なべて世はこともなし
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|アイルランド真実紀行へ
Liffey Valley Shopping Centreに行ってきました。その入口で発見したもの
 ケータイカメラで撮影
こ、こりわ、傘ぽん
日本人にはおなじみ、店の入口に設置されている傘にビニール袋を自動でかけてくれる機械。...ちゅうか、今の今まで商品名が「傘ぽん」というとは知らなかった。実は、このLiffey Valley Shopping Centreに設置されていた傘ぽん、注意書きが全部日本語で、ごていねいにオフィシャルウェブサイトまで書いてあったから商品名が分かった次第。
たぶん、日本にいる方にはこれがなぜ日記のネタになるか分かっていただけないと思う。アイルランドに住んでいる方は御存知の通り、この「傘ぽん」アイルランドでは実に新鮮なアイディアなのです。
でもさ、運用しているのがアイルランド人だから、すぐに、補充のビニールが切れて、ただの入口にある邪魔な物体に成り下がりそうな気がする。
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2004年11月23日(火) |
論理の通じないアイルランド人 |
Dollymount Houseにメシを食べに行きました。バスオフにご参加くださった方…はい、あのパブです。取り合えずお腹いっぱいにはなったけど…高いよなあ。
今日食べたのは、Chicken Jamesonなる、要は鶏肉に詰め物をしてオーブンで焼いて、それにソースをつけたものとジャガイモ丸ごと皮付きでオーブンで焼いたもの(ジャケットポテトっていうんですか)。量だけは十分にあった。
で、思うんですよ。高いなあって。このChicken Jamesonのお値段は16.95ユーロ。日本円にして2300円。ファミレスなら、セットでも1500円程度だと思うと、かなり高い。と言ってもDollymount Houseは気取ったレストランとかじゃあなく、ただのパブ。これが、「世界一住みやすい国」の物価なんですかね。
ところで、この「世界一住みやすい国」の住人の皆様はまともな論理が通用しないことが多いです。例えばこんなことがありました。
市内某所の交差点。私は左折、対向車のタクシーは右折。つまり同じ道に入ろうとしてます。言うまでもなく私に優先権があります。なのに、この対向車のタクシーはずうずうしく突っ込んできまして、ぶつかりそうになります。するとタクシーは車から降りてきて
タクシー:「あぶねえじゃねえか(怒)」 私:「どっちに優先権があるんだよ(怒)」 タクシー:「お前がぶつかりそうになったんじゃねえか」
…って、それはあんたの側から見た問題で、こっちから見るとそっちがぶつかりそうになったわけで。そう、「優先権」とかいう論理は通用しない人たちなのです。相手の頭には「まず相手が悪い」ということから始まり、そこから論理を組み立てて行こうとするものの、はじめから間違っているから論理が組み立てられるはずもなく、しまいにゃ「とにかくお前が悪い」という理屈で乗り切ろうとするわけ。このテの話はまさに日常茶飯事。枚挙に暇なし。
これのどこが「世界一住みやすい国」なんですかね。誰か説明できる人は説明して下され。
そういえば、地元Q州にこんな交通安全標語(?)を書いたビル3階建てくらいの大きな看板がありました。これも、アイルランド的といえなくもない標語です。担当者は、いろいろ気のきいた標語を考えたのでしょう。で、三日三晩考え抜いた(推定)挙げ句に決めた標語とは…
とにかく車には気をつけましょう
だいたい、私の地元にはナゾが多いです。例えば

純和風教会。
これこそ「和洋折衷の極み」とでも誉めるべきか、節操のない教会とけなすべきか。
で、その教会からちょっと歩いたところにある民家。
…ん?なにか、ちいさな手書きの看板がありますね。
注意
ユーレイ注意ですか?これは?
その謎はすぐに解けた。すぐ近所の電柱には…
徐行せよ 飛び出し注意!
子供
確かにこんなイラストの子供が出てきたら怖いぞ。
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さだまさしの新しいアルバム「恋文」をぼーっと聞きながら部屋を片づけているうちに何時の間にか日が暮れてしまい、今日はそれでおしまい。
そう、日本に行って待望の商品を買ってきたのです。それは
コロコロ
…御存知の通りカーペットに使う粘着テープです。
きれいに掃除機をかけた後にこのコロコロを走らせてみると、まあ、面白いくらい(ちゅうか、キモいくらい)髪の毛が取れます。本人には身に覚えのない長い髪は前の住人とその関係者の遺物か。キモいです。
あと1ヶ月分くらいの日記の復旧作業をしたら、寝ます。
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2004年11月20日(土) |
世界でいちばん暮らしやすい国・アイルランド |
まずは、このニュースから。
「暮らしやすい国」1位はアイルランド…英誌調査
【ロンドン支局】英エコノミスト誌が世界111か国の1人当たり国内総生産(GDP)や政治の安定、治安、衛生状態、家庭生活などを基準に割り出した「暮らしやすい国」ランキングで、アイルランドが1位に選ばれた。世界第4位の1人当たりGDP、家族や共同体の温かいつながりを維持していることが評価された。同国は19世紀に大飢饉(ききん)を経験するなど、20世紀後半まで移民大国で、今回の調査は同国の大変身を裏付ける。
2位はスイス、3位はノルウェーで、上位10か国中、6位のオーストラリア以外は欧州の中小国だった。日本は17位で、米(13位)、仏(25位)独(26位)、英(29位)など主要国は中ランクにとどまった。「最悪」111位は、ムガベ独裁政権下のジンバブエ。ロシアは104位、中国は60位。北朝鮮はリストに入っていない。 (読売新聞) - 11月19日1時49分更新
(出典:Yahoo! News)
たくさんのメールありがとうございます。これだけの数のメールをいただくと、無視できない状況になるわけで。
こんにちは。アイルランドっていいね。
…そうですか?
すごいですね。Snigelさんから聞いているアイルランドとはかなりのギャップが感じられます。Snigelさんは、面白おかしくかなり脚色して書いているのかな。
別に私は脚色して書いているつもりはありません。日々の日記は、私が体験したことをそのまま書いているつもりですが、反面、「今日は一日穏やかで何もない日でした」なんて日記は書かないから、当然、内容が偏ってくるというのも否定できないのですが。
たまたま昨日のニュースで日本の労働生産性のランキングについて述べていましたが、日本は世界で第13位、一方アイルランドは第3位とか。日本が経済大国とうぬぼれている間に、どんどん追い越されているということでしょうね。
…と、まあ、話がことここまで来て、どうやら私の知らないアイルランドの側面というのがあるのかもしれません。
少なくとも、大して高いと言えない生活水準で毎日汲々と生きている私には見えない何かがあるのでしょうか。私のまわりを基準に話させてもらうと、「アイルランドの労働生産性が世界第三位」とか言われても全然納得ができません。私のまわりのアイルランド人もまったく同じことを言っているのですが、これって、私と性格環境が似ている人たちに聞いているからなんですかねえ。自分でもよく分からなくなってきました。私の実感から言えば、アイルランドは日本を追い越していないと思います。
まあ、この辺を突っつきはじめるときりがないんですが、世論調査とかアンケートの結果ってどうだって調整できるんですよね。例えば、どっかの新聞社から「緊急世論調査」で「内閣支持率の調査」をしているという電話がかかってきたとします。電話の向こうで、
「最近の小泉総理の答弁は人を小馬鹿にしたようなものが多く、国会軽視ではないかと言われてますが、あなたは小泉内閣を支持しますか?」
なーんて聞かれたら、たとえ自分が小泉内閣を支持してても思わず「いいえ」と答えたくなりませんか。
あとは、統計の手法。今回の統計を吟味していないのであまり確定的なことは言えませんが、例えば、「ビールをよく飲む国は生活レベルの高い国」とか「移民を過去に多く出した国は国際関係上有利な国」なんてふうにこの統計上で評価されていたら、アイルランドはおのずと上位に来るわけで。
…何が言いたいかもうお分かりですよね。ありていに言えば
こんな結果、信じられん!
…ということです。身の回りのアイルランド人その他もろもろも同意見です。
最後に…
明らかに北朝鮮のがオチになってる。 多分、書いた人も、自分で書いてて笑ったと思う。 爆笑じゃなくて、クスって。
(これは私の友人の日記から勝手に(すいません)転載)
とにもあっくにも、この統計の詳細を調べてみようと思っています。はっきり言って納得できてませんから。
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寒い…です。なんでも今晩は氷点下になるとかならないとか。今、ガレージまでビールを取りに行ったら(注:Snigel宅はガレージを物置として使ってます)その寒いこと寒いこと。だいたいねえ、私がダブリンに戻って以来、一度も太陽を見てませんよ。日本では友人にもともと地黒だったことも手伝ってか「きれいな白い肌になったね」と言われましたが、それって太陽に当たってないだけだい!(そもそも男が「白い肌」とか言われても嬉しくない)。
…この先があるのですが、眠い。寝ます。
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