5日の日記から読んでね♪ - 2001年11月06日(火) そして次の日。 朝ゴハンなんて出てくるわけもない山小屋生活。しかしそこはやっぱりVIP待遇。 近くのプリンスホテルの朝食に連れてっていただく。ホクホク。 でも、合わせが一番だった私は掻き込むように食べて一人で先に山小屋へ戻り。。。 そして早速トリオの合わせ。 ヴァイオリンの人もチェロの人もすごくいい人で安心したー。 問題の新曲は、3人とも手探り状態でよくわかんないまま終わってしまった・・・ 結局みんな「明日までにはばっちり練習しておきますんで、、、」てなかんじで(笑) まぁ、こんなもんでしょ。。。 その日の夜は、ステファンスカ先生の追悼コンサート。 審査員の先生方の演奏。大物ピアニストが1度に集まって弾くんだから、かなりオトクなコンサートだったんだよね。今考えれば・・・。 でもその頃の私としたら、、、「明日また5時起きなのにぃぃぃ。今度は一番なのにぃぃぃ。あがかせてぇぇぇ」てな感じ。スミマセン・・・・。 コンサートの終わりには、500人の聴衆の前で「彼らが本選出場者です」なんていきなり紹介されちゃうし、、、いやぁ、思ったよりも心身共に疲れた。 そして本選当日。 頑張って5時起き。のはずが、時計を見てびっくりの5時45分。それでもよくそんな時間に目が覚めたもんだと、ある意味感心。 5時起きはちょっと余裕を持って設定していたんで、なんとか間に合ったけど。 会場に着いたらすぐにリハーサル。 しかし、頭も手も動かないどころか、まだ寝てる状態・・・。 最初の曲からわかんなくなるし、パニくる一方。 トリオの合わせもあんまり集中できないし、思ったような音が出せない。。。 かなりの焦る気持ちで、最後の練習へ。 そして本番のステージ。本選は、自由曲とトリオ2曲の45分プログラム。 まず自由曲だったんだけど、私のピアノ人生の中で1,2位を争うくらい緊張してたなぁ。。。 ペタルに載せた足の震えが止まらなくて、カタカタいっちゃって。 手も震えるし。。。 そしてやっちまった、、、途中繰り返しのところで思わず迷っちゃって「ぐちゃ!」みたいな・・・。 その時はもうホントに動転して、どう弾いたかもよく覚えてないけど、かなりな事をやったのは確か。 そこでかなりやる気失せたけど、なんとか集中力を持続させて無事全曲演奏。 でも、どうしようもないミスにかなりへこみまくった。 せっかく本選まできたのにぃぃぃ。てなかんじ。 ツメが甘いんだろーね、私って。まぁ、そんなの今にわかったことではないんだけど。。。 今回再確認させられました、反省です。 で、そんなわけで昨日の日記でもお伝えした通り5位だったわけなのです。(もちろんミスだけが原因じゃないだろーけど) まぁこんなもんでしょ。 発表・表彰式のあと、入賞者の演奏会があって、私はまんまと2次で崩壊しまくった曲を弾く事になり、また崩壊して(爆・・だって、2次終わってからその曲練習するわけないじゃん!)でも無事に終了(ナゾ) 夜は、審査員やらいろんな関係者の人が集まったパーティーへ参加。 でも、コンテスタントはみんなグロってたなぁ。 食も飲みもすすまず・・・・。 そうそう。本選出場が決まった時から、同じく本選出場のポーランド人とフランス人の女の子と仲良くなって。ポーランド人の子とは英語で、フランス人の子とは勿論フランス語で。 どっちもかなり低レベルな私の会話だったけど、すごく楽しかったな。 国際コンクールとかって、こうやっていろんな人とお友達になれるのが醍醐味だったりするんだよねー。 そうやって、なんとか全日程を消化。 長かったーなー。疲れたなーー。 次の日にはさっそく東京へ戻り・・・。みなさんとお別れをして、私はともだちのうちへ。 そりゃ、遊ぶでしょ。今遊ばないでいつ遊ぶ?!ってかんじで。 夕方ちょっと用事を済ませたあと、ともだちと二人でキムチ鍋。 「祝杯あげよーー!」とか言って、ビールに日本酒にカンパイしまくり(笑) すっかりできあがったところで、もう一人合流しさらに飲みまくり。 途中うたた寝をしながらも、明け方までダラダラしゃべって。 次の日結構早めに起き、あまりの天気のよさに御殿場アウトレットドライブ決定!一度行ってみたかったんだよね。ひさしぶり(か?)にお買い物もしたかったし。 途中横浜でゴハン食べて、しばし寄り道をし、いざ東名へ。 行きは順調に御殿場到着。って途中寝てたけど・・・。 御殿場のアウトレットって、結構程よい広さなのねぇ。広すぎず、かといって店が少なすぎず。 金欠のともだち1人を除いて(笑)、私ともう1人はかなり買う気満々。 お互い「帽子買いたい!!」「バッグ欲しい!!」と意気込んで、買ったものは服にブーツに・・・帽子やバッグは何処??それでも、二人ともかなりご満悦。 そしていざ東京へ。ところが、渋滞35キロ。。。 いやぁ、すごかった。あんなの運転してたともだち疲れただろーなー。 ごめんね、私免許持ってなくって・・・使えなくって・・・あはははは・・・ そこで始まった「しりとり」。最初はネタを限定して普通のしりとり。そのあと、言ったものをすべて覚えていく山手線ゲーム方式のしりとり。これがかなり大盛り上がり。。。 まぁ、その盛りあがり具合はそこにいた3人にしかわかんないんで、ここに書いたってかなり冷たい目でみられそーだから書かないけど。 11時頃着いたあと、またともだちのうちで飲み。 やっぱ東京最後の夜だし・・・ 最初から1人で調子よく調子よく飲んでた私は、あとから来るともだちが到着する前に終了。 気付くと寝てた・・・たまにむくっと起きあがってはまた死亡。。。 あーよく寝た(爆) ま、そんなかんじで私の長かった旅も終わりました。 福岡に帰ってきてからは早速レッスンをし、仕事開始です。 夕方頃死ぬほど眠かったけど、今これ書いてたら目冴えてきちゃった。。。 こんなに長い日記ひさしぶり♪ 読んでくれてどーもありがとう。 - コンクール - 2001年11月05日(月) みなさんおひさしぶりです。 かなりのひさしぶり日記だなー。 というのも、わたくし実はコンクールに行ってました。 その名も「第2回チェルニーステファンスカ国際ピアノコンクール」。 チェルニー・ステファンスカというポーランド人の先生がいらっしゃって、その先生の名前がついたコンクールだったのだけど、その先生は今年急に亡くなってしまって、急遽追悼コンクールのようになってしまったのでした。 で、結果から言ってしまえば5位でした。ビミョーだなぁ、五位って、、、、(笑) まぁでも、本選まで行けただけでもかなりびっくりなんでよしとしましょう。 このコンクール、1次・2次・本選と3段階あったんだけど、なんと2次・3次は青森県のド田舎の会場だったとですよ。。。 それだけで、行く前からかなりブルーだったんだけど。 ひとまず、10月の26日から東京に行ってレッスンを受け、次の日は1次の順番を決める抽選。私、こういうクジ運ってほんと悪くって。そしてその日もひいた番号はなんと4番。30人弱の中で4番。そんなわけで、2日間の1次予選のうち、さっさと1日目の午前中には終了してました。 1次のプログラムはエチュード中心の25分プログラムだったんだけど、ここで、時間ばかりを考えて自分の力量を考えない崩壊プログラム(注:とても最後まで体力が持つとは思えないプログラム・・・)を組んでしまっていたので、かなり自信がなくて。それでなくても、1次を通るのが何気に一番難しいのに。 結局、思ったよりも崩壊せずなんとか1次通過。 ここで、本選で弾く「コンクール委嘱ピアノトリオ」の楽譜を渡され・・・。 ちょっと弾いてみようかと思ったけど、手書きの譜面にやる気をなくし結局ほとんど練習せず・・・はは。 そして、次の日は朝から青森へ飛行機移動。 青森空港に着いたらやっぱり肌寒い。。。降り立った瞬間に、「都内と確実に何度か違う(勿論、福岡ともね。)」ってのを体感しましたねぇ。 そして、そこから用意されてたバスで移動。向かった先は、空港からバスで1時間ほど離れたところにある「西津軽郡鰺ヶ沢町」。なんか申し込み登録をする時から、西津軽「郡」ってのを見てびびってはいたのだけど、着いてみたらなかなか想像通りのスバラシイところで。 日本海荒れてて寒そうだぞ、みたいな海岸沿いの町。 オフシーズンのこの時期、さみしく閉った「イカ焼き屋台」の列がむなしく並んでるだけ。。。(爆) 最寄りのコンビニも最後に見たのはいつだっけ?ってかんじ。 しかししかし、この町の一大イベントらしく、そりゃもう歓迎ムードは満点。 空港に着いた時からテレビカメラとかいて、バスの中ではインタビューも受け、町役場では職員さんが日の丸の旗を振って大歓迎。(笑) おきまりのりんごジュースもごちそうになり。。。 そして、なんせ足がないとどうにもこうにも動けないこの町では、コンテスタントのわがままは結構聞いてもらいたい放題のVIP待遇。 「今、ホテル帰りたいんですけどぉー。」「はいはい。送って行きますよ」 「ちょっとコンビニ寄ってもらえますかぁ?」「はいはい」てなかんじで無料タクシー状態。なんか、申し訳ない気持ちになってしまった。 そして迎えた2次予選。 当初の予定では、毎回抽選をし直すということだったのに、時間がなかったのかなんなのか、順番は1次のまま。 私の前では1人2次予選に残っていたので、私は2番に繰り上がり、、、 朝は5時起きで、6時半から練習。まだ薄暗かった・・・寒かった・・・ 本番は、まだ頭も手も寝てる感じで。今度は35分のプログラム。 ベートーヴェンあたりはなかなか良かったのだけど、ショパンの後半あたりから崩壊が始まり・・・最後の曲ではかなりパニくっていたような。。 弾きながら「あぁぁぁぁ。もうだめだぁぁぁぁぁ」って思ってました。ホントに。落ち込みまくってホテルでふて寝(笑)まぁ、ふて寝じゃなくても寝てただろーけど。 で、終わり頃会場に顔を出し、何人かの人の演奏を聞いてさらに不安になり、静かに発表を待ち・・・。 ココでは一番に弾いたパリ在住のおともだちとダラダラしゃべってて。 同じ学校だったのに、初めてお互いの存在知った・・・みたいな。(爆) 原因は、学校にほとんど顔を出さなかった私にあるんだけど。 そして、その日の発表は午後10時近く。 またもやテレビカメラが来てて、なんかもう本選の発表みたい。 その雰囲気にドキドキしてしまった、、、 2次予選の発表は口頭だったんだけど、自分の名前を呼ばれた時には「は??へっ??」って感じでした。それと同時ににすごくホッとした、ってのが本音かな。やっぱ一応、「本選に残る」ってのは一目標だったから。 発表のあとインタビューを受け、その日の宿に移動。 本選のトリオの練習が心置きなくできるように、という主催者側の親切な心配りにより、10畳和室の旅館とはさよならし、山奥のキャンピングロッジへ。 車でくねくねガタガタの道を延々30分ぐらい走り、着いたところは熊が普通に出てきても全然おかしくないような山の中。携帯も通じない。(Jフォンが。そして私はJフォンユーザー・・・笑)さみしかったぁ。 1人1軒ずつ与えられ、その中にはアップライトピアノが。 まぁ、中は結構きれいで暖房も効いてるし快適だったけど。でも、「カメ虫」と格闘したかな。。。気がつくと至るところにいるんだなぁぁ、カメ虫が(笑) 着いた時にはすでに日がまわっていたんだけど、次の日トリオの合わせが8時からだった私は、新曲を譜読みしてないことに気付き慌てて練習。結局、その日はほとんど寝れなかったなぁぁぁ。 と、ひとまず前半はここまで。 あんまり長くても読みにくいんじゃないかなぁぁぁ、と思って。 次の日へ続く・・・ -
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