しむちゃんのつれづれ日記
文字サイズは「中」が最適なようです。

2002年02月06日(水) ヒトの考えってそれぞれ

自分が進もうとしている方向を全く否定されたらどう思いますか?
それが近い存在のヒトから。

いや、どういうことかっつーと、会社の親しい先輩へこれから自分が
やろうとしていることを話したら、
「おまえそれ間違ってるよ。」
って言われた。そんなことするぐらいなら他のことやれよって。

そのとき自分はどう思ったかというと、
「ばかやろー。てめーになんてオレの気持ちが分かってたまるか!」
ですが、真っ向からそれを言ってしまってはもともこもないので、
「自分で決めたことだからそれに向かって進みます。決めましたから。」
と、冷静に言いました。(本当はムカついてた(笑))

なんてことありません。なんで相談してくれなかったんだって、何か
寂しそうに言葉を返してくるんですよ。今まで何でも正直に伝えて
おりましたから。そんな関係を壊された気がしたんでしょう。
別に黙っていたわけじゃないんだけど、言ったところで何か得るものが
あるとは思わなかったから相談しなかった。悪いけど。

どちらかというと親分肌で頼れるおにーさんって感じのヒト。
以前は自分らの年代が頼って相談やらお誘いやらしていたんだけど、
いつのまにか自分らがそれぞれやることができてきてお話を持って
行く機会がだんだん減ったんですね。それが不満というより寂しかった
ようです。今でもおにーさんであることは変わりないんですけどね。

親しいヒトから自分のやることに同意してくれることはそれに越した
ことはないんですが、そうでなくても自分の意思を貫くことは、それは
それで大事なことだと思います。結局自分のことは自分で決める。
そう。決めるんです。決まるんじゃないんです。

自分の狭い世界を飛び出して、外の世界を見てみましょう。
狭い社会を飛び出して、広い社会へ飛び出してみましょう。

と、ヒトに言いながら自分を鼓舞しているわたくしです。(笑)

はい。今日は雨のち曇り。(東京地方)



2002年02月05日(火) 小泉首相批判に対して

なーんて自分が大層なことは言えないんですけどね。(笑)
各紙紙面を見ておりますと、やはり批判のオンパレード。
まるでやめちまえなんてことを言ってるかのようです。

今回の社説や記事を見ていると、国民の声をバックにして
あたかもあなたたちの代弁をしているんですよと言っている
ような気がしてなりません。確かに新聞社は国民の声を代弁
するのが役目なんですが、批判しているだけのような気がして
なりません。あまりに高すぎた小泉首相の支持率が9ヶ月
たった内閣の本来の姿(それでも50%越えるのは高い)だと
言っているのは過去の政治に頭が慣れてしまっているような
気がしてなりません。批判するのとは逆に今回の田中元外相・
高村元次官・鈴木宗男議員の更迭は正しい決断だったという
人たちの意見をどこも採用しておりません。これはマイナー
な意見だからでしょうか?自分はそうだとは思っておりません。

穿った見方かもしれませんが、国民の世論を背景にマスコミが
内閣をつぶしにかかっている様に見えるんです。国民が内閣を
支持しているときには持ち上げて、不支持を表明すると叩き
壊そうとする。これって違うと思いませんか?常に一本気通った
意見を呈する。これが本来のマスコミのあるべき姿ではないで
しょうか?仮に各方面から反論を受けても貫き通すだけの筋の
通った強い信念でぶちまける。そういった気概が見えないんです。

言い方悪いですが、国民の多くはインテリじゃない。だから
マスコミの言っている表現に心を揺さぶられる。良くわかんない
けど、ここがこう言っているからそうなんじゃないかなーなんて
いうヒトが多いんじゃないかな。細かいことはわかんないけど
ほんの一握りの、ほんの一側面の情報でそれぞれのヒトがそれ
ぞれの頭で考える。決めつける。それで多くのヒトが考えること
を世論といってしまう。よくわかんないけど多くのヒトが言って
いるからそれが世論だと決めつけてしまう。それじゃ世の
「よくわかんない」国民と同じレベルじゃないですか。

ひとつの理屈を論理的に表現するのは得意だけど、それがある
ときには右に、あるときは左に動いてしまってはいけないと思う。
全く正確な記事はネタの信憑性において難しい側面はありますが、
マスコミが国民の世論を動かしている状況は決していいとは
思いません。国民感情をあおるのは良くありません。

やはり事実から真実を追究するしていく姿を国民に見せていく
ことがマスコミには大事ではないでしょうか。特に新聞は。

全てを見せるのは難しい。情報戦にも勝ちたい。それは分かります。
でも活字になる新聞は読んでイメージを沸かせます。ありもない
姿を読んでいる側が勝手に想像してしまいます。そう言う意味で
表面的なところで読者を獲得する方向へ行くのではなくて、かく
あるべしという強い信念を打ち出して欲しいもんです。
思いきり正義を振りかざしてください。そんな新聞社を待ってます。

はい。今日は晴れのち曇りところにより一時雨。(東京地方)



2002年02月04日(月) 仕事は仕事で、その他はその他で

以前の自分とは違って予定が入ってしまうこれからの自分。
とはいっても仕事重視であることには何ら変わらないんですけどね。
平日の昼間は仕事を一生懸命やり、定時後および土日は自分の時間を
しっかりと過ごす。当たり前のことをやってこなかっただけか。(笑)

何の目標もなくただブラブラと過ごすことに不安を持ったというか、
やるべきことがあったのに今までやってこなかったことに反省した
というか。とにかく時間の使い方をこれまでと変えていかないと、
これからやろうとすることが恐らく中途半端になってしまうようで。
でも恐れるばかりでは今までの自分と何ら変わらない、というか、
後ろ向きな考えで楽な人生を歩んできたであろう自分に対して渇を
入れてくれたヒトに申し訳ない。とはいえ自分を変えるのは自分。
だからこれからは自分に渇を入れて向上心を持っていこうかと。

具体的には大きく分けて2つあるんですが、これらのことについては
追々お話するとして。ま、やってからお話しますわ。(笑)

知らないヒトは何をやるかを期待して、知ってるひとは温かく見守って
くださいな。皆さんに対してではなくて自分に対してのことですので
皆さんにとっては「あっそ。」てなことかもしれませんが、自分に
とっては大事なことですので。

やれることをとにかくやっいく。諦めずに。
というわけでこれから1ヶ月は準備期間です。

はい。今日は曇りときどき晴れ。(東京地方)



2002年02月03日(日) 構造改革は実は氷山の一角だけ?

来年度の国債発行額が30兆円を越えるとか越えないとか。
国会の審議を通る一般会計に計上される新規の国債発行額に多くの
目が行っておりますが、今までに発行された国債の償還およびその
利息払いに充てられる返済は特別会計という我々国民に見えない
ところで操作され、闇に葬られているという実態があります。

今回小泉首相が推進している構造改革の一環で特殊法人を見直す
という項目がありますが、この特殊法人という民法で言う民間企業
でもなければ、公法で言う行政機関かというとそうでもない。この
非常にあいまいな根拠の上に成立しているのが特殊法人。要するに
ここへのお金の流れが非常にあいまいであることを示しています。

年間に何十兆円もの公共事業を行う特殊法人は上記のように法的な
根拠を持たない幽霊的な法人です。ですからどんなに借金が膨らもう
が、不良債券漬けになろうが、誰も責任を取らされません。行政機関
のように議会で承認される必要もありません。誰が舵取りをするように
なるかは推して知るべしです。(族議員と官僚)

こういう特殊法人に巨額の公共事業予算が一般会計・特別会計から
優先的に投入されるほか、郵便貯金・簡易保険・国民年金の積立金、
それに税金の一部などを原資とする財政投融資資金もつぎ込まれます。
それらは官庁の権限を介して連動しており、補助金関係団体へと繋がって
います。これらが一体となって巨大な利権構造を形成しています。

ちなみに国の予算のからくりについては一般のヒトには明らかにされて
おりませんので、我々の税金がどのように使われているのか、郵貯が
どうなっているのか、などなどさっぱりわかりません。ここで言及する
にはあまりにスペースが限られているので割愛しますが、そのいい例が
国の決算を出していないこと。(最新は1997年度?) 民間であれば
予算と実績の差を出し、それに対し分析と反省・対策を打つことになり
ますが、国の決算が数年経っても出てこないということは、それだけ
公に出せない内容である、もしくは公に出しては困る人たちがいること
は容易に推測できます。責任問題になりますからね。

要するに構造改革とは、過去の累積した負債の軽減と、将来も積もって
いく負債への歯止めを狙ったものと考えます。景気対策を声高に叫んで
いる人たちの裏では利権争いが行われているわけで、そんなつまんない
ところで無駄なお金が吸われていっているのです。国の景気対策に国家
予算を回すということは、それだけ我々国民の懐を痛めているという
ことです。短期的な対策であればその効果も出るでしょうが、慢性的な
景気対策はその不透明な資金の循環が分からないから余計に国の懐が
痛んでいっていることは間違いありません。それを止めようとしている
のが小泉首相。誰かが利権構造の一角を崩し、資金の循環を明確にし、
適切な予算を組めるようにしなければならないんです。誰もが避けて
通ってきた道をあえて彼は進もうとしているのです。大局的に考えれば
外務省問題での決断は市場にはいい影響は与えませんでしたが、だから
といって内閣解散なんてことにはなりません。小泉内閣の支持率は
急下降しましたが、彼のいなくなった国政は恐らく糸の切れた凧となって
向かう先の分からない方向へ行ってしまうでしょう。そうなったときに
一番苦しむのは我々国民。国民感情的にはイヤな決断だったでしょうが、
小泉首相の苦渋の選択だったと気遣いしてあげる方が自分としては
彼に対する正当的な評価だと思っています。今までだったら無視されて
いたであろうNGOのことも真剣に考えた。そこが今までと違う点。
他の政治家とは違う素養を持っているヒトと評価したい。

それにしても何でもかんでも首相責任とされるのは内閣が機能して
いない証拠なんですかね〜。抵抗勢力の猛攻撃にあったがために。
官僚もそれにのっかったりして。そうであれば残念です。まがりなり
にも一国の首相である小泉さんを批判する与党なんてものは、いかがな
もんでしょう?国会議員の利権獲得と官僚の保身欲望は計り知れません。

はい。今日は雨ときどき曇り。(東京地方)



2002年02月02日(土) いまどきの経済事情

1日の東京金融市場は、株価、円相場、債券価格がいずれも下落する
「トリプル安」の展開となりました。田中真紀子前外相の更迭をきっ
かけに、小泉純一郎政権の支持率が低下し、構造改革路線が挫折する
との観測が外国人投資家を中心に広がった影響が出ました。

友人からは真紀子さん更迭について賛成派?反対派?なんて質問が
飛んできまして、「消極的賛成」なんて答えたら、じゃ、反対派なん
ですね?なんてベクトルの合っていない受け答えになったりして(汗
例えの話でしたが、一般的な感情としては、田中真紀子前外相の更迭
は、小泉首相の支持率を大きく下げてしまう出来事だったと思います。
そのために日本の行く末を案じた投資家は売りに出たのです。

取引開始から下落基調だった株式市場は、緒方貞子氏の外相就任辞退が
伝えられると、下げ幅が急拡大。東証株価指数(TOPIX)は、終値
でのバブル崩壊後最安値の964・75(1月30日)を更新し、前日比
15.51ポイント低い956.26で取引を終えました。
日経平均株価は同206円37銭安の9791円43銭でした。
全面的に大きく売られました。

外国為替市場の円相場は、一時、前日午後5時比2円12銭円安・ドル高
の135円04銭まで円が売られました。東京市場での135円台は98年
10月5日以来、3年4カ月ぶりの円安水準。その後、塩川正十郎財務相
の急激な円安けん制発言で133円台後半まで円が買い戻されました。
その後の黒田財務官の円安けん制もあり、落ち着きを取り戻しました。

長期金利の指標の10年国債の利回りは、前日終値を0.020%上回る
年1.505%まで上昇(価格は下落)しました。1.5%台は昨年2月
以来、1年ぶりの水準です。長期金利が上昇すると住宅ローンなんかに
影響しますから、賃下げの昨今では良くないニュースのひとつです。

そんな中、面白いニュースがひとつ。
この夏が冷夏だったらエアコンの購入者に1万円をお返しします――。
三井住友銀行は「天候デリバティブ」と呼ばれる金融派生商品を開発し、
エアコンメーカーの三洋電機空調と契約しました。
これは、三洋電機空調の過去のエアコンの販売実績や気温などとの相関
関係を分析。全国を8地区に分け、関東地区では「東京で最高気温が30
度未満の日が35日以上あった場合」、近畿地区では「大阪で同30度
未満の日が19日以上あった場合」に同行が三洋電機空調に一定額を
支払うというもの。同社はこの補償金をもとに、エアコン購入者に1万円分
の商品券を支給するといいます。天候によって客足や出荷などに影響を
受ける遊園地やゴルフ場、アイスクリーム製造業者などが収益減少を補う
ため、銀行や損保と契約する例が増えているようです。
でも今回の補償金を直接消費者に還元するのは前例が無いでしょうね。
コレを目玉に三洋のエアコンが売れる???

はい。今日は晴れ。(東京地方)



2002年02月01日(金) ホワイトカラーとワークシェアリング

前上司が残していった米国メーカとの代理店契約のドラフト。
何とか会社が損しないようにと彼の思いが詰まった内容です。
でも今日から新しい上司がそれを引き継ぎ、彼の思いがまた入って
きます。サラリーマンですから上司の決定に部下は従わなくては
なりませんが、両氏の思いが違っていたらせっかく作り上げていこう
としていた内容にも変更が生じる。しかもそのまた上司の室長も
思いが違っていて方向が3つに別れており、実際にドラフティング
する自分としては、どうしたらいいものか判断に苦しみます。

交渉術に長けていない国際法務のボクちゃん(これまた最初から
落としどころで交渉開始しようとする、つまり相手のことを考えて
受け入れられるであろうことを最初から見せてしまうもんだから、
こちらとしてはやりにくくてしょうがないヤツ)には声をかけずに
事業関係者だけで契約文言を考えていくという作業をしてます。
エゴとエゴとの戦いの中で常識を振りかざすのは最初からこちらの
負けを意味しています。何のための交渉かわかんない。四角い頭を
丸くすることの出来ないやつは排除です。会社の利益にならない。
自分の専門性が全てだと勘違いしているヤツ。それが会社にとって
利益にならないと反論するとふてくされるヤツ。そんなヤツいらない。
でも会社における仕事の進め方としてはあんまりよろしくないんだけど。
全てがほうれんそう(報告・連絡・相談)で成り立っている会社組織では。

前上司と内容を詰めていたドラフトを昨日室長へ報告し、内容につき
コメントを頂き、そのコメントをNYへ出張中の前上司へ報告。昨日
のうちに回答が返ってきましたのでそれを踏まえて今の上司と本日
打ち合わせをし、それをいかにまとめていくかについて話し合いました。

今の上司は割りとお気楽モードでこちらから出した提案に付いては
あんまり反論もせず「やってみれば?」といった調子。でも腹の中には
他のことを考えている様子が伺え、こちらとしては皮肉としか聞こえない
場面もありますが、そんなことで上司に腹を立ててもしょうがないので
淡々とこちらの考えを述べて行く。YES/NOがはっきりしており
ますので、決め事はサクサクと進んで行くのですが、自分の説明がうまい
のか、上司の考えが無いのか、そこのところが掴めず担当者としては
実はやりにくい相手。前上司の方がそのあたり素直に表現してくれて
いたのでこちらとしては分かりやすかった。(グチ)

部下は上司を選べないし、上司もまた部下を選べない。これは道理。
かといってこちらの信念を変えるわけにはいきませんので、自分としては
まっすぐぶち当たるだけです。それで分かり合えると思っています。

今日のところは自分の考えを真正面から述べて、多くの項目は上司に
受け入れられました。上同士の無駄なエネルギーで無駄な時間を費やす
ぐらいなら、自分が悪者になってもいいやと思った。それで解決するなら。
でも今日のところは幕が開けたばかり。これからまた彼らをどう動かして
いくかが自分に課せられた仕事となりました。

誰かが言っていましたが、ホワイトカラーの仕事はいかに問題を解決
していくかということ。決まった仕事をこなしていくのは誰にでも
できる。そこに知的作業を付加して必ず発生する問題に対していかに
うまく解決していくかがホワイトカラーの責務だ、と。そういった意味で
ホワイトカラーにワークシェアリングはそぐわないという論理。納得です。
まさしく自分の仕事はこういうことやってるんだと思いました。だから
こそ基礎的な能力を備え、問題解決するための判断をするための能力を
持つことが必要になってくる。我々には向上心と決断力と知識の武装が
必要です。のほほんとは過ごせません。

はい。今日は晴れ。(東京地方)



2002年01月31日(木) 今日はオフの日

昼間はニコチン中毒症と格闘しながら(笑)禁煙できるように努めて
いる毎日です。止めるときはスッパリ止めないといけないのは分かって
いるけど止められない。だからだめなのか。明日からがんばってみよう。

さて、今日は名古屋方面からお越しになっているネットの友人夫婦を
迎えてのオフだったんですが、いつものパターンだったら夕刻に集合、
深夜にサヨナラだったのが、今回は昼間(午後3時)スタートという
前代未聞の開始時間だったので自分は会社が終わってから参加という
ことになり、定刻終わって慌てて駆けつけた次第でありました。

その時間には当然ながら1次会は終わって2次会になっていたんですが、
駆けつけたときにはすでに2次会もお開きの時間。あ〜あ。
ビールの1杯も飲まずに3次会へ。せめてビールぐらい・・・・。

んで3次会はなんとマック(笑) ここでビッグマックセットを注文し
とりあえず腹ごしらえ。お帰りの時間のある夫婦とラジオ番組の収録が
ある人がおりましたゆえ、早々に切り上げて解散。ま、みなさんお久し
ということでヨシとするか。顔見れたし。顔見せたし。

某FCの話ができなかったことが残念でしたが。

結局寮に帰って寮メシ食いました。まるまる。ハンバーガーは、やっぱ
お腹を癒してはくれていませんでしたね。メシはきちんと取りましょう。

メシ食った後にチャットをしたんですが(1対1)、慣れないチャットも
やり始めれば面白いもんですね。でもこちらのキー打ちがついていかぬ
もんですから、ときどき会話が止まったりなんかして(汗)
止まったのはそれだけが理由じゃないけど。

途中から話がこちらのことになり大慌て。っちゅーか、自分のことに
なるとしどろもどろになったりして相手を怒らせたりして。ま、それは
いいとして(笑)、途中でひとつ間違いの発言があったこと思い出しま
した。自分に対してきちんとものごとを言ってくれる人は今までいなかっ
たと言いましたが、田舎の友人がひとりおりました。彼は高校の同級生で
中学時代はヨソの学校でしたが、市内の駅伝大会なんかで顔を合わせて
いたこともあったので、中学の頃からの知り合いということになります。
その彼からこの前の正月に会ったときに、散々言われたこと思い出しま
した。お前の発言は昔から後ろ向きで面白くなかったと。正直に。
でも今でも付き合いがあるということは彼は自分のことをきちんと見て
くれていたということです。だから言えること。その時はムカッときて
そいつを置き去りにして帰ってしまおうかと思いましたが、ちょっと
冷静に考えると、本当のことを言っただけのことで、何の悪意も無い
ことに気がついて、気持ちを押さえてマジメに彼の言うことを聞いてた。

30も半ばにきて人から説教されるのはいい気はしませんが、そこで
ヘソを曲げて自分を偽るのはもっとダメなことだと今日のチャットの
相手と会話をしているうちに自分のなかで納得していくようになって
きました。自分を守って突っ張っててもそれはやっぱり楽な方にしか
向いていないってこと、つくづく考えさせられました。自分を変えるのは
そうそう簡単でないかもしれないと、そんなこと考えながら行動していた
んでは、昔の自分とちっとも変わらずこのまま年を重ねていくだけだと。

そういえば、先日の上司との面談のときにも言われたな。お前は先の
ことを考えすぎるんだと。先を考えてしまうから立ち止まって前に進ま
ないんだって。もっと目の前のやるべきことを一生懸命やってみてから
考え直しても遅くはないぞって。そう考えてみると以前にも複数の人が
きちんと自分のこと見ていてくれていたんだなって。修正修正。

そういう自分でありながらヒトのことに口出すなんて、もしかしたら
ただのおせっかいだったのかも。それこそ勘違い野郎だったのかも。
あ、いや。別に卑屈になっているわけではありませんので。

なんとかしなきゃと思わなくても”それなり”に生きてきた自分が真剣に
生きていくきっかけがつかめたのが今年に入って1ヶ月の収穫だったの
かもしれません。3人の人から同じようなことを同じ時期に言われるって
ことは、やっぱりそうなんだと真摯に受け止めなくてはいけませんね。
大事な友人であり、上司です。(上司は2月1日付で異動になりますが)

はい。今日は晴れ。(東京地方)



2002年01月30日(水) 割りとすんなり聞き入れられたが・・・。

引越しの日時が3月某日になることを人事の担当主査に伝えました
ところ、意外にすんなり受け入れてもらいました。とりあえず安堵。
以前、予定を伝えていた日よりも遅れることになりましたが、何せ
本命より家賃が安いことを前面に押し出してお願いしましたから。

なんでこういうことになったかというと、理由は明白。
4月より会社の賃下げが予定されており、背に腹は変えられないから
事情は考慮すると。給料は下がるが頑張って生活してくれと。
(アンタもな、と言いたいところ。)

少々贅沢かなと思っていた本命案件を諦めて今の案件に鞍替えして
結果的に正解となりました。恐らく年収ベースで100万円ほどは
来年度・再来年度と下がるわけですから、ひとりもんの特権である
遊び金も減っちゃいますね。2年間我慢して、またその後にはきっと
今と同じ生活ができるようになると信じることができれば、我慢の
し甲斐もありますが、これからどうなるのかは我々の働きぶり次第
ってとこですか。もうこうなったらせめて職場の業績が悪くなって
ボーナス査定で標準以下にならないように、業績あげてプラス査定
となるように頭を使って画策していくしかありません。

少なくとも自分の職場は来年度は忙しくなる様相を呈しております
ので、そこでいかに利益をあげられるかを考えていくことが自分たち
のサラリーを確保していくことにつながります。

こんな中ですので勉強をするためにかかるお金については無理な飛躍を
せずに基礎から固める方向ということで、道はある程度見えてきた
ような気がします。募集要項を見て、説明会に行って、とにかく動いて
自分の道を切り開いていくのが当面自分に課せられた宿題というか、
目標決めですね。誤解されては困るのは、資格を取るのが目標では
なくて、今まで自分に欠けていた見識を広げるのが主題ですから、
それが傍から見て遠まわしで地味なやり方だとしても、少しでも自分に
吸収できるものがあれば、それを武器に次のステップへ歩んでいける
という自信につながる気がします。そう言った意味でも現在学業に
勤しんでいる皆さんも、長い目で今の取り組みを考えた方がいいかも
しれません。社会人になって後悔しないように。自戒の念をこめて。
(自分が何をやるかは決まってからお知らせします。)

専門性を高めてそれを活かせる道に進むのもヨシ、自分の道はコレだ
と決めてそれにがむしゃらに進むのもヨシ。適当にフラフラ過ごして
適当に会社に入って、適当に仕事して、適当に給料もらって、そんな
生活をして、気がついたら生きがいのないつまんない暮らしをして
自分の道を見失っていたりしていたなんてことのないように、早めに
気付くことが大事だと思います。そのためには何をしたらいいのか。
それは自分で決めることです。早めに気付くことで早めに修正する
ことも可能です。といったことをマジメに考えることも時には大事。

好きでもないバイトをして自分の進みたい道に進もうとしている人
にはこの気持ちは分かるよね?目標があるっていいことです。それを
やり遂げるために取った手段は自分が納得していればそれでヨシ。
理解してくれる人はきっといるはずです。そう信じていけば・・・・。

はい。今日は晴れ。(東京地方)



2002年01月29日(火) 厳しい時代だからこそ受け入れられる人は???

昨日、小泉首相は米国前財務長官であるサマーズ(現ハーバード
大学総長)の訪問を受け、現在の路線である財政再建路線を強調、
サマーズはそれに同調したといいます。ほんとかね?(笑)

サマーズ氏は1982年に同大学で経済学博士号を取得後、同大学
史上最も若い28歳で正教授になった大秀才として知られます。
ポール・サミュエルソン、ケネス・アローのノーベル賞経済学者二人
をおじに持ち、両親とも経済学者という家系。すごい家系です。

93年のクリントン政権発足とともに財務次官に就任し、99年から
同長官を務めました。率直な発言と押しの強さが持ち味で、日本にも
金融システムの立て直しや景気対策など厳しい政策要求を突き付けた
ことは記憶に新しいですね。元大蔵財務次官の榊原氏とは友人。
サマーズが長官の頃は強いドルを推し進め、榊原氏も舌を巻いた
(本人はそうは思っていないでしょうが)ほどの豪腕。押しの人です。
その前のルービンとよく比較されますね。性格(方向性)は違いますが。
でもどちらかというとルービンの方が強引だったかな?

橋本・クリントンが連絡を取り合って為替市場の協調介入に乗り込んだ
ことによって円安が沈静化したことがありましたね。裏で糸を手繰って
いたのは榊原氏とサマーズの2人。彼らの発言・動向には下手すると
一国の首長よりも注目が集まっていました。それぐらいの舵取りを
していました。そんなお二人も今や大学に身を置くことになりました。

さてそんなほのぼのとした中で都内のある場所で声を大きく上げて
いたオジさんがおりました。亀井議員です。首相の財政改革に猛反対を
唱えて声をあげたそうです。景気対策が必要と。今の路線を続けても
そのツケが必ず来ると。

一見温情派の亀井さんも、裏を返せばムチを打っているのと同じ。
多少のカンフルもそのうち効かなくなり薬物投与の結果死亡宣告を
受ける道を唱えている。でも現実に苦しんでいる立場の人からは
彼は神様に見える。仕事をくれる人ですから。

それでもね、それでもね・・・。結局国民の多数が小泉さんを望んで
いるのか亀井さんを望んでいるのかでしょう。目の前のことに必死に
なっている人にはつらい選択です。そういう自分の会社も来年度から
全社員が給与15%カットの通達が来ました。会社が死亡するのは
社員は望んでおりませんから、組合としても反発はするものの全面
拒否とはいかないでしょう。組合のポーズとしてはいきなりの申し出
で当惑していると言っておりますが、カシコイ人なら知っていたはず。
というかこうなることはうすうす分かっていたはず。つらい時期です。

というわけで4月以降は自分にたからないでね。(笑)

はい。今日は晴れ。(東京地方)



2002年01月28日(月) ダブルマスター

カウンターの向こうにマスターが二人いることじゃありません。(笑)

最近、大学院を受験する人のための参考本を読んでいてよく目にとまる
言葉です。要するにマスター(修士号)をふたつ取得することで税理士
試験が免除になるということ。もうちょっと細かく言うと、

法律学または財政学に属する科目の研究で修士号を取得した場合は、
税理士試験の「税法に関する3科目」が免除され、さらに商学に属する
科目の研究で修士号を取得した場合は同じく「会計に関する2科目」が
免除される。

つまり商学系の大学院および法律学または財政学の大学院の2つで
修士号を取得すれば税理士試験に合格できなくても2年間の実務経験
さえクリアすれば無試験で税理士になれるわけです。

一方でこの制度については日本税理士会連合会によって国税庁への
税理士法改正の要望の中でダブルマスターの廃止を求めました。
2000年10月のこと。要望書では、「現在、税理士試験を回避し抜け穴
とする制度として、その弊害が顕著となっている点を指摘。 廃止を
求めたもの。」と言っています。

現在どうなっているかというと、税務通信からの抜粋ですが、

”10月17日、改正税理士法に対応して「税理士法施行令の一部を改正する政令」が公布されるとともに「税理士法施行規則の一部を改正する省令」が定められ、ともに同日付官報にて公表された。改正税理士法と同様、平成14年4月1日から施行される。

改正省令では、学位取得による税理士試験の免除制度について、先に国税審議会が公表した『改正税理士法の「学位による試験科目免除」制度のQ&Aについて』の中で示されている「税法に属する科目等」の内容及び審議会による認定基準について明文化されている。このうち「税法に属する科目等」は、

1.租税(関税、とん税等を除く。2において同じ)に関する法律(法6条一号に規定する税法に属する科目を除く)
2.外国との租税に関する協定を扱う科目
3.法6条一号に規定する税法に属する科目及び1.2.に掲げる科目に類する科目

とされ、同様に「会計学に属する科目等」は、

1.原価計算論
2.会計監査論
3.法6条二号に規定する会計学に属する科目及び1.2.に掲げる科目に類する科目

と定められた。” と言います。

ま、自分は税理士になるつもりは無いので「ふーん」といった感じですが、
税理士として適格でないと思われる科目の修了でも税理士になる資格が
与えられることに反対した模様です。税理士の質が問われますからね。

でもダブルマスターの道が閉ざされたわけではありませんので、そこを
目指しておられる方は法改正を理解して進む道を選べばいいんです。
そうでなければ資格を取得する専門学校で充分ですからね。大学院へ
進学する意義って何なのか。よーく考えてみましょう。自分も含めて。
っちゅーか、自分の場合はそれ以前ですが。(苦笑)

はい。今日は晴れときどき曇り。(東京地方)


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