MUSIC春秋
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 2011年03月15日(火)
良いニュース


今年は少し遅い。


職場はテレビだらけなので
テレビを見ずに過ごすことはできない。
緊急速報が出るたびに
フロア中の携帯が一斉に鳴り響く。
昨日は一日頭が痛くて薬も効かなかったし
今日は気持ち悪くなった。

アナウンサーやキャスターが話す声に
はからずとも現れてしまう感情の波長。
よくないニュースばかりが続くと
動物的に気持ちが反応してしまう。

ネット社会は善意と批判と理想と現実、
様々な意見はどれも正しいように思えて
振り回されては混乱するばかり。

「2000人の無事が確認されました。」
「4日ぶりに2人の人が救出されました。」

今欲しいのはいいニュースだけ。
その背景まで考えたらキリがないけど
ただ、アナウンサーの声が弾むのを待っている。
たとえ100のうちの1つだけでも
いいニュースを待っている。


 2011年03月14日(月)
when you're weary




訳詞はこちら。


 2011年03月13日(日)
ラジオ聴こう




なんでもいいから
誰でもいいから
そんな思いでここを訪れてくれる人たちのために
こんなとき私には
立派なことも気の利いたことも
何も書けないのです。


思い出した。
こんな時暖かいのはラジオです。
ラジオ聴こう。
心が痛い人たちよ、ラジオを聴こう。


 2011年03月11日(金)

館内放送で緊急地震警報が流れる。
「どこ?」
「東北の余震?」
ほどなくニュース速報のメール着信音が鳴り響く。
「震度7!」
「7!?」
フロア中のTVモニターの音量が上がる。
「国会が揺れてる!」
「ここも揺れてないか」
「あっ、揺れてる!」
大きくて遅い横揺れ。
「警報出た」
「大津波警報!?」

その後はずっと
テレビの前に立ち尽くしていました。
他にも立ったままテレビに釘付けになっている人が
たくさんいました。

波に押され大きく揺れる船が浸水して
人が乗ったまま横倒しになる直前。
整然と並ぶ美しい畑やビニールハウスが
瓦礫の波にあっという間にのみ込まれていくところ。
その先の道路へ向かって走ってくる車。
必死で向転換する車に
容赦なく追いついてしまう黒い波。
すべて生中継の映像で
今まさに起きていること
そこにある命が消えてしまう瞬間を
自分が目撃しているということが
その時の私に本当に
理解できていたのかどうかわかりません。



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