しむちゃんのつれづれ日記
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2002年10月24日(木) がんばれ。竹中平蔵。

ちまちまというか、しこしこというか。
部門予算を作るのは正直言って面倒くさい。とはいえ普通に当たり前に
作っている部門ほど細かく正確に配慮する必要が無いので自分ひとりで
作るとしても、予算表をじーっとにらめながら先に作り上げた見直し
予算書の固定費(主要費目ごとの数字)になるようにうまいこと数字を
決めていけばいいということになります。

その見直し予算書を作る時にも固定費の数字はそれなりの理由を持って
作っておりますから、その整合性を持たせるように個別の費目で展開
していけばいい。ただ細かいところでは数字の調整が出来ないので、
どこかで説明の出来ないところも出てきますが、そこは予算作成者
(つまりわたくしです)の思惑とポケットですから理屈で説明できない
ところは自分が決めたと言うしかありません。ま、そのカラクリは
作った者しか分からないところがありますから、そんなに指摘される
ものではありません。というわけで明日はその部門費のお披露目と
承認を求めます。少々甘めにしているから文句も出ないだろうな。

プロセスとしては見直し予算書を作るときに部門長が数字を上げてきて
その数字を調整したものが予算書に織り込まれるべきですが、下期の
大枠の目標数字はあらかじめ決めていましたから、あとはそれを実行
するのみなので、細かいところであれこれ言っても始まらないという
のが実態ですけどね。

さて今週は竹中大臣がやり玉に挙げられて吊るし上げにあっていますが、
あるいはWBSに出演していたリチャード・クー氏なんかも竹中大臣の
実行内容の間違いを指摘していますが、個人をターゲットにしたり、
間違いだと批判したところでこれまでの歴史が如実に語っているように
実効性のある対策が無かった、あるいは実体経済が見えていなかった
ために間違った政策を行ってしまっていたと分かるのは過去の分析が
できる現在だからこそ。当時は本当にやらねばならなかったことを語る
人がいたとしてもそれは異端的な見解であって実行するには及ばない、
議論としても取り上げてもらえない事だったように思えます。

しかも時間の経過とともにその当時では効果的であったろうことも、
今では効かない方法になってしまったりしているということは、今更
昔の事を言っても意味が無いということ。常識的には無謀とも思える
ことを勇気を持ってやることが必要だと思われますが、そこは説明
責任が伴うわけですから、常に周囲の調整を伴います。そこに多くの
エネルギーを消費してしまうもんだから、その段階で息切れになって
しまって諦めてしまうという事もあります。今回はその傾向があります。

ある意味では「変人」小泉純一郎が抜擢した異端児と考えれば、この
竹中平蔵大臣は世の常識人が要望しない真の改革人なのかもよ。(笑)
自分はそのあたりに期待したいんです。個々の政策には多いに議論を
要する余地は残っているとしてもね。小泉内閣では時間制限でやって
いるから即効性を重視していると思える。だから余計にそのきつさに
音をあげたくなるんですが、そこまでやらねば真の解決は無いという
姿勢の表われだと思いたい。

出来ないと批判をする事は簡単。でも出来るために何をすればいいのか
ということを議論するのが今求められている事ではないでしょうか。
問題先送りはもういい加減うんざりだ。海外からの日本離れを促進
しないためにも、スピードのある実行力が必要だ。手続きが重要である
日本のシステムは柔軟性を持たせるべき時期が来ていると思う。
頭のお堅い人が壁になっているから容易ではないんだけどね。

がんばれ。竹中平蔵。

はい。今日は雨のち曇り。(東京地方)



2002年10月23日(水) 小泉首相は死に体ですと?

亀さん印の国会議員が言いました。
”小泉首相はLame Duckだ。このままの政治手法で進めるならば来年の首相
改選時は江藤・亀井陣営としては支持しない。”

小泉首相は記者の質問に対し、自民党の中で竹中プロジェクトの計画を支持
しないのは一部だけだ、大勢ではない、と言いましたが、苦しい回答でした。

今ほど小泉首相に対して抵抗勢力が強くなってきた時期はありません。
しかも不良債権処理案に同調していた民主党も反旗を翻している模様。
野党4党は竹中大臣の問責決議案を国会に提出するようですが、それだけ
竹中プロジェクトの影響の大きさを感じます。こんな時こそ小泉総理は
リーダーシップを発揮してこんなバカな提案を退けるように仕向けるべき。
でも自民党のじいさん連中も反対しているというから事はやさしくない。

みんながこぞって現状の日本を憂いているというのに、いざ手を入れる
寸前になって反対をするという、なんとも情けないと言うか、誰のために
国会議員をやっているんだろうかと思えます。

そりゃ誰だって痛みを感じるのはイヤさ。血を見るのは避けたい。
今の提案を行うぐらいなら何もしないほうがマシだと発言したバカヤロウ
議員もおりますが、こういう化石みたいなオヤジが存在すること自身が
日本を破壊してしまうことにつながると思えてしょうがない。今まで何も
してこなかったからこそ、あるいは手を打っても効かなかったから今の
悲惨な状況になっているというのに、現状認識が出来ていない。

小泉首相は最初から痛みを感じてくれと言い続けているのだから、周囲が
この時ばかりと反対の声を上げるのは見ていて情けない。頼むから発言すんな
と言いたい。こんな国会議員連中が国家を運営していると思うと、日本の将来は
やはり悲観的だと公言しているようなもん。そりゃ株価も下がるわな。
実行部隊に縛りを与えているんだから、市場の失望感も沸いてきます。

明日はまた政治への失望感で株価も下がるんだろうな。出来高も少なくて。
ま、いわゆる様子見でしょうが、上がる要素が無い以上は売り板に押されて
下落傾向でしょうね。今週一杯は我慢です。経営の実態が株価に反映された
結果じゃないから、企業社員としては歯の食いしばりどころです。

はい。今日は曇り。(東京地方)



2002年10月22日(火) 今日のひとこと、それから・・・

上司が言った言葉です。

「出来る人間のところには仕事が集まる。」

定時早々に帰っているやつは仕事が速いから帰っているわけじゃない。
仕事が無いから帰ってるんだ。遅くまでやることが正義だとは言わないが
仕事の多さを能力の大きさと置き換えて自分に誇りを持ってやれってこと。

冷めた見方では、うまく下を使おうという思惑のようにも見えるし、
素直に捉えれば、そこまで言われればやるしかないよな、なんて思います。

そう言ってる本人はさっさと帰ってるんですから、彼は出来ない人なんで
しょうか。(苦笑)

さて今日は竹中プロジェクトの中間報告の日でしたが、自民党抵抗勢力、
銀行業界、財務省の囲い込みから時期を遅らされてしまいました。恐らく
25日の総合デフレ対策発表も遅れる結果となりそうです。

影の総理といわれる青木氏の国会質問はあれは何でしょう?
「一部のマスコミに後押しされた国会議員で無い人云々・・・。」
これは明らかに竹中氏を指しているものですが、一部のマスコミってどこ
のことを指しているんだろうか。ってか一部というのは朝日のことなんで
しょうが、竹中氏を一番後押ししているのはアメリカです。

不良債権処理をすると痛みを伴います。それをいささか疑問だといまさら
言ったところでこの後、どうするつもりだろうか。自民党は。これこそ
問題の先送りの典型です。疑問だと言うのならその代案を出せっちゅーの。

先送りをして痛みを覚えないでいいようにすることは当然国民も喜びます。
でもそれじゃダメな状況になる(既にそうである)ことを国民に知らしめた
小泉首相が選ばれたのだから、それを早期に実行することが将来の日本を
明るくすることは明白です。今やらなければいつまでたっても灰色の世界。
灰色どころか真っ黒になってしまう可能性が大きいことは誰もが分かってる。

右肩上がりの状況が望めない現状では、これまで成功してきた手法は通用
しません。その恩恵に与ってきた人たちも恩恵が受けられなくなることが
つまり自身の否定になる。それが怖い。そのことを保身といいます。

改革しなきゃいけないことは皆が分かってる。それを今やるべきじゃないと
言うのなら、その時期とそこまでの政策を明らかにしないでただイカンと
いうばかりではただのダダっ子と何ら変わりがありません。性質の悪いね。
これでは日本の将来を預ける国会議員としての資質を問われてもおかしくない。

街頭でしゃべっている人たちは皆「変化」とか「改革」とか声高に叫んで
おりますが、それは小泉内閣に対する批判。ということは、構造改革を
するなということでしょうか。国民に血を見させるなということでしょうか。

もしそうなら、向かう先は結局のところ同じなわけです。
状況の捉え方の違いです。今すぐに手術をしろというのが小泉内閣。
そんなことしなくてもいいというのが抵抗勢力であり批判をしている人。
国民は今やれと言ってくれているのに、時期を逃すと国民もそのうち痛みを
恐れて抵抗勢力になってしまう。そうなると小泉内閣の崩壊です。というか
2度と改革を受け入れてくれる状況にならないのが分かってない。そういう
意味で抵抗勢力には状況認識が分かっていないと思うわけです。

国民に(あるいは自身に)甘い汁ばかりをすすらせていきなりショック死
させるようになることだけは避けてもらいたい。甘い汁に慣れてしまうと
痛みに耐えられない人間になってしまいますからね。我々は。今は身構えて
財布の紐をしっかりと結んでいる状況。そんな状況だから少々の痛みにも
耐えられる素地は出来ていると思う。緩んだ状況ではたかがスリキズでも
大怪我に見えてしまう。それでショック死。笑えません。

国を大局的に見ている人には当然ながら分かっていると思うんだけどな〜。

はい。今日は曇り。(東京地方)



2002年10月21日(月) 失敗したか

いや、そうじゃない。そうじゃないと自分に言い聞かせ。
自分の気持ちに正直だっただけだ。後悔はしていない。

なーんて。重たい話じゃないですよ。(笑)
ひとつの出来事が通過していっただけです。

いやー。それにしても帰りの電車の中はうるさかった。
隣に座っていた若いカップルがペチャクチャペチャクチャとしゃべってて、
「なんかー」「ってか」の繰り返し。特に女の子の方。途切れないんだよね。

こちらはゆっくり読書をするつもりで普通電車に乗ったのに、降りるすぐ
手前の駅まで乗りやがってる。その間、ずーっとですよ。ほんと飽きずに
よくしゃべるよ。おかげで本を読んだ気にならずに眺め読みみたいだ。

おしゃべりも度を過ぎると騒音になる。
携帯よりも性質が悪いかも。長時間だとね。
ま、酔っ払いの絡みよりもマシか。(苦笑)

はい。今日は雨ときどき曇り。(東京地方)



2002年10月20日(日) 後ろ向きな考えでは・・・

誰だって話をしている相手が後ろ向きなことを話しているとイヤに
なってきますよね。1回や2回ならまだしも、何回もそれをやられ
ると、聞いてていい加減にしろと言いたくなります。

人に対してはそういうことを言いますが、こと自分のことになると
自身が無い。ということを言っていること自身が後ろ向きだ。(苦笑)

人は早々変われませんし、自分を捨てる必要もありませんが、自分が
どんなこと言っているのか分からない状態が続くと、それがおかしい
のかそうでないのかが分かりません。だから人と話をする。親しい
人ほどしゃべりの欠点を指摘してくれる。そこがイヤで離れていった
人もいる。こんなことでとおっしゃる方もいるでしょうが、この点を
自覚している人にとっては大きな問題です。こんなことで人間関係が
おかしくなったりもするんですから。

いや、何かというと、うーむ。いや。あはは。
ま、いいとしましょうか。(笑)

あるんですね。明るくしゃべれる人とそうでない人。
何気にどうでもいいことを気楽にしゃべれる人が好きです。
そういう雰囲気をかもし出しているってことね。あくまで理想ですが。

一方ではそうではなくて、気楽にしゃべらせない雰囲気を持っている人。
こういう人は苦手です。基本的に苦手な人っていうのは少ないんですが、
苦手意識が出てしまうとずーっと尾を引いてしまうんです。最初は我慢
できていても、そのうちストレスが溜まって我慢できなくなる。こう
なるともう最初の気持ちには戻れません。本当なら我慢と許しの連続で
あるべきかもしれませんが、最初の印象で苦手の烙印を押してしまうと
前向きに考えることがどうしてもできなくなる。この時点で終わりかも。

というわけでまた明日から普通の生活に戻ります。
何のことを言っているんでしょうね?(笑)

はい。今日は曇りときどき雨。(東京地方)



2002年10月19日(土) たわいもなく

先週の3連休は土日が試験、祝日の月曜は移転の手伝いで横須賀。
のんびりした時間を持ちたい自分にはしんどい1週間でした。
だから今日は勉強のことも仕事のこともそれ以外のこともなーんにも
考えないでただボーっとしていることにしました。

とはいえ明日は天気がよくなさそうでしたから、せめて布団干しだけ
でもやっときました。もちろん洗濯と部屋の掃除は週末のお約束なんで、
雨の降っていないうちにやっときましたけどね。
ま、こりゃしんどかろうがやらなきゃいけないことですけど。

と言っているうちに夕方から雨が降ってきた。

先週、駅前の西友で見かけたレンジのことを思い出した。
確か1万円を切ったお値段で、一人暮しになってそろそろ半年経つし
レンジも欲しくなってきた頃。車で出かけてのぞきに行った。だが、
そのレンジはやっぱりお値段だけの作りであり、ドアの開け閉めの時
安っぽい取りつけなのでどうも頼りない。ということで隣において
あった2万円のオーブンレンジの扉を開け閉めしてみるとこれが結構
良かったり。電気屋に行って欲しいオーブンレンジの価格帯は5万円
前後。ここまで出してまで買う必要性も無いし、どうせコンビニ弁当を
チンするぐらいだろうから、安いやつで良かった。というわけで取り
付けのよくない1万円のレンジは諦め2万円のオーブンレンジを買う
ことにした。そのうち必要がなくなるだろうからこれでも贅沢かも。

いやー、今の家電製品って使い始めが楽だね。アースの取りつけは
往生しましたが、コンセントを入れればそれで終わり。安いやつです
から機能も少なめ。面倒なことを覚える必要も無し。押して待つだけ。
使って面倒なやつは使わなくなるからね。シンプルでヨシ。
そのかわり置く場所が無くて冷蔵庫の上に置くしかないから炊飯器も
その上(つまりレンジの上ね)に置くしかないから中をのぞけない。
ま、コメを炊くことは少ないからこれでもいいんだけど。

でもこんなことをタラタラと書いていると、今日は本当にヒマなんだ
と思います。そう思うところがビンボウくさいというか。(苦笑)

※後日談:コトウさん宅も同じ日にオーブンレンジを購入したようですね。
      偶然というものは恐ろしいもので・・・。(笑)
      というか、新生児を持つお宅に役に立つものを考えねば。

はい。今日は曇りのち雨。(東京地方)



2002年10月18日(金) ようやくひと区切り。でも不満タラタラ。

ウチの職場はサービスマンがいなくなってから室長と営業マンが
3名の計4名。営業でありながら庶務はいません。立場的には
自分は管理の仕事がメインなので他の営業マンのようには外出が
ありません。となると必然的に電話番が多くなるんです。これは
精神的なストレスです。特にひとりしかいないとき、電話中に
他の電話がかかってきたとき。他に電話を取る人がいないから、
申し訳無いと思いながら放っておくことになります。それが
ウチの社員なのかお客さんなのか取引先なのか分からんし。

他の人間が出かけている時でも自分は自分の仕事があるにも
かかわらず電話はかかってきますから、そのための対応はしなきゃ
ならないので自分の仕事は中断することになるので1日の計画が
うまく進まないことが多い。これもストレス。だから人間が少ない
職場でありながらも庶務がいて欲しいと思う。

他の営業の人間は出かけてしまえばそんなことは他人事なので、
こちらの都合なんかなーんも考えない。それでいて庶務は必要無い
とほざくもんだから余計に腹が立つ。これもストレス。

今月の初旬は上期の締め切りもあるし決算用の資料作りもあるし、
パーツセンターの引越しの手伝いもあったし溜まった支払伝票の
発行もあったし、その他もろもろやることが多かった。ゆえに
営業活動は全くと言っていいほどやってない。というかやれない。

定時的に決まった仕事を持っている人間には営業を掛け持つことの
限界があると思います。営業だけをやっている人間にはストーリーを
描きながらそれに沿った活動も出来るでしょうが、月次業績やら
運送業者や調達先とのネゴやら決算数字の取りまとめや在庫管理や
引越しに伴う諸々やら勤怠簿の面倒やら文房具の購入やら電話の
取次ぎやら客先からの問い合わせやら業績の報告やら社内営業やら。

新しく来た上司からは何でも屋は強く生き残ると言われましたが、
会社に骨を埋めるつもりの無い自分には迷惑な話です。今の自分に
とっての一番の不満は営業にいながら営業活動がほとんどできない
ことにあります。他の営業マンに比べ時間の配分が圧倒的に少ない。
だから営業上知らなきゃいけないことも覚えられず頼りない営業と
なってしまってます。しかも他の職場の人からは自分は管理マンの
レッテルを貼られ、つまり管理の人間は何でも屋ってことで誰も
やりたくないことを押し付けるにうってつけの人間ということです。

これにはさすがに自分も腹を立てて噛みつきましたが、向こうは
自分の都合しか考えていないからとにかく押し付ける。押し付ける
だけならまだしも自分がやるべきことまでこちらに言ってくるもの
だから、ほとんど切れる寸前です。結局こちらがうまいこと解決して
あげて相手に渡すのですが、これってしつけとしては最悪です。
言えばやってくれると思われてしまうからね。小さな職場ですから
自分のことは自分でやるのが基本。というか常識。それぞれが固定
した仕事を持ってそれぞれの持ち分をこなしていく大きな組織ならば
べつですが、そうじゃない。そういう意味ではうまく運営されていない
のかもしれない。これは自分の責任じゃなくて管理職の責任。でも
当事者である管理職がだらしないもんだから自分のような何でも屋は
その尻拭いになって自分のやるべきことができなくなるという不条理。

自分に部下がいて仕事を振り分けることができればうまく回して
いけるし、補助も出来ると思いますが、現実には一番下っ端ですから
こぼれモノはすべて回ってくる。こういう無駄な仕事の仕方をして
いるから会社の業績が良くならないんだと、まるで日本の不良債権
処理が進まない状況とよく似ていることに例えたりして。

自分が思うに、日本の不良債権は人間じゃないかと思うことがある。
わざと人間を腐らせて遊んでいるかのようだ。そして腐ったと思えば
ポイと捨ててしまう。あるいは腐った人間ほど長いこと生き延びてる。
やり方が汚いんだよね。会社の繁栄よりも自分の保身のために生きている
人間たち。これこそ不良債権。伸びる可能性よりも現状にしがみつく
貧しさ。これじゃ下が育たん。

いやいや、グチが長くなったのでこのへんで止めときます。
とりあえず今週でストレスの溜まることも無くなりそうなので、週末は
ゆっくりしようと思います。来週は来週でひと波瀾ありそうなのですが
今はとにかくそのことは忘れてゆっくりしよう。ほんじゃ。

はい。今日は雨のち曇り。(東京地方)



2002年10月17日(木) 流布のリスト

まぁ何だか世間で出回っている危ない会社リストが話題になっています。
30社とか51社とか70社とか150社とか。噂が噂を呼んでます。

2ちゃんねるの経済板はこのあたりの話題で活気があるようです。
自分はある時から2ちゃんねるは見ていないので、その成り行きは
分かりませんが、今日たまたま一部をのぞいてみたら結構盛んです。
あんまり個人攻撃していなく(一部竹中くんイジメもあるけど)、
思ったよりまともな議論になっているようです。

会社からだとトップから入ることは出来ないようなので、言葉を検索
してgoogleなんかのキャッシュで残っている掲示板から入る。この方が
手っ取り早いんで楽なんですけどね。

木村氏の弁を借りると、30社リストは危ない企業の代表として選んだ
わけじゃなくて、大手企業の代表を選んだといいますが、トヨタや
NTTなんかが入っているわけじゃなく、どう見ても大半は危ないと
言われてもおかしくない企業。この人はどうも他人事のように企業選択し、
自分の都合で意図的に選んだと言われてもおかしくない。どう考えても
客観的でなく彼の主観で選ばれたと思う。だから雑誌から引っ張ってきたと
言い訳しても、結局は自分で選んだわけだから彼が選んだのと同じ効果です。

選ばれた中には三越やツムラなんかの優良企業も含まれているので、噂を
耳にして慌てて売りに出した人なんかもいて迷惑を被ったことでしょう。

立教大学の斎藤教授なんかは小泉ボンドを10兆円分発行して構造改革に
充てろと言っています。原資は民間からは無理だから役所のリストラから
捻出する年間2兆円を5年間続ければ10兆円は回収できるんだから、
それぐらいの思いきったことをやって経済回復を目指せということです。
基本的には不良債権処理路線ですから、悪いところは切り捨てろと言うのが
斎藤教授の意見です。この点では木村氏と同じ意見です。

これはインフレターゲット論の否定で、日銀による資金供給の更なる緩和
(資金供給を増やす)をしても借り手がいない以上、インフレになり得ない
ということが背景にあります。でもインフレは資金供給以上に精神的な
要因が大きいと自分は考えますので、資金供給の緩和ではなく、ウソでも
なんでもいいからとにかく景気は上向いていると言い続けることが有効だと
思います。(ちょっと乱暴な言い方ですけどね)

インフレターゲットって、金融政策だけじゃなくて、インフレになると
思わせる地合い作りも含まれます。もちろん、実態が最悪な状態であれば
いくら当局が大声を上げても国民は信用なんかしませんから空回りに終わる。
でも本当に最悪な状態であれば、そこが景気の底だと分かればその後は
上向くしかありませんから、否応無くインフレになります。だからここは
合わせ技で、まずはきちんと整理をして、最悪な状況を作り上げて、そこ
から先は当局の出番で、インフレになることを宣言する。気持ちを上向きに
持っていきます。明るい未来を約束するのです。卑怯なやり方ですが、悪い
ことはひた隠ししていいことだけを流す。国民のコンセンサスが取れれば
成功です。そこまでのストーリーを作れるかどうかが今の課題だと思います。

世間に出回っているリストにある一部の問題企業を整理するだけでは日本の
不良債権問題は解決しない。だって氷山の一角だから。一角を崩すことで
五月雨式に崩すことができればしめたものですが、思いもよらぬ企業まで
崩されてしまうことが心配といえば心配。ウチの会社も不安です。だから
その不安が出てこないまで思いきってやってしまうだけのリーダーシップを
持ってやり遂げる強い信念と実行力、そこには密談があってもいい。事前に
漏れるようなことをして不安を掻き立てるようなことだけはして欲しくない。

ただ、政府が直接企業を指名して潰すようなことはあってはならない。
やっぱり仕組み作りとバックアップが必要ね。痛みを味わう人への支援。
そのための資金捻出は無駄な財政支出とは言えないと思います。下手に銀行へ
公的資金を注入するぐらいなら、それと同じ規模の支援をするほうがまだマシ。

あんまり確固たる信念を持って書いているわけじゃないから、読んでて
ピンとこないところもあるでしょうが、いずれにしても手術をするための
準備だけはしっかりして欲しいと、そのことだけは言いたいですね。
医者の技量と患者の回復したいという精神力の問題ですから。
(医者=政府、患者=役所も含めた国民ということでね)

はい。今日は晴れ。(東京地方)



2002年10月16日(水) 今日はお休み

半年前から予定されていた診察があるので会社は休みました。
(だって午前中じゃ済まないんだよね。診察は短いがその他が長い。)

ヒザの手術をしてから5年半が過ぎましたが、診察だけは半年に1回の
ペースで行われています。特に何かがあるというわけではありませんが、
主治医が病院へ来てくれるように言うから行くようにはしています。

というか、ヒザの靭帯の手術だから、経過が悪いと再手術にもなり
かねないことを自分としては痛くも痒くもないので自覚していないの
ですが、主治医としては放っておくことができないようです。というのも
主治医にとって自分が初めての術式で靭帯再建を施したもんだから、
やはりその経過が気になるんですね。

主治医は慶應医学部の出身ですが、慶應の前十字靭帯の再建手術は
イギリスのとある大学と開発した人工靭帯で再建することが主流であり、
主治医もそれに倣って人工靭帯を勧めてきたし、生の靭帯を移植するより
回復が早いということで自分もそれに同意していましたが、手術の1週間
前になって主治医から術式変更を告げられ、なんだか訳がわからないまま
自分も納得してしまいましたが、結果的には退院まで人工靭帯の場合と
同じ5週間だったし、退院後も思ったほど回復が遅いとは思わなかった。

術式を変更した理由は、過去に手がけた患者の経過がいいとは言えない
からだそうです。つまり、人工物を生身の靭帯と交差させることになるので
人工靭帯が生の靭帯を傷つけて切れやすくなるということのようです。
そこで主治医は自分を人体実験の1号にしようと決めた。(笑)
まさしくこれが臨床実験です。慶應以外の大学病院や大手の総合病院では
すでに移植による術式は実例があったようですが、慶應あるいは慶應出身の
医師としてはもしかしたら初めてだったかもしれません。あくまで推測。

入院中に先輩患者のヒトから移植にしてもらって良かったね、と言われて
最初はピンときませんでしたが、後から聞いたところではこれが最良の
方法だったようです。主治医は整形外科医とはいえヒザの専門で、学会
なんかでも患者の経過を聞いているとどうやら人工靭帯の失敗例が出て、
目の前に控えている自分から術式を変えようと思ったみたい。だから
余計に一人目の自分の経過が気になるようです。行く度に全く問題無い
という言葉の連発で、それだけ自分の経過を見て自身の腕の確かさや
判断が正しかったと思っているんでしょうね。

とはいえ、5年半経った今でも十分に曲げることができず正座がきつい
のは事実です。長い距離のランニングをするとヒザが重たくなり、痛みも
覚えることがあったりもしますが、普段は何の支障もありません。

ヒザの前十字靭帯はお皿の裏に位置するものなので、かつての手術は
ヒザの表側を15〜20cmほど縦に切り開いて行っていたようですが、
切開部分の治りが遅く、かつ縫合部が目立つために、3ヶ所の穴だけを
開けてそこから管をさしてその穴からカメラやメスやドリルなんかを
突っ込んでモニターを見ながら手術をする。時間的にはヒザの切開より
かかるようですが、後の回復のことを考えると、この手術時間の長さに
よるヒザ下のうっ血(手術中は血が流れないように縛るから)のため
黒ずみが目立ちますが、時間とともに普通の肌色に戻るのでこれは問題
無し。他部位からの移植ですから、その他部位の靭帯を一部切除する
ことによる能力の減少(今まで使ってきたようには使えない)は、余程
ハイレベルのスポーツでもしない限りはこれも問題無い。ということは
自分にとってのこの術式はメリットが多かったということになります。
社会人になってから始めたラグビーも、ヒザの痛みのためにすでに辞めて
いたし。そういう意味でも結果オーライ。

今日の診察は、レントゲン撮影や会計の時間を除けばたったの2分。
診察台に横たわった自分のヒザを主治医がグリグリこねくり回しただけ。
レントゲン写真を見て、しっかりくっついているし問題無いね。じゃ、
今度は来年の3月ね、だと。毎月1回、水曜日の午後はスポーツ外来。
あんまり先の話だったので、そこにいた看護婦さんも笑っていました。
というわけで、5ヶ月先の予定が決まってしまいました。あはは。
今日の午後もスポーツ外来の日でしたが、来院していた患者さんは
じぃさんばぁさんばかり。どういうことでしょうか?(笑)

※ちなみにこの病院の院長の義兄がノーベル物理学賞の小柴さんだと。
 壁にお祝いが貼ってありました。ふーん。

はい。今日は晴れ。(東京地方)



2002年10月15日(火) 自社株の動きをどう考えるか?

これははっきり言って難しいです。
というのも自身がその当事者だから。冷静な目で見れるかどうか分からん。
そりゃそうだわな。特に社内のいろんなところが見える部門にいたら。

定時後にIR室長と主査、そして企画室の主査がリフレッシュコーナーへ
来て(自分はそこでタバコを吸ってた)、室長が持ってた株価のグラフを
見ながらあーでもないこーでもないとのたまわっていた。

自分はそれを見ながらニヤニヤしていたんですが、所詮シロウトなので
あえて口出しせずじっと聞いておりましたが、あまりしつこいといけない
と思い、途中で退出したわけですが、あのワイガヤはいつまで続いたの
だろうか。

一般的な話としては、過去の株価の動きを分析するには
1.個人株主の動きを知る(松井証券の情報なんか聞いて)
2.外人投資家の情報を知る(外資系証券会社のアナリストにヒアリング)
3.年金の動きを知る(目安としては信託銀行の保有残高を見る)
4.金融商品の動きを知る(特に大手証券会社の投資信託の動きを見る)
5.日経平均の動きを重ねる
6.社会情勢(特に政治)を重ねる
7.政府・日銀の行動を検証する
8.海外市場(特にNY)の動きを知る

その他にも債券や為替の動きなんかもあります。
でも今は政治の行方に市場の目が向いているんじゃないでしょうか。
要するに小泉内閣が目指す構造改革が景気の破滅を迎える政策ではないのか、
景気対策やセイフティ―ネットの拡充が抜けているんじゃないかと言われて
おりますね。そのために国民がみんな下を向いてしまい不安を抱えている
から景気の浮揚なんて思わない雰囲気が充満している。

我慢しなきゃと頭では分かっていても、それが先の見えないことであるなら
そりゃいつかは我慢にも限度があるでしょう。だから先の見える政策を求める
し、それが痛みのあるものならばその痛みを緩和する手当ても求める。それが
小泉内閣に見えているのかというと、どうやらそうじゃない。だから皆が
不安に思うのです。裏を返すと、今日1日をどう過ごすかという窮地には
陥ってはいないということ。そこそこそれなりに過ごせているってなわけ。
痛みの無いまま時間だけが過ぎてしまうと、痛みを覚悟した国民もその
痛みは悪だと思うようになってくる。だから早い実行が求められるんです。

長い目で見れば、赤字を垂れ流している企業でなければ今の株価は必ず
戻します。程度の差こそあれ。短期的な視点では、そりゃもう心臓が張り
裂けるぐらいの思いをするかもしれませんが、そこをグッと我慢して、投資家
になれるかどうかが投機家と投資家との分かれ目なんです。株価の下落による
責任を企業に詰めよる寄りも、いかにすれば企業の株価が上がるようになるか
をアドバイスするぐらいにならないと本当の投資家とは言えないでしょう。

内部の人間からすると、自社のどこがいいのか悪いのかなんてことは百も
承知している。悪いところは悪いと公表してしまえばそれだけを見た投資家は
やっぱりこの会社は悪いんだと思ってしまうから、会社の立場からすると
悪いことはやはり言えない。IR担当者としても気をもむところですね。
いいことを取り繕ってもそのうち化けの皮がはがれるから、自然体で臨む
ぐらいしか手は無いでしょうね。そのタイミングと内容にもよりますけど。

自社の株価が100円を切っている企業はそういう意味で大変です。
30社リストやら51社リストに掲載されている企業はなおさら。それだけ
IR担当者は躍起になって自社のイメージを良くするかを考えなきゃね。
実体が伴わなければいくら口で説明してもそのうち結果が出ますから、
やっぱりしっかりとした経営をして成果を出すという本来の姿に立ち戻る、
結果が出せる企業には資金をつぎ込む、そんなサイクルが成り立ってくると
お金が回ってくると思うんですが・・・。まだまだ先ですかね。

はい。今日は晴れのちところにより一時雨。(東京地方)


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しむちゃん [HOMEPAGE]

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