MUSIC春秋
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 2011年02月15日(火)
思い思われ


渡せなかったので自分で食べる。


「また出来たよーニキビがー。」
「痛そうですね。」
「いつもここに出来る。思われ過ぎっつうか。」
「は?」
「これ、思われニキビやろ?思い思われ、ふりふられ。」
「アゴにできるニキビは男性ホルモンですよ。」
「男性ホルモンが?」
「分泌過多。」
「うぐー。」
「仕事がんばり過ぎじゃないんですか?」
「いや、仕事はヒ…そういえばさ、
 最近髪の毛が少なくなった気がするだけど、髪ってさあ…」
「髪は女性ホルモン。」
「だよね。女性ホルモン。…が?」
「減少?」
「やっぱり〜?」


 2011年02月14日(月)
決行

雪降った。


真剣に悩みました。が、
やるなら今年しかない。
思い切って
義理チョコ廃止を決行しました。

ずっと引き継がれてきた年中行事なのにーとか
前任のコの方が気が利いて良かったなーとか
ブスの上に気も利かないなーとか
思われても仕方ない。(オイ最後のは言い過ぎだろ)
誰かがこれをやらねばならぬ。
パワハラだーとか騒ぎたてるつもりはないけどさ、
にこにこほのぼの和やかムードも悪くないけどさ、
部内+αの男子総勢30人分の高級チョコを
たった2人で用意しなきゃいけないのは
はっきり言って負担なんです。
負担なんです。
2回言ってやった。


 2011年02月13日(日)
一期一会

久しぶりにここに来ました。
この日記を書き始めた頃に
働いていた場所です。


路地の交差点。
「すみません。」と呼びとめられて
振り向くと自転車に乗った若い女の子。
金色にちかい明るい色の長い髪、ピンクのマフラー。
「JRのG駅、どっちですか?」
え、駅?えっとー、あっち。
「あっち?」
あーうー、難しいな、うーん…
一緒に行きましょうか。
「えっ、いいんですか?」
ちょうど私もG駅に行くところだから。
10分もかからないよ。
・・・
どこから来たの?
「ぎなんです。」
電車に乗るの?
「友達と待ち合わせしてるんですけど
 道に迷っちゃって。これ中道ですか?」
ナカミチ?うん、裏道ね。車通らないし、いいでしょ。
「安全ですね。」
覚えとくといいよ。
・・・
駅が見える横断歩道で、
じゃあここでね、気をつけて。と手を振って
信号が変わるや否や猛ダッシュ。
彼女のペースに合わせていたけど
実は私は急いでいたのだ。
颯のように走り去る私の背中を見て
彼女はポカンとしていただろうか。
それとも携帯のメール打ちに忙しくて
もう私のことなんて目に入っていなかったかも。
自転車のハンドルにぶら下がっていたのは
バレンタインのプレゼントかなあ。


 2011年02月12日(土)
ありがたい話




部屋の照明が直りました。
てか、壊れてなかった。
電気が点くというのは
なんてありがたいことなんでしょう。

先日も、食器棚の引き出しが開かなくなる
という事件がありまして。
「かれこれ2日もがんばってるんだけど
 どうしても開かないからもう諦める。」
と母親が言うので、どれどれと引いてみると
何かががっつり引っかかっていてびくともししない。
ものさしを入れる隙間もない。
“細かい振動を長時間与えることで中身を動かす作戦”
により、ガタガタガタガタガタガタガタと
根気よく根気よく引き出しを揺すり続け
ようやくわずかな隙間が出きたところを覗きこむと
引っかかっているのは、ポリ袋に入った
徳用の元禄箸であることが判明。
そこで、スチールのものさしとフルーツナイフを
隙間から差仕込んでポリ袋を切り裂き
中の割り箸をナイフで刺して、わずかな隙間から
1本ずつ引きずり出し(救出劇のクライマックス)
数本出て来た所で、さらにポリ袋を切って箸をバラし
ついに引き出しを開けることに成功したのでした。
30分ぐらいかかったかしら。

それ以来我が家では
「引き出しが開く、ということは
 本当にありがたいことだねえ。」
「そうそう、引き出しが開くということは
 なんてありがたいことなんでしょう。」
という会話が毎日繰り返されたのでした。
(3日間ほど)



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