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図面と違う・・・ - 2010年12月09日(木) 今日の日記も現場ネタだけど・・・。 細かいところまで指示しているのに、そうじゃない状態に現場が進んでいたり、家具が出来上がってきたりすることは結構頻繁に起こる。その原因はなんなんだろうと常々疑問に思っているのだが、結局は図面をちゃんと見ていないというケースが多いのである。 前の時はこうだったから・・・とか、いつもはこうしているから・・・とかというケースで、先入観がしっかり図面を確認という意識を遠避ける結果となっている。 それと多い問題がシビアさの違い。 こっちは1ミリ2ミリという単位で納まりを考えている部分も、施工者サイドは1センチ2センチという単位で捉えていれば自ずと完成度が違ってくることになる。数日前のカウンターの納まりに関しても、隣接するパネルには縦横に目地を切っており、それにカウンターを合わせるという意匠になっていたのだが、これは本当に1ミリの誤差でもみっともない仕上がりになってしまう。 誤差ゼロということは無理だとしても、ここまでの違いが出ちゃうと改善指示を出さざるを得ないし、他の部分の取り合いに関しても図面と大きく異なるところに関してはやり直しが効かないので他の修正案を提示して解決を図ることにした。 Pocchy Land Information←Click BLOG Pocchy's Collection←Click - ちゃんと確認して欲しい・・・ - 2010年12月08日(水) 現場でのことが続いているが、設計監理なので毎日現場へ行くことはない。ポイントポイントで図面通りに進行しているかどうかの確認をする為に現場へ足を運ぶ。当然、監理者が居ないところで工事が進むことになるのだが、現場監督や、個々の施工業者側は図面と違う施工にせざるを得なかったり、何らかの問題が発生したならば必ず連絡をして来なければならない。 それを怠ると後々大きな問題となってしまうのがよくある話しで、今回も設備工事でちょっとした問題が発生したのである。他に方法はなかったのかと尋ねると決してそうじゃないという答えだったが、ではどうしてこの方法をとったのかということになる。 個人の判断で決められる問題ではないところでの施工となったので、それの施工改善を求めることとなった。電話一本貰えれば指示を出したり、他の方法がないかという確認も出来たのだが、結局はそれを怠り問題が発生してしまったということ。 これも昨日の日記じゃないが、100%の改善は難しいので、何処を落としどころにするかが判断の難しいところとなる。何とか妥協案が見付かり、クライアントの了承も得られたので良かったが、折角作ったものを部分的にではあるが取り壊し、更に別のものを作って取付けるという勿体無いことをする羽目に・・・。 制作費、人件費、諸経費を含めたら幾らの無駄になるのか? 電話一本、又は私が現場へ行った際に言ってくれればこういうことになならなかったということだが、解決出来たからいいけども、そうじゃない大きな問題になることだってある訳だから、何か問題が起こったら必ず連絡をして欲しいと思っている。 Pocchy Land Information←Click BLOG Pocchy's Collection←Click - 武蔵小金井のお店・数ミリの違いが大きな問題に! - 2010年12月07日(火) いよいよメインのカウンターが搬入された。 軽鉄で下地を組んだ際に数ミリ図面と違っていた箇所があったので、現場監督へ確認すると大丈夫だと言う。何度か確認したが答えは同じだし、何かあってもちゃんと対応してくれれば問題はないのでそれ以上は問い質さなかった。 しかし、L型のカウンターを嵌め込むと壁にぴったり収まらないのである。 やはり先日心配していた部分が数ミリ違っていたので現場の角度が狂ってしまっていた。カウンターの甲板は工場で加工しているのでちゃんと直角が出ているので、あきらかに現場での間仕切り工事の際のミスである。 カウンターと間仕切りだけの取り合いではなく、いろいろなものが複雑に絡み合う納まりにしていたので大変なことになった。本当に1ミリ2ミリというところでの精度が求められる施工であるが、それが狂えば大きな問題が彼方此方に生まれてくることになる。 こういう場合も昨日の日記ではないが、スタッフを雇って現場チェックをさせていたとしても判断出来るレベルの問題ではない。その段階で100%の納まりは無理だから、どのレベルで解決するかを瞬時に判断し、職人さんへ指示を出さなければならない。 結局、目を瞑らなければならない部分は妥協し、一番最善と思われる方法での指示を出したのだが、今日は現場に行く予定にはなっていなかったのである。急遽別件で行くは目になったことが幸いしたのだが、この問題を電話でのやり取りで解決することはまず不可能だったし、直ぐに飛んで行ければなんとかなるが、そうじゃないスケジュールだったとしたらと思うとゾッとする。 結果オーライということになるのだが、若い担当者を現場チェックに行かせているデザイン事務所なんかはこういう場合の対処は難しいだろうね、きっと・・・。 Pocchy Land Information←Click BLOG Pocchy's Collection←Click -
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