MUSIC春秋
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 2010年08月01日(日)
最後まで生きる

本日の階段その1。
外スゲー暑そう。

本日の階段その3。
カフェと中古レコード店のビル。


その2は写真は撮れなかったけど
栄の名演小劇場の階段。
古くて狭くてたいへん味のある階段でした。
名演小劇場というのは、
ミニシアター系の映画館です。

そうなの、ひっさしぶりに
を映画を観に行ったのだよ。
何年ぶりかねえ。
何年ぶりだろうと知ったこっちゃないよねえ。

私が観に行く映画と言ったらだいたいが
ゲイのお話か音楽関連か音楽のお話かゲイ関連、
と言ったところ。というわけで、今回はゲイのお話
じゃなくてごめんね
「アルゼンチンタンゴ〜伝説のマエストロたち」
というドキュメンタリー映画でした。

伝説のマエストロたちは、ほとんどよぼよぼでした。
実際、この映像が撮られてから
このたびの公開までの間にこの世を去られた出演者たちの
人数を数え出すとちょっとびびります。
(キャスト一覧に★印がついている)
しかしタンゴを語る時のメラメラと燃える瞳、
演奏のスピード感と力強さには
思わず「かっこいい!」と声が漏れてしまう
誰じゃい、よぼよぼなんて言ったのは。

長い歳月に裏打ちされた自信にはとてもかなわない。
「老い」の意味が、軽く空中3回転半ぐらいして
ひっくり返るのを見たような。
魂は、その情熱を外へ表現するすべを身につけたら
いつまでもずっと輝き続けることができる。
10代や20代の頃に観ていたら
何もわからなかっただろうなあと思う
「オトナ向け」の映画でした。

アルゼンチンのハーブティー、
カチャマイ茶がオマケでもらえました。
ロバがかわいい。


 2010年07月31日(土)
表現


7月29日撮影

前夜に目の前で聴いた
渕上純子さんの鍵盤ハーモニカを参考にしたら
バンドネオンの演奏に
思い切った強弱を付けられました。
実は恥ずかしい気持ちがあって
何の楽器を演奏してもいつも
なかなか思い切った音が出せないのです。
一皮むけた、と自分で思いました。
しかし根本的な性格の問題なので
そう簡単に変われるとは思えない。
とりあえず今後楽器を弾く時には
彼女の演奏を思い出すことにします。


 2010年07月30日(金)
6がつのうた

古い蔵を
改造した店でした。

ライブスペースは2階。
床は透明なアクリル板?
大丈夫なのか諸々。


職場から直接ケッタで行けた
ライブ会場は土蔵を改造した飲食店。
重厚な歴史の香りとと南の島のよう装飾と
自由で明るいイマドキの若者のノリが
たいへんちぐはぐで新しい。

客席とステージの
境目もはっきりしないような小さな会場。
ファンはほんの数人のようで
ほとんどは店の常連客らしい。
出演者の名前さえ「知らなーい。初めて聞いたー。」と
言いそうな顔ばかり。

そんな状況の中でさらに
貝殻のカーテンが揺れる音や
マイクスタンドの前を横切って運ばれる料理の匂いに
演奏を邪魔されながらも、
ムードを創っては自ら壊し、また創っては壊す
振り切れた表現力で
中盤にはもうみんなの心をつかんで
その独特の世界に引き込み
笑顔と手拍子の大団円まで走りきった
ふちがみとふなと&平井正也の3人。
まことにお見事でございました。

最後に歌った「6がつのうた」は
このツアーのテーマでもあり、ツアーを企画した人物
「ちょびひげやさん」と言う人に捧げられた歌だそうです。
が、なんだかこの「MUSIC春秋」に
ぴったりの歌詞なのです。メロディーも好きです。
私はそのちょびひげやさんという人を知らないけど
昨年6月、私がこの3人のライブに行った時には
確かに生きていた人なのに
今はもういないと聞いて驚きました。
そして自分が自分の時間や身体を
ちっとも大切に生きていないことが
恥ずかしくて恥ずかしくて
早くなんとかしなくては
と思いました。

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『6がつのうた』〜顔似てますツアー2010〜
/平井正也+ふちがみとふなと
in 岐阜 トラべシア


 2010年07月29日(木)
3拍子


八百屋の冷蔵庫とえびお君

明日のライブに備え、
イヤホンで平井正也を聴きながら
歩いて家に帰る途中
「商店街にいた人は何処いった?」
という歌のリズムと
商店街の「札幌かに本家」の巨大蟹の足の動きが
絶妙に合っていた。


雰囲気だけでも
いちおうリンク
試聴とかできないのが残念。



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