所沢のお店・保健所検査 - 2010年07月09日(金) 普段から保健所の検査には立ち会わないようにしている。 何故かと言うと、あまりにも理不尽な言い草や指摘に辟易するからである。どっからそういう屁理屈的な理論が出て来るんだよ?って問い質したくなるようなことを真顔で言って来る。そういうのを傍らで見ていると、どうしても突っ込みを入れたくなってしまうし、屁理屈を素直に聞き入れることが出来ない性分なので、基本的には立ち会わないことにしている。 今回は他の打ち合わせとうもあり、早くから現場に出向いていたから立ち会うことになったのであるが、ものの5分程度で無事に終了したのでひと安心。最後に屁理屈的なことを言っていたが、そこで専門的な理由を言ったところで素直に聞き入れる訳はないだどうから無視していたが、結局はそれで正解だったかもしれない。 他にも本当は向こうから突っ込みを入れなければならない内容のものが幾つかあったのだが、気付いていないのかどうかは分からないが何も指摘がなかったのは良かったということなのかな? 以前にもこの日記で綴ったことがあるが、完成時の検査は勿論必要なことだと思う。しかし、巷には物凄い不衛生な厨房のお店が山ほどあるということを知っているのか?一応は年に一回検査に訪れるということにはなっているようだが、実際には何年も来ないケースもある。 でも、その際に不衛生なお店に対してどのような指導や指摘をしているんだろうかと常々思っているのだが、口頭でもう少し綺麗にしなさいね・・・程度のことしか言っていないんだろうね、きっと。 仕事柄厨房に入る機会は多いが、本当にこんなところで作った料理なんて絶対に食べたくないよな・・・という店には驚いてしまう。最近は新規開業の仕事が多いのと、リニューアルでもそれ程酷い店にはあまり遭遇していないが、サラリーマン時代にはかなりそういう店を見て来た。 打合せが終わり、蕎麦でも食っていきなさいと言われても、目の前にあるこの厨房で作られたものを食べる勇気はないし、一刻も早く逃げ出したい気分になる。 そういう場合は「次の打合せに間に合わなくなりそうなので、これで失礼致します・・・」と言って早々にその場を離れるようにしていたのである。 正直言って、凄いところは本当に凄いからね! お客がこれを見たら100人中100人食べるのを躊躇し、帰ってしまうだろうというレベルの厨房は何度も見て来た。プライベートでもあまりに凄そうなところには入らないようにしているし、入った瞬間に悪臭漂う店は席に着く前に出るようにしているのである。 保健所もどうでもいいことに難くせ付けるのではなく、こういう常識を遥かに超えた不衛生なお店をちゃんとチェックし、指導改善をしていって欲しいと思うね。 Pocchy Land Information←Click BLOG Pocchy's Collection←Click - 羽生のお店・再開 - 2010年07月08日(木) 最後の打合せの際にラフで提示した内容を具体化しようと思ったが、いろいろと構造上や納まりに関して問題が出て来てしまった。それで悩んでいるうちにところざわの現場が始まり、全てが初めての施工業者さんばかりだったので通常よりも現場に通う回数が多くなってしまった。 そういう中でも時間を割いて図面と睨めっこをしていたのだが、中々思うようなものにまとまらない・・・。やはり集中して時間をたっぷり取りながらやっていかないと無理だと判断し、とにかく所沢の現場をきちんと完了させることに比重を置いた。 それで、先日仮引渡しを行い、一旦キリが付いたので羽生のお店のプランを再開することにした。やはり、最後にラフで提示したプランは無理があり過ぎるし、構造上の問題でコストアップにも繋がる可能性が高いということで、一旦白紙に戻して一からやり直すことにした。 出来れば来週中にプレゼンを行いたいと思っているが、所沢のお店の開店へ向けての準備状況も気になるところ。 Pocchy Land Information←Click BLOG Pocchy's Collection←Click - 客観的な判断 - 2010年07月07日(水) 設計監理という仕事は物事を客観的に判断していかなければならない。 しかし、設計者という立場は施主の代弁者でもある。施主の考えや要望を代弁して施工者へ伝え、それを監理していくのが仕事。だからと言って施工者の考え方等を否定するものではない。 あくまでも施主の代弁者として指示をしたり、チェックをしたりするけども、何かが起こった場合の判断というものは中立の立場でなければならない。ある意味、矛盾しているようにも思えるが、この辺が設計監理の難しさでもある。 今回の案件に於いても大小様々な問題が生じた。勿論、私自身のミスもあるし、防ぎ様のない問題もあった。しかし、そういう中でも一本の電話があるだけで簡単に解決し、大きな問題にならなかったものも幾つかあった。私が常々一番懸念している、多分こうだろうという自分サイドの判断基準で進めてしまう問題である。 向こうも素人ではないし、これまでの経験値に於いて「こういうことだろう」という判断で、設計者や現場監督にへ確認をせずに進めてしまうということはどの現場に於いても結構多い。 でも、こういう場合に限って判断とは逆のものをこちらが求めているのである。だから、結局はやり直しになったり、無駄な時間やお金を使うことになってしまう。ちょっとでも疑問に思ったら電話を一本くれれば何の問題も起こらない。 結果的にやり直しの効かないものだってあるし、例えやり直し出来ても微妙にいや〜な空気がそこに流れてしまうことになる。正直なところストレスも溜る。 そこで気を付けなければならないのは私自身の客観的な判断である。 何から何までダメ出ししては現場は進まない。妥協という言葉は使いたくないが、こちらが納得して先へ進めることを優先しなければならないものに関してはそういう判断を下すことになる。 Pocchy Land Information←Click BLOG Pocchy's Collection←Click -
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