MUSIC春秋
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 2011年04月18日(月)
ご利益




美江寺観音、年に一度のご本尊御開帳と聞いて
昼休みにお参りに行ってきました。

ご本尊の乾漆十一面観音立像は奈良時代に造られた
国指定の重要文化財だそうです。
昔々、度重なる木曽三川の洪水に苦しんでいたこの地に
伊賀の国にあったこの観音様を移した所
川の氾濫は鎮まり、荒れた川底も美しくなり
現在のような清らかな川になったのだそうです。

頼もしいでしょ。
今、全国のみんなが願っている事を
私が代表して、しっかりお願いしてきました。


 2011年04月17日(日)
再会



満開の旭山桜を室内に入れて、窓越しの光で撮りました。
好きなように好きなだけ撮り放題だよ嬉しいな。


可愛らしく。


生き生きと。


色っぽく。


去年のガス展で頂いた粗品です。
小さな鉢にめいっぱい咲き乱れています。


※大きい写真、他の写真のスライドショーはこちら


いい天気だったので遠くへ出かけたかったけど
午前中は毛布や冬物の洗濯をしていました。
今年はいつまでも寒かったので遅くなりましたね。
いつもダラダラと遅くなってるような気もしますが。

そして午後はホームセンターにお買いものに。
ぼけーっと無防備に店内に入ったところ
私の顔を覗きこむようにじーっと見ながら
近づいてくる女性がいました。
最初はその人に合っていなかった焦点が
名前を呼ばれると同時にピタッと合って
ああっ!・・・誰だっけ。うそうそ、
前の職場の派遣の先輩(年下)Kさんではないの。
いやあ久しぶり。あの頃は大変助けられました。
本当にありがとう。
6年も前に、たった3カ月一緒に働いただけだったのに
私のこと覚えててくれて、見つけてくれて、
そして声をかけてくれるなんて、
なんて嬉しいことでしょう。
重ね重ねありがとう。

「お変わりなくて。」
いやいや老けたでしょ?私。
Kさん、あなた優しい人だ。
だって6年も経ったんですよあれから。お元気でしたか?
「いろいろあって…。」
えっそうなの?大丈夫なの?
「あ、そんなに大したことではないんだけど。」
本当に?って
言おうとしたけど飲み込んだ。
そっか…うん、みんないろいろあるよね。


だけど彼女ほど優しい人はそういない。
幸せになって当然の人。
もし何か我慢しているのだとしたら
もっとちゃんと話を聞いてあげればよかった。
今度お茶にでも誘ってみようかな
こんな風に悔んでるよりね。


 2011年04月16日(土)
シチュエーションコメディ


それぞれの散り方


○○○の参道で、だんごを買って来い
と親が言う。

縁談だと。
ちょっと見るだけ見て来たら?だと。
何その設定、昭和初期?
「いやだ行かない」「見るだけ見るだけ」と
押し問答していると
横から叔父が口を挟む。
「だんごを焼いとるような男の方がいいんやぞ、
 コンピューターの仕事とかしとるやつよりなあ。」
偏見甚だしいな。
でも、だんご焼いてるのは土日だけで、
平日はそのコンピューターの仕事してるらしいよ。
「おお、いいやないか。」
酔っぱらってるな#。
てか何この“コメディーお江戸でござる”みたいなシチュエーション。


 2011年04月15日(金)
ウラハラ




奥村晃史氏の個展を観に自転車でギャラリーへ。
売約済みの印がほとんどの作品に付いてる。
売れた絵はこの展示が終わったらもう二度と観られないのかな。
よく観ておかなくては。
しかし時間が無い。昼休みなのだった。
街の真ん中の大通り沿いにあっても
ドアの内側は静かで落ち着いた空間。
いいなあ、毎日こういうところで過ごせたらなあ。
時々こんな暮らしに憧れる。特に求職中に。
しかし今私には仕事がある。(無くてもできないんだよ)
帰らねば。

「お天気がいいから自転車気持ちよさそうですね。」
にこにこと穏やかな笑顔の店主。
なぜ自転車で来たことを知っているのかしら
不思議な人ねえ。(窓から見られてたんだよ)
「でも午後から雨が降るらしいですよ。」
「そうなんですか?じゃあもう桜散っちゃいますね。」
「そうですねえ。」
面識があるわけでもなければ
ポストカード一枚買いもしない私を
わざわざ外まで出て見送ってくれるなんて
店主、あなた優しい人だ。

ひとり気ままな時間を楽しみたくて訪れたはずが
ささやかで暖かい交流に励まされる。

わかってる。認めるよ。だけど。
ココロはウラハラ。



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