ほうれん草の青い葉を中空に配置し、 それにウインナ−を添える 本来ならば、毒々しい色のついたカクテルウインナ−が良いのだが、 ごく普通のもので我慢する 卵焼きをクルクルと回す 哲学的に回転を促すと、 従順な乙女のように素直に、 狡猾な売春婦のように翻弄しながら 卵焼きは動く
優しい色と暖かい香り 温もりと少年時代の思い出 好きになった人と 僕を好きだと言ってくれた人
誰もいないオフィスの屋上で、 ほんの少しだけ暖かい気分になって、 僕はお昼ご飯を食べる
ありがとう
愛してやまない人に出合わせてくれたのは神様ですか? それとも偶然なのでしょうか? 誰に感謝して良いか分かりません。
僕に出来る事を全力で、 愛してやまない人たちに そしたら、また別の、 愛してやまない人たちに出逢わせてくれますか?
本当にありがとう。 あなたが神様なのだとしたら、 あなたを愛するように、その人たちを愛します。
朝起きると、ダイニングテーブルの上に小さなメモが。 「おはよう。週末まであと2日。お互い頑張ろう」
僕が寝ている間に君は帰ってきて、僕が仕事をしている最中に出ていく、 寝顔を眺めるだけの、すれちがいの日々。
それでも、たった一枚の紙切れが、僕の心を暖かくする。
週末は二人で買い物に行こう 茹で方が足りないパスタをニコニコ笑いながら食べよう。 DVDを見て、少しお酒を飲んで、二人で手を繋いで寝よう。
そんな事を考えながら、今日もニコニコ働こうね。
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