なべて世はこともなし 日記アーカイブ(インデックス)へ|前日の日記はこちら|翌日の日記はこちら |アイルランド真実紀行へ
土曜日、4時までしっかり仕事してたのですが、ここでちょっとした社会の縮図のようなものを見てしまいました。この日、会社には業者によるちょっとていねいな会社の掃除が行われており、4人の人が床を磨いたり、窓を拭いたり、コンピューターのキーボードの間のゴミを落としたりと、かいがいしく働いておりました。それはいいんですが、この人たち、ひとりはリトアニア人であとの3人は中国人。 日記才人の投票ボタンです(ご協力感謝)
の日記でDuoという航空会社の計画倒産疑惑をお伝えしましたが、どうもあれ、シャレになってません。というのもですね、今度はEvergreenというダブリンベースの航空会社が運行開始1週間にして倒産したんですよ。 現在の日本の話題は、小泉総理の国民年金未加入問題だそうで。朝日新聞の報道によると、小泉総理、浪人時代と、ロンドン留学から帰ってきた後にそれぞれ数ヶ月未加入期間があるとかないとか。まあ、40年も前に話を蒸し返して…と一瞬思い、あれ?と思った。 自分は国民年金一度でも払ったろうか? ええと、二十歳になって「学生の猶予期間」とかいうやつで確か支払い免除してもらって、それから住民票を「国外」に移したから、加入義務の対象外だけど、なんだかその隙間隙間に支払うべき期間があったような気がする。…となるとなんですか? 私は日本で政治家になれない? なるつもりなんか毛頭ありませんが、そういうことですよね。20歳前後の話しはもう追納もできないわけで、もし私が日本で政治家になって、この事実がばれたらスキャンダルになるんですか?うーん。 ちなみに私、任意で厚生年金に加入してます…アイルランドの。給料の確か4%だか5%が天引きされて、会社も同額を積み立てているはずです。で、かれこれアイルランドで5年も社会人してますから、いい加減100万円くらい貯まったのではないかと思います。これ、60歳になったらもらえるわけです。んじゃあ、私は60歳までアイルランドにいるかといえば、そのつもりは毛頭ありません。20%の税金を払えば解約も可能なのです。 私のハンドルネームに、いろいろ誤解があるようです。ある人は私をShigeruと呼び、ある人はSingleをシャッフルしてSnigelになったといい… 違います。 Snigel(スニーゲル)です。 よくよく自分のページをみてみると、いつの間にかプロファイルのページが消えてます。ここに詳細を書いてあったのですが…多分だれも覚えてないですよね。 Snigelは表紙のページにいる車輪のついた謎のカタツムリさんの名前です。ちなみにスウェーデン版の団子三兄弟(幼児番組のキャラクター)で、スウェーデンのおもちゃ屋さんで一目ぼれしてこのぬいぐるみを、ご主人のクマ(Björn)とともにゲット(精神年齢がバレる)。 で、SnigelさんとBjörnさんは私の会社の机のコンピュータの前に鎮座してらしたのですが、ある日、以前勤めていた会社で夜勤をしていた頃(日記の初期の数ヶ月がそうです)、暇で暇で死にそうになってこのホムペを立ち上げたのです。その時に自分のハンドルネームを決めなきゃいけない…どうしようと思って、ふと目が行ったのが、コンピュータの前のカタツムリ。で、そのままSnigelがハンドルネームになってかれこれ四年が経つというのが真相です。そう、あまり深い意味があってのハンドルネームではないのです。 世間では週末のようですが、私、土曜も日曜も仕事です。で、冷蔵庫の中がすでにすっからかんだったので、午後7時の退社後にSwordsにあるThe Pavilion(ショッピングセンター)に買い物に行ってきました。ふと、HMVに行き、意味もなくDVDを4枚も買ってしまいました。 Taxi2 Captain Corelli's Mandolin Amelie The Towering Inferno The Towering Inferno…この映画、コドモのときにテレビで見てすっかり眠れなくなった記憶が。20数年ぶりに再会して思わず衝動買いしてしまいました。20数年前に見た映画のいい加減うるおぼえな記憶で書くと、世界一高いのっぽビルが火事になり、高層階に取り残された人たちのパニック映画です。見たくてみたくて仕方ないですが、見る暇がない…。 Captain Corelli's MandolinはMausiへの誕生日プレゼントの一つになります。あ、ちなみに来週末はドイツです。…先週スウェーデンに行ったばかりなのに…土日出勤でも同情の余地無しと自分で思います。 日記才人の投票ボタンです(ご協力感謝)
ご無沙汰しております。ここ数週間、土曜日や祭日も含めて仕事仕事仕事仕事で疲れ果てておりまして、木曜日に思い立って、半日休みを取り、そのまま金曜日も年休にして、勝手に3連休半の休みを取りました。アイルランドから脱出したことは言うまでもないのですが、行った先はここ。 瀬戸大橋じゃあありません。ええとですね、ダブリンからヒコーキでのりかえなしでやって来れて、橋のたもとに大きな空港がある。で、橋のたもとの都市はわりかし有名。そう、この橋は、デンマークはCopenhagenとスウェーデンはMalmöを結ぶ、Öresund Bridgeだったりするわけです。 私、Snigelへの100の質問にも書いているとおり、その昔、スウェーデンのファンでした。なぜ過去形かというとですね、かれこれスウェーデンには5年くらいご無沙汰してるんですよね。5年も訪問してなくて「俺はスウェーデンのファンだ」なんてほざくのはあまりにおこがましい。かくして過去形なわけです。 ともあれ、「元」スウェーデンファンの私、コペンハーゲン空港を足がかりにして、海峡を渡ってスウェーデンによく行ったものです。その昔は、コペンハーゲンの中央駅まで行き、そこから路線バスで港まで行き、さらにはフェリー(免税店付)でスウェーデン…とか、バスごとフェリーに乗る路線バスでスウェーデンとか、距離にして10キロないような海峡を渡るのに一苦労してましたが、まさに今は昔の物語。今じゃ空港から直結の駅で、中央駅方面とは反対方向の列車に乗れば、お次の駅はすでにスウェーデン…所要15分という本当に隔世の感があります。 で、このÖresund Bridgeは瀬戸大橋と東京湾アクアラインを足して2で割ったような橋です。というのもですね、この橋、瀬戸大橋同様上が高速道路で下が鉄道という2層構造。で、この橋、アクアラインと同様、半分がトンネルで半分が上の写真のような橋。途中に人工島があってそこから地面に潜るわけ。 トリビア的ですが、これ、当初は人工島ではなく人工島からほんの少し離れた湿地帯でトンネルと橋をつなげる予定だったらしいのですが、この湿地帯が野鳥の楽園とかで環境保護団体だかなんだかの運動もあって人工島ができたらしい。 んなことはどうでもいいのですが、ともあれ、この橋を渡ってスウェーデンはMalmöに行きました。ここには昔からの友人が住んでます。で、まあ、ここを足がかりにコペンハーゲンに遊びに行ったり、パーティーに行ったりしたわけです。 私がスウェーデンがいいなあと思うその理由は社会の寛容性にあります。「社会の寛容性」とかいうと小賢しく聞こえますが、別に難しい話じゃないんですよ。 私がかれこれ5年も住んでいるアイルランド。未だに私はアイルランドではガイジンです。この先10年住もうと、50年住もうと、多分私はガイジンのままです。これは日本も同じかもしれませんが。 この点、スウェーデンはちょっと違うような感じを受けます。というのも、意外に思われる方もいらっしゃるかもしれませんが、スウェーデンには「移民」が多いです。今回お邪魔したパーティーでも母親はポーランド人、父親はフィンランド人…とか、両親はロシア人で育ちはイランとか、父親はスウェーデン人だけど母はアイルランド人とか言うのもいたなあとか…なんだか知らないけど、いろんなのがいました。(これにはMalmöという地域の特性もあるらしいですが) さらには、子供の頃に養子としてスウェーデンに住むようになった人なども多数。当然、彼(女)らはスウェーデン語を流暢に話し、完全に社会の中に溶け込んでいるように見えます。社会の中に溶け込んでいるということは逆に言えば社会に受け容れられたわけで。彼(女)らは、スウェーデン人になってます。とどのつまり、外見で判断されない国なんですよね、スウェーデンは。 残念ながらアイルランドで悲しくなるときがあるんですよね。「こいつはガイジンだから英語を話すまい」とか決め付けられて敬遠されたりとか、例えば通りで流しのタクシーを待っていたら、アイルランド人の前には止まったけど自分の前には止まらないとか…。 何かいやなことが起こるたびに人種差別に結びつけて考えるのは間違ってると思います(この話は翌日の予定)が、そう思うのが自然だということもままあります。スウェーデンを深くは見てませんけど、こういうつまらないことがなさそうな印象を受けます。 あとは、言葉の垣根の低さ。はい、社会に受け容れられるためにはその国の言葉を話す必要があると思います。つまり、スウェーデンで受け容れられるためにはスウェーデン語が必須だと思うのですが、いちいち観光客レベルでそんなことを言ってはおれません。 で、観光客としてスウェーデンに行くと、私がスウェーデン語を話さないと分かると、スウェーデン人同士の会話でも英語でやってくれます。これ、ドイツでは起こらない現象です。つまりドイツ人は私がいようといまいとドイツ語で話しますよ。この辺が私をしてスウェーデンがいいなあと思わせる理由だったりするわけです。そりゃ、住んでみたら、いろいろ嫌なこともあるかと思いますが…。 日記才人の投票ボタンです(ご協力感謝)
格安航空会社でおなじみのあの会社。今週2回も緊急着陸したそうです。こういうのを「不気味な囁き」と表現するのは大げさでしょうか。何せ「ペンはかっぱらって来い」と檄を飛ばす会社、整備の部門だって「コスト削減」一本槍でちょっとぐらいの故障に羽目をつむって飛ばしてるような気がしません?そりゃ偏見かもしれませんよ。でもやっぱ「安いには安いなりの理由がある」ような…。この会社、一度大事故を起こして一気に沈むのではないか…とかってに妄想を膨らませています。ちなみに、不幸にしてこの便に乗りあわせた客、空港で1泊する羽目になったそうです。
どーせ英語の部分など誰も読んじゃいないだろうから(私なら読まない)、解説。 読めば読むほどすごい内容です。以下Snigelによるテキトー訳。 航空券を予約された方はフライトはキャンセルになり、行政によりこの費用がカバーされることはほぼあり得ません。 …要は、買った航空券は紙切れになるということ。さらに… 弊社は現在海外にいる旅行者の帰国の手配は承れません。従ってご自身で帰りの手配をしてください。 これ、実際ショックだと思うよ。桂三枝ならずとも「いったいどうしたら良いのでしょーか」と頭を抱えてしまうこと必至。 この英文、sorryとかregretとかいう言葉が全然出てこなくて、ただ淡々と事実を述べているだけ。他人事だから笑ってられるけど実際ここの航空券を買ってたら俺、キレるぞ。 この話をひでかすにしたら、さすが航空会社勤務。言うことが違う。 「これ、計画倒産じゃないの?」 あり得ない話じゃないなあ。実際。 確認はしてませんが、IATA加盟の航空会社なら会社が潰れてもチケットはたぶん無効にはならないと思いますが実際はどうなんでしょ?ベルギーの某元ナショナルフラッグ航空会社など本当に突然潰れたそうなのでどんなもんだか分かりませんが。すごかったらしいですよ。社員が空港に張り出された 「会社潰れました」 という掲示の前でキョトーンとしてたという話はわりかし有名のようですので。 今日のおざなりな結論: ヒコーキの切符は潰れそうもないところから買おう 日記才人の投票ボタンです(ご協力感謝)
なんでも本日2004年5月1日は歴史的な日だそうです。EUが東に拡大して、新たにポーランド、チェコ、スロバキア、ハンガリー、スロベニア、エストニア、ラトビア、リトアニア、キプロス、マルタの10カ国が加盟して、計25カ国になったそうな。待て待て待て、ポーランドからスロベニアまではドイツの東にある国で、あとはバルト3国で、キプロスとマルタにいたってはどっかの島だったような気がするがどこだっけ?そりゃ、私がアホなのは認めますが、道行くアイルランド人に聞いたって、この10カ国を全部言える人が一体何人いるやら。 日記才人の投票ボタンです(ご協力感謝) |