なべて世はこともなし
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|アイルランド真実紀行へ
2005年01月04日(火) |
さあ、今年も元気よく...風邪ひいた |
あけましておめでとうございます。まる4年も続いているだらだらホムペですが、今年もよろしくお願いしますです。
ちゅうか、風邪、ひいてます。悪くなりそうな気配もあり要注意です。現在、ちょっと頭が重いくらいなので別に大したことはありませんが。2週間も休み続けて休みつかれて風邪を引いたのかなあ…という説得力も何もないことを思ってますが。
ところで、車を変えました。…ちゅうか、変えます。11月に日本に行った時に一台拾ってきまして、それが明日、ダブリン港に着く次第。港の業者に電話したら、
「明日の夜着くかもしれないけど、天気が悪いから着かないかも」
という非常に香ばしいお答えをいただきまして。まだ、税金や手数料にいくら払わなきゃいけないか分からないので詳しくは分かり次第お伝えします。
で、この場を借りて恐縮ですが…
いらなくなる車、欲しい人いません?
2年半前に日本でかなりの重整備をして輸入。アイルランドでは珍しいエアコンからパワステからフル装備です。古いですが、トラブルもほとんどなく(一度のトラブルは過去日記参照)かなり程度はいいと自負をしております。
興味がある方のためへの詳細。
トヨタ、カローラ、93年式。マニュアル。走行78000キロ(3年ほど日本で使われずに眠っていたため走行が少ない)、パワステ、パワーウィンドウ、集中ドアロック。
道路税5月末まで支払い済み。NCT(車検)6月まで。…つまり、保険さえ手配できればすぐに乗れる状態です。バスで通勤・通学されてる皆様、車があると人生変わりますよ。お値段、500ユーロ以上ならいくらでもいいです(←投げやり)
ちなみに、今度乗る車は、何を血迷ったか、SUVの四駆とかいう「単なる燃費の無駄」という道楽車。しかも排気量はアイルランドでは特大サイズの2000cc。…自分で言うのもなんですが、何考えてんだか。そのうち、「特大痔有常のドライビングインプレッション」とかいうわけのわからん記事を書くかも。
ともあれ、今年も見放さずによろしくお願いします。
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…疲れました。ダブリンの気ぜわしさに。
クリスマス間近のダブリンの忙しさにかなり閉口してます。もっと正直に言えば、年々再々人ごみが嫌いになってきて、出きることならイナカで楽隠居したいもんだと思い始めてます。
疲れたといえば、今日、一体自分がどのくらい残業をしたか計算してみました。
1年の合計:425時間
でした。そりゃ、日本で月に100時間サービス残業してる人とかいるらしいですよ。だけどあたしゃ、アイルランドにいるんですよ。それなのに、425時間の残業。週平均50時間といえば大したことないけど、まあ、アイルランドにいるにしてはよく仕事をしたもんだと思います。
というわけで、人口700人のドイツの某村に2週間半ほど行ってきます。探さないで下さい。
これじゃああんまりなんで、ダブリンのクリスマスデコレーションについて、写真を撮ってきました。詳しくは、特別ページをご覧ください。
それでは皆様、よいお年を。来年もよろしくです。
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2004年12月16日(木) |
にわか平和主義と中指 |
土曜日のお話。
この日も休日返上で出勤。土曜日の午前9時前のダブリンは未だ眠りについているらしく、静かで往来もほとんどない。私は目を閉じていても運転できるくらいに慣れた通勤路を快適に会社に向かって車を走らせる。緩やかな右カーブにさしかかったところで目に入ってきた異様な光景。
車が燃えている
…それも5メートルくらいの高さまで炎が上がっている。
幸い…と言っていいのかどうか知らんが、どうもこれ、交通事故とかではなく、アホなガキが車を乗り回してこの公園の脇で乗り捨てて火をつけたらしい。フレームの形からして多分ホンダのシビックは完全に炎に包まれている。なのに、消防車はおろか、野次馬のひとりもいない。見たとこ私が第一発見者の模様。
ちょっと離れたところに車を停めて私はふと悩む。
これって消防署に通報すべきなんだろうか。
非常に残念なことに、このjoy riderと呼ばれる車ドロボーはダブリンでは日常茶飯事。このアホガキども、証拠隠滅のためだか知らんが、車を燃やしてしまう。こうして車が燃え盛っている現場に出くわすのは初めてだけど、燃え尽きた車は忘れたころに見掛ける。で、公園の脇ということもあって、延焼の可能性はなさそう。つまり放っておけば、そのうち燃え尽きそう。消防署に電話して「そんなくだらんことで電話すんじゃねえ」とか怒られたらどうしよう。あ、だいたいここなんていう通りだっけ…などとケータイを手に数秒悩んでいたら、パトカーがやってきた。…あ、それなら通報しなくていいや。というわけで私は会社へ。
それにしてもここ数日の通勤はかなり苦痛です。クリスマスが近くなるに近づいて、道路の渋滞が日に日にひどくなっていきます。それだけならまだしも、こう、みんなが殺気立ってるのが手に取るように分かるわけです。ちなみに私は、数週間前の日記で宣言したように、街には近寄ってませんが、通勤でどうしても通過する必要があるのです。とにもかくにもアイルランドの皆様、クリスマスの瞬間だけにわか平和主義者のような顔をしていても、その前の数週間は、道路で他のドライバーに中指を立てているのはいかがなものかと…。
 ケータイのカメラで撮影 もうちょっと画素が多いのにすれば良かった で、今朝通りがかった時に目撃したダブリンバスとトレーラーの接触事故。「接触」と言っても良く見ると、二階建てバスの左側の窓が一番後ろを残してきれいに割れてしまってます。状況から判断するに、渋滞で止まっているバスの脇をトレーラーが写真手前に向かって無理矢理左折しようとして接触した感じですね。どうも、これにも「クリスマス前のイライラ」が原因なのではないか…という気がしてなりません。
とりあえず、皆様、無事にクリスマスを迎えましょう。
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2004年12月12日(日) |
情報求ム!スタバがダブリンにやってくる?? |
読者さんからこんなメールをいただきました。
(ここから転載)
Snigelさんこんにちは。
ビューリーズがスターバックスになるって本当ですか? (中略) 「詳しくは知らないけどGrafton streetのビューリーズはスターバックスになるんだよねー。」 と言ってました。掲示板にも日記にもそんな話しは見当たらないけど真相をご存知でしょうか?
(転載ここまで)
ホントですか?私が聞きたい…読者の皆様、この真相を御存知ですか?
私がスタバに行ったことがあるのは、人生であとにも先にも一度きりです。NHKから渋谷に向かっていた時に発見したので興味本位で入店。まあ、なんといいますか、カップルばっかりで居心地が悪かったこと(そもそもテーブルが見つからなかった)、コーヒー自体別に取りたててうまくなかったこと(決してまずくはなかったが)そんなわけで私にとっては「特に自分からは行こうとは思わない場所」に分類されたわけです。
まあ、スタバのために弁護しとくと、私、ことコーヒーに関しては完全な味オンチです。ちゅうか、イタリア人よろしくアホのような量の砂糖を入れて飲むので、スタバの味を語る資格はないのかもしれません。
ともあれ、どうもビューリーズがスタバになるというのは話が出来すぎているというか何というか。
こんなご意見も…。
できたらどっと人が押しかけるんでしょうね・・・。 ある意味スタバがないのってすごいなって思ってるのでこのままであって欲しいような。ロンドンとかみるみるスタバだらけになってしまいましたもんね。
私にとってはどーでもいいけど、やっぱりスタバよりはビューリーズがいいかなあ…と思います。
何か情報をお持ちの方はぜひ掲示板(またはメール)にてお寄せくださいませ。あ、「私スタバ大好き」という意見ももちろん歓迎ですよ。
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2004年12月11日(土) |
年に1回くらいはいいことを...献血 |
1週間ほど前に、IBTS(Irish Blood Transfusion Service=アイルランド献血サービス)から、また高飛車な「献血依頼」の手紙が来ました。ごみ箱に直行したのですが、その献血が金曜日でした。金曜日に、移動クリニックがうちの会社の近所にやってきたわけ。あんな高飛車な手紙で人にものを頼むなど論外!…と行かないことを決めてました。
ところが、世の中には優しい人がいますね。私の会社の二つどなりのアイルランド人の女性がそう。献血に行くからと、自分のお昼休みを返上して献血のクリニックに出かけていきました。なんでも「年末にかけて輸血が必要な人がたくさんいるだろうから」って。…いい人だね。彼女は。
ところが、10分もしないで彼女は帰ってきた。
私: 「もう終わったの?」 彼女: 「私、今年タイに旅行したから献血はできないって」
東南アジア=HIV危険地域=献血お断り
という3段論法がどうやらITBSでは成り立つらしい。更に彼女は言うのだ。
彼女:「クリニックはほとんど空だったわ。あれじゃあ血液供給に問題がでてくるかも知れないわ」
…別に彼女はそういうつもりで言ったんじゃあないだろうけど、分かりましたよ。ここはアイルランドのために一針一肌脱いできましょう。
で、何だかんだで忙しかった私は、ようやく午後4時ごろになって仕事を一段落させてようやく移動クリニックへ。
確かに誰もいないわ。
病院の待合室のようにパイプ椅子が15脚程度5列に並べられているがそこには誰も座っていない。奥に見える8つほどの献血用のベッドもひとつしか埋まっていない。
受付のおじさんとすぐに目が合い、おじさんはアイルランドで見たこともないようなスマイルで私に向かいにっこり笑い
「ここに座って」
と彼の向かいのパイプ椅子を勧める。
献血後1年経ってようやく送ってきたドナーカードを見せると、それをスキャン。住所などを確認して、A4サイズの紙にびっしり書かれた問診表を埋めるように言われる。で、家庭医の訪問履歴から、果ては同性愛の経験まで根掘り葉掘り聞かれる問診表を埋める。
その問診表を埋めると今度はその表を元に質問がいろいろ浴びせられる。私の場合引っかかったのが、「過去6ヶ月のうちに外国に行ったことがある」という質問と、「アレルギーの有無」。すなわち、日本に行ったことがあるということと、花粉症があるということ。どうやら日本はITBSの「危険地域」には入っていないらしく、私がロンドン経由で日本に行ったという答えに満足した模様。
それが終わると今度は待ち合いエリアでお茶を勧められる。私はコーラを頼む。ちなみにこの待ち合いエリアには、チョコレートバーやビスケット、お茶・コーヒー・炭酸系飲料がある。なぜか「ダイエット」系の炭酸飲料はない。それを飲んでいるとほどなく献血用のベッドに呼ばれる。
やたらとたくさんネックレスをした、うちの近所のカフェといっしょの名前をした女医さんがさらに血圧を測る。ちなみに私の血圧は「これ以上はない」というくらい正常らしい。
で、採血開始。担当は、私と同い年くらいの看護士さん。この人がまたおしゃべりで、この時は「日本のホラー映画」についていろいろ話した。話しているうちにも、私の血液が体から抜かれ、半透明なパックを満たしてゆく。ちなみに、献血料は一般に1パイント(568ml)と言われているけど正確には450mlだそうな。彼いわく、「ビール一缶(500ml)だね」。私は「北アイルランドのビール一缶(440ml)だね」とツッコミを入れたが。
程なく献血終了。ITBSのステッカーとエンピツ3本をもらって会社に戻り…コドモ扱いだな…会社へ戻り、残業。
ちなみにその日の夜は、メシを作るのが面倒くさかったのでパブへ行きました。で、ビール1杯で酔いました。酔った頭で思い出したこと。
「今晩はアルコールは避けること」
…と言われてたっけ。健康のため、献血とアルコールの摂取には気をつけましょう。
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