今日は営業会議だったので、ささやかながら上司につっかかって みましたら分かりました。自分と上司の契約に対する認識の違い。
今回は契約の終了(清算)と移管契約の締結(新規)を同時進行で やらなきゃいけない。その期限は3月末。期限は刻々と迫っている のに、両者の決断がまだだという状況。このままでは自然消滅。 4月1日からは空白の期間が待っています。それは阻止したい。
上司は清算は長期に渡るから急がなくてもいい。それよりも移管の 方を急がなきゃならないが、以前の契約を引用すればいいじゃないか と言う。しかしながら、オリジナルは移管を前提としていないから 移管に関する項目や内容は一切記されていない。にもかかわらず 引用せよとは自分には理解できない指示。引用できることがないんです。
延長を決めた後の現契約は移管を視野に入れたものですが、細かい 内容は別途決めるとなっています。しかもその別途の内容を決めて いないもんだから、ここからの引用も不可。ということは、どこから も引用するところがない。自分は新たに作らなきゃいけないと思う。 だから時間的に苦しい、あるいは時間切れが予想されるので、その時は 現契約の猶予期間として暫定的な延長を提案したのですが、あえなく 却下です。延長まかりならぬと。
うーむ。苦しい時にはなんらかのいい知恵が出るもんですが、自分の 頭の中にはいい知恵がない。切り返して「どーだ」といわんばかりの アイデアが欲しい。そんなこんなで会議も時間切れ。胸くそ悪い。
晩飯に寄ったファミレスでおつりを間違えやがるし。(本文とは関係なし)
また明日考えます。ねむたいし。んじゃ。
はい。今日は曇りときどき晴れ。(東京地方)
| 2003年02月11日(火) |
見えてきたところにあるのは葛藤か |
そんなに大きな記事ではないんですが、産業再生機構の初代社長人事に ついて載っていました。その有力候補が大和証券SMBCの清田社長です。 大和証券SMBCとは、大和証券の法人企業相手の会社で、三井住友銀行と 合弁で設立した会社です。大和は住友系だからね。
ウチの職場の上司は、ウチの会社の格付けはBBB(トリプルビー)という B格だから、産業再生機構にも相手にしてくれない会社だと言いますが、 本人にも言いましたが、あなたの発言は格付けに対する理解と産業再生機構 の役割を全く理解していないことを言っているんだから、そんなことは言わ ないほうがいいですよ、自分はバカだということを自らお披露目している ことになりますから、と。
まず一つ目の間違いは、「B」という文字がついている格付けは、世間から 全く相手にされないものだという理解。もしそれが正しい理解であるならば、 格付けをされうる情報開示をした大手企業の多くは、RCC行きか産業再生 法の手を借りていなくてはならない。しかも格付け会社によっては格付けを していない場合もあるので、一概にBというランクで評価すべきではない。
格付けに対しては多くの説明が必要ですが、この場では省略します。 興味のある方はR&IとかJCRを見てもらえば。
優良であった多くの日本企業もバブル後にはその格付けを落としています。 Aランクに位置していた優良企業の一部はBランクに落ちています。 BといってもBBBランクですが、この表記は長期債についてだから、CP などの短期債はまた別の表記になりますけどね。つまり分布がAクラスから Bクラスへ流れてきているのです。全体が下方へ移動していることの表れ。
少なくとも部下を目の前に自分の会社はゴミ同然だなんてことは上司として 口が裂けても言ってはいけないこと。本気でそう思っているのら、自身が 会社から離れればいいこと。よく理解していない社員からすると、本当に そうなんだと誤解してしまうじゃないか。今度同じことを口にする場面に 出くわしたら、本当に怒りますよ。あるいは罵倒しますよ。
ふたつ目の間違いは、借金の金利返済が出来ていて、資金調達ができていて、 業績としても赤字でない会社であるならば、RCC行きなんてとんでもない。 政府が口を出すまでもない。つまり産業再生機構の対象会社になる必要もない。 そういう意味では相手にされないんですが、救ってくれないという意味で 相手にされないと言っているのですから、とんでもない無知としか言いよう がない。悲しいかな。
ま、この発言にはいろいろと本人の思うことがあってのことですから、そう めくじらを立てて怒る必要はないんですが、それにしても本気で思っている のなら、正してあげないといけない。こんな管理職がいるから部下も余計に ダメになってしまうと思うから。
会社を批判することは大切なんですが、それが誤解に基づくものであるなら それを正してあげないといけない。誤解を正した上で、それでも批判すべき ことであるならば、それは批判対象をどうにかすべく行動にでなきゃならん でしょうね。それは管理職だろうが担当だろうが同じこと。
自社の評価、とりわけ株価や格付けに代表される評価について冷静に理解 しているならば、どうして今のような状況なのかが分かっているはず。だから どういう方向に向かえばこの会社はどのような道を進むのかが見えてくる。
かつて3年目研修でどこぞの営業部長が講師として言っていましたが、会社を 冷静な目で見続けろ、と。長いこと会社勤めをしていると、会社のことしか 分からなくなるから、1歩も2歩も自身の身を引いて、少し距離を置いた立場 から会社を眺めることが必要だ、とね。今でもこの言葉は覚えています。
目の前のことだけを一生懸命やれば報われた時代は終わりました。 あるいはいいものを作れば買ってくれる時代は終わりました。 だからといって技術の蓄積のない製造業者は未来がありません。 さらには財務体質の脆弱な企業は、投資家から見離されてしまいます。 そのあたりのサジ加減が経営者の腕の見せ所なんです。
今まで成功してきたビジネスモデルを捨てて(つまり今では通用しない)、 別のビジネスモデルを構築するために何をすればいいのかを考える時期なのに いつまでたってもあーでもないこーでもないと議論をしたり、ひとつの転換を 決めて導入したわれわれの職場の事業なのに、これを簡単に捨ててしまおうと している今の状況に自分は納得していません。だから今月は恐らくそのあたり で上とぶつかる機会ができるでしょう。今までそういうことがありませんでし たから、ある意味チャンスなのかもしれません。がんばるよ。オレ。
はい。今日は曇りときどき雨。(東京地方)
| 2003年02月10日(月) |
ようやく経済白書を読み終えた |
穏やかです。何もかもが穏やかです。まるで嵐の前の静かさです。 会社もそう。自分もそう。政治も経済もそう。
なんにも起こっていないわけではないけど、インパクトのある できごとがなーんにもありゃせん。もちろん悪い方向のできごとが。 期待しているわけでもないんですが。できることなら記憶の残る いいことが起これば最高なんですけどね。
明日は勤労感謝の日で祝日なんですが、この時期の休日は非常に ありがたい。年末年始で崩れた生活のリズムが尾を引いて、しかも 寒さによる体調の不良も重なって、週休2日では取れなかった体の だるさとか重さとかをゆっくり治せる日に充てられる。
たかが1日だけで?なんてなめちゃダメ。この1日が大事です。 丁度今の時期は忙しい時期の谷間であり、少々気の緩みが許される 時期。だから下手をすると大きく体を壊してしまうかもしれない。
通勤電車の中で前の人がゴホゴホやっていると最悪です。しかも こちらを向いてセキをされた時にはマスクぐらいしろよと文句の ひとつでも言いたいのですが、電車の中では大きな声を出せないし、 結局降りる駅までなるだけ大きく息を吸うことをしないようにする しかないですね。あるいは頭を横に向ける。手を口に当てる余裕 なんか全くないから。混んでて手を動かすことすら難しい。
そんな状況が1日でもなくなることはありがたいことです。 自分で勝手に風邪にかかるのは諦めがつきますが、人からもらった ときには悔しいもんね。オレもバカじゃなかったなんてお気楽な モードなんかにはなれません。
それはそうと、ようやく経済白書を読み終えました。 なかなか読み応えがあったというか、いわゆる数式に基づいた論理を つらつらと書かれて眠ってしまったことが多かった。理解できずに。
とはいえ、構造改革応援団の様相だったのである意味いやがらせかと 思いましたが(笑)、なかなか勉強にはなりましたよ。恐らくこの本の 文筆は若手でしょう。学校で覚えたばかりのことをこれみよがしに 書いている文章ですから、勉強としては役に立った。一方、現状に 対する提言という観点では、いわゆる教科書的で面白味がない。特に デフレという言葉の意味が取り違えられている恐れもあり、読者に 誤解を与えかねない表現もあります。これもやはりデフレという概念 が教科書に詳しく出ていないからでしょうか。自分の頭で現実を捉え ていない可能性も指摘できます。
やはり経済白書の性格からして、日本の経済状態を客観的に分析する ことに重点が置かれておりますから、その状態をどうしたらいいのか という政策に関してはうまく説明できない、あるいはその政策すら 客観的に発言せざるをえない立場ですよね。そういう意味でも経済 白書は現状のレポートです。それ以上のものではない。
あとはここに記してある数字や表現をどう捉えるかは我々の判断。 まかり間違ってデフレの理解だけは経済白書を倣ってはいけないこと だけは分かった。とあるメルマガに書いてあった通りだ。
とはいえ、植字のフォントが大きいので読みやすいというのが正直な 印象です。しかもカラーを多用しているので見分けやすい。その分、 紙の数が多くなっているので見た目が分厚いのが難点。製本としては うまくいっているんじゃないでしょうか。
まぁ、自分の立場としてはまだ経済学部生1年生ですから、批判を するだけの知識もないので大きなことは言えませんが、学生にも読み こなせる入門版でも作ってくれればありがたいですね。そうなると 市中で売られている雑誌と格が変わらなくなりますか。あはは。
品格を保ちながら親しまれる白書。むずかしいっすね。
はい。今日は曇りのち雨。(東京地方)
| 2003年02月09日(日) |
若村麻由美と天海祐希 |
いつもならNHKを観ている時間帯でしたが、つまんなかったのでテレビ朝日に 変えてみましたら、なんだか見覚えのある美女が映し出されていた。
名前なんだったっけ。テロップ見てると「若村」とある。若村志保だっけ?(笑) お友達として天海祐希が出てコメントしている。天海祐希って自分と年が近いん だよね。確かふたつ下ぐらい。ということは、この若村何某さん(失礼)も近い 年だろう。
んーと。思い出しました。若村麻由美です。ネットで検索して確認しました。 若村麻由美も天海祐希もいい年の取り方をしているね。
日曜日の午前は経済とか政治系の番組ばかりを観ていますから、美女が出てくる 番組はあるいみ新鮮。いやぁ、目の保養ですね。どうせこの後は田原総一郎の サンデープロジェクトですから、きれいどころは出てこないんで、今のうちに しっかり観ておこう。
自分の同級生を見ていて若いなぁと思うひとは、ひとりもんの劇団員です。 田舎で奥様になってしまったひとは、それなりに年を感じさせます。自分のこと をそっちのけでこういうことを言うのも何なんですが。30代も半ばを過ぎて 自分のやりたいことをやっていて、しかも多くの人から見られる立場にいる。 そんな中で自分を見せる立場にあるということが年を取らせないんでしょうね。 新しい世代が後からどんどん入ってきますから、役柄としては変わらざるをえない とは思うんですが、そこはモチベーションの問題でしょう。
同級生の女性には専業主婦も劇団員も商社マンも官僚も医者も家事手伝いもいま すが、彼女らは男どもには負けないパワーを持ってます。いやぁ強いですよ。 会社の同期入社のヤツもそうですけどね。(これがまた変り種で、一橋でインド 哲学を専攻していたヤツ。事務系では唯一入社した女性。)
ただ、主婦をしているひととそうでない人の違いは、自分に費やせる時間とお金 のかけ方だと思います。(ここで「主婦」と限定して言っているのは「主夫」が まだまだ認知されていないからであって、女性は家庭に留まることを前提にして いるということではありませんので念のため)
自分のことを振り返ってみても同じことなんですが、自分に費やせる時間がどれ ほどあるのかと考えれば考えるほど結婚というものから遠ざかる感じ。頭の中で。 ひとりでずーっと過ごしてきて、その生活に慣れてしまうと、そうでない生活は ありえないと思ってくるようになります。(本意ではありません。これ重要。)
環境を変えなきゃとはいつも考えていること。会社生活がまったりとしてきている こともあるんですけどね。自分が安定してしまっていては、会社に活力を入れる こともできないし。会社が安定しているとは決して言えない状況なんで、自分が 安定していると勝手に思い込んでいるだけです。
経済の安定は幸せなことですが、生活の安定は時として人を怠け者にします。 渇を入れなきゃならないときでもそれに気付かないで見過ごしてしまうことも。
あぁ、何を言っているんだろう。(苦笑) 若村麻由美と天海祐希の美しさをお伝えしたかったんだけど・・・。
とりあえず参考までにオフィシャルサイトを紹介しておきます。
若村麻由美 天海祐希(研音HPより)
はい。今日は晴れ。(東京地方)
| 2003年02月08日(土) |
人生は危険で一杯とは言うけれど |
ケネス・アローはリスクマネジメントの父と言われますが、そのリスクについて オマル・ハイヤームの詩が引用される時がありますので1文を紹介します。
「あることはみんな天(そら)の書に記されて、人の仕業を書き入れる筆もくた びれて、さだめは太初(はじめ)からすっかり定まっているのに、何になるかよ、 悲しんだとてつとめたとて!」『ルバイヤート』小川亮作訳 岩波文庫1949より
自分には解釈に苦しむ日本語ではありますが、ひとつの捉え方としては、人間の 運命やその中での行動は全て決まっているので、あれやこれやとあがいても仕方がないんだ、いちいち悩まず前向きに生きよ、ということ。
他の捉え方としては、定まった人生であってもあらかじめ知り得ることはできな いので、未知の事象に最善の対処をすべく知恵を絞り、手に入る情報を活用する。 リスクは障害ではなく必然性から解放してくれる活力源のひとつである、とも 理解できる。回避するも善し、取り入れてしまうも善し。
人生の考え方でもあり、リスクをどう捉えるかということを教えてくれる文章 でもあると思います。前向きに考えるか後ろ向きに考えるかでかなり解釈は違っ てくるかとは思いますが、いずれにしても見えない事象、つまりリスクが存在し、 それがどのようなものであるのかを理解できれば、そのリスクに対して逃げるの ではなく向かっていくことができることを教えていると思います。
オマル・ハイヤームとは、イラン北東部の拠点都市マシャドから西に約80キロ の地方都市ネイシャブールで生まれ没した。中央アジア発祥のセルジューク朝 (11―12世紀)で重用された教養人(1048―1131年)。
作品について黒柳恒男・東京外国語大学名誉教授の言葉を借りると、 ”ルバイヤートは「四行詩集」という意味で、ハイヤームの作品は四行詩の最高 傑作とされる。また、友人にあてた詩形をとり、平易な表現で本音をつづって いるため親しみやすい。「天国に黒い瞳の天女がいて美酒(うまざけ)も蜜も あると人は言うこの世で酒と恋人を選んだ我ら何を恐れよう、あの世とてこんな もの」”
原本は『サマルカンド手稿本』と言われています。
”その詩の内容はと言えば「夜中にひとり外で酒を飲んでたら満月がきれいで 楽しかった」といった感じで、つまり(1)酒が旨かった(2)人生は儚いもので あるなあ(3)それにしても酒はンマイ、という話ばかりなのである。” といった受け止め方も一部ではあるようですが・・・。
これを経済活動に当てはめて見ると、経済成長や発展が見込めない場合でもリスク を取る活動に積極的に携わるようになり、そのような活動に駆り立てられるように なったのはマーコビッツがクープマンスの線型モデルを応用したことにあると いいます。つまりポートフォリオのリスク管理(回避)ね。難しいことを言って いますが、リスクの分散のことです。減らすと考えるか均すと考えるかの違い。
株式投資はリスクが高いと言いますが、国債や公債に比べれば確かに高いです。 個別の銘柄のみで見ればそのリスクの大きさが計れないので、複数の株式を集め てひとつのポートフォリオを作れば、そのポートフォリオのリスクは個々のリスク ではなく、ポートフォリオ全体の動きの傾向で決まる。こうやってリスクを取り ながらリスク回避を行う手法を作り出した。そのポートフォリオの組み合わせ 全体はおおむね市場全体のリターンをなぞるというもの。
定めは決まっているのでしょうが、何もしないで定めに従うか、行動を起こして 結果的に定めになるのか。このあたりは生き方としては大きな違いでしょう。 人が人として生きていることを実感するにはやはり後者でしょうね。だからこそ 経済活動が存在するわけだし、国家が存在するわけだし、自分が存在するわけで。
そういう意味じゃ、安住の地「日本」にいるわれわれはこのリスクの考え方を 知らずに戦後を生きてこれた世界でも数少ない国に生まれ育っているのかもしれ ません。だからこそ日本の常識は世界の非常識になっているわけで、一部では 「勘違い」世代もはびこっているわけで、常識世代には考えられなくなってきた。
でもこれは考えようで、常識人では打ち破れなくなった時代を打ち破ってくれる 世代が出現したとも言えます。これもある意味「定め」なんでしょうか。リスク をリスクとしない、あるいはリスクをリスクと考えない時代がやってくるかも。
経済が人間の心理も考慮すべきとしているのは、景気の上下は人間心理に大きく 左右されているからです。そういう意味じゃ、経済を研究する人は人間観察も しなければならないかもしれませんね。
はい。今日は曇りのち雨。(東京地方)
| 2003年02月07日(金) |
マイナス金利での取引 |
こんな記事がありました。
マイナス金利が“定着”=外銀など一部で連日の取引成立
金融機関同士が短期資金を融通し合うコール市場で、利息を払って資金を借りて もらう「マイナス金利」が定着してきた。資金の貸し手は外資系銀行で、借り手 も外銀や信用力の高い邦銀など一部に限られるものの、マイナス金利での取引は 初成立した1月24日以降、少額ながらほぼ毎日続いている。 (時事通信) [2月7日17時4分更新]
こんなレポートもありますので覗いてみて下さい。
さて、1月24日の時はどういうことだったかというと、
”この日は、無担保コール市場で、外資系金融機関が別の外資系銀行に、金利 0・01%を支払って貸し出す取引が成立した。マイナス金利は、邦銀が外資系 銀行に円を貸してドルを借りる取引では恒常化している。邦銀の信用力が低下し、 金利面で損をしてでも外貨を調達する必要が出ているためだ。
今回の場合、外資系銀行は邦銀から円を借りた時のマイナス金利で「利益」を得て いるため、コール市場で金利を払って貸しても、通算で損失にはならなかった。”
ということです。
円がセロ金利下の国内でじゃぶついていることの象徴です。 東京新聞の解説を見てみましょう。
Q なぜ、お金を払ってまで資金を貸すの?
A 海外の銀行は銀行内の規則で、日本通貨の「円」の保有制限を設けていることが 多い。背景には日本経済が低迷し円の信用が落ちている現実がある。「これ以上、 円を持つと危険」という“自主規制”だ。B銀行は制限を超えるほどの円を持った ため、仕方なく、マイナス金利でお金を貸したとみられる。
Q でも、損をしてまでお金を貸すとは…。
A それが単純に損を出したわけでもないようだ。マイナス金利でお金を貸した欧州 のB行はそれ以前に、市場の信用を落とし外貨調達に苦しんでいた国内銀行との間で、 かなり有利な条件で円と外貨を交換する取引を成立させたらしい。このもうけはマイ ナス金利で出た損を大きく上回っており、総合的には利益を上げたとみられている。
Q マイナス金利はまた発生しそうなの。
A 海外銀行の国内支店も、低金利と株安で円を運用する手段を見つけにくい。 これらの外資は邦銀と同様、日銀に「日銀当座預金」を設けるが、ここにも「これ 以上、お金を置いてはダメ」と自主規制しているケースがある。さらに邦銀の信用 ダウンで外資の預金は増加傾向だ。つまり、優良な外資は手持ちの円が余っている。 保有制限を超えた円を持つ外資が、マイナス金利でお金を貸すケースは、また出て きそうだね。
技術的には難しいと言われたマイナス金利。取引コストや自主規制のために可能と なった。とはいえ、他の取引で利益が出ていなければできなかったこと。それでも こんな取引は例外中の例外。通常われわれが目にすることは出来ない。
実際の貸出金利が実質金利になってくれれば、借り手としては苦しまずに済むの ですが、それでは貸し手に利益が生じない。ただ、デフレ状態では貨幣価値の方が 資産や債券よりも価値が高くなっているのは事実。だから借金せずに返済をする方向 となる。そうなると貨幣は滞留し、経済は収縮する方向へ向かう。これが一方通行 である状態が現在の状態。政府の出番はここにあるんじゃないでしょうか。
死んだ貨幣を生きたものにするには、貨幣が流通しなければならない。 流通するためには貨幣の取引が生じなければならない。健全なお金の流れは、
政府・日銀→市中銀行→企業・個人
こうなることで消費や投資が進むことになる。今はこの流れが逆。消費や投資を 抑えて返済をしているから、いくら金融緩和をしても貨幣がじゃぶつくだけ。その 結果、上記のようなマイナス金利の取引が成立する。一方では資金不足に苦しむ 中小企業や個人は高利で借金をせざるを得ないというアンバランスが起きています。 資金不足というのは収入の減少のことです。ここにメスを入れなければいけない。
デフレ政策のセイフティ−ネットとは、こういうことだと思います。収入を増やす ための政策です。そのための解決策として政府通貨発行なんですが、なかなかこの 議論が前向きになりませんね。従来の常識を壊してでもやって欲しいんですが・・・。
はい。今日は晴れ。(東京地方)
| 2003年02月06日(木) |
竹中大臣の記事を見ながら「大したことない」問題を考える |
竹中平蔵氏が毎日新聞のインタビューに答えた記事があります。 気になったのは2点。
1.日銀にはマネーサプライを増やして欲しい マネーサプライを増やす考えには同意。 しかし通貨供給できる権利を持つのは日銀とともに政府にもある。 それを従来の考えで政府の役割と日銀の役割を割ってしまうのは 日銀の独立性をあまりに考慮しすぎた結果だと言わざるを得ない。 しかもその責任を日銀へ押し付けていると受け取れる発言はまるで 政府の人間(つまり代議士のことね)であるかのよう。これでは せっかく民間から登用してくれた小泉首相に申し訳ないだろう。 つまり細かい経済理論やら手法を知らない小泉首相に従来の考えを 押しつけることで結果的に小泉首相の目的を達成しないことになる。
2.金融から経済の底割れを起こすことは絶対ない
「絶対」という言葉を使うことに疑問がありますがこれは不問。 担当大臣としては100点の言葉でしょうが、裏を返せば金融面で ないところで底割れを起こしたとしても自分の責任ではないという ことを意味しています。金融機関の危機に関する質問への答えです。 つまり金融機関へは手当てするが、一般企業への手当てまでは考え ていないということ。それじゃあ、片手落ちというもの。株価急落 などで金融危機に陥っているということは、金融機関だけじゃなく 一般企業や個人も危機に陥っているということ。そうなると金融機関 だけを救うという姿勢が批判の的になるのは必至です。当然ながら。 これは上記1の逆で、民間人だから言えることかも。いくら担当だか らといって産業を無視するということは、その業界からの反感を買い、 選挙の時に不利になりますからね。その姿勢を見られてね。平沼大臣 は、この発言を見てどう思ったんでしょうか。恐らくあまりいい気 にはならなかったんじゃないでしょうか。
竹中フリークからすると彼の発言や主張はまったく正しいものだと 映るでしょうが、冷静に見れば見るほど疑問を感じざるを得ないと 思います。ただ、その提言やら意見には従来にないことをたくさん 盛り込んでくれていますので、官僚に操られてきた従来の大臣には 無い知識やら能力があるのは間違いない事実。専門家だしね。その点 では従来の代議士にはできないこと。だから思いきりやって欲しい。 個々には疑問もあるでしょうが、トータルとして国益になるのであれ ば、個々の議論に問題があっても「大したことではない」。
小泉首相の言いたいことはそういうことではないでしょうか。 方向性が誤っているのか正しいのか。一国の首相が考えることは、 そういうことでしょう。首相でない人達は与野党を問わず大いに議論 して、より正しい方向に持っていけるようにすればいい。そんだけ。 自分はそう思います。
はい。今日は曇りときどき晴れ。(東京地方)
| 2003年02月05日(水) |
あなたは松下派?ソニー派? |
多摩地区は雨模様です。 都心では降っていなかった雨も、郊外では降っているという自然の 不思議を感じながらウチへ戻ってまいりました。
この時期の雨は自分にとって恵みの雨。 冬場はずっと乾燥している上に、エアコンで部屋が乾燥しきって ノドがやられやすい環境にあるので、自然の加湿器とでも言おうか。
それにしても松下は思いきったことをしてきました。 伝統のVHSを捨ててDVDレコーダーに特化すると言います。
松下のVHSと言えばソニーのベータと規格競争をしたビデオの 代表名詞です。結果的にはVHSが圧勝したわけですが、松下は 当初ソニーにVHSの共同開発を持ちかけたと聞いています。しかし ソニーはそれを断った。独自技術にこだわったからです。 そこで勝った松下がひとつの勝ち製品を捨てたわけですから、これは 企業としては文化を捨てたのと同じ。かなりの企業内葛藤があったと 思われます。
ソニーの特徴は独自技術とブランド力にこだわること。 買いたいと思わせる機能や機構を持つ製品を作り、買いたいと思わ せるイメージ作りをすることで、ひとつの企業像というものを作り あげてきました。そのひとつひとつの積み上げが今のソニーを作り あげてきました。ビデオのような失敗もありますが、多くは成功 したものばかり。裏事情に通じている人であれば知っていること ですが、内蔵しているものは他者と何ら変わらない、あるいは一部 他社製品と比べると劣るようなものを搭載しているにも関わらず、 買い手はソニーを選ぶ。そう仕向けてきたからです。ここが戦略。
しかも買い手はソニー製品のいいところも悪いところも知っている。 だから納得して買うんです。悪いとかすぐ壊れるとか言いながらも 買っている人が周りにいませんか?
かくいう自分もカセットデッキ(かつてのリファレンス機TC−K 777という高級機)に始まってCDプレーヤーやカーオーディオ なんかもそう。もちろんプレステ�兇盪�ってます。ビデオデッキも 以前はソニー製でしたが、ガタが来るのが早くて捨てましたが。 そうそう、PCもバイオノートですからソニー製。 音源は大半がソニー製。唯一例外はテレビがパナソニック製という こと。そういや高校の頃でかいラジカセを親から買ってもらったなぁ。
自分の場合はソニーが好きだからというわけでなく、結果的に好きな 製品がソニー製であったということなんだけど、ブランドイメージが 心のどこかにあったことは否めません。
ってか、今日は松下のことを書いているつもりがソニーの思い出話に なってしまいました。(笑) 規格争奪戦はまだまだ続くようです。
はい。今日は曇りところにより一時雨。(東京地方)
| 2003年02月04日(火) |
戦略のないところに戦術はない |
ウチの職場は半導体を製造する一部の過程(プロセス)を担う装置を 扱っておりますが、その半導体製造という認識について社内での認識が まちまちです。というのも、もともとはオールドエコノミーを対象と する装置を製造・販売している会社ですから、文化として半導体製造 プロセスのことが分かっていない。にもかかわらず、とある米国の 企業と各々50%出資の合弁会社を日本に設立した歴史があります。
しかも、オールドエコノミーが衰退して次の商品を考えなくてはなら ない頃に、トランジスタを小さくしたチップの製造がテレビ・PC・ 携帯・デジタル家電、それからネットワークといったところで応用され、 脚光を浴び出しました。そんな中、オールドエコノミーのニューエコノ ミーへの転換と称して商品を売り出しました。重厚長大の会社もこんな ことをやれるという技術力の証として対外的なPRもしました。
しかしながら、それらの商品は半導体製造に関連する装置ではあるん ですが、いわゆるコアの部分(半導体プロセスとは世間的には前工程と 言われるウェハの化学的処理のことを言います)に直接関わる装置では なく、ウェハ製造とかチップのパッケージとか、化け学でない世界、 つまり昔ながらのメカニカルな領域で装置の供給を行っています。
ウェハの製造からパッケージングまで全て含めて半導体製造との認識が 社内の大勢を占めていますが、これではターゲットが曖昧で、この会社は 何をしたいのか、何に強いのかが買い手側としてはつかめません。 ということは、装置単独でもし他社が追随できない強力なものを保有して いるとしても、その前後のプロセスへの理解に乏しければ、次の手が 打てなくなってしまう。買い手からすると、装置メーカとしての実力を 疑うわけです。疑うということは信用が落ちるということ。信用がなけ れば当然ながら装置は買いません。装置単独で強いなんてことは、この 業界ではありえないことは常識です。半導体製造メーカはそのプロセスに 優劣が掛かっているわけで、装置メーカが後追いでは先行する優位性が 取れません。このあたりが戦略に乏しいということになるわけです。
戦略がなければ当然ながら戦術もないわけで、あなたまかせの受け身の 販売になってしまいます。これは衰退産業の典型です。これを否定して 自分自身を肯定しようとしているから無理がある。このことにウチの会社 の経営者(事業戦略者も含めて)が昔ながらの経営を脱却できない、 つまり自分を否定できない弱さがあるわけです。
自社のことをこの場で批判しても仕方がないので、会社で吠えることに しますが、定時後にウチの上司と前上司(本社の事業戦略責任者)が 言い合いをしているさまを見てある意味がっかりしたというか。なんで この時期になって本質的なところで認識が違っているんだろうかと。
ま、そんなこんなでしばらくはいろんな葛藤が起きそうです。
はい。今日は曇り。(東京地方)
先週の金曜日、人事の担当ちゃんが自分のところへ来て、ウチの職場の 派遣さんが2月末で辞めたいと言っていることを踏まえて、早速その 代わりになる方の準備をしなきゃと、自分が知っている派遣会社の 営業マンを呼んで相談をしたまでは良かったけど、定時前頃に話の ついでで派遣さんと話をしている中で、2月末で辞めたいって?って 聞いてみたら、何で2月末なんですか?って逆に尋ねられた。
それはキミから言い出したんじゃないの?と言うと、あたしは3月末 までと理解していると。こりゃ、どこかで話が食い違っているようだ。 少なくとも、本人と派遣会社の担当者、あるいはその担当者とウチの 人事の担当ちゃんとの間で話が違ってきている。定時後に担当ちゃん に電話をして事情を話した。担当ちゃんは当惑している様子。
いずれにしても事実関係だけははっきりしておかないと、派遣さんは 自分が辞めさせたことになる。本人の理解と違う辞め方だとしたら、 イヤな辞め方になってしまう。これはイカン。
こちらの期間の提示の仕方がまずかったのか、単なるコミュニケーション 不足なのか、何らかの意志が働いたのか。派遣会社の担当者を含めて 何でこうなったのかを話し合うことにした。こちらもコロコロ変える だけの余裕も無いから、そう簡単に辞めてもらっても困るし。
最初の面談の時から3月末をめどにということで本人には伝えていた。 職場に来てもらってからは、期間の変更は伝えていない。会社としての 契約期間をひと月ごとに延長していたという変則的なことにしていた ことはちと気になることですが。
職場に新しい人を迎えるにもそれなりに準備が必要です。 来ていきなり即戦力なんかありえないことで、少しずつでも会社の 仕組みやら仕事の流れを覚えてもらうしかない。専門的な仕事をやって もらうわけじゃないから。実務をするにも仕事の流れやらシステムを まずは覚えないと、いったい自分が何をしているのか、どういう意味が あるのか分からない。ただ言われたことをやるだけじゃただの下請け。 これじゃモチベーションも上がらない。仕事のやりがいを覚えるには、 自分がどういう立場の仕事をしているのかを理解してもらわなければ ならないと思っている。やらされている、と思った時点で受け身になる。
派遣さんを雇うにも、1時間あたりの単価は2000円を下りません。 本人の手取りは7割程度でしょうが、会社としての支払を考えると 安いもんではない。もっとも働き具合によっては安上がりになる時も あるんですけどね。それは採用してみないと分からない。2000円を 下らないのは東京地区の単価ね。大阪だともう少し安いし。
いずれにしても、明日よーく話し合ってみよう。 派遣さん自身がやる気を無くしてしまったら元も子もないから。
はい。今日は晴れときどき曇り。(東京地方)
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