なべて世はこともなし 日記アーカイブ(インデックス)へ|前日の日記はこちら|翌日の日記はこちら |アイルランド真実紀行へ
家に帰ってくると郵便が届いていることが多いです。来ない日もあったり複数の郵便がまとめてくることもあるからおしなべて考えると一日平均は0.8通とかになるかなあ…と思っています。 Snigel様 あなたの学生アカウントは6/1から一般アカウントになります。 Bank of Ireland ハァ? なんじゃこりゃあ? もうかれこれ7年前、そう、7年です。7年前の1996年4月。アイルランドに語学留学にやってきた私はアイルランドで銀行口座を開くことにした。当時のホストマザーが「銀行は一番大手のBank of Irelandがいいよ」というものだから、何も疑わずにBank of Irelandの町中にあるあの支店に口座を開きに行きました。その昔国会議事堂だったことがあるという由緒ある建物を使っているあそこです(もうどこかお分かりですね)。あの「一見さんお断り」といった趣のあるドアを開け、口座を開こうとしたのです。 今じゃ、Current Account、Withdraw、Bank Transfer、Mortgage、Beneficiaryといった銀行の用語もほぼ問題なくわかりますが(当たり前か)当時の私にはそういった語彙は絶無。日常会話すらまともにこなすことはできませんでした。かくして Hello I want to open bank account. I am a student and I am studying English here. I have XXXyen and I want to lodge this. (↑文法的な誤りはわざとですので突っ込まないように)なーんて紙に書いてしかもそれをホストマザーに見せてから銀行に向かう あれから7年(途中数年のブランクがありますので7年間ずっとここに住んでいたわけではありません。念のため)。ずっとおかしいなあとは思っていたんです。何をやっても手数料を取られない。他の人がお金の動きがあるたびに40円程度の手数料を取られているのに私にはその手数料がまったくかからない。たまに外貨の両替に行くと「あなたのアカウントは学生アカウントだから手数料は免除です」なんて言われて、よくは分からんが得した気分になっていた。で、今日になってやっと謎が解けた。 私のアカウントは、ずっと学生扱いだったのね。 そりゃアイルランドじゃすべてがいい加減だと日記に書き続けて来ましたよ。実際いい加減だと確信を持って言えますよ。だけどねえ、私の口座を7年も学生口座のまま放っておくそのいい加減さはもはや人智を超越しております。 …どうせなら生涯学生口座のまま放っておいてほしかった。 さてさて、4/14の日記で「就労ビザの発給基準が厳しくなった」というお話をさせていただいたのですが、読者さんからこんなツッコミを頂きました。 「あの話、新規の申請のみで更新時には適用しないんじゃないの?」 ふむ。あの話の流れを根本から否定することになりかねない素朴な疑問です。実は噂ではこの方のご指摘のようにあの新基準は更新には適用されない「らしい」です。が、どっちにしても確証はつかんでおりません。労働省、実は私らが質問をしても電話を取り次いですらくれません。ゆえに質問することもできず、ホームページは隅々まで見たつもりですがどこにもそのことは書いてありませんでした。かくして真相は謎です。確かに私も更新には適用されない説を採った方が話がすっきりしてわかりやすいと思うのですが。 日記才人の投票ボタンです(ご協力感謝)
ドイツに行ってもネタにしない時の方が多いです。理由は簡単。読者の皆様はどちらかといえば私の不幸な話を期待しているフシがあり、作者のシアワセな話など読みたくないと思われていると思われるので。ましてや作者の身の下話など読みたくもないでしょ?(書きませんよ。念のため) 写真だけじゃあ何も分からないですね。ここMobile(「モーバイル」ではなくドイツ語的に「モービレ」と読むのが正解)は作者が世界で唯一また行ってもいいと思っているナイトクラブです。もう何度も書いているとおり、作者はアイルランドのナイトクラブなるところが大嫌いです。この5年以上近寄ってもいません(実話)。あの異様な暑さと汗臭さ、げろ込みでみんなが考えているのはわいせつ行為のみ(かなり穿った見方と怒られるかもしれませんが)…というあの空間、私の性にはまったく合いません。 が、このMobileは、中のセクションは3つ(入口近くのビリヤードがある部分、バー、そしてダンスフロアー)に分かれており、中は決して混みすぎていないから暑すぎない。そしてバーセクションなら音楽もうるさすぎないので声を張り上げずとも話ができる。そして何よりも客が変に着飾っていたりはたまたわいせつ行為ばかりを考えていると言うわけでもなさそうな雰囲気(少なくとも私が見る限りではね)。 ![]() 問題はですね、このいとしのMobile、ついにそのドアを閉めてしまう(営業を終了する)らしいんですよ。愛された人ほど早死にする、美しい月下美人の花はかくもはかないなどなど陳腐な例えを出すまでもなく、素敵なものほど先になくなり残るのはどうでもいいものばかりというのは全世界に共通してある問題かも。 で、それだけなら無理して行くほどのことはないと私も思います。が、私にはこのMobileにはそれだけではないひとかたならぬ思い入れがあるのですよ。 その理由 ここMobileは3年前にMausiと私が出会った場所 …でもあるのです。 上に書いたような理由でナイトクラブなどと呼ばれる場所が嫌いな私。そんな私が旅行(ハノーバー万博を見るだけのため)で訪れただけのドイツで偶然にもナイトクラブに行き、で、偶然にも 毒食らわば皿までということで、書きかけた以上最後まで書いてしまいますが、この3年までに訪れたMobileのダンスフロアーでひときわ輝いていたのがMausiでした。これまた奇跡以外の何者でもないのですが、普段の私からは考えられないことに彼女をダンスフロアーからバーセクションに招きまして、ビールを片手にカウンターの椅子に腰掛けいろんな話をしました。これが私たちの出会いです。 この時に座った席も未だそのままに残っているのですが、それももう長くなく私が次回ドイツに行った時にはこの席はおろか、このMobile自体なくなってしまっているのです。…私が無理をしてでもMobileに行きたかった理由がお分かりいただけたでしょうか。 かくして、再び訪れたMobile、再びカウンター席に腰掛けていろんな話をしました。そしてMausiはダンスフロアーへ。そこで見たMausiは、3年前に輝いていたMausiと同じ…ある意味ではもっと輝いていました。 …こらこらこら、そんな大きな石を投げるな。ましてやブロックを投げるんじゃないよ。ね?なんで私がドイツの滞在日記のネタにしないかわかってくれたでしょ?こんなのろけた彼ばか自己満足日記が続いたらそりゃ誰も読んでくれんわな。 でもやはり寂しいですよ。思い出の場所がなくなるというのは。噂では経営者が代わって存続…という説もあるようなのでぜひとも少なくともあのダンスフロアーとバーカウンターだけはあのままで残っていてほしいと思います。かなわぬ希望でしょうが。 日記才人の投票ボタンです(ご協力感謝)
昨日のお昼休みの話。ドイツから帰ってきたばかりということも手伝って、家の台所には私の食べ物がほとんどなかった。かといって、たかが500円程度の外食をする金も惜しかった最貧な私は、ひでかすの消費期限の切れたパン、さらにはひでかすがALDIで推定5個250円程度で買ってきた調理済みのハンバーグを勝手に冷蔵庫から拝借して、バターもつけずに野菜もなくただ寂しく食べていた。ちなみに朝ご飯は貧乏につきパス。 日記才人の投票ボタンです(ご協力感謝)
あれは忘れもしない…ええと…たぶん去年の夏頃のお話。うちに1ヶ月か2ヶ月程度フランス人の女の子が住んでました。ヘビースモーカーなのがタマに傷でしたが、結構かわいいし性格も で、彼女去年の夏にフランスに帰ってしまいました。帰り際に彼女は空港で私の手をしっぽりと握り、 彼女:「Snigel、私宛てに来た手紙は捨ててね。私は過去にとらわれない女なの。そして私のことも忘れてね」 と言ったというのは言うまでもなく私の妄想ですが、ただ、本当に 彼女:「Snigel、私宛てにはどうせ請求書しか来ないから開けてもいいけど捨ててね」 と言ったのはれっきとした事実です。 そして数週間後から、某ケータイのプロバイダーから請求書が忘れた頃に届くようになった。最初は私も封筒に Not known in this address. Back to the sender なーんて書いて送り返していたけど、あまりにしつこい!しばらくしてからは完全に放置。 で、今年になってもまだしつこく督促状を送ってくるので、ついに私は封筒を開けてみた。 ををっ。結構な大金を踏み倒してるじゃん そして、ついに、昨日、最後の手紙が届きました。 そう、手紙の送り主はもはやケータイのプロバイダーではなくCollection Agency。そう、借金取りのための専門機関。 弊社の多大な努力にも拘らず、貴殿は上記の負債を返済していません。弊社は従って貴殿の地元の集金人に48時間以内に自宅に自宅に集金に向かうよう指示を出しました。 ををっ!ついに自宅に集金か! …ってあなた日本の某放送局の借金取りの魔の手から5年間逃げ仰せた私。借金取りが家に来るくらいじゃあびっくりしませんよ。(ってあれは借金取りじゃあないのか) ん?待て待て。この手紙の日付から48時間って… もう過ぎてるやん! だいたい手紙を投函してからそれがうちに着くまでに最低24時間。下手したら48時間かそれ以上(何せアイルランドのことでございますから)。つまり、郵便と同時に借金取りが表にいたりして。このことからしてもこの48時間というのは単なる脅しにすぎないことがわかる。 もっと言えば、家族や隣近所に借金取りが言えまで押しかけたことをアイルランド人は恥じるだろうか?あまり気にしない人種のような気がするなあ。人種に関わらず借金を恥じる人は、こんな最後通牒が来る前に借金を払ってる気がするから、どうも本気だとは思えない。 あのー借金取りさん、うちに来られるのは勝手ですが、Rebecca(仮名)はもういませんよ。去年の確か9月あたりに出ていって、それ以来音信不通でございます。私が知るのは彼女がパリ近郊に住んでいるということだけです。冗談ではなく、彼女のメールアドレスすら知りませんので諦めてください。どうしてもっていうならフランスに行って地道に探してください。 ちなみに、これって帳簿上で帳消しにする前のポーズにすぎないと思うんだよなあ。だって、以前にうちに住んでいた人間もやはりこの手紙をもらったけど結局逃げ切ったもんねえ。本気だったら書き留めか内容証明郵便(んなもんがあるかどうかは知らんが)で送ってくるような気がする。 はい。この督促状はクシャクシャポイ。さーよーおーなーらー。 日記才人の投票ボタンです(ご協力感謝)
最近掲示板等大変に静かで本当に誰かこの日記を読んでくださっているのかちょいと不安なSnigelです。こんにちは。 日記才人の投票ボタンです(ご協力感謝)
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