酸性

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2003年04月17日(木) エースをねらうぞ!

ついにテニスをしました。

やはりテニスを始めようと思い立った友達がいて、でもその子は隣のコートの人たちに「あなた達のテニスラケットはジュニア用よ。ちゃんとしたラケットでやらなきゃ」と余計なお世話な事をいわれた挙句、近くにいたバスケグループに旦那が誘われてしまい、一人で「…なんなん???!」という思いを何度か繰り返してやめたらしく、私もそうなったらどうしようと不安でした。何をかくそう、私が買ったのも超特価のジュニア用だからです。

幸い、うちの近くのテニスコートには「へい!ここ空いてるよ!」と言ってくれる人はいたものの、余計な事を言う人はいなくて助かりました。

それにしても楽しい♪テニス楽しいぞー!!!

なんといってもテニスコート無料だもんね。普通の公園なのに6コートもあるんだもん。日本にいるころはお蝶婦人なスポーツに感じてたけど、こっちでは庶民のスポーツだ。


2003年04月15日(火) 目にしみる。

夫の同僚達と夕飯を食べました。

フィリピン人が2人とタイ人が一人。
特に中華系フィリピン人のMさんは夫にすごく良くしてくれます。Mさんの祖父は戦時中、日本人に殺されているのに、夫は夫として見てくれます。すっごーく頼りがいのあるイイ人なのです。

もう一人のフィリピン人のPさんは面白い人で、私を見るなり夫に、「この前連れてた人はもっと髪の毛長かったじゃないか。違う人か」とからかいます。夫も夫で、Pの髪型をアフロにした写真を大きく印刷したものを渡してました。これが超おかしくて、大好きな写真です。タイの人は初めて会いました。

チャイナタウンに中華を食べに行きました。夫も何度か来たことがあるみたいで、今日は空いてました。Mさん曰く、SARS騒動の後、チャイナタウンとかモントレーパークは以前より人が少なくなってしまったとか。

中華は美味しかったです!特に炒飯がパラリとしていて具だくさんで。

とても楽しい時間でした。楽しいし、皆優しいし、なぜか泣きたくなってしまいました。本当に涙が寸前まで出そうでしたが、泣いたら皆なぜ?????ってびっくりするしかない和やかな雰囲気だったので、我慢しました。

うまく言えないけど、父と近い年齢の、苦労をしてきた人の優しさに触れたからだと思います。


2003年04月13日(日) 虚と実が交差する道

「マルホランドドライブ」をビデオで観ました。

んーーーーー、これは評価というか好き嫌いが真っ二つに分かれそうですなー。私は好きなような苦手なような…んーーーーって真っ二つに分かれてないじゃん…。

前半はもう、息つく暇もない感じで見入ってしまいました。で後半は???で終わり。ほとんどの方がそうだったと思います。

やっぱりどうしても???のままじゃ嫌でネットでどういう訳だか調べたのですが、やっぱり皆ネタは明かさないのねー。妙に感心。で、自分なりに解釈しました。あれは変に意味をつけたり解釈しちゃいけない映画なのだ、と書いてる人もいましたが、私はやっぱ???のままじゃせっかくあんなに面白い映画を嫌いになりそうで辛かったの。

考えたらリンチの映画は「ブルーベルベット」と「ワイルドアットハート」しか観てないけど、もしかしてもしかしたら、これぞリンチ!っていう映画なのかしら?マルホランドドライブって。

この映画が公開された時はマルホランドドライブという道がロスにあることも知らなかった恥ずかしい私。そういえば去年の今頃かなぁ。海沿いの道PCH(パシフィックコーストハイウェイ)を北上途中、引き返したくていつもはサンセット大通りを右折するところ、適当な道で右折したら細い山道にすぐなってしまって、引き返せなかったことがありました。

PCHを走っている時は暑くて日焼けを気にしていたのに、山道に入った途端、全く日が当たらなくて寒くなってきて、急に全く別世界になってしまって気味が悪かった。うっそうとした道を走っているといつも「ツインピークス」が浮かぶのですが(ほとんど観てないにもかかわらず)、そういえばそのくねくねした山道ってマルホランドドライブと交差していたのでした。

ロスの地形って、日本に住んでいた者からすると不思議な感じで、急に山になったり繁華街に抜けたりするのね。サンセット大通りも、PCHから行くと山道なのにずーっと走るとクラブがたくさんある繁華街になるし。いわゆる自分の住んでるところから北東の部分…マリブとかベルエアビバリーヒルズとかサンセットとか…あのあたりってドライブしていると自然と繁華街が混在している感じで奇妙な感じがするなぁ。好きだけど。

PCHのすぐ横は山で、有名なところではマリブとか、超お金持ちが家を建てているのね。海が望めて最高のロケーションだとは思うけど、生活にはものすごく不便なところ。独身の成功者が住んでいるのかな。題名忘れたけど、他の映画にもでてきたこの辺の家。壁の代わりにガラスを使っていて温かみの全然ない家。たしかその映画もサスペンスだった。

「マルホランドドライブ」に登場する監督の家もとっても素敵だけど、温かみは感じられない。マルホランドドライブからはきらめくような豪邸からウィンピーズのある下界へもいける…ハリウッドという世界の虚の部分をうまーく表している映画だなぁと思ったのでした。


みこちん |mailhomepagebbsセンリューゴージャン!

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