愛車を点検に出すために、担当の営業マンに不具合個所、気になる個所を 伝えて引き取ってもらい、その日のうちに返却してもらいました。で、 伝えた内容に対するコメントが載っておりましたが、ちとムカついた。
2点ばかり伝えていたのですが、1点については誰が見てもすぐに分かる 現象なので、それなりの処置をしてくれたようですが、とりあえず様子見。 これはこれでいいでしょう。
が、もう1点の方は現象が確認できないということではなく、おそらく 間違った認識をされて「問題なし」の判断をされました。なんでこの客は こういうことを感じているのだろうという疑問も起きなかったのだろうか。
もう1点というのは文字にして伝えるのが非常に難しい。 聞こえる音と運転するときに手や体で感じる感覚を伝えるわけだから、 他人に伝えたときには、違って伝わるかもしれないことは分かっていました。
だからあらかじめ担当営業には伝えた内容がサービスの人に伝わりにくい ならば、自分に連絡をくれと言っておりました。それをまた、タイヤの音 ですから問題ありません、なんて簡単に済ませやがって。だから違うって。
タイヤの音が気になるならば、タイヤを変えればいいことなんですが、初心者 でもないんだから、タイヤの音かそうでないかの違いぐらいは分かってる。 タイヤ音ならば、速度が増すごとに(つまり回転が多くなるほど)甲高い 音に変化してきます。でも気になる音はタイヤ音が出すモーター音のように 一定的な定常音ではなくて、エンジンの回転音かシャフトの回転音に近い。 つまり、抑揚があるわけですよ。音に波がある。速度が早くなるほどに その波長が短くなります。
そういう現象で、もしタイヤが原因ならば、偏磨耗していることになります。 偏磨耗しているっちゅーことは、タイヤをロックさせたことがあるということ。 愛車にはABSが付いているし、ロックさせた記憶もない。見た目も大丈夫。 ということはタイヤのパターンのせいかとも考えましたが、それならば新車の 頃から感じているはずだし、他のユーザーからも同じ声が出ているはず。 でもそんなことはなかった。感じたのは購入してから1年過ぎた頃から。 ということは、タイヤのパターンのせいでもない。路面の変化で感じる音が 変わるわけでなく、あえていうと路面がいいほど感じやすくなります。
いずれにしても、サービスの立場からコメントをするときは、ユーザーが クレームする理由をいくつか考えながら、あらゆる角度から検討をしてから 返事をしないと、思い込みによる、あるいはユーザーのことをあたかも何も 知らないからこんなことを言っていると甘く見ているとしか思えない。 というか、勝手に決めつけるなよバカヤロウと言いたくなります。
こういうときは、声を大きく騒いであげないと真剣に調べないでしょう。 黙ってたらサービスのやったことが間違いなかったと勘違いされても困るので。 明日にでも営業マンに言ってあげよう。もし取り合ってくれなかったら、 この営業所とは付き合いを考えよう。
はい。今日は曇り。(東京地方)
今日、仕事中に勉強した基準時間外の労働に対する報酬について。 労働基準法には次のように定めています。
◆法定休日(一般的には日曜日) 割増35%以上
◆法定外休日(土曜日、祝日等) 割増25%以上 ⇒但し、その週の労働時間が一週の法定労働時間(40時間)を超えるとき
法定休日の出勤には、代休などの手段でそれに置きかえることはできず、割増の 報酬を出勤した時間分だけ与えることになっています。
一方、法定外休日の出勤は、法定労働時間を超えない限り、それに割増の報酬を 与える必要はありません。つまりその場合、法定労働時間と同じ扱いとなります。 ということは、代休などで置きかえることができるということです。
「1週・1日の労働時間規制に関しては、労基法32条により、使用者は、労働者に、 休憩時間を除いて、1週40時間を超えて労働させてはならず(1項)、かつ、1日 8時間を超えて労働させてはならない(2項)とされています。これに違反して労働者 に労働させた使用者には、刑事罰による制裁がありますし(119条)、労働者とこう した規制に違反する合意をした場合でも、その合意は無効となり、無効となった部分は 上記の基準のとおりに修正されます(13条)。労基法33条や36条などにより、 一定の要件のもとに時間外労働をさせることはできますが、その場合でも、使用者は 割増賃金を支払わなければなりません(37条)。」
問題となるのは、職場内の合意により(つまり組合員が納得の上、申請外の労働を して報酬をもらわない場合)、何らかの指摘を受けた会社側は違法行為として制裁を 受けるということです。通常は大げさにならないようにやっているもんですが。
職場内の合意があったとしても、そのうちの誰かは鬱積した不満を外部に漏らすもの。 それが組合なんかに流れてしまったら、人事経由で職場の実態調査となります。そして その職場の責任が追求されることになります。そうしたことで守られています。
でも業績の苦しい会社では給料の確保を盾に、無理な労働を強いているところもある。 たとえ現実を認識しているとしても、限度を越えてしまえば言いたいことのひとつや ふたつは出てくるでしょう。もし、こんな状態で労災が起こってしまったら、その 責任たるや、非常に重いものとなります。でも背に腹は変えれない会社側はそれでも リスクを省みず無理強いを行うこともあります。いいか悪いかは判断できませんが。
営業の仕事をやりながらも、人事や労務の面倒を見るのも自分の役目。 他にも経理面やら業績の管理、業務の運用、調達やらとやっています。 どうやらスペシャリストではなくてジェネラリストの道を歩みそうです。
はい。今日は曇りときどき晴れ。(東京地方)
なぜだか自分はよく人からグチを言われる。 で、自分もまたそれを聞いてしまったりするもんだから、その後も またグチる対象になってしまう。
性格的には自称短気です。でも普段はそれを隠しているから人からは 気長な人だと思われているようです。だからグチを聞いている間は 早く終わらないかなと思いながら、正直言って適当に聞いています。 座っていたら足をゆすったりなんかしています。
グチって何かが変わるのかと責めるのは簡単ですが、責めたからといって 何の解決にもならないので責めはしない。自分に解決策があるわけでも ないもんだから。グチって気持ちがおさまるならば、それはそれでヨシと するかと自分なりに納得することにしています。でないと、こちらから 攻撃してしまうから。
結局がんばれよという曖昧な励ましで終わるんですが、本当はそれじゃ いけないんです。何にどんな不満があるからグチリに至ったのかを聞いて はじめて聞き役としてはその役割を全うする。その後の解決方法は自分で 探し出すしかない。むしろ自分で見つけ出してこそグチリの意味があると 思います。自分はこれを「前向きなグチリ」と言います。
グチる前提は、相手がそのグチリに同意してくれること。 そうでなきゃ、グチリがののしりや罵倒に変わってきます。これはダメ。 だからグチる相手を選ぶんでしょうか。聞いてくれそうな人を。
ただ、そこに自分が関与してくる話になると様相は一変することが・・・。
なんだか自分がグチりそうなのでこのへんで止めときましょ。(苦笑)
はい。今日は曇りときどき晴れ。(東京地方)
2002年07月03日(水) |
すこしずつ。そう、すこしずつ。 |
急激な変化を求めれば、それに耐えうる気力と体力、それから財力が 必要です。それらに耐えうることができなければ、緩やかな変化か、 変化の無い環境に自分の身を置くことです。
多くの人は、変化の無い生活を嫌います。 でも急激な変化には耐えられません。 ならば少しの変化を持たせることで自分が対応できる環境を作り出す、 あるいは対応できるように自分を変えていけるようにする。
短期的に見れば、大きな変化は存在します。 でもそれは毎日毎日続くことではありません。 どこかで息切れして倒れてしまうか窮地に陥ってしまいます。
それは保守的だとか安定を求めているだとか聞こえてきそうですが、 先進的やら進歩的やら急進的やら、やろうと思えばその基盤が必要です。 その基盤無しにやろうと思うことは無謀としか言いようがありません。 あるいは身の破滅を求めているとしか言えません。
生活基盤がしっかりしているからこそ、やりたいことがやれる。 やりたくないことをやらなくてもいい。
変化を楽しむ人には関係の無い話でしたか。いやいや。人生観ですか。 人生40年と考えている人と80年と考えている人とは当然違います。 でも今を精一杯生きている人には人生設計なんか考えている余裕は無い。
とはいえ、世界は自分を中心に回っているわけではないから、埋もれない ように自分を常に磨いていくことでしょうね。自分を変えるために。 自分に無いことを吸収していくこともその中のひとつ。
人は他人と接する(生身であれ書物であれテレビであれ)ことで変わって いきます。いろんな人と接していくことで変わっていけると信じることが できます。そんな思いを「ごくせん」を観ながら思いました。
まったくもって話が急展開してしまいました。(笑)
はい。今日は曇り。(東京地方)
そんなもん、あったんですね。 その中でも、1ヶ月の間に命令できる休日出勤の日数のことについて。 3日だとか4日だとか。
ウチの職場の一般社員2名が装置の立ち上げのために客先に缶詰め状態。 土日も無く装置の立ち上げのために働いております。もちろん、そこには 管理職である責任者もおります。彼の指示で働いているわけですが、 月初には前月の勤怠簿の提出がありますので様子を聞いてみると、平日の 残業はもちろんのこと、土日の出勤も当たり前のようになされていると。
費用削減の命令のもと、平日の残業は規制されております。 でも目の前の装置立ち上げのために、時間を惜しんで少しでも進めるために やり遂げなきゃいけないという責任感で残業もやっています。でも勤怠で 残業は反映されない。一方では休日出勤は代休で消化しろと命令されている。 でも目先の予定がたたない中、代休がいつ取れるのか分からない不安がある。 気分としては代休ではなくて、ふつうの休日出勤にしてくれと思いたくなる。
実態がどうであるかは、同じく装置の立ち上げのために雇っている派遣の方の タイムカードを見れば、いつは何時から何時までやったのかが明確。派遣の 方とウチの社員は同じ時間帯を過ごしておりますから。派遣の方の超過時間に ついては、前月のタイムカードをもとに超過時間単価を基本料金に付加して 派遣会社に支払う契約になっておりますから、こちらで把握できます。
6月については土日の休日出勤は6日。それを上の指示で3日+1日 (つまり3日が代休、1日が休日出勤)で勤怠簿を人事へ提出することに なりました。それで明日、本人たちへ説明のために現地で働いている客先へ 上司が向かうことになりました。
こんなことを書いているのをウチの組合が見たら大変かも。 下手すると大騒ぎです。会社は厳しい状況であるとはいえ、社員(組合員)の 生活が虐げられるようなことがあってはならないと噛み付いてくるでしょう。 ま、自分がどこの会社に勤めているのかが分からない限りは何ともしようが ないんでしょうが、リークするつもりもないし、一方的に管理職の肩を持つ つもりもありません。どちらの肩も持つつもりはありません。
ウチの職場の業績が思わしくないのは周知の事実。 これに社員も協力することで昨年からがんばってきました。 文句を言うまいと納得してきました。個別にはいろんな葛藤はありましたが。
営業職は「当然」ながら残業代無し。うまいこと時間のやりくりをすればいい。 でも技術職は現場対応やら客先対応やらで自分のペースで時間の配分をでき ないこともあります。ですからその分は配慮が必要。それで10時間という 猶予を与えています。でもその10時間という制限に反論は避けられません。 避けられませんが、歯止めをするためには数字が必要です。だから10時間。 これで運用ができるかどうかは先の話です。どうしてもできなければ変える。 でもそこには工夫が必要です。工夫もせずにできないというのは理由になりま せん。給料をもらっている以上は、頭を働かせて工夫するのは当たり前。
残業の評価は第三者(他部門)からは当事者でない分、難しい面があります。 でも組合は実態としての残業時間しか見れません。それをもって職場の管理職 と戦うことになります。人事も絡めて。おまえら、何を指導しているんだと。 でも、自分はこの組合のやり方に違和感を覚えます。それは、本人の能力が そこに加味されていないから。できる社員もできない社員も同じ「時間」と いう物差しで計っているからです。労働効率を無視した考えです。残業を している姿を見てがんばっていると評価されたのは昔の話。今はいかに さっさと仕事を終わらせるかが評価のポイント。タラタラと残業をしている のは仕事が遅い証拠との烙印すら押されます。要はその内容です。
残業とは本来、上司からの指示により行うべきこと。 勝手に時間外に仕事をしても、それは残業としては認められません。 ということは、一般社員に残業やら休日出勤を強いている責任者のマネージ メントの問題ということになります。残業・休出を制限されている状況では。 だから、一義的には責任者がその責任を問われることになります。
明日、ウチの上司は現地で同僚からボコボコに殴られるんじゃないかと 心配するのは要らぬ世話でしょうか?ご安全に。(笑)
はい。今日は小雨のち曇り。(東京地方)
2002年07月01日(月) |
今日(7月1日)の異動通知 |
株主総会が終わって最初の月初でしたから、いくらかは異動者がいるとは 思っていましたが、あれほど多いとは思いませんでした。
異動者が多かった原因は昇格者の多さ。 通常だったら4月1日付けが昇格の日なんですが、今年は賃金カットの 影響からか、どうやらずれ込んだ模様。このずれ込みとは後ろ倒しのこと。 賃金カットの影響を昇格時期の後ろにずらすことで減少させたようです。
会社にとっては4月から6月までの3ヶ月間の昇給分を減額できた形。 他社から見ると異様かもしれません。7月の昇格は。
一番影響を受けたのは、経基職昇格組みかも。 というのも、経基職になると組合員ではなくなることから組合の保護が 無くなり、24時間戦えますか、の世界。もちろん残業代など無し。 休日出勤の手当ても無し。要求できないんですから。 そんなこともあって、経基職に昇格するのを拒む人もいます。
ある意味、経基職に昇格するかしないかで将来の昇格が保証されるか どうかの分かれ道にもなっています。その前の上級職1級(係長クラス) から戦いは始まっているのですが、実質は経基職になるかどうか。
昇格とは逆の降格者はまずおりませんから、基本的に同じ人が年数を 勤務すれば、給与の支払いはそれにつれて多くなります。退職者が いなければ、社員の勤続年数だけが増えますから、その分だけ給与の 支払いが増えるということです。すこしずつ高給取りが増えていきます。
ウチの会社は逆ピラミッド型の就労スタイルでしたから、給与効率と しては非常にまずい形でした。それを数年かけて改善してきました。 ということは、上位層から首切りと減俸が始まったということ。 本社にいると、周りを見ればタイトルホルダーがわんさか。一般社員が 少ないんです。これってイビツな現象です。課長クラスが担当と同じ 仕事をしているんです。命令系統としてはあまり良くない形。 課長のタイトルを持っているのに部下がいないということですから。
会社の業績が良く無いという理由から新入社員の採用を見送ってきた ウチの会社ですが、就労層の改善が見られてきた昨年頃から採用を 少しずつ始めたようです。若年層が少ない会社は活力がありません。 経営層もそれは良く分かっているようで、年齢層のテコ入れには注力 せざるを得なかったようです。
ま、自分がいる中堅層は一番バリバリ仕事をやる年代。 周囲の動きを気にしているよりも自分のことをまずしっかりやることが 求められています。そして周りを動かしていくこと。そのふたつを 両立させることにより、上位層にも若年層にも刺激を与えるということ。 そんな我々がダレていては会社も潰れます。
特に過去のプライドを持ってやっている上位者に異論を唱えて変化を 求めていくことはパワーが必要です。なかなか言うことを聞かないから。 というか、今まで自分がやってきたことを否定することを拒むから。 でも時代の変化に伴って仕事のやり方も変えなきゃいけない。 「オレはこのやり方でやってきたんだ。」とか、 「これはオレにしかやれない。」とか、 つまんないプライド(本人に取っては大事なことですが)にこだわって 仕事をやられたんじゃ、こちらも困ります。
そんな思いもありつつ、今日の異動通知を眺めていて思いました。
次に自分の名前が載ったときにはどんな状況になっているんだろうか?
今の職場で約2年が経ちました。 異動するのか、昇格になるのか、クビになるのか。 状況はどうであれ、対応できる用意だけはしておかなきゃ。
はい。今日は雨のち曇り。(東京地方)
中国の急成長に日本の製造業が押されています。 成功している中国企業の総裁は言います。
「日本から学ぶものは無い。学ぶのは欧州だ。」
市場の要求に応えるスピードが遅いということです。 この「スピード」というキーワードは米国では80年代に、日本では 90年代に取り沙汰された言葉。その意味では中国は10〜20年遅れて いるといってもいいのですが、その遅れをカバーしているものは、やはり 何といっても労働賃金の安さです。
この中国の賃金の安さについては、日本がバブルの崩壊後、急激な円高に 振れた時に、産業の空洞化と危惧された時に特に取り上げられました。 家電・自動車・機械・プラントなど、続々と中国本土や台湾に進出したり 製造拠点として出資や子会社設立など、製造の土台が揺らいだ時期があり ました。製鉄においても、製品の輸出が落ち込んだことの防衛策として、 逆輸入も承知で技術移転(技術とハードのパッケージ)売りをしていた こともあります。
自分が製鉄機械を扱う事業部の企画商務部門を移動になる直前に、上海の 近郊にある場所へ、製作拠点として使えるかどうかを検討するために、 ある工場を視察に行ったことがあります。揚子江対岸にある南通から50 kmほど内陸に入ったところ。
現在もその頃の面影が残っているかどうかは分かりませんが(というのも、 この10年の中国の進歩はめざましいですから)、当時の印象としては、 60年代までの日本の現場を見ているようでした。日本が欧米から技術を 導入していた頃の印象です。ひとつの機械に3人ついているというような、 効率よりも雇用を第一に経営しているよう。
なによりも心配なのは、納期と品質。 いつまでたっても商品が出荷されない。現地に様子を見に行くと、材料が そのあたりにポンと置かれているといったことがよくあったり、出荷されて きた商品が問題になって後処理に追われた企業が業績を圧迫されたりした こともあったり。(M重工なんか大変だったようです。)
そんな中で日本の企業は中国企業との合弁や進出・撤退を繰り返し、中国を マーケットとするのか、製造拠点とするのか、判断に苦慮している最中だと 思います。特に家電や自動車は消費品産業ですから、マーケットの拡大は 最重要課題。10分の1が購買層であるとしても、日本よりも大きな市場 となるわけで、これを見逃すわけにはいかない。ただ、中国企業はしたたか。 日本の技術を奪い取ったら後は自前で生産して販売、輸出することを目指す。 しかも(全般的に)関税比率を高くして日本からの輸入を阻害していた。 変化としては今年WTOに加盟したことで、不当な関税を付加したならば 国際的な裁判事項となるわけで、今までのようにはいかない。というか、 自国の産業に自信がついた証なんでしょうか。
特許やら秘密保持やら問題は色々とありますが、いずれにしても中国の企業 に力がついてきたことは事実。一方ではユニクロはデニムジーンズの生地を 中国製から日本製に変えたといいます。品質問題を抱えている中国製品に 見切りをつけたから。これは経営戦略によるものですが、背景には日本の 製品が良質で低コストを実現できている現実があります。またその開発を 怠らない企業努力があります。
中国と日本の企業において大きな違いは、まだまだ中国企業には製品開発 能力が先進国よりも劣っているということ。モノマネの域を越えていません。 でもこれは日本も辿ってきたこと。教育や生活水準が上がってくるにつれて 近づいてくることは考えられます。
中国はあまりに巨大な土地と多くの文化が存在するため、狭い日本のように ある意味、画一的な方法で統治することが困難な国。全土が変化するには あまりに多くの時間を要するでしょう。ですから、ほんの一部(特に海岸部) を中心に変化することになりますので、経済格差が発生することになります。 この歪を抱えたまま発展するしかないので、急成長をしている企業も、その うち息切れしてきて、それまでの投資を回収できなくて不良債権化するのが 予想されます。より経済格差が大きくなり、社会の歪が大きくなればなるほど 日本におけるバブルと同じ状況になるんではないでしょうか。
ま、バブルになる背景は日本とは全く違っていますので、国民全体が大きな 借金を抱えるというわけではありませんが、産業ごとに見てみると、今急成長 をしているところほど、その危険性があることは認識すべきです。
ということは、以前にも産業の空洞化が叫ばれたときと同じ議論になりますが、 日本において中国にはマネができない付加価値を探しつづけるか、産業保護 という形になってしまうのでしょうか。企業単位でいうと、国の産業保護に 頼る前に、自前でやるべきことをやれるようにしておくことですね。自己防衛。
国の壁が無くなってきていることを象徴している現象だと思います。 おらが村はその中だけでは生きていけなくなってきています。 日本にいる限りは日本語以外は覚えなくても生活に支障はない、と豪語する 日本の人は多くいますが、その考えが通用しなくなってきていることを認識 しているかしていないかで、将来の生活を保証できるかどうかというところ まで来ているかもしれません。
豊かになった日本に求められるのは、知的に、情熱を持って考え、行動する。 前例に縛られることなく、新しい発想を持つ。行き着くところはそういった ところでしょうか。サンデープロジェクトを見ながらそう思いました。
はい。今日は曇り。(東京地方)
2002年06月29日(土) |
100年先を見据えた大局的な国家観 |
こういう理由で自民党内に道路に関する特別委員会が発足。 これは総理直属の道路調査委員会とは独立し、国会議員を委員とする ものですが、その委員たるや道路族の集合体です。
この人たちは地方の悲願と称して、地方の経済活性化にどうしても 必要なインフラと言って、いかにも地方の要求によって自分は動いて いるような素振りをしています。
高速道路の無い地域の人たちは高速道路が欲しいと言うでしょう。 橋が無ければ橋が欲しいと言うでしょう。だから作らなきゃ、という 要請に応えたい意気込みも起因していますが、これらの多くの要望と 国家のインフラ構築のベクトルが一致していると言うのです。過去に 築いた高速道路計画の簡単には修正できないとも言っています。
国家100年の大局観と言うならば、なぜ今声を大にして道路建設の 見直しに対して反対を唱えるのだろうか。声を大きくすればするほど、 行動を起こせば起こすほど、滑稽にさえ見えてきます。いかにも道路 関係者との癒着、利権が絡んでいると思わざるを得ません。裏で約束 でもしているんじゃないかと、穿った見方をせざるを得ません。
国会議員は国家を大局観で動かしています。地方の要望は地方の議員 が地方の財源の中でまかなっていくべきこと。それができないから 国の政策や地方交付金に頼ることになります。でもこの地方の要望を 国会議員が主導権を握って進めて行くのは、役割が違うんじゃないか。
日銀がお札を刷れば国家の財源が確保されるとでも思っているのだろ うか。もしそうだとしたらBSの貸借を全く理解していないという、 無知をさらけ出していることになります。国会議員の政治活動は国家 のあるべき姿を、国民のより良い生活を確保することを目指して日夜 頭を悩ますことにより、それなりの高給や身分を保証されています。 これは民主主義に基づいて選挙で選ばれているからで、選ばれていない 人にはそのような特権はあり得ません。つまり公務に就いていると いうことです。国会議員も一種の公務員なのです。
民間と非民間という線引きをするならば、国会議員は非民間ということ になります。つまり国民の税金からを基本的には給料が出ています。 国会議員は、国民の一部の人の要望を受けて動くのが役割ではない。 それはその地方の議員が主体的にやること。国政を預かっている身分 なんですから、その一部の要望が国家的な観点ではどうなのかを 考えていくのがお仕事であって、介入するのは越権行為ではないのか。 つまり立場をわきまえない権力のカサお化けです。そういうことを いつまでもやっているから、地方が独立できないで中央を見ながらの 政治、つまり中央集権の呪縛から解かれない。
口を出すならカネを出せ。と言われるからカネを出す。カネを出すから 口を出させろと言ったほうが正しいでしょうか。国のフトコロである 財政事情がよろしくないのに口を出すのは、これじゃおかしいですよね。 つまり自分の権力を確保するためには、無いカネも出させるように仕向 けるというつまんない保身から来ていることが多いです。あまりにも。
自分の身を、家財を投げ捨ててでも国家を憂いてみろっちゅーの。 その気概があれば、厳しい時代だからこそ国民はついていきます。 いつまでも右肩上がりの世の中じゃないし少なくとも今はそうじゃない。 過去のいい時代の亡霊が取り付いている国会議員は今求められている人 ではありません。時代が要請するのは変化です。またその変化への対応 です。
方針の変更、オッケーじゃないですか。 100年先のことを責任を持って実行できる人なんていやしない。 そんなつまらない国家観ならば、目先の10年に責任を持ってくれる人に 1票を投じたい。その積み上げが国家を作っていると思う。全ての行動 には責任がついて回ることを忘れないで欲しい。その責任感が国会議員に なった動機であれば、保身なんていうことは考えないんでしょうけどね。 まぁ、多くが保身に走っている人ばかりだから、責任感だけでは周りを 動かすことが難しい。その象徴が小泉純一郎。動かせないところに非難を 浴びて、今はつらいところです。それだけ永田町が、自民党が硬直している ということです。経済学でいう「弾力性」が無いということです。
そういう意味では、無所属の石原慎太郎が待望されることは自然の流れ なのかもしれません。小泉純一郎よりもかき回してくれる期待から。 でも無所属の人間を総理大臣にするなんていう非合理的なことを自民党は 許すはずがありません。国民の首相への要望が石原慎太郎であるならば、 彼を首相にするための土壌作りをしなきゃいけない。ただ望んでいるだけ では彼は首相にはなれないし、なったとしても機能しない。それが永田町。 ということは自民党を第一党から叩き落すしかないのかな。
我々国民はいい加減なもんで、多くの人が選んだ小泉純一郎に拒否信号を 出しつつあります。選んだ人間と最後まで付き合うという、これっぽっち の気概も無いんでしょか。どうも様子がおかしいから変えてしまえという のは、一時的な雰囲気に巻き込まれる性質を持っている国民が多いという ことなのでしょうか。そうであるならば、国民の信任とはなんぞやと思い たくなります。コロコロ都合のいい方を見てしまう国民の考えは正しいと 言えるのでしょうか。
という思いがあるもんですから、次期総理待望論なんていうのが出ても、 つまらないことやってるなー、としか思いません。上記の通り、弾力性の 無い永田町に明確な抵抗勢力を浮き彫りにしたことだけでも、政治家と しては成功なんじゃないのかな。真紀子さんを外務大臣に任命しなければ ムネオを逮捕に追い込む状況は作れなかったんじゃないのかな。論議を かもし出すことで道路族を一般の人に知らしめる状況にしたのも小泉さんの 成果じゃないんでしょうか。
政治家は国民の意向を気にします。その判断を恐れます。 だからカネが動きます。我々がしっかりとした態度で彼らに対応すれば、 目の前のアメを舐めるようなことをしなければ、彼らは行き場を失います。 しっかりとした日本を作るためには、政治家だけを批判するんじゃなく、 我々も日頃から気を引き締めている必要があります。永田町を腐らせたのは 一部には彼らを選んだ我々国民にも責任があります。そこを踏まえた上で 小泉純一郎が必要なのかそうでないのかを論じて欲しい。
小泉首相は続けるべきです。強くそう思います。 あはは。マジメに考えてしまった。(笑)
はい。今日は曇りのちときどき雨。(東京地方)
2002年06月28日(金) |
なーんだか態度が・・・ |
今日は東予へ出張でした。 納入する装置の仕様が本当に客先の要求に応えられるのかを検証するため 工場にあるデモ機を見に来てもらったのです。自分はそれのアテンド。
結果は合格。スペック的には問題なし。 問題は納入時期。つまり納期。要求時期にできるかどうかを迫られましたが できないことをできると言ってもそれは今を取り繕うだけで結果的に迷惑を かけてしまうことになるので、現実的にできる線で申し出し、一応了解を もらいました。といったところで、昼過ぎに小千谷へ向かってお帰りに なりました。だって15時の特急に乗らなければ今日中に新潟まで帰る ことができないんだから。ま、それに合わせて終了したわけじゃないけど。
自分は客先を見送り、今日は工場の6月末の在庫の棚卸しの日なので、 手伝うつもりで残っておりましたが、やったことは電話番。なーんだか。 2時間半ぐらい事務所でひとりぼっちの電話番。東予のみんなは総出で 在庫のチェック。うーん。今までと違った態度の人がひとり目に付いた。 ま、いっか。個人的なことなんで。
こちらも帰らなきゃいけない時間になったので帰ることにしました。 18時10分が東京へ帰れる最終なので、この職場の定時は17時45分 なんですが、少しばかり早めにみんなとサヨナラをしました。 そんな中にその人はいなかった・・・。ま、いっか。個人的なことなんで。
というわけで、帰途の在来特急とのぞみの中でふて寝して帰って参りました。 ゆっくり寝てきたけど、精神的に疲れた。あー。
はい。今日は晴れときどき曇り。(東予地方)
2002年06月27日(木) |
パソコン壊れた(みたい) |
会社で使っているノートパソコンの調子が悪くなった。 どうやらネットワークアダプターがいかれたようで、会社のLANに 接続できなくなった。隣の人はハードの取替えが必要とも言っている。
今日は夕方から愛媛に向かって一泊。 松山へ向かうJALの最終便に乗って行きました。 松山空港からJR松山へリムジンバスに乗って行きましたが、乗り継ぎの 在来特急が40分後なので晩メシを食べるためにうろうろしておりましたら 「坊ちゃん食堂」なるものが駅近くにあったので覗いてみました。
1階は喜多方ラーメン屋でお客が一杯だったのに、この食堂はガラガラ。 メシはまずいわけじゃないのに何でだろうと思いながらも、ゆっくり 落ち着いて食べることができました。次もここで食べることにしよう。
この日記はホテルに着いてゆっくり書けると思っておりましたが、PCの 異状により持ち出しが不可能になったので、残念ながら日記はお休み。 実は翌日書いております。
とはいっても、今は夜中の1時過ぎ。朝まで生テレビが始まった。 「石原慎太郎待望論」。ん?危険な匂いがプンプン。
はい。今日(昨日)は雨。(東京地方)
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