いつか大切な人を幸せにするために 僕らは、大きく腕を伸ばして考える この腕で君を抱きしめる日を思いながら
伸びた不精ひげを気にしながらピアノの鍵盤を漠然と押してみる 音がどこまでも伸びていくのを感じてる 手を放せば、途切れてしまう、儚い音なのに
携帯電話の微弱な電波だけで繋がっていた気になっていた。 君が圏外になるたびに不安になる僕 君の声を聞かせて下さい
煙草の煙が仕事場の蛍光灯に向かってまっすぐに上っていく、 そんな様子をずっと眺めている。 頭の中は空になり体から力が抜けていく。 (今、この部屋は無風状態なのかなぁ) 僕の仕事場は、もともとテレビのスタジオだったところを改装したものなので、気密性は抜群で、殆どの音を遮断しているお蔭で、回し放しになっているCDの音だけが、静かに響いている。 僕はこういう時間が大好きだ。 休日に一人で会社にやってくる事がやめられないのは、 仕事量の多さだけではなく、 誰でもない「僕」の存在を僕自身が感じられるからなのかもしれない。 とでも思わないとやりきれないかも知れない。
ニューイヤーパーティーに一人で出席してきます。 何だか、ちょっと寂しい感じがするけど、 「いつものお店」だから、多分、平気。 そういう場所を持っている僕の人生は、なかなかだと思う。
とは言え、君が居なくちゃ意味がないんだけどね!
こんなにも会いたい人がいる事も、なかなかだと思うよ。
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