武ニュースDiary

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2008年07月01日(火) |
香港の記者会見(赤壁) |
香港での記者会見では、映画よりもトニー・レオンの結婚話にマスコミの関心が集中した、とあり、 充実した話はあまり紹介されていません。 その場に関係あろうがなかろうが、ニュースネタが見つかりさえすればいいんですかね。
数少ない中から、武との問答の紹介の記事が1つ。 これも、監督との不和なんて、根も葉もないネタについて聞いていて、 空しいです。
金城武が撮影現場で意見を言うことが多く、ジョン・ウーとうまくいかず、 あまつさえ映画のプロモーションを欠席するという噂について聞かれた金城武は、 否定してこう言った。 「事実ではありません。そういう事実はないです。 ただの噂で、監督とはとてもいい関係にあります」
――現場ではいろいろと意見を言ったのですか? 武 受け止め方でしょう。 ぼくの初日はチャン・チェンとのセリフがすごく多いシーンで、 現場に行ってすぐリハーサルでした。 でも、監督はぼくに十分やらせてくれました。
――監督と再会して気まずくはありませんでしたか? 武 いや。どうして気まずいんですか?
彼はまた、内面演技はアクションよりも難しいけれど、 他の出演者が重い甲冑を着ているのを見ると、 自分は着なくてよいのを神様に感謝した、と率直に言い、 「こんなに苦労して撮影して、それなのにマイナスの報道をされるのは 残念ですが、どうしようもありません。 映画に出るたびに噂を流されます。 でも自分の本分を尽くすことの方が大切です」とはっきりと言った。 金城武はまもなく日本で映画とCMの撮影を行う。 そのため、北京と台北のプレミアにしか出席できない。
隣に座っていたチャン・チェンも、 金城武とジョン・ウーの中が悪いのは見たことがないと言ったが、こうも語った。 「金城武はアイデアをたくさん持った人だと思います。 監督ともいろいろと話をしてコミュニケーションしていました。 ぼくも監督とコミュニケーションをとるけれど、ただ、やり方が違うだけです」
トニーの結婚のことを知っているかと尋ねると、2人とも口をそろえて、 新聞を見て初めて知った、と笑って言った。 金城武にどんなお祝いをトニーに送るかと聞くと、笑って「赤い爆弾を」と答えた。 ――もう知らせをもらったのですか? 武 いいえ。 (新浪娯楽 2008.7.1)
映画の撮影でしょうか。ドラマってこともあるのかな? 別の部分、メディアが出ています。 そこでの武の発言部分(終わりの部分です)。 もし、他の役をやるなら何がいいか、と聞かれたんじゃないでしょうかね。
「孔明はとても好きだし、素晴らしいと思うし、神のような感じがしてました。 だから今回演じる機会を得て、それだけで嬉しかったです。 で、もし他の役をやれるというなら、そうですね……曹操ですね(笑)。 同じだと思うんです。 多分、みんな同じように思っていて、悪人と言うこともできるかも知れないけど、 誰の立場から見るかだと思います」 (新浪娯楽 2008.7.1)
BBS ネタバレDiary 23:40
2008年06月30日(月) |
今日、香港でプレミア(赤壁)●登場 |
今日夜、「赤壁」の香港プレミアが行われます。 チャリティーで、切符の入手が難しく、 監督やプロデューサーでさえ2枚しか手に入らなかったとか。 昨日、既に監督、出演者は香港に到着、 夜、日本料理店に集合、その席で、みなでトニーの結婚を祝ったとのこと。 香港の各紙が伝えています。(式の予定は7月21日らしい) プレミアにはチャオ・ウェイ以外の主要出演者は顔をそろえるようです。

りんご日報に、到着した武の写真も。精悍な感じです。Click!
●登場 20:00
まず写真が出てきましたね。 ここ ここ これからもっと出ますね〜 ちょっと啓吾を思わせる髪型。 全員で撮った写真の立ち姿がステキです。 そういう私は職場の異動のため、1人机の片付け中。 何時になったら終わるのやら……。写真でちょっと元気出たけど。
BBS ネタバレDiary 7:00
昨日リンクを張った、CINE21の記者会見メディアでの武の発言部分、 韓国語の質問の部分がわからないと書いたことに対し、 2人の方が、教えてきてくださいました。 その上、武の発言部分の字幕の訳も送ってくださったんです。 それまで、聞きとりの難しさにやめようかと思っていたのを、 励まされた気がして、頑張ってみました。 内容としては7割方かな? 後日、きちんと教えてもらって確かめようと思いますが、 発言趣旨はほぼこういうことですので、いったんアップします。
韓国語の字幕はかなり短く、意訳もあり(字幕ってそういうものですが)、 なかには私の聞き取りと違うように思える言葉もあったのですが、 流れや大体の意味をつかむのに、すごく参考になりました。 akimiuさん、りなままさん、本当にありがとうございました。

質問 諸葛亮は、アクションより内面の演技が大部分ですが……?
武 実際、撮影現場では、トニー・レオンやチャン・チェンたちが甲冑を着て、 アクションもする。孔明だけがないんです。 ぼくは諸葛亮にはアクションがないのは、いいと思いました。 彼はその知恵によって、また軍師として赤壁に登場するから、 諸葛亮の表現はアクションではなく、知恵で表すべきだと思いました。 それに主君の忠臣であり、 リーダーシップをとって戦争を終わらせ、三国鼎立が実現することを願っている。
アクションはなかったけれども、気候がすごく暑かった。 毎朝早く起きて、メイクをして、それから待つ。 現場でひたすら見て待っているというふうで、本当にずっと大変でした。 もちろん、アクションのある人はもっと大変だと思いますが、 心理演技もぼくにとっては、やはり非常なプレッシャーでした。 時代劇だし、この孔明という人をちゃんと演じ出さなくちゃいけなかったから。
中国のドラマ「三国演義」で唐先生が演じた諸葛亮を見たことがあります。 この赤壁に出るということを聞いたときは、 ちょうど「投名状」を撮っているころでした。 そしたら沢山のスタッフの人が、 みんな、唐先生の諸葛亮を見なくちゃいけない、 あれが一番いいからと言うんです。 それでぼくももちろん見て、参考にさせてもらいました。 それでわかることもあって、それを自分のやり方で演じました。
それに、監督も諸葛亮についてはちょっと――さっき監督がおっしゃったように 違う考えを持っていて、監督なりの解釈があったんです。 周ユと諸葛亮の2人の友情の方が、みんなの思っている敵対心より大きかったと。 ですから、そういう心理面の演技をどうするかのプレッシャーもとても大きかったけれど、 非常に挑戦しがいはあったと思います。
BBS ネタバレDiary 3:20
2008年06月28日(土) |
韓国プロモまだまだ●「赤壁」捜狐サイト●プロモの予定 |
韓国でのプロモは次々に画像やメディアが出て、とても追い切れません。 本気で探していたら、時間がいくらあっても足りなくて、 他のファンの方たちの手を借りて、かろうじて見つけているところです。
記者会見でのトークがしっかり出ている動画を教えていただいたので、 ご紹介します。↓このページの写真の左下の黒地白抜きの文字をクリックすると、 画面が出ます。Full画面で見るときれいですよ〜。ありがとうございます。

武は何か質問に答え(韓国語の字幕でわからない…)、 アクションのある人はすごく大変だった。 孔明はないから、その点は楽だけど、でもアクションのない演技も それはそれでプレッシャーがすごく大きかった…… というようなことを話しているようです。他にもいっぱい。 聞き取れるといいんだけど。
●捜狐の赤壁サイト
ここにこんな綺麗な孔明画像があるとは知りませんでした。 他のファンの方のブログにお邪魔したら、リンク集にここがあり、 そういえば全然行ってないが、と思ってクリックしたら、すごく得した気分でした。 リンク集、ちゃんと整理してくださってるのは助かりますね。 私もやろうかな。 三国の主が登場したら、劉備をクリック、中央に孔明が現れますので、またクリック。
捜狐赤壁サイト
素敵なので画像保存! → 1 2 3 4
そこにあらわれる説明の中に、ウー監督の金城孔明についてのコメントがありました。
諸葛亮は整った顔立ちで身長6尺、妻が不器量なだけ。 そういうわけだから、金城武じゃきれいすぎるということは決してないんですよ。 実際の金城武はユーモアのある、大変愛すべき人ですよ。 彼自身も、とても聡明です。 ときどき教えられることがありました。 「監督、このセリフはこうしたらどうでしょう?」 「三国鼎立はもともと諸葛亮の構想ですから、そのことを入れては?」 私はいいなと思いました。 それから造型も、あの扇を持つ動きは、全部研究の成果ですよ。 彼はできるだけ諸葛亮らしく演じたいと思っていましたけれど、 私は逆に、彼自身の気質を大事にしました。諸葛亮に似ているかどうかよりね。 諸葛亮本人を見た人は、誰もいないでしょう?」
「赤壁」の孔明さん、ビジュアルが予想外にものすごく気に入っているんです。 (動いているところももちろん) もう映画を見ているある記事では、孔明はいろいろ言われたけど、 案外よく、見かけは周ユよりも美男で、クローズアップのシーンはどこでも コピーすればすぐ壁紙になりそう、と書いていました。 姿が素敵なのははじめからわかっているので(!)、 演技についてもしっかり見てくれるといいなあ。
人が死ぬ戦争映画はあまり見たくないけれど、ま、古典だし、こらえて、 孔明を見に行きます。 もともと出る予定でなかった映画なので、余裕をもって、楽しみに♪
●プロモの予定
シンガポールのプロモは来週、4日に 監督、チャン・チェン、リン・チーリンが来ると、 シンガポールの連合早報(27日付)にあります。 とにかく、3日、4日あたりは武は他のお仕事ということですね。。
中国の方は、今日の燕趙都市報によると、 7月2日、北京でプロモーションの後、3日、成都でのプレミアが行われることになっていますが、 橙天娯楽の王さんという人の話によれば、「金城武は北京でのイベントには出席します」とのこと。 北京のプロモに出た後、翌日の成都は欠席ということらしいです。
BBS ネタバレDiary 14:00
2008年06月26日(木) |
韓国プロモ動画●トニー・レオンの結婚 |
早くも韓国のサイトにアップされているのをDerrickのBBSで紹介してくれていました! やっぱり動いているのはいいですね。
こちらで、わりにきれいです。一応、ここに。 こことここにもいます。
トニーさんが、金城君とは2度目の共演でよく知っているし、 もう友人でもあるので、楽しく撮影できました、と言っている。 お琴の練習が大変だったとか……。
●トニー・レオンの結婚 18:40
この噂はこのところずっとネットで流れているのですが、 26日の記者会見で質問され、「そうです、今、結婚式の準備中です」と答えたそうです。 日取りと場所は明らかにしなかったそうですが、 トニー・レオンと一緒に取材を受けた金城武が、今後の活動計画を聞かれて、 「トニー・レオンの結婚式に参列します」(!)と答えたそうな。 人民網で見ましたが、香港の大公報がソースだということです。
BBS ネタバレDiary 1:00
2008年06月25日(水) |
ミラノコレクション(聯合報)●「赤壁」台湾プレミア●韓国に! |
ようやく台湾の聯合報(れんごうほう)にまとまった記事登場。 写真も。下の「聯合報」の文字から元記事に飛べます。
イタリアの名デザイナー、アルマーニは金城武をミラノのショーに招待、 興奮して我を忘れ、金城に対し「おつかれ」と日本語で言い、 さらにチョコレートや香水などの記念品をどっさりプレゼントし、至れり尽くせりであった。
金城武はブランド、エンポリオ・アルマーニのイメージキャラクターに選ばれ、 ブランドの創始者アルマーニが先日彼をミラノの09年春夏コレクションのショーに招待した。 金城はきわめてシンプルなTシャツ姿で登場、たちまち会場中の注目の的となった。 てんてこまいの忙しさのアルマーニだが、ショー終了後、わざわざ彼を台上に呼び上げ、 手を大きく伸ばして握手、さらになんと日本語で「おつかれ」と声をかけた。 金城武はびっくりし、喜んだものの、急いで頭をめぐらせ、 答えは「Thank You」と英語で返すことにしたが、まじめでよい感じであった。
ショーのあった夜、アルマーニは仕事のパートナー、 ノブ(・マツヒサ)とのコラボレーションレストラン「アルマーニ・ノブ」で、 金城武らゲストのVIP達にすばらしい和食をご馳走したが、 その日はちょうどイタリア対スペインのサッカーの試合があり、 出席者の半分は試合話に大興奮、 金城武はイタリア人のスポーツ熱をまざまざと眼にすることになった。
金城はかつてプラダのキャラクターとなり、またシャネルのデザイナー、 ラガーフェルドの写真のモデルを務めたこともある。 今回初めてアルマーニと会い、 「以前から名声は聞いていたが、本人に会ってみると、親しみやすさを感じ、 これがアルマーニさんの一番魅力的なところだと思った」 と語っている。
合間を見てミラノの街を歩き、どこに行ってもアルマーニの様々な商品の、 ビル何階分にも及ぶような巨大な広告の看板を目にするので、 彼は「さすが『国宝級』のデザイナーですね」と驚嘆。 もちろん、街にはベッカムの「エンポリア・アルマーニ アンダーウェア」の 半裸の大広告も堂々と立っていたので、金城武に、 キャラクターの先輩であるベッカムが宣伝しているパンツを穿いているか聞いてみると、 マネジャーがすぐに横からこう答えた。 「秘密です、言えません」
金城武は、これからアジアで展開される「赤壁」のプロモーションに参加するが、 すべて衣装はエンポリオ・アルマーニ提供の新作を着用する。 おそらく20着を超える衣装は、みな金城武に合わせて作られたもので、 スターとブランドが結びつくことで、まばゆい効果が見られることになる。 (聯合報 2008.6.25)
●「赤壁」台湾プレミア 16:15
正式に発表になったようですね。こちら やはり7月8日、しかし会場はなんと、台北県碧潭、屋外でのプレミアとなるそうな。 美しい潭水や小赤壁とも言える巨大な岩壁などがあるという地形で選んだらしいです。 もちろん金城武も出席とあります。
また、カンヌでの8分半のフィルムを 台湾の(多分)公式サイトでも今日から放映とのこと。 このフィルムは前後編の見所をかいつまんで見せるものとあります。
●韓国に! 20:30
現れたよ、とメールでお知らせいただいて、いそいそと帰宅。 とりあえず画像から、と言う感じですね。→ こちら 5人勢ぞろいの写真、武が加わると、一気に華やかになります。 (ファンの欲目でしょうが、なんとでも言ってください。 ニヤニヤ笑いが止まりません) アルマーニですか。 リン・チーリンと入ってくる写真、かっこよか! (私はもうとても自力では探し切れないので、 あちこちファンサイトを回らせていただいてきます)
Dolphinさんや赤壁戦記さんはじめ、検索上手な方々が既に、 いっぱい写真の載ったサイトを見つけてくださっています。 韓国サイト、mydailyのニュースの1つを翻訳機にかけたら、こんな一節が。
映画で、外見の魅力よりも、先を見通す知恵と人を引き付ける魅力を持った人物を演じた 金城武は、現実にも強烈なカリスマで記者会見場をとらえた。 会見場をびっしりと埋めたファンクラブの者はもちろん記者たちまで、 金城武の一言一言に耳を傾けた。
動画と詳しいレポ、出ないかなあ。
BBS ネタバレDiary 9:00
2008年06月24日(火) |
ミラノコレクション●香港紙の報道●追記 |
昨日は1日出張で、PCとは無縁でいましたら、 メールでミラノコレクションに登場のお知らせいただきました。 夜帰宅して、オーオーと、ただただ感心するのみ。
Dolphinさんありがとう。 そして赤壁さん情報に従えば、左端が武ということになるんですね? m(_ _)m

●香港紙の報道 9:00
今朝になったら香港の新聞でも短いニュースが出ていました。 明報では、 ゲストとしてショーに出席したこと、観客席でショーを鑑賞したほか、 アルマーニがわざわざ台上に呼んで、 アジアのイメージキャラクターであると紹介、2人の写真撮影の折には、 モデルたちがバックとして後ろに並んだこと、 (ゲスト1人1人そうしたようですね)、
太陽報(右上「選択内容」の窓から「金城武」の文字のあるのを選ぶ)では写真つきで、 ずっとにこにこしており、ガードマンが何人かついていたけど、 全然飾らない様子で、写真も撮られるに任せていたこと、 を報じています。 東方日報でも記事がありますが、今、開けません。
●東方日報記事追加 23:50
ほとんど同じですが、一応。 いい男金城武は演技がすごいだけでなく、服の着方にも独特な味がある。 彼はミラノに飛び、現地時間23日3時30分からの 2009年春夏メンズコレクションに出席した。 白のVネックに黒い丸首衿を合わせたTシャツ、白のパンツの彼は、 白馬の王子様ルックで、大変smart casualであった。 ずっと数人のガードマンに付き添われて入場し、大スターの風格十分であったが、 本人は少しも気取らず、笑みを絶やさず、また、写真も撮られるに任せ、 非常に親しみやすい感じであった。
BBS ネタバレDiary 2:15
2008年06月22日(日) |
「死神の精度」@「I-周刊」●ウー監督インタビュー@「壹周刊」●ケリー・チャンの話●「赤壁」撮影中の武のエピソード |
「赤壁」の前売り開始で、今日劇場に行こうかとも思っていたのですが、 1週間の寝不足がたたり、10時起床。 だらだらしているうちに、時間はどんどん過ぎ、明日(もう今日ですが)に延期。 どうせ、休日出勤ですので、帰りに寄れたらいいな。
さて、ファン友達の肝いりで入手することのできたシンガポールの週刊誌、「I-Weekly」。 「死神の精度」について、いつも武に取材してくれる楊麗玲さんが、 なんと今回東京まで取材に来ていたとのこと。 そのときのレポです。 記者との質疑応答は省略。また、トークの内容は実際の日本語には合わせてありません。 原文にあるままを訳しました。ちょっと意味不明のところも(読解力のせいでしょうが)。 映画評については、また追ってアップ予定。
 また借り画像m(_ _)m
金城武の旋風(原題です)
日本のマスコミはこう予言した――2008年は金城武の年になる。 中国語歴史大作「投名状」と「赤壁」が続いて日本に上陸する。 だが、真に重要なのは、6年間日本の芸能界を離れていた彼が 主役を張る日本映画「死神の精度」だ。 そして最近、スター女優松たか子と共演の「怪人二十面相・伝」の撮影を終えたばかり。 武旋風が再び日本を襲うだろう。
地球上でもっとも規律厳格な民族精神を目撃
ベストセラー小説の死神となり、次には誰もが知る変装上手の怪盗になる。 武は、その行動によって、日本復帰を世に宣言した。 日本語が不得手な私だが、東京に行き、 金城武の魅力が呼び起こす騒ぎをこの目で見てこようと決心した。
金城さんの日本での人気の高さを体感しないうち、 規律が厳格でいささかも疎かにしない日本精神をまずまのあたりにすることになった。
記者会見は、東京の最も壮観なガラス張り建築である、東京国際フォーラムで行われた。 ホールDでは、1時間前から受付が始まった。 最後列に大型のテレビカメラが並び、中間には記者席 、最前列が小型のデジタルカメラを手にしゃがむカメラマンだが、 その位置によって異なるワッペンを、全員が服の上に貼り付けている。 それぞれの場所は守らなければならない。 会場に入る前に、位置は適切に振り分けられていた。
12:56 司会者によるマスコミへのスケジュールの説明 13:00 出演者入場、挨拶 13:05 質疑応答開始 13:35 写真撮影 13:40 記者会見終了
いつ写真を撮っていいか(13:00から13:05までの5分間と正式の撮影の時間)、 撮影はどこからしていいか(携帯による撮影と、記者席からの撮影は禁止)、 質問の仕方(1人1問のみ)は、ルール通りで、時間厳守だ。 定められた境界線を越える者は誰もいない。 17歳でデビューし、35歳になってもなお、 「映画の撮影以外は、何もせず、芸能界の人間とは思われないほどシンプル」な武が、 どうして長年その居を日本に定めているのか、私はやっと理解した。 このような混乱のない世界が、彼には一番合っているのだ。
アジア芸能界のナンバー1オタク
記者会見は日曜日に行われたが、これは日本ではめったにない。 映画会社は、出演者がそろうのが大変難しく、やむをえなかったのだと説明した。 広報担当者もいろいろと心配をし、出席率が悪くなるのではと危ぶんでいた。 だが、数百人のマスコミで会場はいっぱいで、しゃがむ場所さえなく、 武が日本で、相変わらず強大な吸引力を持っていることを証明していた。
皆、映画の話だけをと言われれば、映画の話しかしなかった。本当である。 だから、彼は日本のマスコミを前にするとき、きっと一番自由であるのではないかと思う。
「撮影が終わったら仕事が終わったと思う。それで、自分の生活に戻る。臨時工みたいに」 彼はいつもそう言っている。 彼は芸能界のナンバー1オタクと思われている。
「家で本を読んだりDVDを見ているのが好きですが、旅行も好きですよ。 もし俳優になっていなかったら、旅行ガイドになっていたんじゃないかな。 あちこちに行けますからね。 ぼくはひどく内向的な人間なので、仕事が終わればすぐ家に帰る。 どこか行こうとは思わない……ネットゲームがなぜ面白いかって? ネットに入ると、すごく遠くの友達ともネット上で同時に遊べる。 ゲームをしながらおしゃべりができます。 そこでは、知っている人とも、知らない人とも楽しく遊べます。 みんなぼくが誰かしらないし、僕を見にやってきて、取り囲み、 携帯で写真を撮る人もいません。 すぐに大勢の人と遊ぶことができます。 だから、外出するより、家でゲームをしていた方がいいと思うんです。 誰にも迷惑をかけなくてすむし」
映画の役の選択が、死神でなければ怪盗というような人間は、当然変わり者である。 一緒に仕事をした名監督や大スターも、誰も彼のことを理解できない。 アンディ・ラウは、彼のことをミステリアスな「宇宙からの客」と冗談を言い、 ピーター・チャンは、彼は芸能界で決して争ったり競ったりすることなく、 いくら引っ張っても動かないので損をしていると、惜しむ。
誰にもその人なりの生きていく道がある。 彼は仏を信じ、坐禅を組んで心の慰めを求めていると言われる。
「この仕事を始めたばかりのときは、とても悩みましたよ。 どうしてみんな自分のことを見るのだろう。 どうして自分のすることが、一々大勢の人に影響してしまうのだろう、とね。 すごく困惑して、人とつきあいたくないと思ったし、人にこうこうと説明もしたくなかった。 いっとき、ちょっと自分を閉ざしていましたね。 その後、高僧たちの哲学の話を聞きました。 例えば、このテーブルは、テーブルではないかもしれない、 自分がそれをどう見るかなのだ、とかね。 とても面白いし、なるほどと思った。 自分はどうしてこんなにバカだったんだろう? どうして考えなかったんだろう? と思い、 物事を別な角度でも見るようになりました。 でも、すぐにできるようになるのは無理で、時間が、年月がかかるし、 どんな人と出会うかにもよります。 年齢が行くにつれて、理解することも増え、 だんだんと心のバランスがとれるようになってきました」 彼には彼の小さな宇宙があるが、誰も理解しないし、顧みない。
本物のスター、注目の的
いよいよ武が登場した。 第一主演男優であり、当然のことながら拍手で迎えられた。 シンプルなダークスーツに白いシャツ、ふわふわの髪、 非常に日本式のかっこよさだ。 澄んだ目が前後上下左右をあちこちと観察し、 顔には相変わらず、あのお馴染みのはにかんだ表情があった。 そして、来た、まばゆい、輝く笑顔が。
「日本でまた演技できて、とてもうれしいです。 最近ずっと中国語映画の撮影で忙しかったし、 興味の持てる日本語の脚本に出合わないまま、長いこと経ってしまいました」 開会の言葉の後、彼は日本風に手を振り、うなずいて挨拶をした。
監督の筧昌也も主演女優の小西真奈美も、 武には一風変わったユーモア感があり、それが映画の雰囲気にぴったりだったと語った。 「金城武はユーモアのある人で、アイデアがいっぱいあり、 いつも監督にいい提案をしていました。 私と金城さんとの芝居では、いつも2人で工夫をし、 どう演じるか相談しながら、やりました。 ただ、どのアイデアも、監督に却下されたので、どんなのだったかよく覚えていません。 撮影現場では、いつも金城さんとたくらんで、監督にやってみせるという風でした」 日本の超かっこいい大スター福山雅治の噂の恋人である小西真奈美も、 彼に対しては絶賛だ。
記者会見の間中、武はずっと人々の話題の焦点だった。 映画の中で、このいい男の髪を洗う機会に恵まれた70歳のベテラン富司純子は、 女性たちにそれを謝ったと思えば、 もし、いつかその時が来たら、こんな素敵な死神に連れて行ってもらいたいと冗談を言う。 おかげで横にいる武は笑いっぱなしであった。
日本のファンの絶叫を間近に聞く
試写会はホールCで行われた。 3階席まである劇場は、華麗で豪華で、 我が国のエスプラネード・シアター・オン・ザ・ベイのコンサートホールに匹敵する。 観客は当然のことながら女性ファンが中心だ。 白い手袋をして映画の中の死神の姿になぞらえている者もいるし、 金城武の素敵な映画ポスターを掲げている者もいる。
14:30から14:50の間に出演者たちが登場し、挨拶をする。 彼らが登場する前、スタッフがまず台上に上がり、 俳優たちの代わりになって並び、ライトの位置を確認した。 会場からいくら笑いが起こっても、厳粛な面持ちを崩さなかった。 マスコミ席は前から3番目までで、挨拶時は撮影厳禁。 またもやきっちりと細かい説明がされる。
金城武が、ついに、登場した。 「死神役ですが、鎌を持ってもいないし、黒いマントを着てもいません。 これまで漫画で見たような死神とは全然違っていて、面白いです」 彼がちょっとしゃべるだけで、あちこちから大きな叫び声が上がり、会場がどよめく。
共演の村上淳はおどけた顔で、 「ぼくは金城くんのことをとてもいいと思っているし、とても好きなので、 共演できてとてもうれしい。 彼は本当に人を引き付ける力があり、魅力的」 と、武をまつりあげた。 金城さんは、ただただバツが悪く、笑いながら急いで前に出ては しきりにお辞儀をし礼を言っていた。 老若男女、ことごとくひれ伏す、武の魅力の及ばぬところはない。 (楊麗玲・文/I-Weekly 2008.5.15号)
●「壹周刊」のウー監督インタビューから
りんご系の週刊誌「壹周刊」第954期号がウー監督へのインタビューを掲載しています。 武がうるさくて監督を困らせたという話をどうしても織り込みたいという態度が気に入らないので 一部だけ、ちょっと興味深い問答だけを抜き書きです。
壹周刊 「赤壁」が目標とするマーケットは、アジアですか、それともアメリカですか?
ウー このような規模の大作だから、どのマーケットを失っても、元手が回収できない。 三国の登場人物は多く、ストーリーも複雑です。 中国人、日本人、それに韓国人までも三国の歴史についてはよく知っているし、 大体をつかんでいるので、 それ以外の国々の観客が求めるものに特に留意しました。 セリフは短く、扮装もそれぞれがわかりやすくしています。 しかし、物語が強調している義侠心と友情の尊重というものは、 世界どこでも根本は一致しており、誰でも共鳴できると思います。
*
壹周刊 日本の俳優、中村獅童をキャスティングしたのは、ある種の妥協と言っていいのですか?
ウー そうですね、日本の映画会社が、興行を考えて日本人俳優を参加させるよう提案したのです。 しかし、それでも決定権は私にありますから。 三国志はアジアの様々な国でよく知られた物語ですから、 私が「赤壁」を撮るというニュースが伝わると、 すぐに多くの日本や韓国の俳優が興味を示してきました。 この映画は、国境を超えた友情を語るものですから、 私も、主演は必ずしも全員中国人でなければならないとは思っておらず、 第1稿では、曹操は渡辺謙の起用を考えていたくらいです。 ただ、最終的にスケジュールの調整がつかず、替えることになりましたが。 今の曹操役のチャン・フォンイーも、私がとてもいいと思う国内俳優です」
●ケリー・チャンの話 21:20
You Tubeで見たのですが、アドレスを記憶してない。 後でわかったら、張ります。 先日、結婚を発表したケリー・チャンが、香港の「主播会客室」という香港の番組に出たとき、 質問されて、映画で共演した時の武のことを少し語っていますので、そこの部分だけ。 いつごろなのかなあ。 聞き手は男性です。
ケリー そのころ、私は北京語のアルバムを出したんですけど、 その中に「愛你愛的」という歌があって。 歌詞に「愛你愛的失去方向(方向を見失うほどあなたを愛して)」というところがあるの。 私は礼儀として新アルバムを彼に送ったんです。 彼はそれを聞き終わって、不意に質問したの、 「方向を見失うほど愛してみたことあるの?」って。
――急にそう聞いたの?
ケリー 私はちょっと考えて答えたの、ないわよって。 そしたら、彼は私をたたいたわよ(右手で大きくパーンと軽くたたく身振りをする)。 で、思ったの、彼は本当はとてもロマンティックで感性豊かな人なんだなって。 絶対、そういう経験があるから、私に聞いたんだと思う。 彼はすごく感性の人だけど、私は理性的な方だから、 方向を見失うほど愛したことはないわ。
(中略)
――でも、金城武があなたに何を言おうと、 彼の魅力にはくらくらっとしたんじゃないですか?
ケリー そう?
――そうですよ。
ケリー あなたも、彼にはくらくらする?
――本当にハンサムですからね。
ケリー そう、すごくきれいな顔立ちしてるのよね。
冷静なケリー。この頃には、今の恋人がいたってことです。 でも、こんなケリーとは、武は気楽でやりやすかったのでは? (「世界の涯てに」の頃はほとんど話をしなかったそうですが)
●「赤壁」撮影中の武のエピソード
海外サイトで紹介してくれていた記事なんですが、 内容は、台湾のテレビによく出ている葉華という女優さんが「赤壁」に出演して、 それについて「FHM」という台湾の雑誌が彼女にインタビューしています。 金城武に触れたところがあるのですが、ちょっと前に聞いていた話と全然違う。 まあ、読んでみてください。
――「赤壁」であなたはトニー・レオン、金城武、チャン・チェンという3大いい男と出演したわけだけど、 この3人の中で誰が一番気さくでした?
葉 チャン・チェンだと思います。本当はトニー・レオンもいいのですが、ただ、彼は口数が少ない。 チャン・チェンの方がよく話してくれるので、より親しみやすい感じがします。 金城武とは直接一緒の芝居はなかったので、あまりよくわかりません。
――3人の中で性格のきついのは?
葉 みんな穏やかな人でしたよ。
――3人の内で映画に対して一番厳しく要求をしていたのは誰ですか?
葉 金城武が自分自身に高いものを求めていましたね。それで、やり直しをいつも頼んでいました。 監督に、今のシーンはもっとうまくやれると思うと、よく言ってました。
(中略)
――撮影やリハーサルや台詞の練習のとき以外で、彼ら3人があなたと話すことはありました?
葉 お互い挨拶はもちろんしました。 世間話もたまにはありましたけど、大体は仕事関係のことのおしゃべりです。
――ツーショットやサインを頼んだことがありますか? みんな承知してくれましたか?
葉 ツーショットは撮りました。応じてくれました。 サインは頼みませんでした。写真があれば十分です。永久保存できますから。
――撮影を終えて、どの大スターに対する見方が一番変わりましたか?
葉 金城武です。彼が最初のころ出ていた映画は、お笑い物でしたから、 その頃はあまり印象に残っていなかったんです。 今回彼を見て、すごく変わって成熟したなあと思いました。 彼のことを、なんでも監督のいう通りにやる人だとずっと思っていたんです。 でも、違いました。自分に要求するレベルがすごく高いんです。 1テイク終えるとすぐモニターのところに行ってカメラマンに見せてもらっていました。 どこかよくないと思うと、すぐ監督のところに行き、もう1回やってもらえないかと話していましたよ。 (FHM 2008.6.10号)
BBS ネタバレDiary 1:15
2008年06月20日(金) |
「死神の精度」DVD |
朝一番のお知らせいただきました。m(_ _)m 8.27on Sale! です。 詳しくは公式サイトへ〜
BBS ネタバレDiary 7:30
このページ、知らなかったので。 クリック、クリックですごく大きな画像になりました。 ここ
BBS ネタバレDiary 17:50
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