| 2003年05月13日(火) |
小泉首相は意外と人格者?かもよ |
12チャンネルのWBSで「小泉内閣を支持しますか?」という質問が なされていますが、自分の答えはもちろんYES。
常々言っておりますが、国民に厳しいことをすると公言した首相は いまだかつておりません。その公言が実行されていないからといって、 その実行力のなさを批判する人は、小泉首相の公言を支持した人であり、 国民が血を見ることを、更なる不況を覚悟した人です。一方で、首相の 経済政策がそもそも間違っていたと言う人は、いわゆる抵抗勢力の人。 国民が痛い目に会うことを避けようとした人。
どちらも卑怯ですよね。政策実行の継続性を途中で諦めるなんてのは ポリシーの問題だけでは済まない政治家としての信頼性の問題。一方、 難しい政策運営を行っている内閣の成果がなかなか出てこなくて、国民 から批判が出始めるとそれに迎合して自分たちの思惑を主張し始める。 これは何と腹黒いことか。こういうことをするから政治家は信用されない。
政治家が上記のような小泉内閣、小泉首相を批判すること自体が信用に 値しない行動だということを理解しているのだろうか。どうして何として でも実現しようとする方向に向かわないのか。
小泉内閣には確かに危険な匂いもプンプンする(特に有事法制や北朝鮮 政策において)のですが、最優先事項の景気回復をするための構造改革に ついては避けて通れない政策であることは誰もが認めること。100年間 誰も手を付けてこなかった硬直した構造に手を入れるわけですから、1年や 2年で解決する問題ではありません。官庁や政治家だけの問題でもありま せん。国民一人一人に係わる意識やシステムの改革ですから、国が関与する 範囲にも限界がありますし、関与すべきでないものもあります。
徹底的に足を引っ張る政治家がいる体質を変えて欲しいという声が小泉内閣 支持率の低下であるならば、おとなしくなった小泉首相は勢いを復活して 欲しいところ。支持率の低迷はそれだけ期待していることの裏返しだからね。
個別の政策内容に誤りがあれば、内閣や首相を引き摺り下ろすのではなくて、 いかにして正しいことを実行してくれるように働きかけるかが正しい行動 だと思います。小泉首相を引き摺り下ろして、その正しいことを実行して くれる人が他にいれば話は別ですが。
ここまで構造改革にこだわって突き進んでいる内閣は他にありません。 構造的な問題は明らかに存在するからです。自民党を改革するためには必要 となるスローガンです。しかも、これを楯に影に潜んでいる抵抗勢力が生き 残るためにもこういう人が存在すると都合がいい。だから強行には叩き潰す ことはしないんです。矛先が自分たちに向かわないようにしているんです。
必要悪な人にとっても必要、必要な人にとっても必要。だから必要。 小泉首相以外に適任者がいないというのはそういうことです。
官民問わず、従来のやり方、従来の仕組みを否定されることを望みません。 そういった気質が経済の停滞を招いたことを自覚したくないんです。 「従来」という言葉を「オレ」「私」と置き換えてみたらどうでしょう。 自分を否定されることになりますよね。本質はそこなんです。官僚だとか 企業が悪いと言いながらも、本質は個人のこだわりにあるんです。だから 構造改革といった仕組みを変えることで強制的に個人の意識を変えていく 方法を取るわけなんです。個人にまでは手が届かないからね。国は。
ただ、こういった個人の問題は実は戦後の国の政策に深くかかわっている 問題なので、簡単には語れません。それぞれの人はそれぞれの時代環境に 流されながら生きてきたわけですから。だから個人の否定という方法は 取るべき行動ではありません。時代の流れとともに仕組みを変えていく ことが自然な変化だと思います。だからこそ仕組みを変えようとする小泉 内閣を支持するわけです。これって実は人に優しい政策だと思いません?
少々間違ったことをしたとしても、それをもって全否定しないで肯定的に 見守ってあげたいと思うのは、そういうことを考えるからです。他人には 自分の思いは押し付けませんが、自分はあくまでYESの立場です。
はい。今日は曇りときどき晴れ。(東京地方)
今日は職場の管理職全員が集まりまして、今年度の課題方針の具体的な検討を 行いました。自分も呼ばれていたんですが、同僚が休みだったったために 電話番がいなくなるので残念ながら参加できず。
どこまで具体的なことをしたのかは知り得ませんが、少なくとも今年度の 各管理職の異動スケジュールを告げられたようです。異動先も含めてね。
自分は彼らがどの時期に動くことになっているのかを知っています。 行き先は本人と上司の問題ですから、そこまでは知りません。 ま、エセ管理部長としては予定ぐらいは知っていてもおかしくないんだけどね。
どんな人だって、自分がどこに動かされるかは心配であり興味のあること。 特に管理職の場合はヘタに断ろうもんなら会社を追われることになるので、 仮に行きたくない所であっても断れません。管理職は会社側の人間だから 会社の命令には背けません。一方、一般職であるわれわれは組合側だから、 無理強いは許されません。とはいえ、そうそう自分の希望する職場へ行ける わけでもありません。ヘタにゴネても後が大変です。しこりが残るから。
自分の場合はというと、まだまだ先のことだから明確には告げられている わけではありませんが、時期が他の誰よりも遅いことだけは明確。先のこと だから、どこに行くことになるのかも闇の中。恐らく上司はどこかしらめぼし をつけているのでしょうが、今の段階で継げるのは得策でないと考えている 模様です。だって、まだ半年以上先のことだからね。こんな時期に継げる会社 もないでしょうし。
やはり心配なのは、今年の9月頃にはみんながバラバラになってしまうで あろうから、みんなの士気が落ちてしまうこと。仕事に質が落ちて客先に迷惑 かけるだけならまだいい(良くはないけど)のですが、こういう時に限って ケガをしやすいということ。気の緩みというか、心ここにあらず状態になって。
それにしても今の¥/$水準は怪しい。本当にアメリカのバブル崩壊なのか。 日本経済の持ちなおしを評価しているのか。何がドルの売り材料なのか不明。 このままズルズルと円高になってしまうと日本経済にとっては打撃です。 いつまでも日銀・財務省もドル買い介入をできるわけではないからつらい。 不安要素はここにもあります。
はい。今日は曇りときどき小雨。(東京地方)
| 2003年05月11日(日) |
自分を変えることから |
お人よしは時には人を傷つけてしまう。はっきりと伝える勇気も必要だ。 今はできなくてもそのうちと言っている内はいつまでたっても変わらない。
まさしくこれは日本におけるバブル後の失われた10年と同じ。 つまり問題の先送りと同じということ。これを続けてきた結果、過去の需給 バランスを崩してしまうことになった。需給の均衡が下方に移動してしまう ことにより、いくらジャブジャブ財政で支えても、景気が回復することには ならなかった。結果としていつまでたっても景気回復の兆しが見えてこない。
いつまでたっても自分の悪い所を認めずにズルズルと今と同じことを続ける ことで状況がいよいよ悪い方へ向かってしまうことは、人生においても経済 においても同じことですね。構造改革とは自分の悪い所を認めること。これ ができないところは構造改革もできない。構造改革に反対する人は上で言う 問題の先送りを認めている人。口先では甘いことを言っているとしても、それ は問題を大きくしていることであり、何ら問題の解決をしているのではない。
安定した状態が長く続くとこういうことになりやすいんですね。
日産のゴーン社長が言っていましたが、役所は利益を創造しないが企業は利益 を創造する。日本経済の源泉は企業にある。その企業がきちんと利益を上げる 体質になっていなければ経済は停滞するのは当たり前。敵は社内にいる、と。
周囲の環境が悪いから事業が影響されているという言い訳は通用しない。なぜ 売れないのかというのは社内を見渡せば自ずと答えが見えてくるはずだ、とね。
要するに自分の悪い所を棚に上げて他に理由を探すこと自身が悪いことだ、と いうことを言っているわけです。誰しもが自身の欠点を否定することに否定的 になりますが、客観的にパーフェクトな人は珍しいでしょうから、多くの人は 欠点の克服に努力しなくてはなりません。でも、そんなにすぐにはその欠点を 直すことはできないから時間をかけて治すことになります。
この時間のかけ方は小泉内閣の言う構造改革も同じことで、1年や2年で目に 見えて効果が出てくるわけではありません。構造改革は時間がかかるのです。 なにせ100年間誰もが手を付けてこなかったことを今やっているわけですから。 時期は昨日申し上げましたように、今しかないと思います。かといって、やり 過ぎると過度な停滞を引き起こしてしまいます。景気回復策はそうならない ようにするためのもの。決して景気回復をして構造改革をする環境を整えると いう順番ではありません。
当面の課題は、自己改革と世代交替といったところでしょうか。 政府頼みの姿勢はさびしいというか、むなしいかも。つらいけどね。 みんながつらいと言っている間は景気は良くなりません。これだけは明白。
はい。今日は曇りところにより一時雨。(東京地方)
| 2003年05月10日(土) |
小泉内閣を応援するわけ、それから・・・ |
NHKでデフレ不況の再生なる番組が放送されています。
景気の回復なかりせば構造改革できるはずはない。 小泉内閣の言う「構造改革なくして景気回復無し」は止めてくれ。 構造改革は今やる必要はない。やる時期ではない。
といった論調があるようです。このようにお考えの方も多いでしょう。 でもよく考えてみて下さい。楽な時にきついことをやるだけのインセン ティブが働くでしょうか。特に政治の世界ではそのようなことを言えば 選挙で負けてしまうでしょう。市民はいつでもきついことをされるのは いやだからね。だから公約としては政治家は言えないし、やらない。
今のようなきつい時代に構造改革をするインセンティブを無くしてしまえ ば、仮に先送りして経済が回復したとしてもその時に実行できるとは言え ない。構造改革をやる時期としては厳しい時代にしか実行できません。
だからこそ厳しい時代になると小泉首相は敢えて言っているわけで、今ま での首相や内閣は言ってこなかった。支持率が下がるからね。歴史的にも 厳しいことを実行するのに国民から支持された首相・内閣は存在しなかった。 それなのに小泉首相に希望を託したのは、それだけ厳しい現実を感じ取った 国民の素直で賢明な考えではないでしょうか。
ただ、この構造改革は短期でできるものではないから将来の姿がなかなか 描けないところに国民の不安があるわけだし、政府としても着地点を予想 できないから時間軸をどこに置いていいのかわからない。スケジュールを 明確に説明できないわけです。
労働者側(つまり連合)からすると、とにかく早くカンフル剤を打って 体の調子を良くして景気を回復するのが喫緊の課題であると言いますが、 それの意味するのは何なのかを提示しないことには政府は誤ったことを する可能性があります。恐らく連合にも具体的な提示はできないのでは ないかという恐れが自分にはあります。そう思っていたら補正予算を組め と言っていますよ。なんだかねぇ。
さて景気回復が先か構造改革が先かという2極的な議論もありますが、 短期的には景気回復、長期的には構造改革、どちらも必要です。長期的 だからといって構造改革を手抜きすることもできませんし、構造改革を 楯に景気下支えを怠ると、取り返しのつかない未曾有の不況に陥ってしま うことも考えられます。どちらも政策の両輪であり、後先の議論ではない と思います。
自分のあるいは自分を支える基盤の立場を主張するのは理解できなくも ないのですが、片方の見方が全体を代表する考えではないわけで、相手の 立場を理解し、それを解決できる方法の中で自分の側の解決策を考える。
ミクロで正しい行動をしていてもマクロでは悪い方向へ向かうことがあり ます。例えば家計や企業では一生懸命に節約をして費用削減をしたとしたら、 日本全体としては消費が減り、経済は縮小してしまいます。このことを ケインズは「合成の誤謬」と呼びました。まさしく日本はこの局面に置かれ ていると思います。だからといって正しい行動を静止するわけにはいきま せんから、政府としてはこの節約分を穴埋めしてあげる政策を打って出な ければなりません。ここにどういった手段を用いるかが腕の見せどころ。
とまあ、あれこれ言っていますが、竹中大臣の言うように答えのない中で いろいろと具体策を進めていくことが大事なわけです。主張するその人の 立場ではいいことなのでしょうが、別の立場では悪いことであるかもしれ ません。今まで教科書では教えてきていない(つまり先生でも知らない) ことが現実の世界で起きているわけですから、答えを探していくしかない わけです。そういった意味で、竹中大臣は小泉首相よりもずっと中立的な 立場な人であるのかもしれません。多くのバッシングの中で良くやっている と思います。経済学者であるからこそやれるのかもしれません。
従来の手法にとらわれない方法を考えて実行してくれる人。 こういう人がいてくれるだけでも自分にとっては小泉内閣は安心です。
追伸)Kさん、おめでとう。
はい。今日は曇りときどき晴れ。(東京地方)
WBSで日本の医療機器の乗り遅れを指摘していました。 アメリカやEUにシェアを奪われているということです。
その理由として、
�’Р弔忙�間がかかる �▲螢好�テイクができない �0綛�共同が遅れている
を挙げていました。確かにその通りです。
ウチの会社も医療装置を製造・販売しておりますが、上記の3点は過去を 振り返ると確かにそうでした。
厚生労働省の認可は、その検査官の数と質の問題から、数をこなせない 体質でしたから、申請から2〜3年は当たり前に経過してしまい、商売の チャンスとして時機を逃がしてしまうようなこともあります。
リスクテイクというのは、特に医療事故のことですが、装置の開発には 治験(つまり臨床実験)が伴いますが、その時の責任を誰が取るのかと いうことです。確立していない医療技術で失敗した時の責任を医者が取る のか製造メーカが取るのかということ。この問題があるから医工共同が 遅れていることにもなっています。
医療装置には診断系と治療系があります。 診断するためには、ある薬物を体内に投与して、それを検知して数値化 したり画像化したりします。その薬物や検知するための装置から放出される 電磁波やX線やレーザや電気系が人体に影響するかもしれない。 治療するためには、そのメカ的な動作により人体に影響が大きいかもしれ ない、患部に照射するレーザや電磁波が患部以外の所に影響するかもしれ ない、放射線の漏洩により汚染の影響があるかもしれないなどなど。
メーカの中にあるラボ(試験所)では確認できなかったことが、いざ人体に 適用してみると予想しなかったことが表れることもあります。だからこそ 医療の現場では治験ということをして、適用実例を作り、装置の信頼性を 確かめるわけです。患者は臨床実験に使われます。この臨床実験を繰り返し いい結果が出てきて初めて役所への認可申請の運びとなるわけですから、 実用化の目処が立つまでに進む道のりは長いわけです。さらにはその許認可 までの期間が長いために、海外のメーカが先にビジネスチャンスをつかんで しまうなんてこともあります。国内の医療ビジネスに対する発展を阻害して しまっています。だから厚生労働省もシステムを改善してきています。
これから日本は少子化高齢化社会に突入するわけですから、いかに病気に ならないかという予防の観点から、そしていざ病気やケガをしてしまった 時の早期回復の観点から医療費の増大を防ぐことが急務になります。です から、医療ビジネスはまだまだ拡大すると予想するのは自然です。
とまぁ、ヨソの職場のことですから言いっぱなし。(笑) というか、ちょっと宣伝。勝新太郎が入院した病院で治療した装置はウチの 会社が納入した装置です。といえばお分かりになるでしょうか。 さて、どこの病院だったでしょうねぇ。病院というか医療施設ですか。 日本で唯一の認可装置です。さてどこなんでしょうねぇ。知る人ぞ知る。
はい。今日は曇りときどき晴れ。(東京地方)
ひとつ上の階のオジさん(とはいえ本社の営業統括室長)が降りてきて ウチの職場の様子を見にきました。で、言った言葉。
「できないことを自分ひとりで抱えるな。」
お前は多くを抱えすぎるんだということを言いたかったわけではなくて あくまで一般論。実は彼が言われたことを言っただけだという・・・。
自分のすぐ前には室長がいて、そこで話されている声が直に聞こえて くるので、聞かなくてもいいようなことも多く、担当としては仕事が やりづらいとグチを言ったから。職場を閉じることになったので、 そろそろ人の異動が現実的になってきました。他部門との交渉や本人 との面談が必要になってくるから、室長もじっと席には座っていない。
かといって外にばかり出ているわけにもいかないから電話であちこちと 話しをしているわけですが、こそこそとやっていると余計に怪しいので 隠さずに話しをすることにしたようです。しかも自分はどうやら参謀と して位置付けられているようなので、知らずに済まされない立場になり ました。上司と部下で情報の不一致(経済用語では情報の非対象と言い ます)が起こると不信感を覚えるということを知っているからなので しょうか。そういう意味ではウチの上司は賢いです。
お前は情報を握っているんだから逃げることはできないぞと意味して いるようで、考えようによってはマインドコントロールされているの かもしれません。拘束される恐怖とでも言いましょうか。となりの 同僚はお気楽モードですから、できる限り多くの情報を知りたいと 言います。他人の情報を知ることが自分にとって気が休まることに なるそうです。いずれ自分も異動することになるので、他人がどんな 状況で異動になるのかを知っておくことが自分にとっての事前防衛に なると言うのです。
自分の場合は他の人間が移るまで見届けるようにと言い渡されている ので、どうもがいても他部門へ異動することはできません。だから 防衛もクソもなくて、ひたすら辛抱をするのみです。ただ、他の部門に 行けたからそれで本人にとって幸せかどうかは行った後でないと分から ないことなので、長い目で見れば今すぐにどうこうすべきではないので しょうが、精神面での緊張感が保てないというデメリットは確実です。
これさえなければ仕事の確保、つまり収入は約束されているわけです から文句を言っちゃいけません。これは自分だけではなくて、他の誰も が感じていることです。製造業においては、特に現場に出ている人間に とってはこの緊張感のほぐれが事故に結びつくことがありますから、 せめてケガをしないようにして欲しいと思うばかりです。
当面は社内手続きとして社長決裁を受けて契約書に調印、それから 速やかな引継ぎの目処を立てることを今月の内に終わらせることです。 その後のこともありますから、自分としてはしばらくの間は緊張を し続けることになるので、休日にいかに気を休めるかが課題ですね。
本来サラリーマンっぽくない人間がサラリーマンの振りをするのも 結構つらいんですけどね。ま、収入があるから文句は言えません。 贅沢を言えば、本来の給与レベルに戻してくれれば言うことはないの ですけど。こちらの方ももうしばらくの我慢です。来年の今ごろは 明るい気持ちで晴れ晴れと過ごしていたいものです。
はい。今日は曇りときどき雨。(東京地方)
NHKドラマ「武蔵」を見るたびに思うんですが、まったく時間の観念が 様変わりしていますね。あるいは大阪でご活躍の「大西ユカリ」さんの 紹介番組を見ておりまして、その地元付き合いの仕方を見ておりまして、 東京では隣の部屋の人の顔すら知らないで生活できるのは、別に近所と 付き合いをしなくても個々人の通信手段があるので生活には困らないと いったところを考えてしまいました。
情報の早さが近所付き合いを疎遠にしてしまっていると考えると、窓の 外でしゃべっている人の話し声が騒音に聞こえてしまうと、情報通信の 発達は果たしてこれは日本の良き伝統を破壊しているのではないのだろう か、村とかお隣さんといった最小限のコミュニティーで形成されていた セキュリティー単位をより小さくしているのではないだろうかと考えて しまいます。
いや、何を言いたいかというと、情報の早さは誰もが求めていることなの ですが、それがある到達点まで行ってしまうと、仕事のやり方も生活様式 もどこに行っても収斂されて同じになってしまうんではないだろうかと 思ってしまうわけですよ。人に関係なく会社に関係なく国に関係なく。
ただこれも限定されたところにおいてになるだろうから、それだけ激しい 差を生んでしまうことになるのでしょう。それが10年先なのか50年先 なのかは分かりませんが。まさしくこれは資本力の差であり経済力の差。 あるいは資本主義を選択したかそうでないかの差。
そう考えると、北朝鮮はどちらに進むんでしょうかね? 先進国と呼ばれる国は明らかに資本主義(正確にいえば社会主義的な資本主義) ですし、中国やロシアも社会主義の限界を認めて資本主義を導入しているし、 北朝鮮も影響されてくるのだろうか?それとも裏社会との共存をしながら 孤立する道を選択するのか?
中国やロシア(旧ソ連)は革命を起こすことができた土壌がありましたから まだ健全な社会であったと言えるかもしれませんが、北朝鮮はそれすらも 起こすことを否定しているわけですから、国家元首が動かない限りどうにも ならないかもしれません。この点はイラクと同じ。かつての日本と同じ。
とはいえ、時間の進み方が早いというのは、経済変動の短期化を促進する ものであり、なによりも生活の安堵感を阻害するものです。便利になる一方で より複雑なシステムを作り上げてしまうことになります。情報量の多さに 人間の脳がついていくか疑問も出てきます。
ただ、変化が大きいということは、特にビジネスにおいてはチャンスも多い ということであるので、必ずしも生活を阻害するだけではありません。時間 の進み方を感じ取りながらうまく付き合っていくことでしょうね。どんな人 でも時間を止めることはできませんから。
こういうことを考えることのできる国に生まれただけでも良かったかなと。
はい。今日は曇り。(東京地方)
| 2003年05月06日(火) |
少子化と生活水準の関係 |
5月5日のWBSでコメンテーターでモルガンスタンレー証券チーフエコノミスト であるロバート・フェルドマン氏が紹介してました。
生産を生産性の観点からみた定義。
生産 =(生産/労働力)X労働力
これだけでは労働力の変化を反映していないから、ここに人口を加えると、
� ´◆ ´� 生産/人口 =(生産/労働力)X(労働力/人口)
�,論験菴綵燹↓△論源裟�、��は就業参加率のこと。 生活水準を変えたくないならば、高齢化が進む(つまり��が低下する)に従って、 生産性を上げなければならない。あるいは労働年齢の高齢化を認めた上で生産性を 維持する。あるいはどちらかが難しいから生活水準を下げる。
年齢層の変化と生産性の関係を簡略化して説明したもの。 これはどう見ても少子化が止まらなければ生活水準の維持は不可能ということです。 人口が減れば買い手が減るわけですから生産も同じように減少せざるをえません。 買い手が減るから価格も下がり、それに対抗するために生産性を上げなければなり ませんが、生産量が減るわけですから、結局は生活水準を下げなければならない。 なんだか堂々巡りのように聞こえますが、そういうことです。
人が減れば生産量も減る。世の中の物資が減るわけです。 生産量を維持するためにはパラメータである価格で調整しなければなりませんが、 価格の下方弾力性は小さいわけで、それを下回る場合を価格破壊といいます。そう なると生産は止まるわけで、やはり物資が減ることになります。それでもがんばろう とするならば、労働者の収入が下がらざるを得ないわけで、収入が下がると消費性向 も下がるわけで、消費が減ると生産が減るわけで、やはり物量収縮の方向です。
人口が増えない限りは生活水準の下方移動にならざるを得ません。 まったくもって自分にとっては耳が痛い。経済の観点で考えていても、これが人生観 に影響してくる問題であるならば、どうにかして解決するように自分も動かないと いけないんですが、そう簡単にはいかないっすよ。(苦笑)
そうそう。そういえば、今日は同じ匂いをした人と会いました。 誰と同じ匂いかって?少なくとも自分でないことは確か。さて誰でしょう?(謎)
はい。今日は晴れときどき曇り。(東京地方)
| 2003年05月05日(月) |
ヤンキースのチーム文化 |
There is no substitute for victory. 「勝利に勝るものはなし」
これはNYヤンキースタジアムの1累側通路に掲げられている言葉。 これこそチームプレーの原点です。誰が得点をあげたかは問題ではなく 勝利するには誰が貢献したかが問われるチーム文化。企業の組織運営にも 取り入れたい文化です。
そうした文化があるからこそ個人プレーがより鮮明になる。 失敗をバネに次にどう結び付けて結果を出すか。失敗を端から否定する ことなく、プロセスを大事にすること。これができるところこそ懐が深く、 長く成功するところだと思います。
ベーブ・ルース、ジョー・ディマジオ、レジ―・ジャクソンなどの永久欠番選手 を始め、名選手を輩出しているのもそういった文化のたわものでしょう。 NYという土地柄に影響されているわけではないでしょう。
現在活躍している松井の場合でも、日本では強引に右側に引っ張ることを する限り、メジャーでは通用しないというスカウトマンのコメントもあり ました。だからその強引さをメジャーに来て改善できるかを周囲は見守っ ているんです。失敗しながらどう克服していくかを見ているんです。それ ができる人物だと認められているから試合出場もさせてくれている。本人 もそれを分かっていて、今はそのことで悩んでいるようです。
圧倒的なパワーでボールを打ち返すのではなく、コースの違いでボールを 打ち分けることを体得し、バットにボールを乗せることができてこそ次の ステップとして大きく打ち返すことを目指す。一発屋ではなく確実に バットに当てることを望むということは、それだけチームプレーの組立て がしやすくなる選手になれということ。大砲が揃っていても結果が出なかっ た末期の長嶋巨人軍が悪い例でしょうか。ヤンキースはこういったチーム を目指していないということ。
それにしてもミスター・オクトーバーと呼ばれたレジ―・ジャクソンから タンパキャンプの時にこのミスター・オクトーバーを襲名されたと言います から、彼も松井のことを大いに評価してくれているようです。大丈夫でしょ う。技術面よりも精神面の方が大事だというアドバイスであったらしいです からね。
何?レジ―・ジャクソンを知らないって? →こちらをどうぞ。 中学・高校と野球少年だった自分にはあこがれの野球選手でした。 自分にとっては長嶋茂雄や王貞治よりも偉大な存在でした。
行ってみたいねぇ。ヤンキースタジアム。 でもその前にパスポートを取得しないと。(苦笑) そのせいで仕事で1回もボストンに行くことがなかったし・・・。 残りわずかな期間でチャンスがあればボストンに行って、そのついでにNY にも立ち寄ってみたいと思うのでありました。
はい。今日は晴れときどき曇り。(笑)
サンデープロジェクトではこういうことが言われていました。
「現状は需給のギャップが大き過ぎるからこれをどうにかしなくては。」
田原総一郎の言うこの言葉に金子勝・榊原英資・加藤寛・島本幸治ともに 反論しなかった。ということは、これらのエコノミストはバブル崩壊後の 失われた十年をずっと需給のギャップが存在していたことを認めたわけだ。
ここでいう需給のギャップとは、供給力がそのままで需要ががた落ちした ということです。収入減と貯蓄の増加で需要の目減りを起こしたということ ですが、それだけならばケインズ政策でうまくいかないはずはありません。 ケインズ政策とは短期的な財政支援です。政府や地方自治体が民間にカネを 注ぎ込むことです。注ぎ込む相手は腐っていようが健全だろうが構いません。 カネを使う行動はどんな人であろうが変わらないから。
要するにデフレを認識している限りは需給ギャップの克服を主張せざるを えないので、いつまでたってもカネの使い方にしか目がいかない。上記の 4氏は全て竹中大臣を罵倒していました。ダメ大臣、ペーパードライバー 大臣だとね。さらにはその大臣を起用した首相がダメ首相だから経済は 一向に良くならない。政策の全てが経済を下降させるものだ、政策を転換 しなければダメだとね。
腹に一物を持った人が一人いましたから、その人は除いたとしてもあとの 3人はダメダメの連続。パリバの島本君はいつものように建前というか 発言が抽象的なので残念ながら説得力なしとして、金子教授もいつもの ように小泉首相批判に終始していたので経済政策だけではなかろうとして、 加藤学長だけには小泉首相、小泉内閣に理解を示して欲しかった。全てとは 言わないにしてもね。要するに具体的な政策に間違いがあればそれをもって 他のことも含めて全てを否定するのではなくて、軌道修正するように提言 していくことをして欲しいわけです。教育的指導をして欲しいわけです。 というか、彼はケインジアンだったっけ?
竹中プランは必ずしも竹中氏ひとりで作ったわけでなく、彼の信頼なる ブレーンと一緒に作り上げたものでしょうから、大臣たる彼がそれを否定 するわけにはいかないんです。全ての文言まで大臣が目を通すなんてことは それは組織のあり方ではありませんからね。政治的に彼を引き摺り下ろした としても、その後に小泉首相の意向に沿った考えの大臣がそう簡単に見つか るとも思えないし、恐らくいないでしょう。
田原総一郎氏のあおり方もマズイのですが、今即効性のある政策を望むと するならば、誰に聞いてもカネを注ぎ込めと言うでしょう。あるいは優遇 税制(つまり減税)だとね。誰もが今の状態をデフレで需給にギャップが ある(つまり需要の収縮)と認識しているんですから。潜在的な成長率は 昔と変わらず存在していると認識しているんですから。
この人たちには時間が止まっているように見えるんだろうか。 時間が経過しても成長率だけは維持していると錯覚しているんだろうか。 失われた10年間に何がどうだったのかは忘れてしまって、とにかく今を どうするかと言っているようにしか聞こえないんだけど。もしかしたら麻痺 でもしているんだろうか。状況の変化がわからないぐらいに。もしそうで あれば時代錯誤もはなはだしいと言わざるを得ません。過ぎた時代のことを 同じ時間的認識で意見を呈するなんてことは。これでは状況が掴めなかった バブル後の政策、つまりケインズ政策をした自民党や官僚と同じじゃん。
現状の分析には過去の理解が必要です。なぜ今の状況になったかという現状 分析には過去の経緯を正しく認識することが必要です。ここで間違いを犯し たことと、やるべきことの先送りがバブル崩壊後の停滞を作り出した大きな 理由であるわけですが、少なくとも民間レベルではバランスシートの改善に 着手しています。遅れているのは公的機関。
ま、ここに本気で手を入れたら恐らく100万人ぐらいが失業するんじゃ ないだろうか。そもそも民間レベルはその比じゃないからそれだけ労働に 対するバックアップが必要になります。朝の通勤電車で五反田の職安が目に 入りますが、いつも朝から行列ができています。一度訪問してみたいんです が、これは職がないのか職を選んでいるのか、どちらなのかが知りたい。 察するに後者なんでしょうけどね。
他人事のように言っていますが、まだまだ自分の場合は安定しているから 言えるんでしょうね。辛い状況だったらこんなこと言ってられませんし。 とはいえ、今年も給与カットは継続なので会社には貢献しています。(涙)
はい。今日は晴れ。(東京地方)
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