが体重を知っていて、1/30に6キロ痩せたかどうかを宣言しようという次第。
彼女の体重は当然ここでは公表できません。が、かなりのものです。
と言うわけで、今月末までに6キロという明確にして無謀な目標を持った私。うん、誰がどう考えても1ヶ月で6キロは無謀です。だけど50ユーロという私にしては大金がかかっているのでたとえぶっ倒れてでも6キロの減量に挑戦せねばなりません。
…かくして、私はさぞかし多くの異論があるであろう古典的な方法でダイエットを開始。私の方法とは
何も食べない。
1/2に食べたもの。
牛乳1杯(朝食) クノールのカップスープ1杯(昼食) パン二切れ(夕食) サラミ文字通りひとかけら(夕食) やたらと小さいアイルランドのりんご二つ ダイエットコーク1本 ダイエットコーク+ウォッカ
…そう、大好きなビールも諦めました。だけど酒自体はどうしても諦められないらしい。
結果。効果てきめんなんと一日で1.8キロの減量に成功。
これに気をよくした私、今日1/3(日記の日付と矛盾してますがいつものことです)は
クノールのカップスープ1杯(昼食) パン二切れ(しかもウェイトウオッチャー=ダイエット用)(夕食) サラミ文字通りひとかけら(夕食) レタスときゅうりとトマトのサラダ(夕食) やたらと小さいアイルランドのりんごひとつ ダイエットコーク1本 ダイエットコーク+ウォッカ
という粗食に耐える。すると今日もさらに800グラムの減量、つまり1/1に比較して、2.6キロの減量に成功。
はいはいはい。わかってます。こういう無理な減量はリバウンドの原因になること。ただ私は50ユーロをみすみすドブに捨てるわけにはいかないのです。私は50ユーロのためなら体を壊します。もっとも入院したらVHI(任意の健康保険)が面倒を見てくれるわけだし。
かくして私の減量作戦は始まったばかり。今月末まで進展状況を逐一報告します。
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