2003年02月22日(土) |
黙っていることはできないね |
今日2月22日はボーイスカウトの創始者であるベーデンパウエルの生誕日。 自分はカブスカウト(小学生の部)しかやっていませんが、この日だけは しっかり覚えています。この人がどういう人なのかは知りませんが。(苦笑)
さて、風邪もすっかり治ったし、花粉症も心配ないので体調はバッチリ。 なんですが、精神的には考え事が多いので万全とは言い難い。
個人的なこともありますがそれはおいといて、職場の事業の継続が今年度 限りであることが明確になり、4月以降はその清算業務へ移行となります。 清算ですから人、モノ、金の問題を処理することになります。
はっきり言って今回の事業清算は経営の不安定を示しています。 というのも、会社として欲しい領域を理解しないで未来がないから傷が浅い うちに消してしまえというもの。理解をしていないから消してしまうことの リスクとかデメリットとか当然理解していない。
足元の財務体質を改善することにやっきになって、事業の将来性はそっち のけですから、いわゆる企業の成長性に見切りをつけたとも言っていいと 思います。従来産業では収益や成長性が見込めないため連結ベースでのセク ションとしては保有しているものの、新規の事業部門を保有するリスクを 直接子会社仁持たせずに、当面(3年間)親会社である自分の会社が新規 事業として立ち上げて、その様子見の間に継続の可否を判断するということ だった。しかもその事業領域に関連する全社の製品、つまり従来の事業部門 に散らばっていたオールドエコノミーだった製品からニューエコノミーに 転換した製品を集約して客先の業界に合わせた製品群を事業体として売り 出す構想であったはずなのに、ウチの職場の事業を消してしまうことがどう いう意味を持っているのかを経営が理解していないで決定を下した。
職場の同僚は社長や副社長をバカ呼ばわりしております。 なんでバカかというと、製品のこととか、事業のあるべき姿に理解を示す ことなく、下が判断したことをただ尊重するだけで、自分の意見を述べよう としない。つまり自分が悪者になることを避けているんです。
事業を撤退しようとすると、そこに関わる誰もが離れようとする傾向は、 どこの会社も同じでしょうが、ウチの社長を始めとした経営者たちは自分の 責任で決断しようとしないところがすごく歯がゆい。
新規事業のプラットホームとして設立されたはずのウチの職場が消滅する ことで他のニューエコノミー製品はそのプラットホームを失って客先との ルートをある意味失ってしまって一から出直しとなります。
プラットホームとは商品の販売だけでなく、ターゲットとしている製品領域 における客先へのルート作りがあります。このルートというのは非常に大事 で、客先の声を拾ってこれる情報源です。この声が聞けるからこそ自社製品 への反映ができるわけで、製品戦略もできるわけで、そのルートを切って しまうことは製品開発への影響が少なからず出てくることは間違いありません。
製品を知らずして経営を語るなというのが我々担当の意見で、その意見に 答えてくれる人が誰もいないのがわれわれの不満であるんです。不満に対し ては同じ不満を言うことで思いを共有しているといった人たちばかりで、 何らわれわれの答えにもならないことを聞かされてストレスを感じている 毎日です。だから仕事に張り合いがなくなるのは当然です。
会社の方針に従わなければ追われる立場になるだけですが、少なくともどこ かの機会で自分たちが理解していなかったという無能さを経営者に知らしめ ることをしてあげないと、「大したことではない」ということで済まされる 心配があります。これこそ企業の不良債権化を進める事由になり得ること なので、残り少ない時間の中で何ができるかを考えることになると思います。
とはいえ、4月から組織は即座になくなるわけではないので、半年から1年 ぐらいは存続します。でも終了の時期になれば誰からも見向きもされない 組織になっていますので、そうなる前になんとか手を打ちたいところです。 会社が悪い方向に行くということは自分のサラリーも危険にさらされること になりますので、これだけは防ぎたい。
会社は人体と同じであたらしい血が注ぎ込まれなければ老化を促進するだけ なので、死亡宣言が出るのも時間の問題となります。新しい経営指標を作る のは否定しませんが、それだけに満足して本来の事業の考え方を忘れてしまっ ているんじゃないかというのが心配事。
ここでも不良債権処理の影響が垣間見えます。 (あ、ウチの会社が不良債権会社ということではなくて、金融機関が縛りを つけられたことで企業もその影響を受けているということです。特に財務 体質にね。経営者もそれに神経を尖らせている。)
はい。今日は曇りときどき雨。(東京地方)
午前中のある時、子会社に出向になった同期入社の人間がウチの職場へ 遊びに来ました。こいつは自分と同じ九州の出身なんですが、どうも自分 とはウマが合わない。
本人のやることはいい加減で、言っていることとやっていることに矛盾の あることを本人は感じ取っていない。それにもかかわらず、なぜだか知り ませんが(こちらが敵対視しているわけでもないのに)、自分に対して 攻撃的な発言をしてくる。あるいは見下したような発言をしてくる。お前 はいい加減だ、という風でのっけから。
この背景には自分の過去の発言や行動に起因することがきっとあるはずだ と思って記憶を辿っているのですが、自分の記憶にもないし、そいつの 言い方にもその理由が出てこない。
ひとつ言えることは、そいつの発言内容に飽きた自分は話を切ってしまう ことがあるので、そいつはそれが気に入らないかもしれないということ。 もしそれが本当なら、もっと自分と突っ込んだ議論をしたいということに なるんでしょうかね。それをこちらが突き放したような格好に感じるもの だから、彼としては面白くないヤツだと思ってしまう。
彼は知識をひけらかすことに誇りを感じているようで、どれだけ知って いるかが彼の話相手への評価になっています。それに対して自分がそれに 応えていないということなんでしょうかね。投げられたボールを受け取っ ていないんでしょうかね。見て見ぬ振りをしているように見えるんでしょう かね。まぁ、ある意味彼を無視しているきらいはありますけど。
いずれにしても、話をしたいというモチベーションがない相手とマジメに 話をすること自体が無理のあることで、その内容が問題なんじゃないと 思っていますから、どこでどう掛け違いが起こったのか知りませんが、 彼とは議論するだけで疲れてしまいます。だから頭が拒否反応を起こす。
つらづら書きましたが、結局自分は彼を毛嫌いしているんでしょうね。 同期の人間が自分と同じ職場におりますから、ヤツの話相手は彼に任せる ことにして、自分はその話を聞いているだけという状況でした。
そもそも自分は議論好きでないもんだからこうなっちゃうんですかね。 今日はどうでもいい話でした。
はい。今日は晴れときどき曇り。(東京地方)
2003年02月20日(木) |
必要とか不要とか大きいとか小さいとか |
今日もまた山手線で傘を車内に置き忘れるところだった。 池袋駅で時間調整のためにしばらく停まっていてくれたおかげで、 ホームを歩いている時に気付いて取りに戻れました。良かった。
さて、医療コーディネーターの報道の中で、そのコーディネーターの 方がおっしゃっていた言葉。「患者の方の医療的な知識が向上すれば 我々コーディネーターは必要なくなる。」
企業の中ではスタッフというのは間接部門の人間のことで、事業部門 とは役割が違う立場にある人たち。いわゆるサービス部門です。
事業部門にいながらも自分も同じような立場にあるので、このコーディ ネーターの方の発言は理解できる。例えば法務的なこと、あるいは人事 的なこと、あるいは経理的なことを事業部門の人間が自身で理解して くれると、このスタッフは必要なくなります。自身で処理できる能力を 身につけてくれればアドバイスも必要ない。
スタッフ部門は直接収入を得る仕事をやっているわけではない。 だからこそ専門的な知識を武器にして知識の供与をやっているところに 存在意義がある。間接的に収入の道を開くから間接部門と言われるん です。事業を行うには不可欠な知識なので、こういった能力を持って いる人材が豊富なところは、事業以外の所で収益を閉ざすリスクが限り なく小さい。適切な事業収益があるからこそ彼らの収入も約束される。
そういった一方で、機能として確立してしまえば、そこからその存在の 守りに走ってしまい、自分の殻に入って収入源である事業そのものを 軽く見てしまいがちになります。これは本末転倒。こういった状況が、 いわゆるお役所仕事といわれるもの。オレの言うことに従えといった 高圧的な姿勢になってくる。これじゃイカン。
間接部門はいないに越したことがない、というのが持論。 こういうと自身の首を絞めてしまうことになりますが、あるべき姿と しては誰も否定できないでしょう。本人が間接部門の知識を体得する ことができさえすれば、その本人の知る限りの中で仕事を回すことが できるもんね。そうなると間接部門は余計な人材になります。余計な 負担をしなくても済みます。
話を戻せば、スタッフというのは世間的にはニッチな仕事だと思います。 それでもスタッフの仕事は減ることはありません。時代の要請という よりも、直接的な仕事が減っていることが要因であるように思います。 労働生産性とか労働効率とかいう言葉でいうのなら、それらが低下して いることを表します。モノやお金が飛び交わないところで活躍する場が 世間にはたくさんあるということです。
経済の世界では間接部門は政府に例えることができます。直接部門は 民間(つまり企業や家計)ね。大きな政府がいいのか小さな政府がいい のかという議論にもなりますか。経済を直接回している主体という意味 では民間主体で経済が回ることが理想。政府はなくてはならない存在 ではありますが、これが強大になってしまうと市場の効率性を損なう ことになりますから、やはり小さい政府であるべしということでしょう。
健全な市場、自立した市場であることを望めば、尚更そうですね。 コントロールする機能や権限があるとしても、直接前面に出てくる プレーヤーであってはならないと思います。お役所仕事を批判する根源 はここにあるわけで、自分自身を戒する所以でもあります。
冒頭の話で言えば、プレーヤーは患者自身と医者であって、コーディ ネーターではないということです。介し過ぎては患者のためにならない という思いが発言の裏にあると思います。もちろん医者にもね。
患者と医者との関係では、多くは知識や経験のない患者が医者の言う ことを鵜呑みにしてしまって、時には不幸な結果になることもあります。 これを少しでも防ぐことが医療コーディネーターの存在意義です。患者 と医者との良好な関係を築くことが求められているんですが、そのために 患者側の知識の向上が必要となるので、その一助となるべく存在してる。 だから患者側のレベルが上がればコーディネーターは不要となる。 そういうことです。
でもそう言っているからには、今は必要なんだよということなんだけど。 ま、適材適所で効率よくってことで。
はい。今日は雨のち曇り。(東京地方)
日本のエネルギー消費のうち石油の占める割合は52%。しかもその87%を 中東に依存しています。硫黄分の高さで悪名高い東南アジアや中国の石油 (いわゆる純度の低い石油)にも分散させていた時代もありましたが、それら 諸国の経済発展に伴って輸出量の低下(日本からすると輸入量の低下)を招き、 中国に至っては輸入し始めるという始末。だから余計に中東依存になってきて います。
ブッシュのイラクいじめはOPECにおけるサウジアラビアの発言力を低下 させる狙いがあるとも言われています。どういうことかというと、イラクの 政権を崩壊してOPECから脱退させ、それに伴ってOPECそのものの力を 低下させるということ。サウジはOPECの中でも中核を担う国ですから。
東京電力の原発における不祥事件が発覚し、電力事情は逼迫しています。 CMで東京電力のお願い広告をやってはいますが、われわれに訴えかけるだけ の説得力がありません。自分たちの失態を使用者に押し付けて我慢してもら うんだから、使用者側としては冷ややかに見ざるをえません。
東京電力は夏のピーク時に備えるため、現在停止中の火力発電所の設備を再稼動 させようとしています。稼動させるということは、石油を使って電力を確保する ということですから、当然ながら石油の消費が増えることになります。そうなる と、東京電力の売りであったバランスのいい電力確保(水力:火力:原子力= 1:5:4)が火力寄りに崩れることになります。4月には原発の一斉点検で 設備の停止が予定されているため、そうなると予備電力もまったく無くなると 言われています。
そうなると余計に日本としてはアメリカのイラク攻撃が起こっては都合の悪い 状況になります。仮にサウジがスイッチをひねって産出量を増やしてくれたと しても、それはアメリカにとって面白い話ではない。それだけサウジの重要性が 強調されるわけだから。
そういう意味ではイラク攻撃はアメリカにも日本にも利益が生じる行動とは必ず しも言えません。特に石油資源の中東離れができない日本にとっては短期的には ダメージを受けることが予想されます。アメリカはアメリカで下手に攻撃でき ない事情があるわけです。
そんな事情があるのなら、いっそのこと攻撃するなんてことはやめたら? なんて思いますが、それでは9.11で恐らく建国以来初の本土を攻撃されて 大きな恐怖を覚えたアメリカの(ブッシュの)気持ちは変わらないでしょう。
要は心理的な恐怖からの解放がなければアメリカはどこかをターゲットにして 攻撃を続けていくでしょう。ある時には日本がターゲットになる可能性も否定 できません。日本に対しては武力でなく経済的な手段でね。
アメリカは強いことを堅持し続ける必要を感じています。冷戦の時代が終わった としてもね。逆に、ロシアとの戦力格差が圧倒的な戦力誇示を助長させている かもしれません。経済的にも軍事力にしても圧倒的な強さを示すことが彼らの プライドかもしれません。そのプライドを蔑ろにされることが一番恐れること だとしたら、それを逆撫でしないことが日本の取るべき道なのでしょうか。 ここにメスを入れることが必要なんでしょうか。
自分の結論としては歴史が示しているとおり、日本はアメリカの飼い犬なので 一生アメリカについて行くしかないと思っています。もし国民の総意として、 今の生活を捨ててもいいというのならアメリカに歯向かうことを考えてもいいの ですが、誰もそこまでして歯向かう決断ができる人はいないでしょう。
でも一国では不可能なことも集団になれば可能になることもあります。 だから日本の立場としてはアジアにおいて弱腰な姿勢とか信頼に欠ける行動を してアジアのはじかれ者になってはいけないのです。北朝鮮問題はその試金石 です。小泉内閣の姿勢が周囲から注目されているのはそのためです。国民や 野党がいい加減なことを言って小泉内閣を翻弄するようなことをし、周囲から 足元を見られるような状況になってはいけないんです。 大きな視点で国益を考える必要性があるんです。特に政治家・官僚ね。
政府は発言に苦慮しているように見えます。というのもアメリカに気を遣い、 国内に気を遣い、それからアジア各国の顔色を伺いながら発言しなきゃなら ないから、いつまでたっても明確な態度を表明できない。はっきりしたいのは やまやまなんでしょうが、白黒をはっきりできないタイミングなんでしょう。
先日も申し上げました通り、このままイラク攻撃がなくなってしまうことが 一番望ましいストーリーではないでしょうか。問題はそうなったとしても、 北朝鮮問題は片付かないということ。だからこそアメリカの威厳を失墜させる ようなことをしてしまっては頼みの綱のアメリカに頼れなくなってしまうので 日本は目先のことだけで態度を決めれないんです。これは分かってあげたい。
ま、実質はアメリカの飼い犬でも、個別事情で加担はしないと言うしかない かもしれませんね。その言い訳として国連があると思えば。残念ながら、 日本には侵略的武力を保持しているわけではありませんからね。 うーむ玉虫色やな。やっぱ憲法の改正が必要か・・・。
はい。今日は曇りときどき晴れ。(東京地方)
2003年02月18日(火) |
食の好みは人によりけり |
今日は昼間もずっと寒かったですね。 寒かったんで、同僚と一緒に中華料理屋へ行って昼飯を食べに 行きました。せっかくですから坦坦麺を頼みましたが、これが また全く辛くなくてマズイ。同僚もお怒りでした。
辛くないと言いつつも汗かいているもんですが(笑)、今日の 坦坦麺は本当に辛くなくて、汗のひとつも出なかった。店内で 同僚と顔を合わせてマズイと叫んでしまいました。
さて話は変わって、会社の帰りにあるところへ立ち寄って話を していたら、食べ物の好みの合う人がいた。というのも、刺身 はダメだけど握り寿司は食う。自分はこういう舌なんですが、 なかなかこれを分かってくれる人がいなかった。で、今日見つ けました。おんなじ舌を持った人。
そこまではいいんですが、その人は鶏肉がダメ。 牛肉もダメで焼肉は食べないけど、すき焼きは大丈夫。 大丈夫とは言いながらも野菜ばかりを食べるらしいので、やっぱり 肉はダメなのかな。でも豚肉は大丈夫だと言う。自分以上に 好みが難しいかも。わたしゃあトン汁の豚肉は苦手ですけど。
ま、そんなこんなで帰って参りました。
はい。今日は曇りときどき雨。(東京地方)
遅まきながら今日覚えた言葉。悪の枢軸=axis of evil
さて日本の態度は14日の国連でのアメリカの報告を持って判断するという ものでしたが、当日のアメリカの報告は明らかな証拠の提示ではありません でした。
日本政府が明確な態度を表明できないのは何故か。 それは先日にも申しましたが、日本はアメリカの統治国家であるから。 いまだに敗戦国のレッテルは払拭されていません。
攻撃反対の表明をした時点で、北朝鮮の恐怖からの保護が得られなくなる。 日本の危険はイラクよりも北朝鮮の方が圧倒的に高い。だから武力を行使 できない日本はアメリカに守ってもらうしか方法がない。日本が自衛権を 行使するには北朝鮮が日本を攻撃しないとダメだからね。でも攻撃を受けた 時点で日本は大きな影響を被るわけだから、アメリカの圧力を利用した攻撃 抑止力を期待するしかない。そういう意味では日本は北朝鮮にとって武力の 点での脅威はない。日本からの先制攻撃はないんだから。しかも核攻撃も ない。はっきりいってなめられています。
それでも日本は甘んじて受け止めるしかない。 攻撃の危険性を判断するのに時間のかかる日本は、いざとなった時の機動力 が遅いと予想されます。だからといって情報収集を率先してやれるわけでも ない。敵国を想定してシュミレーションをすることすらも禁じられている。 (実際はこっそりやっていると思いますけどね。)
アメリカのシュミレーションでは、沖縄や本土からアメリカ軍を撤退しても、 3日以内には北朝鮮を制圧できるとしています。ということは仮に日本が アメリカ軍を日本から追い出す方向で背いてきたとしても、お前ら勝手に すればと冷たい態度をしてくると考えられます。しかも日本ができないと 見るやいなや、アメリカが手を出してさっさと制圧してしまい、日本に対し 「ほらみたことか」 と突き放すことも考えられ、結局はアメリカ無しでは自国も守れない弱い 国なんだと思い知らされる羽目になる。お前はどうせ何もできないんだから 黙ってアメリカについてくればいいとね。日本への無言の牽制です。
そんな中で日本政府も考えているわけですよ。 アメリカから見離されないように。そして世界から見離されないように。 その両立をするにはどうしたらいいのか。日本政府が態度を保留している間 にイラク攻撃がなくなるのが一番期待されるストーリーでしょう。仮に世界 の反戦の動きに反してアメリカが動き出したら日本政府は世論に反して支援 に動くでしょう。イラクの次は北朝鮮だからね。そうした時の日本政府の 対応がみものです。かなり国内外から批判されると思うからね。
外務省の官僚はあーだこーだ言いながらも結局自身を守る方向に走るので、 つまり自身が悪者にはなりたくないから逃げ道を作っているでしょうから、 そこは政治の腕の見せどころです。逃げないでね。小泉総理。
でもアメリカが単独でイラクを攻撃するような時は、決して戦場に自衛隊を 送り出すことのないようにして欲しい。あくまで戦後処理に留めてね。 手薄になった時に北朝鮮が動き出したら大変だからね。騒がしい時には じっと我慢して下さい。頼みます。近所のおじさんは様子を伺っています。
政府の態度保留姿勢は、苦しいながらも正しい判断だと思います。
はい。今日は晴れときどき曇り。(東京地方)
今日はNHKとサンデープロジェクトの両方で与野党の幹事長がイラクと 北朝鮮について議論が交わされました。
与野党ともに意見が合っているのは、日本は国連決議に基づいて行動すべし ということ。問題は、国連決議でイラク攻撃が採決されないのにアメリカが 強行攻撃に向かった場合に日本はどうするかということ。
日本は自衛権を保有しますが、武力の行使はしないことが憲法上謳われて いることですので、日本への攻撃が予想すらされない状況では護衛艦の出動 もできない。国連の決議があった場合にのみ出動するかどうかを国内で議論 したあとにやるかどうかを決めるという機動力のない珍しい国です。自国を 防衛するために武力を持つということを否定しています。
自衛隊は明らかに他国から見たら軍隊です。でも武力ではありません。 武力というのは侵略的軍事力ですから、防衛にのみ使用する自衛隊は軍隊の 範疇には入らないというのが日本政府の見解。要するに「見解」であって、 明らかに定義付けがされていないことを意味します。
日本は攻撃としての自衛隊は海外に出ることができません。 問題なのは自衛隊が後方支援ということで海外に出た時はどうなのかという こと。これは日本の役割が世界の中で大きくなるに従って、世界に対する 貢献も同時に求められています。軍事力についても同じこと。日本は一方的 に守られる側でいてはいけないと見られています。人的あるいは物的な貢献 が望まれているんです。湾岸戦争の時に非難されましたよね。お金だけって。
例えば北朝鮮の場合、彼らが暴発したところでアメリカにとっては痛くも 痒くもない。今のところ核弾頭ミサイルが本国へ届くわけではないんでね。 日本はそういうわけにはいかない。韓国は尚更です。地理的に隣接している 韓国や日本は核や細菌の恐怖に晒されています。テポドンやノドンで攻撃 圏内に既に入っています。その精度は別にして。
社会党なんかは日本は攻撃に荷担しないとなぜ言えないのか、言えよと声を 大きくしていますが、彼らは荷担しないで世界に対する日本の貢献をどの ように考えているのかが分からないので、ただ平和裡に済めばいいと考えて いるだけのように思えます。北朝鮮の件で彼らは分が悪い(北朝鮮の発言を 鵜呑みにして、拉致事件はなかったと長年主張してきた)ので偉そうなこと 言うなよと言いたいところですが、まぁそれはどうでもいいとして、行動も していないのに言葉だけで国民の思いを伝えているが如く述べるのには疑問。 どうも社会党は良くも悪くもポリシーがなくなった。支持率低下もそのせい。 理想論だけで現実対応が考えられていないんです。かつての自民党に対する 対抗(批判)勢力のなごりでしょうか。批判するだけに留まり続けたから 今の体たらくなんでしょうけどね。
さて議論を聞いていると、与党はアメリカ偏重で肩入れしており、野党は アメリカべったりは止めろとでも言いたげ。どちらも自国での判断はでき ないというところで意見は一致しているんですが、どこに拠り所を求めるか というところで違いが出ているようです。
政権与党としてはアメリカを無視できない。歴史的にそうだったから。 つまり敗戦国だからです。アメリカを敵にして自立できない国だからです。 事実ですからきちんと受け止めなければならないこと。現在の経済力も、 敗戦したが故に憲法で軍事力を否定させて、経済的に自立させることを優先 して成功した。今でも日本はアメリカの統治国家なんです。経済以外で発言 力が弱いのもこのせいです。弱腰といわれるのも軍事力というカードを保有 していないからです。経済制裁をしたとしても、貿易立国の日本は資源に 乏しい国ですから、いざとなれば干からびてしまいます。北朝鮮の如くね。 そうならないようにアメリカにいい顔をしてきたのが戦後の日本政治(政府)。
こういうひ弱な日本を守るためにはアメリカを怒らせてはいけない。 こういう思いが政府・自民党内部に占めていると思います。他の与党もね。 もちろん外務省も外向きではそういうことを言うでしょうが、恐らく本音と しては違うところを狙っているかもしれない。でも小泉首相の出現で、彼ら の野望も抑え付けられていると思われます。官僚の思い通りにさせてくれなく なりましたからね。
いずれにしても、イラクあるいは北朝鮮への攻撃は、短期か長期かで大きく 世界の様相は変わってくると思います。少なくとも経済で成り立っている 日本にとっては長期化は避けたいところ。GDPに対して日本は60%が消費 で占めています。長期化すると消費が低下します。そうなるとさらなるデフレ 進行によって国家破綻の道になりかねません。これが日本にとっての脅威。 なーんにも手を打たないとこういうことになります。だから何らかの行動を 起こして短期で終わる道筋を作らなければなりません。これこそ国益を守る 行為。
日本は一貫して攻撃を否定し続けるか、アメリカの様子を見ながら臨機応変 に行動するか。態度をはっきりさせる時期が近づいてきました。
はい。今日は曇りときどき雨。ところにより一時雪。(東京地方)
2003年02月15日(土) |
日本の政治は失業率をコントロールできないよね |
世間(特に一般企業)では賃金に対する変化が出てきています。 雇用を守るというよりも企業を守るために雇用の形態が変わりつつあります。
日本の企業(役所含む)はまだまだ終身雇用の形態を保っています。 デフレによる業績の落ち込みが大きな要因として存在しますが、その影響は社員の 賃金だけではなく、新卒者の就職率や給与形態にも影響しています。
公務員の来年度の給与は2%前後の削減になります。 物価や一般の状態にあまり影響を受けない安定した職業として公務員は広く世間の 人気を集めていますが、公務員の給料は基本的に住民の税金だよね。 一般企業と同じ考えであれば、税収が減れば公務員の数を減らすか給料を減らす しかないのは当然でしょう。ただ公務員の給与レベルは物価指数にリンクしていま すから、一般企業のように業績にリンクしている変動的な給与とはわけがちがう。 右肩上がりだった時代が崩壊して、給与形態も同じく崩壊している一般企業に比べ て、まだまだ守られている職種です。
総務省統計局が出している年齢階級別の就業者数の統計があります。 この表を見てどう思いますか?
これを見れば分かると思いますが、戦後産まれの団塊の世代の年代で大きく就業者 数が増え、その後に大きく減り、しばらく落ち着いて若年層でまた減っています。 これは失業者数の増加以上に少子化の影響が大きいことを意味しています。それで も新卒の就職率は下がるばかり。例えば大卒で言うと東大で10%後半、早稲田で 30%前半、慶應で20%後半といったところ。 正社員になりたいという声が多いことを考えると、就職できた人以外は契約社員か フリーターになるという不安定な仕事しか出来ないということ。でも正社員であっ ても必ずしも安定的でなくなってきているから、どうしても安定的な職につきたい のであれば、税収の安定した自治体の地方公務員になるか、有名国立大学を卒業 して上級国家公務員になるかですね。
10年後には団塊世代もリタイアしており、老齢化が加速してしまいます。 就業人口が減ることで有効求人倍率は高くなり、若年層の就業率も高くなるとは 思いますが、若年層が年金層を食わしていかなければなりません。これが今問題と なっている若年層の年金不払いの根源です。今の年金層は自分が払った以上の年金 を享受できるのに、若年層は自分がそういう年代になった時には払ったお金より ずっと少なくしか受け取れない。でもこれは人口の増加に伴う経済成長の右肩上が りが前提であったから。人口の増加が見込めなくなった後でもそれを止められない のは、政治の問題。若年層ほど年金に疑問を持つのは就職の不安とともに当然の 成り行きでしょう。そういう意味では今は辛い時代。リストラされたおとーさん たちのことも考えると若年層だけでなくみんなにね。
桑田真澄投手は、成績の出ない苦しかった2000年に古武術を習うことで効率 よく「攻める」ことを覚えたといいます。死ぬか生きるかの瀬戸際では、常識では あり得ないことを出せるかどうかにかかっているということでね。
われわれの生活は、そういう意味ではそんなに切羽詰っていないのではないでしょ うか。苦しい苦しいといいながら、それなりになんとかやっています。それと同じ で国の考えも従来のやり方でなんとかやっています。だからいつまでたっても状況 の好転が見られない。それは状況が切羽詰まっているという認識にないからです。 従来の手法で変えられると信じているからです。政治的には大きな手術をしようと すると国民からそっぽを向かれるのが怖いという思いもありますしね。小泉首相は その辛い思いを国民に納得させた。その功績は大きい。だから政治的には今が手術 を行うチャンスなんです。それなのに多くの勢力がそれを実現させようとしない。 その構造が問題なんです。抵抗勢力は政治家だけではなくて、国政をつかさどる 全てです。そのシステムです。
平和を約束されている日本が経済に没頭できた時代が過ぎようとしています。 平和とは何かを真剣に考えなくてはならない時代が来ています。武力の保有にかか るコストを経済に注力できた戦後の日本経済。それを受け入れてきたアメリカも ITバブルの崩壊で日本の面倒を見る余裕がなくなってきた。だから日本は自国内 消費を伸ばさなければならないんです。消費を伸ばすための政策を講じなければ ならないんです。小渕内閣の時のケインジアン政策は総量としては足りませんでし たが、下支えをしたという意味では成功だったと思います。 これをもっと大胆に行うことが景気浮揚のひとつの策であると思います。
今はお金の価値が高いから手放して資産の取得や消費に回したくない。 日銀が金融緩和をしてお金を増刷してもマネーサプライはそれほど増えないし、 GDPはマネーサプライの緩い増加に反して下がり続ける。お金を使うこと、 つまり消費や投資をしていないんです。
インフレと失業は常に注目される指標ですが、デフレと失業となるとわけがわか らなくなるのが従来の経済学の世界。だってフィリップ曲線はインフレ率、失業率 ともにゼロ以上の曲線だからね。
一般的なフィリップ曲線はこういうもの。テキストだと曲線が書けないのには 目をつぶってね。
インフレ率π ↑ | \ | \ | \ | \ | \ | \ | 0 ―――――――――――→ 失業率U
インフレがマイナスのところへ向かうようにX軸を突き抜けていればいいんですが、 数式としては常にプラスになっている。曲線は右下がりの凹型です。現状はその 曲線がそのまま下方へ移動して失業率が高いところでインフレ率がマイナスになっ ているというもの。
だれかこの現状を理論(新フィリップ曲線)として説明してくれないかな。 え?お前がやれって? えーっと、うーんっと・・・。 4年後ぐらいに卒論で発表することにしましょうか。 その頃には誰も今日の日記のことを覚えていないでしょうから、約束が果たせた かどうかを確認する人もいないでしょうけどね。(笑)
はい。今日は晴れときどき曇り。(東京地方)
2003年02月14日(金) |
老夫婦がやっている定食屋にてわが両親を思う |
時々行っている定食屋が大変です。 ご主人ひとりでお店をやっているからです。
今日なんかは金曜日だからいつもと違ってお客さんが多かった。 お店は夜の10時までなんですが、10時になってもオーダーが さばけなくて、しかも食後の食器を引く余裕もなく出しっぱなし。
自分がお店に入ったのは9時過ぎ。お店を出たのは10時過ぎ。 普段ならば30分で出て行くところが1時間かかった。 仕事の回転が遅いのは誰が見ても分かるので、お客さんはグチも 言わずにずっと待っていた。食器を片付けようかと申し出る人も いたりしましたが、ご主人は丁寧に断っていました。そこは職人。
そういうわけなんで、さっさと食べて、ご主人の手の空いたとこ ろを見計らって、さっさとお店を出ました。こういう現場を見ると、 実家の両親のことが思い出されます。夫婦で商売をしているお店は そのどちらかが欠けても仕事が回りません。近頃かーちゃんは健康 に不安があるので少し弱気。そんな中、少々モノ覚えが悪くなった オヤジからあれやこれやといちいち聞かれてはたまらないとグチを 言い出した。
オヤジは店のことをやっていれば済みますが、かーちゃんはウチの ことも見なきゃならないから、それだけ頭を使います。頭を使うと いうことは気を遣うってこと。世間の店主はお店の金勘定とか資金 繰りとか気を遣うもんですが、ウチのオヤジはそのあたりが無頓着。 だから余計にかーちゃんは気を遣うことになる。
すっかりかーちゃんを中心にお店が回っているので、かーちゃん抜き ではお店がやっていけないのは明白。それでもオヤジは自分のプライド のために、利益の出ないお店を続けたいと言う。
赤字であれば、当然ながら資金繰りにも困る。そうなると貯蓄とか 何かの資産を取り崩してお金にしなきゃならないことをやらなきゃ ならないんですが、オヤジはそれすらもかーちゃんまかせ。そんな 店主はどこを見渡してもいないよ。ダメな店主のレッテルを貼られても 文句は言えません。誰も口にして言わないだけで、心の中では思って いるはずだと考えると、自分としては正直言って早く店をたたんで 欲しいと思っている。でないと、いくらダメ店主でもプライドを持って やっているオヤジの心はボロぎれの如くズタズタになるでしょう。
でもそんなことはオヤジには関係無いようです。 今、目の前のことしか頭にないから。つまり、店を止めた後に自分に 何ができるかと考えると怖くてやめれないと言うのです。他のことを やれる自信もないしやれないと諦めている。ひとつのことだけに40 年も没頭してきた人なので、身体に染み込んでいるんですね。だから 余計に他のことをやれる自信が無いという。
それは分かる。分かるんだけれども、今やめるか後でやめるかの違いで あって、いずれはやめないといけない。同じやめるならまだ頭のはっき りしているうちにやめた方がいいに決まっているんですが、それすらも 先送りです。自分の身体がもつ限りは続けると頑なです。先のことなん て、なーんも考えていない。まるで問題先送りしている日本の政治家や 官僚となーんら変わらない。
仕事をやめるつもりもないからきれいな店の閉じ方なんか考えもしない。 かーちゃんが元気なうちはまだいいんですが、健康を損なってしまえば 即座に店が回らなくなる。何回も経験してきたことなのに、それでも 分かろうとしないところは息子ではどうしようもない頑固さです。
こちらも今では腹を据えて、どうにかなるまでやらせようと考えてます。 突然死なんてことにはならないように祈るばかりです。年だしね。
話は戻って定食屋ですが、おかみさんは恐らく持病で入院しているの でしょう。以前聞いた話では、現在の医療技術では一生治らない病気 だとか。しかも手術をすることも体力的に難しいとか。だから痛みが なくなる応急処置をするしかないと。
おかみさんのいないお店は前述のようにご主人だけでは切り盛りする のが難しい状況。だからこれが実家の両親だと結果は明白。
他人の家を見て自分ちを振りかえることができるという参考です。 ご本人たちには申し訳ないんですが、両親に話をするサンプルにさせて もらおうかと思っています。誰だってお前の仕事はダメだと言われたら いい気になる人はいないでしょうが、生活ができないレベルであれば 気持ちの問題じゃなくなります。息子からぎゃーぎゃー言われても いい気にはならないでしょうから、自分で気付いて欲しいと思います。
世間ではバレンタインデーというものだったらしいですね。
はい。今日は晴れときどき曇り。(東京地方)
2003年02月13日(木) |
どうせマイナス金利なら |
今の日本の経済状態が続けばどうなるか。 国家破綻という怖いことは置いといて、為替に関していえば円安方向。 つまり円の信用が低下するということです。
金利市場ではマイナス金利が発生しています。 これも円への信頼が落ちていることの表われ。 買いたいと思う人より売りたいと思う人のほうが多いんだから。
外銀はマイナス金利で調達した円は余ったお金だから日銀の当座預金へ 入れればいいのですが、本国からの指導で運用に出さなきゃならない。 だからここでもマイナス金利で貸し出す。(とはいえ最初に調達した マイナス金利より小さなマイナスだから、合わせるとプラスになる。)
お金の出し手は外銀もしくは地銀。 特に地銀の場合は地元で預金を集めて企業へ貸し出すことで収益を上げる 体質なんですが、その借り手である企業からの需要がない。そうなると 手元の資金が溢れてどうしようもなくなる。国債を買うにしてもほとんど 金利なんかないから短期運用としてはコストがかかる分だけ損をする。 これじゃいかんから仕方なく金利を払ってでも借り手を探す。異常です。
とはいえ、従来の考えでは異常だったのですが、現金を持つことが資産を 持つよりも価値がある現状(つまりデフレ)では、お金の流れが止まる ことを意味していますから、それでは金融機関の存在意義がないし、お金 の流れが止まると金融機関の収益チャンスがなくなることを意味します。 だから市場に流通させてお金の流れを止めないようにしているわけです。
こういう状況では預金集めと資金貸出のセットで収益をあげていた地銀の 生きる道を閉ざすことになりますから、他の方法を考えなければならない。 そうなるとターゲットは個人になるんでしょうね。住宅ローンの販路を 拡大しているところが多いのも、その表われでしょう。企業よりも信用 調査がやりやすいのでリスクも小さくて済む。
ここに政府の手が入るとおもしろいんですけどね。 つまりマイナス金利で貸出をし、その補填を政府が行うという図式。
同じように減税をする。減税といっても5%から3%とかいうことではなく、 マイナス5%というふうに大きく減税をして、その補填を政府が行う。
それらの補填は国債の発行によることではなく、政府通貨の発行によると いうのがミソ。借金をしないで景気回復のきっかけを作り出す。これらは お金のバラまきよりも長期に渡って効果が現れると予想されます。
お金を使うと得をすると思わせることが重要です。 上の例でいうと、お金を借りると得をするのでお金を借りれば今度はお金 を使うことになりますので消費が増える。企業も有利な借金で投資に使う。 借りっぱなしでも少しずつ金利分だけ減っていきますから、金利返済を していた頃と比べれば大きな違い。マイナス課税の場合だと実質の値引き になりますからお買い得感が出る。購買意欲の向上です。
公的資金や公共工事、郵貯の運用なんかで大損をくらっている現状に比べ れば、負担する費用としては経済にプラスの効果を幅広く与えることが できるという面で、これこそ税金支出の公平感を抱くのではないでしょうか。 しかも景気が上向けば税収も増える。税収が増えれば国債の発行も減ります から、国の台所事情も改善する。
ま、いいことずくめのようですが、どこかに落とし穴があるようですから それに気付かずに採用するわけにはいかないようなんですけどね。だから しっかりと研究をして、失敗するようなことのないところまでしっかり 議論がなされれば、これこそマジメに考えてもいい方法だと思う。どう?
はい。今日は晴れときどき曇り。(東京地方)
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