しむちゃんのつれづれ日記
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2002年03月18日(月) オプション

今朝は穏やかだったんですけどね。
帰宅途中の武蔵野地方は嵐のような風。ということは、言わずと知れた
ホコリの嵐。武蔵野地方は田んぼが無く、畑と林しかなかった地方です。
風が吹けば乾燥した土ぼこりが舞うようなところなんです。今日なんか
ホコリのせいで先が白くなっていました。そんな中を歩いているもんです
から、部屋に帰って顔に手を当ててみると、ザラザラ(汗

さて、今日はオプションのことについてです。
代表的なオプションにはコールとプットがあります。

◆コール 対象物をある時点にある価格で購入する権利
◆プット 同じく売却する権利

これらは「権利」ですからそれぞれを売買できます。これらを上手に
利用することで、乱高下する市場変動からある程度影響を小さくする
ことができます。

オプションはデリバティブのひとつ。現物から分かれてきた(派生した)
金融商品と言えます。現物とは、為替(通貨)・金利(債券)・株式・
コモディティ(商品)などがあります。そこから派生したものには、
先物・先渡し・スワップ・オプションという4種類のタイプがあります。

それぞれの市場では安定的な動きをしていません。それら乱高下する市場
からリスクを回避する手段として70年代前半に注目を集め始めましたが、
このオプションが爆発的に普及したきっかけは73年にブラック・
ショールズ式と呼ばれるオプションの価格計算式が発表されたことでした。
これはフィッシャー・ブラック博士というハーバード大学で物理学を専攻
し、応用数学で博士号を取得した人と、マイロン・ショールズ博士という
シカゴ大学で法律を専攻し、大学院で金融理論を研究、その後博士号を
取得し、マサチューセッツ工科大学(MIT)に赴任した人。

この2人発表した式以前にも経済学者のサムエルソンが重回帰分析に
よってオプション価格式を発表しましたが、実務を行う人には受け入れ
られるには至りませんでした。

詳細に付いては自分ももっと勉強しなければなりませんので今回は省略
させていただきますが、相場方向以外にもオプション取引で収益があがる
ということが市場に定着したため、安定的な価格形成がなされるように
なったといいます。

要するに乱高下する市場の中でリスク回避の手法を探ったり、新しい
収益源となる金融新商品を開発していくのがフィナンシャル・エンジニア
なる人たちで、金融工学者とでも言いますか。これらの人たちが必要と
されてきたんですね。オプションはともすると投機的になりがちな商品
であったところに共通のモノの見方を与えたところに意義があるでしょう。

とまぁ、分かったようなことを言っておりますが、ちっとも分かって
おりません。(笑) 分かったフリフリ。あ、でも金融をかじるためには
避けて通れない「金融工学」。市場の動きを察するためにはこちらも
勉強していかなければなりません。机上の空論では実務に何のフィード
バックになりませんから、少しでも実学を取り入れた勉強をしていかな
ければならないと思う今日この頃。ともあれ、これからです。

はい。今日は晴れのち曇り。(東京地方)



2002年03月17日(日) 企業の採用スタイル

ロームの新規採用の記事を見ていて、これからの雇用形態は単年度契約
になるのだろうかと考えさせられました。ロームというと、ドケチな会社
だというもっぱらの評判なのですが、逆に言えばそれだけ企業努力して
いるということ。

以下、記事を抜粋。


電子部品大手のローム(本社・京都市)は9日、来春入社の大学卒社員
を原則として契約社員にする方針を明らかにした。長期雇用を想定して
いるが、労基法の規定のため契約は1年更新で、退職金もない。高度な
技術、専門性が必要な職種は主に大学院卒を従来通り正社員として採用
する。終身雇用に伴う長期固定の人件費が企業の重荷になっており、雇
用形態の多様化が始まった。

営業職の一部を契約社員化した金融会社はあるが、大卒社員を原則とし
て契約社員にする例は国内ではほとんどない。

大卒契約社員は「ゼネラルキャリア」と呼び、営業や工程管理などの職
種が対象。管理職になることも出来る。一方、大学院卒レベルの正社員
は「エキスパート」と呼び、研究や財務、知的財産、営業管理などの職種。
大卒でも能力が認められれば、エキスパート職で採用する。来春の採用
予定は各100人。

ゼネラル職は退職金がない分、初任給を高くする。営業職ならば月給約
28万円で、営業職の大卒エキスパート社員より約8万円高い。福利厚生
は正社員と同じ扱い。

雇用期間について同社は「ゼネラル職も貴重な人材で、1年で契約を解除
する予定はない」としているが、一方で「中程度の専門性でいい層を終身
的に雇用すると、経済状況の激変に対応できない」と、終身雇用ではない
ことを認めている。【田畑知之】


他にほとんど例を見ないロームの試みですが、人材派遣会社に頼ること
無く、自分をアピールできる人にとってはうってつけ。これが雇用の流れ
になるかどうかは正直言って自分には分かりませんが、少なくとも住宅の
購入を夢見て生活プランを立てている人には馴染めないかもしれません。
住宅ローンを組む前提は、右肩上がりの収入であり、安定的な収入がある
こと。貸手としてもそれを信用に貸出しをする。大量の借金を背負って
不安定な収入でもやっていける人は今もこれからも少数派ではないでしょう
か。よほどの資産家でもない限り。

ま、そのあたりは資産価値の考え方ですけど。
20年後、30年後の資産価値の計算ができる人で、自分の収入について
自信がある人、自分の都合で生活スタイルを決めていける人にはあんまり
関係ない話かもしれませんけど。

民間はこのような試みをし始めています。官にもこのような試みを始める
ところがあってもいいのではないでしょうか。
お役所では「公」であることを振りかざしている人もいるみたいですが、
安定である基盤は民間人の汗と涙に支えられていることを忘れているんで
しょうね。民間がダメになったら自分の立場は無いことを認識すべきです。
だって必要無くなるんですから。基本に戻って公僕である(権力者ではない)
ことを思い出して欲しいです。特にキャリアの連中は。

はい。今日は晴れ。(東京地方)



2002年03月16日(土) ようやく契約

仕事のほうの契約も内容に付いては合意し、相手先からサインした
書類を送ってくることになりました。あとは社内の決裁が済めば、
めでたく契約書にサインをする運びとなります。
こちらは来週、きちんとやらねば。

さて表題の契約とは、わたしごと。引越し先の契約がようやくできる
ことになりまして、貸主である不動産屋さんへ行って提出書類やら
契約書への記入やら、敷金・礼金の受け渡しやらしてきました。
特に書類の不備やら金額の不足やらはなかったので、その場で契約成立。

これから入るアパートは新築の1LDK。家賃は6万5千円。共益費が
2千円。駐車場代が8千円。しめて1ヶ月7万5千円駐車場付き。
約37平米。他だと2DKの広さがあるかもしれません。
しかもエアコンも2基付いているし、2重サッシだし、IHクッキング
ヒータ付きだし、ウォシュレット付きトイレだし、洗面台ついてるし、
風呂は温度設定付きだし、ちゃんと換気口が付いているし、洗濯場が
あるし、なんといっても2/2階の南側です。物件としては最高だと
思っています。地理的には今より15分ほど遠くなりますが、生活の
場所としては落ち着けるいいところだと思います。駅から歩いていける
ところであることもポイントです。(10分ぐらい)

生活するだけだったらワンルームでも充分なのでしょうが、せっかく
一人暮しをするんだから、荷物に覆いかぶせられる狭苦しい生活で無く
少しでものびのびとゆったりできるスペースが欲しかった。だから
部屋探しのポイントは2部屋あること。物件数としては少ないんだけど、
探せばあるという信念のもと、幸運にも探し当てました。今回の部屋を
探し当てたいきさつは以前にも日記に書きましたが、結果としては以前
本命だった部屋よりも割安で設備は同等。やや部屋の広さは劣りますが、
そんなことはどうでもいいです。もともと広すぎかなと思ってたから。

まぁ、今は引越し前ですからはやる気持ちもありますが、引っ越して
何が起こるかなどということは頭にありません。だから脳天気に言って
おりますが、多分(そうならないことを祈る)いろんな問題が起こる
でしょうね。(そうならないことを祈る)準備しなきゃいけないものや
今の部屋の整理をしなきゃいけないことや(まだなーんにもしてない)、
これからやらなきゃいけないことがたくさんあるのをすっかり忘れて。

引越しは来週の土曜日ですから、この週末と21日の祝日でいろいろと
やらなきゃいけないことを片付けていこうかと思います。洗濯機ひとつ
買うにしても取水口の場所とか調べておかなきゃいけないらしいし。
男の一人暮しですから、そんな細かいことはいいですか。(笑)

とりあえず引っ越し前にライフラインの申し込みをしておきましょう。

はい。今日は晴れときどき曇り。(東京地方)



2002年03月15日(金) コトウユウキ一門のリーディングライブ

会社では定時後、組合主催の臨時集会があり、会社提案の厳しい要求を
組合としてどうするか、態度の表明と報告事項の連絡がありました。
中身はほとんど知っておりましたので、集会の席では半分ぐらい寝て
いたという、なんとも不真面目な組合員でありまして。(笑)

それが終わったのが19:00。それから帰り支度をして高円寺へ
向かうことにしました。なにせ今日は20:00からコトウユウキ一門
のリーディングライブが行われることになっておりましたので。

高円寺駅まではすんなりと行けたのですが、ライブが行われている
場所がいまひとつ分からず、近くまで行けたんですが、そこで客寄せ
していた大村さんという司会者(?)さんの掛け声が聞こえてきたので
その言葉につられて「Yonchome Cafe」というところだけ聞いたのが
まずかった。その喫茶店でやるのだろうと勝手に思い込んでしまい、
開演時刻ぎりぎりだったので、店内のお客さんもそれなりに入っており
以前オープンカフェなんかでやったリーディングと雰囲気が似ていたので
絶対にここだと思ってカフェオレを注文したところで携帯に電話が。
コトウさんからでした。

電話をかけなおした時に返って来た言葉が
コ:「しむちゃん、今どこにいるの?」
し:「近くにいるよ」
コ:「しむちゃんが来るまで待ってるからね」
し:「分かった。すぐに行くよ」

その言葉でわかりました。今いるこの場所は間違っているんだと。
目の前のカフェオレもそこそこに勘定をして、もうひとつ上の階の会場へ
そそくさと向かいました。てるあちゃんが待ってました。ごめんごめん。
会場内では出演者とお客さんが怖い(?)表情でお待ちになってた。
すぐそこまで来ていたんだけどね。同じビルにいたのにね。ごめんごめん。

さて受付も済ませ、自分が来たことで開始となりました。5分遅れ。
出演者はコトウユウキを始め、一番弟子・二番弟子・サポートのお2人。
合計5人でした。いやいや、本日のお目当ては一番弟子だったけどね。
今日が人前でのデビューということだったこともあるし。お気に入りで
もあるし。(笑)

他の方々は今までそれなりに自作の発表やら投稿やらなんやらで経験の
ある人達でしたが、一番弟子に限ってはそれが今まで無く未知数。だから
今日はどうやって切り抜けるのか、そんなところが見たかったりして。
いやいやなんの。見事にやっちゃいましたよ。切りぬけましたよ。
初回の初々しさというか、たどたどしさというか、きちんとやってのける
人達とは違った緊張感が味わえて、自分としては新鮮さを感じました。
こんな人達がデビューすることで、若い詩人さんの裾野が広がっていく
ことは素晴らしいことだと思います。

狭い会場でしたのでやれることには限界があったでしょうが、5人が繰り
広げるリーディングの世界はご年配の詩人さんにはできない新しさが
見受けられたと思います。ってか、いわゆるパフォーマンスというものは
好きではないし、かといって昔ながらの朗読はもっと好きではない。

詩の朗読というイメージを作り上げたのは誰だか知りませんが、業界の
重鎮と称する人達のリーディングには興味がありません。それは文字で
見る詩の世界を壊してしまうと思うからです。これも表現の仕方による
ものだと思いますが、なんとも殺風景というか、読んでいる人の後ろに
情景が浮かばないというか。文字で見るイメージが違うんです。それが
楽しくて見に来ている人にはいいんですが、求めるところが違うと、
すっかり冷めてしまうんです。そのギャップが嫌いで、いわゆる詩の朗読
というものには興味が沸かないし見に行かない。

詩の世界は奥が深いんですが、それを見る読者が求めているものと作者
が表現したいことのベクトルが合うことが大事だと思っています。文字の
世界に閉じこもること無く、表現の手段として詩を利用する人もいます。
でも表現を重視する人のリーディングは好きではありません。それは
パフォーマンスです。詩が引き立て役になっています。

それぞれ求めるところがあるでしょうから決して間違いとは言いませんが、
もし詩を大事にしたい人であるならば、むしろ立場を逆にすべきところ。
自分はそうしている人の活動が好きです。あくまで嗜好の世界ですから、
好き嫌いは人によって違います。詩で生活をしている人でないならば
活動の幅も広いでしょう。なにせ読者の目を気にしなくても詩作をできる
のですから。自己の確立は必要でしょうが、のびのびと活動できるのが
シロウトの有利な点。これを生かさない手はありません。

のびのびと、でも自分を大事に、読者を大事に、自分の才能を信じて、
精力的に動こうと頑張っている姿勢を感じるコトウユウキ。応援します。
だからちょっとやそっとの逆境にはくじけずに、強く前向きに進んで
行って欲しいと思います。これからもずっとね。

はい。今日は雨のち晴れ。(東京地方)



2002年03月14日(木) 虫歯が・・・

午前中に契約先のディビジョンバイスプレジデント(変な役職?)が
来社してきたのでsay helloということで担当職の我々は挨拶をしに
会議室へ向かいました。

彼はオランダ出身。大学で物理学を専攻し、いくつか会社を渡り歩いた
あと今の会社にヘッドハンティングされたらしい。その途中でMBAを
取得したドクターです。見た目は40代でなんとなくトルシエ監督風。
腹黒な以前のrepresentativeとは違って、マジメに戦略を立ててアジア
をどう攻めて行こうとしているのか、言葉の端々に表れておりました。
となりにいた日本マネージャーは相変わらず上司に対しては愛想良く
振舞っており、見ていておかしかった。(笑)

そうこうしているうちにお昼が来て、われわれ担当はその場をサヨナラ
してお昼ご飯を食べに行きましたが、そこで待っていたのは・・・・。
鶏肉とごはんを口にしたとき、「ガリッ」とイヤな音とともに固いもの
を噛んでしまいまして、なんだ石が混じってやがったと思いながらその
固いモノを取り出すと、何とそれは歯のかけらでした。恐らく詰め物が
取れて、それを噛んだときに歯が欠けてしまったと考えられます。

お昼ご飯もそこそこに歯医者へ行きまして治療をしてもらうことに。
レントゲン撮影の後診断されましたが、
医:「いつ詰め物が取れましたか?」
し:「今日のお昼です」
医:「そうですか。ずいぶん前から虫歯が進行していた様ですね」
し:「え?」
医:「詰め物の中で虫歯が進行したんでしょうね。半年ぐらい放って
   おいたような虫歯があります。神経までいってるかも」
し:「え?痛くなかったのに・・・」
医:「痛かったら言ってくださいね」
ウィーーーーーーーーーン。ガリガリガリガリガリガリガリガリ
し:「|¥○×♪(T_T)ゲキャーぁぁぁぁぁぁぁぁ!」
医:「ごめんなさい。神経抜きましょうね」
し:「・・・・・・。ヒィーーーーーーーーー!」

体が跳ねてしまいました。
ガリガリやるまえに麻酔注射をしていたにもかかわらず痛くて死にそう。
神経抜きたくなかったけど耐えがたい痛みには変えられないので仕方
ない。とりあえず今日は仮の詰め物をして次の予約をしましたが、なんと
27日だと。なんですと!?って感じ。そんなに患者が埋まっているのか。
ブツブツ言いながら会社に帰ると契約ネゴをしなきゃいけない上司が
怒りながら待っていると同僚がささやく。開き直って会議室へ行きました。

痛み止めの麻酔が充分に効いておりましたので口がままならない。
左半分が言うことを聞いてくれない中でのネゴとなりましたが、結局
ほとんどを上司が相手と交渉してくれたので自分の出る幕はほとんど
無かったのでしゃべることなく過ごせました。

でもその中で相手のマネージャーがしゃべったことで気になったこと。
それは日米での金利差で資金繰りが変わってくる。つまり日本の方が
低金利なので支払条件にサイトが付いていても何ら金利負担に痛みは
感じないのではないか、と言ったこと。

これは明らかに彼の不勉強です。これはネゴのネタにもなりません。
円とドルのそれぞれの通貨価値は当然同じです。それぞれの通貨で起こる
金利は通貨の価値と同じく価値は同じなんです。単純にそれぞれの通貨の
金利の数字だけをとって金利差と言うのは間違いです。日本の低金利下
では円の資金調達が米国より有利ではないかというのは間違いです。

言ってること分かります?(汗

彼らは米国の製造者。我々は日本の代理店。
要するに日本での資金調達が有利だと言うのなら、日本で低金利を
調達するのに米国でドルを借金し、日本で円に置きかえることを考えて
みましょう。日本に法人があるわけではないので日本で直接円を調達
できないのですから、そうするしかありませんよね。そうなると米国
での金利負担と日本での金利負担のダブルの負担がかかり、米国で
同じことをするよりも日本で事業をすることによる金利負担増が発生
することになります。そうならないように日本のパートナーを作って
そのパートナーに資金調達も含めた販売を任せているのですから、当然
自分が日本へ進出するときの金利負担分の見返りをパートナーに支払う
必要があります。その見返りをいくらにするかはネゴなんですけど。

あんたが進出するのに不利なところをこちらがカバーしてあげている
というのに、円だから金利が有利だというのは全くもってネゴのネタ
としては検討の余地もありません。それが分かっていないということ。
MBAを取得した上記の博士が同席していればすぐに分かることなん
ですけどね。彼はお昼から別のところへ向かってしまいましたから
その席にはいませんでした。勉強して出直して来いっちゅーの。

そうそう。晩御飯を食べていたら、仮の詰め物が早くも外れてしまい
ました。奥歯がスカスカです。歯がかわいそうなので明日歯医者に
連絡することにします。

はい。今日は晴れときどき曇り。(東京地方)



2002年03月13日(水) ウォーレン・バフェット

3月11日日経新聞夕刊(3面)にウォーレン・バフェット氏の発言が
小さく載っています。ストックオプションの行使に関連して「投資家へ
の手紙」にて

「ここ数年、株主に数十億ドルの損失を負わせた経営者が、巨万の富を
得て去っていく現象が一般的になった。うんざりさせられる。」

「こうした経営者は、株主をパートナーとしてではなくカモだと思って
いる」 

ストックオプションの乱用で株主利益を破壊する米企業経営のあり方を
批判したものです。詳しくはここをご覧になってみて下さい。
骨がありますけどね。

ウォーレン・バフェット氏とは米国の著名な投資家であり、投資会社である
バークシャー・ハザウェー社の会長です。彼の投資理論は短期的なリターン
を期待するのではなくて、長期的に収益をあげることのできる企業である
か、経営者が健全であるかどうか。その2点を重視している、どちらかと
いえば保守的な理論で成功を収めている人。だから株主をないがしろに
するような企業に対しては批判的になるんでしょう。

今、彼の著書を読んでいるところですが、最後まで読み終わったら感想文
でも掲載してみます。それまでお待ちあれ。

はい。今日は晴れ。(東京地方)



2002年03月12日(火) 初めての会見

取引先の日本マネージャー(日本人)と初めて1対1で交渉しました。
これまでは電話なんかでは話をしたことはありましたが、自分とは
お仕事関係ではほとんどつながりが無かったこともあり、冗談話で
済んでいたところが、本日は契約がらみの交渉となり、いきなり
マジメ話でお互いに緊張してしまったという。(笑)

こちらの話に筋が通っていれば、あちらさんもそれなりに納得の
ご様子で、こちらの要求を飲んでいきます。片や、こちらの要求に
あやふやなところがあれば「なんでやねん」的な反発を食らいます。
当たり前の話ですが、お互いの会社の窓口としてお互いの利害を
言い合っているのですから、衝突は当然あるもんです。

複雑なのは、相手の米国にいる経営層と日本マネージャーとの間に
考えの違いがあることで、少々こちらとしても攻めにくいところが
あります。というのも、契約内容の決定権は本国にあるわけで、日本
マネージャーとの合意が必ずしも本国では承認されるとは限らない
からです。でもそれって何のための窓口なのか、理解できないことが
あります。単なる調整役だったらわざわざアメリカから日本へ来る
必要は無く、アメリカで調整してくれればいいだけの話。でも日本へ
窓口としてよこして来る以上はそれなりの権限を持たせる必要はあり
ますよね。そうじゃないと交渉相手としては不充分です。

でもその日本マネージャーはある策略を持ってこちらへ来ているのが
分かっておりますから、こちらとしても無下に彼の来日を拒むわけには
いきません。その策略を大方掴んでおりますから。その策略はウチの
会社の方向性とそんなに違った方向ではない。と思える。

でもさらに複雑なのは、こちら側の考えに統一性が無いときがあること。
しかも上司が代わったせいもあり、それまでのポリシーが変えられて
しまうことです。上司の考えが以前の上司と違うために。

お互いに交錯した方向性を出してくるために、近づいた契約終了時期に
延長をするかどうかを決め切れない可能性も出てきました。そこを
何とかするのが部下である我々の役目なんですが、これまた上司を
説得するのが難しい。それでも何とかしなければならないんですけど。

正直者で通っている自分も、こんな時には腹黒くならざるをえない。
でもそんなことをやっている自分も嫌いではありません。(笑)

今週はそんな契約書の詰めで気をもむ1週間になりそうです。

はい。今日は晴れ。(東京地方)



2002年03月11日(月) 経済事象に関する10原則

自分の中での復習の意味で書いてみたいと思います。

◆金利
 「景気がいい=高金利」「景気が悪い=低金利」
 「お金が多い=低金利」「お金が少ない=高金利」
◆株価
 「景気がいい=株高」「景気が悪い=株安」
 「低金利=株高」「高金利=株安」
◆物価
 「景気がいい=物価高」「景気が悪い=物価安」
 「お金が多い=物価高」「お金が少ない=物価安」
 「高金利=物価高」「低金利=物価安」
◆為替
 「景気がいい=円高」「景気が悪い=円安」
 「高金利=円高」「低金利=円安」
 「物価高=円高」「物価安=円安」

個々に見ていくと何となく分かるものです。
経済学とは実態の経済を学問にしたものですから当然ながら
論理的に説明するために表現が難しくなってしまっている
かもしれません。でも何となくは分かります。

上記の原則はあくまで原則です。実態は原則が組み合わされて
それらの綱の引き合いで決まります。ですから例えば円高だと
必ずしも景気が良くて、高金利で、物価高とは限りません。
しかも円高円安という表現も相対的なもので絶対的ではありま
せん。ゼロ金利であれば絶対的にゼロであるので確かに低金利
だと言えるでしょうけども。その他についてはあくまで相対的。
人によっては見方が違ってくるかもしれません。

経済学は生活をする上でどこにでも出てくるであろう実学だと
自分は思います。それに気が付くまで長い時間がかかってしま
いました。その反省の元にこれからマジメに取り組んでいこう
と考えているわけです。

さて話は変わりまして2月27付のフィナンシャル・タイムズでは、

「金融庁は顕微鏡でアメーバ(空売り違反)を調べる一方で
望遠鏡でも象(不良債権)を見つけられない」

と皮肉っています。

恐らく実行されているであろうPKO(Price Keeping Operation)
で株価調整(つまり買い支え)された意図的なものは短期的な調整
に過ぎませんから、株価を保っているうちに政府がどんな実のある
行動を起こすかが問われているでしょう。

「早すぎた仕掛け」とも憶されておりますが・・・・。

われわれ企業人は3月決算を無事に過ごせるように取り組んでおり
ますし、やってきました。でも意図的な悪意のある集団の手に
かかってしまっては今までの努力が意味の無いものになりかねません。
その意味で政府が行う年度末の株価調整は正直ありがたいと言わざる
をえません。経営者はこんなこと対外的には言えないでしょけどね。

はい。今日は晴れ。(東京地方)



2002年03月10日(日) 今週の為替事情は?

えらそうなことは言えませんが、この3月を迎えて150円/ドルに
向かわなかったと予想していた自分の考えは間違っていなさそうです。
大きな出来事でもなければいいんですけど。
それにしても先週の円高への振れは予想できませんでした。(笑)

現状では政府・日銀は円安容認をしているようですが、恐らく上限は
140円でしょう。これを越えた場合は介入をする姿勢です。
現実問題として景気の指標が底を打ったというような数字が出てきて
おりますので、不良債権処理や構造改革がよっぽど遅れない限りは
円売りの材料が見当たりません。その意味ではドル預金をして少し
でも小遣い稼ぎをしようと企んでいた人には機会損失となりました。

市場は常識の範囲でしか売買をできない。それを越えた取引は投機
であるとしか言いようが無い。それを承知で取引を行うディ−ラーも
当然いるでしょうが、彼らは必ず逆張りをしているもんで、大損を
しないようにヘッジをしているもんです。一方通行になるときには
そうなる事情が周囲にはあるときです。少数の人間が意図的に売買を
したところで、それ以外の人間は常識的なところで取引する。短期的
に収益を上げようとする人は、それでもなんとか機会を伺いながら
やっているでしょうけどね。

まともな企業側からすると、為替の変動で発生する収益というのは
結果的なもので(もちろん損失もある)、あくまでどう読むかに
過ぎません。業績の見込みとしてどう読むかということ。積極的に
為替の変動を利用して営業外の利益をたくらむ企業は、常識的な
ところでは無いと言ってもいいでしょう。もしこれに頼るように
なった場合は、本業がヤバイことになっていると考えてもいい。
あるいはバブルの時のように急激な右上がりの資産価値上昇を見て
舞い上がった経営者や営業担当者が、会社に良かれと勝手に判断して
後先考えずに行動してしまうこともありますが、これは例外でしょう。
企業は変動するものに対しては保守的に考えざるを得ません。

時価会計に関わらず低価法(時価と簿価で低い方を簿価にし、その
差額を営業外損益に計上すること。詳しくはこの通りでないですが。
もちろん時価が簿価より高い場合は含み益となり、売却して益が実現
すれば営業外損益に計上)を採用していた企業なんかはその典型。
企業の資産価値を正当に評価するには、ひとつの見方として流動資産
のひとつである株式・債券・外貨の時価をその時期に見合った評価を
しているかどうか。正しい資産評価ができているかどうか。そのあた
りが第三者からの評価基準となりえます。

ですからこの変動はできるかぎり少ない方がいいんです。
円高方向でも円安方向でも。
読み違えが起こるリスクは極力避けたい。ただ、輸出企業にとっては
適度な円安がいいことは間違いありません。あくまで適度ですけど。
これが大幅に円安になると、アメリカを始めとした輸入国が黙っている
はずがありません。経常収支の大幅な超過は貿易障害になります。
そのあたりのバランスを取って行くことは日本の国益にマイナスには
なりません。その適度というのを政府・日銀がどのあたりで考えてい
るかが民間企業の読みとなるんですが、どうなんでしょうね?(笑)

で、今週の為替事情ですが、今週のドル・円相場は、イベント面で
注目材料がない中、ポジション中心の取引が継続され、結果的に下値
目処を探る展開になると思われます。マーケットに残るといわれる
ドルロング(円ショート)ポジションが調整を終える頃に、果たして
どこまで下がるのかが焦点になります。ちなみに下がるというのは
ドルの価値が下がるということで、円高ドル安という意味です。
125円を切るかどうかが見所でしょうか。

円安容認をしている(とはいっても130〜140円)政府・日銀は
このような流れで介入をしてくるでしょうか。株安の状況でなければ
過去の介入はなかったことを思い出すと、株価の大きな反落がない
限りは、口先だけでもやるのかやらないのか。それから行動を伴う
のかどうか。そのあたりの探り合いだと思います。120円台では
介入は無いと思うんですけど・・・・。

はい。今日は晴れ。(東京地方)



2002年03月09日(土) 堅い話もひとまずお休み

たまには普段の暮らしぶりなど。
貸主からのお誘いもあり引越し先を見てきましたが、なにやら現場は
落ち着かない様子。新築の運命なのでしょうか、工期が迫ってきている
というのに内装がまだまだ追いついていません。

内装の備品は持ち込まれているのですが、取り付けがなされておらず、
本当にあと1週間で部屋のカギを渡してくれるのか不安になってきま
した。本当に不安だったのでその後、貸主である不動産屋さんへ立ち
寄りましたが、店員さんの方も本心は不安なようです。
それでも約束は約束なので、住居者が入ってくるということで、業者
へは督促をしていると。最悪は遅延料の請求も考えていると。
駐車場は最悪の場合、貸主が保有しているところが近くにあるので、
当面はそこを使用することで考えてもらっているので大丈夫なんです
けどね。

とにかく住む部屋の方が間に合うのかどうか。それが心配。
会社の方へも引っ越し業者へも予定日を伝えているので、直前になって
からの変更はいろいろと面倒です。ドタバタすることなく引越ししたい
ので、とりあえずは1週間延ばしておこうか。
月末になってしまいますけど。

というわけで、本日ようやく引っ越し先の住所が判明しました。
引越し日までにできる住所変更はやっておこう。

そうそう。間取りのひとつにウォークインクローゼットなるものがあり
ます。これってなんだろうと思っておりましたが、押入れの一部を立ち
入れるようにしているもの。結構使えます。
クローゼットっていうから洋服がけかと思っておりましたが、2畳近く
あるし、もしそうだったら押し入れがどこにも無かったので使いづらい
なとは思っていたんですが、押入れで良かった。
業者もあと1週間の勝負です。寝ずにがんばれ。(笑)

のんびりモードのわたくしですので、これ幸いに備品なんかをこれから
探していこうかと思います。寮からの引越しなのでいちから揃えなくて
はなりません。生活用品。

照明は部屋の備品として最初から付いておりますので不要。
エアコンも最初から2基も付いており、かなり贅沢仕様かも。
掃除機とゴミ箱は頂きものがあるので不要。
テレビ、ビデオ、電話機、パソコンは現在のもの。
当面は冷蔵庫と洗濯機。落ち着いたらレンジと炊飯器。
洋服や衣類を入れるものがないので洋服ダンスと衣装ケース。
それからテーブル、椅子、机があれば最高です。
住んでみれば他にもいろいろと出てくるでしょうね。
でも、お金が足りるかどうか。これが一番の不安かも。
ま、なんとかなるでしょう。(笑)

その前に水・電気・ガス・電話を申し込まないとな。
ライフラインが無ければ備品があっても意味無いし。あはは。

はい。今日は晴れときどき曇り。(東京地方)


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しむちゃん [HOMEPAGE]

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