なべて世はこともなし
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2004年03月05日(金) 作者不在のお知らせ(+オフ会開催のお知らせ)

オフ会告知はこちらまで。




本日もご来場いただきましてまことにありがとうございます。さて、せっかくご来場いただきましたのに恐縮ですが、作者、ただいま例によって不在です。3/14までアムステルダムに逃亡しております。ええ、アムステルダムですよ。アムステルダム。コーヒーショップに飾り窓に…もううはうはなアムステルダムですよ。一つ確実に言えること。


カノジョと行く町じゃないやね


カノジョと一緒に行くとなると…


アンネフランクの隠れ家(日本人観光客の定番)

ゴッホの美術館


とまあ、急にウソくさく文化の香りがしてくるわけです。ただねえ、これ以外ではハイネケンの工場くらいしか思いつかない。しかもハイネケンの工場も、「ダブリンにギネスがあるんだからアムステルダムにはハイネケンの工場があるべえ」というくらいの理解でして。本屋に行ってガイドブックを買おうとしたけど10ユーロ以上するのでパス。かくして


飾り窓
コーヒーショップ
アンネフランクの隠れ家
ゴッホの美術館
ハイネケンの工場(推定)



これだけの知識でアムステルダムに行ってきます。どうなりますやら。


余談ですが、3/6土曜日の午後5時からNHK第一ラジオでやってる「地球ラジオ」に5分ほど出演します。おヒマな方は聞いてみてください。お題は


ダブリンバスについて(おいおい)


オフ会への多数のご参加をお待ち致しております。参加者へのご連絡は3/14以降となりますのでその点あらかじめご了承ください。かなり滑り出しがいいので開催はほぼ間違いないかと思います。

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2004年03月03日(水) オフ会詳細発表

オフ会告知:
こちらへ。



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2004年03月02日(火) St. Patrick's Dayの花火の特等席、教えます

3/17は言わずと知れた、St. Patrick's Dayです。で、このネタは本当はSt. Patrick’s Dayが近づいてからやればいいのですが、今週末から来週末まで恒例の海外逃亡を図る私、このネタをアイルランドに帰ってきて、St. Patrick’s Dayまでに更新できるか謎なので、早すぎることを承知で今日紹介してしまいます。


で、St. Patrick's Dayといえば、パレードもさることながら、それと同じくらい…あるいはそれ以上に人気があるのが花火。ただ、この花火、特に町から見ようとすると、人ごみのおかげでほとんど見れません(隅田川花火大会状態)。でも実は、地元の人も知らないようなとんでもない穴場があったりします。今日はそこのご紹介。


場所はここ(地図上の赤い部分)。



御存知の通り、St. Patrick's Dayの花火は、Liffey川の河原から打ち上げられます。で、打ち上げる近所は当然通行止め。この立入禁止区域から100メートル程度のところに、Sheriff Streetという通りがあります。ここ、下に貨物の引込線がある関係上、陸橋になってます(地図上赤色の場所)。。で、その南側は貨物の操車場の跡地で広大な空き地。そう、ここが立入禁止区域にいちばん近くて、かつ、一段高いという完全に「おいしい」スポットなのです。



行き方は至って簡単。Connolly駅からNorth Strandを北上して、North Circular Roadとの交差点(葬儀屋がかどにあります)を右折、DARTのガードをくぐってしばらく行ったところです(地図上、緑の点線参照。駅から徒歩10分程度)。



ここ、例年、道路端の壁(腰の位置くらいの高さ)際に子供が陣取って、反対側の壁にも人が陣取っている程度で「混んでいる」という印象は受けません。ところが、残念なことに、どうやらこのあたりにも開発の手が入るらしく、数日前に写真撮影に行ったところ、人の背丈以上の高さの壁が設置されてました(写真奥の水色部分)。ゆえに、今年は「砂かぶり」のスポットは例年の半分以下になってます。もしかすると、この貨物の操車場の跡地にも開発の手が入って、このスポットも今年限りになるかもしれません。


実は私、このスポットで例年密かに花火の鑑賞をしているのですが、例年ですと花火が始まる15分前、つまり7時45分頃に行けば、特等席はほぼ間違いなく確保できてました。でも今年はこの壁のせいでどうなるかちょっと微妙。


また、このエリア、ダブリンでも屈指のすさんだエリアですので、ダブリンをよくご存じない観光客の方はあまり近寄らない方がいいと思います。その点をご了承の上この情報をご利用ください(「責任は取れないよ」ということ)。あ、なお、Eastwall周辺は例年車両の進入規制をしてます。車は私のようなインチキをしない限り入れませんのでその点も注意。


余談ですが、8年前の今日3/2に初めてアイルランドに来ました。8年ですよ。8年。途中確かにブランクがありましたが…8年です(しみじみ)。

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2004年03月01日(月) Snigelがお疲れの理由

だーれもワカメを引き取りに来てくれないし、オフ会の参加希望も来ないして、ちょっと拗ねているSnigelです。こんばんわ。


オフ会、未だ先方の承諾を得ていないので公表できませんが、なかなか独創的なことを思いつきました。ちょっとしたイベントです。最小催行人員15名…と大きく出ます。詳細は数日中に。


2/20に会社の直属の上司、主任さんが辞めてしまいました。優雅というか何というか、半年ほどアジア放浪の旅に出るそうです。それはそれで慶賀に絶えないのですが、問題がひとつ。


誰がその主任さんの後がまになるのよ?


かくして呼ばれた、部長室。部長と私の会話。


部長:「Snigel君、主任の席に立候補する気はないかね」
私:「…ありません(きっぱし)」



…交渉、2秒で決裂。


部長:「しかし、Snigel君、君ももうここに勤めて2年経つだろう。会社としてもヒラで飼い殺しにするわけにはいかないんだよ」
私:「人の上に立つのは趣味じゃありませんから(きっぱし)」



そうなんですよ。ヒラの負け惜しみと言ってくださってけっこうですが、会社組織なんて、一番上に立てないなら一番下にいる方がいいと思いません?中途半端な中間管理職なんて上からも下からも双方向につつかれてろくなことがない。特に主任さんってのは他は知りませんが、うちの会社の場合、下からつつかれて上から怒られてろくなもんじゃないと言い切れます。ちょっとくらいの昇給で不必要な責任を負わされるのはまったくをもってごめんです。


とはいえ、何だかんだで新しい主任さんが決まるまで「主任代行」をする羽目になった私。もう、それだけで疲れ果ててます。来週はまるまる休暇で再来週にはたぶん私の知らないところで主任さんが決まる…はず、なので今週1週間がヤマ場になりそうです。ま、いつもサボってばかりなので、たまには働かないといかん…と思ってます。


すいません。今日は疲れているので、オチも何もなしですが、このへんで。


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2004年02月26日(木) 人にものを頼むとき...献血センターのお話

人にものを頼むときって、やはり下手に出る…と言うと言い方が悪いかもしれませんが、「お願いをする」っていう態度って大事ですよね。やはりお願いをされる側が気持ちよくやってくれるようにするというのは大事なことだと思います。特にそのお願いが、相手にとって何の得にもならないとき。


例えば献血。一昔前(大昔?)の売血と違い、献血って完全にボランティアで、献血をしなくても自分の普段の生活には何の得にもならないわけで。そりゃ万が一の事故のときに自分が輸血でお世話になるかもしれない…とかいう感じで回りまわって自分の利益になり得ますが、普段の生活レベルで考えるとあまり自分の得にはならないと思う。


そんな中で私、大学にいた頃は年に2回くらいのペースで某駅にある献血センターに通ってました。まあ「偽善者の血が騒いだ」とか揶揄されそうですが、自分には何の得にもならない献血を定期的にしてたのは、あの献血センターの雰囲気が好きだったからです。


まずあそこに勤めている看護婦さん。私が来たことに本当に感謝してくれます。すごく好意的で親切で、「来て良かった」という気分にさせてくれます。待合室も喧騒な駅の中にあるとは思えないくらい静かできれいで、極端な話献血をしない時でも遊びに来たいくらいのいい感じの場所でした。


やはり、する側にとって何の利益にもならない献血という行為、ここまでしないといけないのかなあ…という気になります。だってそうでしょ。たとえ善意あふれるホトケのような人でも、献血センターに行って不愉快な目にあったら二度と行こうとは思わないでしょ?


はい、ここから本題。


昨年の10月くらいに私、アイルランドで献血をいたしました。ちなみに日本ではアイルランドに長く住みすぎているので献血は断られるらしいです。…だからと言うわけではないのですが。


自分勝手な理由をつけると、一度献血をしておくと、アイルランド版の献血カードがもらえて、万が一輸血するような場面になっても優先的に輸血してくれたり、また輸血の値段そのものが安くなるとかいう特典があるらしい。まあ、すごく自分勝手な理由だけど、ある意味「献血をした人には優先的に輸血がされる」というのは理にかなっていると思う。


で、それからかれこれ4ヶ月とか経つのだが、未だに献血カードは届かない。その代わりに、なにやらアイルランドの輸血サービスの法人から手紙が来た。




Snigel殿

アイルランド輸血サービスは以下のクリニックにて献血を行う。(住所略)上記のクリニックにぜひ参加するように。

最近アメリカに行ったものは西ナイル熱感染の恐れがあるので帰国後28日間待機すること。

疑問があったらドナーヘルプライン(電話番号)まで連絡のこと。

なお、この招待状をクリニックに持参のこと。

以上



…お前らは人にものを頼むときのマナーを知らんのか?


フツーのジョーシキで考えたら、この手紙の書き出しは、


平素はアイルランド輸血サービスに格別のご高配を賜り厚く御礼申し上げます。また過日はお忙しい中、献血にご協力いただきまして誠にありがとうございました。


…とかいう感じで感謝の言葉から始まるのがフツーじゃないか?(英語で言えば、Many thanks to ...)あんたらの手紙の書き出しは、ほとんど命令口調で、裁判所からの呼び出しかのような印象すら受けるぞ。


もっと言えば、この前献血に参加してもらったばかりの人にもう一度献血を頼むなら…


現在も輸血用の血液は慢性的に不足しており、多くの患者さんが輸血を必要としています。つきましては先日献血をしていただいたばかりでまことに恐縮ですが、万障お繰り合わせのうえ献血センターにおいでいただけるよう伏してお願い申し上げます


…のように、献血の必要性を説いて頭を下げる…というのが当たり前の常識じゃないのか。なのにこのメール、意訳すれば、


「献血ルームを開設するからとにかく四の五の言わずに参加しろ。ゴルァ」


という最上段に構えた内容でとても私が考えるところの「人にものを頼む態度」ではないのです。一言で言ってしまえば「お役所仕事」。こんな人を小馬鹿にしたような手紙を書いているうちは、二度と献血なんてしない…と勝手に心に決めました。


最後に。裏面には献血に対する一般的な注意書きがづらづら書き並べてあります。その中で...


献血は完全に任意です。義務感に駆られて行う必要はありません。


…オモテ面と態度が全然違うぞ。こらっ。


おまけ:


ちょっと気になったので、「いつになったら献血カードが着くの?」とメールで問い合わせてみました。ちょっと驚いたことに数時間後に返事が届きまして…。

Thank you for your query. Apologies for the delay in issuing your donor cards, however, validation on this element of our computer system is ongoing at the moment and until that is completed, we will not be issuing any donor cards. I have checked with Donor Services and it is hoped that they will be in a position to start issuing donor cards in 6 to 8 weeks.

In the meantime, you can still donate, as your details will be on the
system from your last donation.


意訳:今システムのアップグレードをしてるからカードは発行してません。6-8週間したら、カードの発行を開始する…といいなあ。


…ミソは、6-8週間したら、カードの発行を開始するという点。つまりその時点で私のカードが発行されるとは限らないわけ。しかもhopeという「希望的観測」という次元の話のようです(溜息)。


意訳:でも献血はできるからね。


謹んで辞退申し上げます。

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