ヒドい本を読んでしまった。 大好きな戦国武将No.1、というより既に好き過ぎて 別格扱いになっている真田の兄上がこれ以上ないほど けちょんけちょんにけなされた本だったのだ。 兄ときたら幸村に比べて知名度低いから、本来なら 本に出ているだけで嬉しいはずなのに、これは あまりにもヒドい。 兄を抱き込むために家康の養女と結婚させられたのに、 当の家康に「兄じゃなく弟の方をもらえば良かった」とか 至上最悪のけなし言葉だ。まさに言葉のナイフ。 作中の兄だけじゃなく読んでるこっちが傷ついたわ。 史実の好きな人がけなされる悲しさって他のモノに 例えようがない。強いて言うなら並んで買ったケーキが おいしくなかったとか、トイレ行ったら3回連続で ペーパーの交換するハメになったとかそんなん…? しかも今日明日は休みで、この切なさを同僚にも友人にも 話せないつらさ。
ほとんどの人に理解されないことは百も承知なので 尚更凹みました…(−−;
仕事が終わって職場を出てほっと一息ついてケータイを チェックしながら道路を渡っていたら、いきなり来た 衝撃に派手によろけてしまった。 驚いて振り返ったらさっき目の前を通り過ぎたはずの ワゴンが目の前に。 …あれ。 とにかく一方通行の道なので、片方から来る車を 確認するだけで大丈夫なはず。 なのになんでここに?
ワゴンたら曲がりたい場所行き過ぎちゃってバック したらしい。おのれ、これでケガしてたら事故だぞ。 驚いた顔してる私がサイドミラーに写ってるだろうに 運転手ってば出て来やしねぇ(怒
でもまぁ出てきたのがコワモテのオッサンだったら 嫌なので、そのまま帰ることにした。
その後、夜になったらちょっと腰が痛くなったので考えた。 「…私が武士だったら腰も痛くならずに済んだのに」
他の職業じゃダメ(笑
今日は12:30の電車に乗って帰るので早めに動き出した。荷物を持ったまま、 バスで「三段壁」まで行く。朝イチの人がまばらな中で海沿い崖っぷちの 地層を見て満足した。 お次は三段壁資料館である。エレベーターで洞窟の中に降りて行けるのだ。 崖も海も洞窟も好きな人間にはたまらない展示と言えよう。 中はやはり楽しかったの。穴から、海水が勢いよく入り込んで来る様が良く 見えるのだ。嵐の中みたいな轟音がまた素敵。その昔ここには熊野水軍が 隠れ住んでたらしく、住居跡の展示とか甲冑着て写真撮影とか、もう私の 本領発揮(着ないけど)テンション上がりっぱなしだった。 …つーか岩壁に手すり足置きが付いてるんですけど、あんな水しぶきが 来るような出っ張った場所誰が崖伝いに渡るんだ?? 洞窟探検を堪能した後は、再び地上に戻って来て更に崖っぷちに行ってみた。 この崖、柵もないのに海に向かって下りに傾斜してるものだから、淵まで 行きたい派の私にはなかなかスリリングだった(そして後で母に落ちたら どうするんだと怒られた) 崖と海を堪能した後は、再びバスに乗って円月島へ向かった。M地型の島の 中央下部分に穴が空いている、白浜の代表的景勝地である。 さて着いたはいいが寂れ果てて何もすることがないので、グラスボートに 乗ることにした。船の下がガラス張りになっていて、そこから海中の魚や 海女が見えるのがウリだ。チラシには「美女海女の海中の舞が見られる」 みたいな胡散臭いコピーが踊っていたが、案の定海女はおばちゃんだった。 おばちゃんでも不満はないからさ、美女とか言って客引きしないで欲しい。 海中見物はけっこう面白く、あっという間に時間が過ぎて浜に帰って来ると、 またバスに乗って駅に向かった。 電車の時間にはまだ早いが、土産物屋でも物色してればすぐ時間になるだろう。 電車の中で食べる駅弁を買い、土産を買って電車に乗り込んだ。 そういや最近の私の傾向で、紀州と言えば九度山に蟄居してた真田家、 またはねねの実家の浅野家関連の何かを期待してたのだが、すっかり忘れて おりました。紀州は徳川御三家じゃないか!売り物にするなら8代吉宗に 決まってる!…と帰り間際になって大きな勘違いをしていたことに気付き ました。いやー紀州博物館行かなくて良かった、徳川系の展示は興味ないわ。
今回は岩・海・崖・浜と大自然堪能系で楽しかったv
電車の本数が少ないため、朝は時間に追われるようにホテルを出た。 今日は本州最南端の潮岬に行くのだ。 白浜から更に電車で一時間勝浦方面に進むと、南紀の南・串本に着く。 11時過ぎに到着した我らはバスの時刻表をもらうと一番すぐ行けそうな 奇岩「橋杭岩」を見に行くことにした。 海辺に大きな岩がゴロゴロ点在している不思議な風景で、その昔神様が そこに降りて岩から鳥を作っていたら、邪鬼のいたずらにだまされて 制作途中で帰ってしまったらしい。忘れっぱなしか。 しかしその岩がまた面白かった。なんというか他では見られない 奇岩っぷりなのだ。確かに一つ一つの岩が大きい。 引き潮で、岩の間を先まで歩いて行けるのがまた楽しかった。 更に波打ち際には一際大きな岩があって、波を食い止めるような形に なっている。橋杭岩があるのは大した範囲じゃないんだけど、他の どことも違う浜辺に「制作途中」と名付けるセンスも気に入った。 が、あと一時間眺めていたいとは思わないので、バスの時刻表に従って わずか15分程で橋杭岩を後にした。だって次のバスが一時間後なんだもの…。 そのバスに乗っていると潮岬に行くというので、終点をまで乗り続けて 本州最南端に到着。 バスがいつの間にか半島の住宅地に入り込んでて、海を見下ろしながら 進んで行くのが見ていて楽しかった。 さて潮岬。 本州最南端に来たよライセンスをくれるというので、展望塔に登ってみた。 風強っ…! もともと崖の上で更に展望塔に登ったものだからだいぶ高台で、見晴らしが 良かった。海も青くて快晴。でも強風過ぎる。 母と私しかいなかった間はスカートが翻っても「吹くに任せよ」って カンジで気にならなかったのだが、さすがにおっさんが登って来たので 下に降りることにした。 下の売店でアイスを買って一休みする。 更に崖方面に歩いて行って道沿いに海を見下ろしていたら、下に降りる 坂を見つけて降りてみることになった。スカート+素足+ローヒールに 草ぼうぼうの坂を下って岩場に行けと…! しかしあっさり来てしまった。好き好んで釣り客しか降りて来ないような 岩場に、である。いつも以上に注意しながら岩を飛び越えて、やっと浜辺に 到着すると、ゴスの一つも歌いたい気分になって来た。いやー疲れた。 再び坂を上って崖に到着。今度は灯台に行くことになった。相変わらずよく 歩く旅だなぁ。 灯台でも螺旋石段をぐるぐる登ると、また強風吹きすさぶ高台で見晴らしを 堪能。またバスの時間を気にして早めに降りて来た。 ちなみにバス停があるあたりにバス停のポールが無かったので、近くで 工事してるおっちゃんに聞いたところ、「反対側のバス停がある向かい あたりに立ってて」とのことでした。田舎はフランクだなぁ。 さてバスに乗って再び駅に到着。せっかく海沿いだから寿司でも食べようか という話になったのだが、寿司屋がこぞって2時過ぎたら店を閉めて しまったため、ちょっと歩いて回転寿司屋へ入った。 これがまた、客は居ないネタは回ってない冷たいネタを出すのとんでもない 寿司屋で、目の前が海なのに納豆巻きを食べてる自分が悲しくなって来て しまった。安いだけじゃダメなんだってばー(T_T) さてとりあえず腹ごしらえして駅前に戻って来た。電車が一時間に一本しか ないので、それに合わせて駅前の喫茶店で休む。これがまた入るのを ためらわれるような昔ながらの喫茶店で、特筆すべきことは何もないんだけど、 とりあえず近所の人が来るみたいなので潰れなさそうではあった。 そうこうしてるうちに、行きたかった寺があったのを思い出し、一本戻る 電車を遅らせた上で寺に行くことにした。 不思議なカンジの細い道を歩き、着いた寺はなぜか南国風だった。 入ってすぐに資料館があったのでそちらへ。随分古ぼけてて今日誰も来て ないんじゃないかといった風情だったのだが、案の定今日の客は我々だけ らしい。 昭和初期っぽい古い建物の中に入って驚いた。応挙が!芦雪が!若仲が! なんでこんなテキトーに展示されてんですか!? これちょっと上野持って来てみ? 長蛇の列出来るから!ぎゃーすごい展示品の数々!…が、足元の バケツの水で湿度調整してるような資料館にー( ̄□ ̄;)!! ここは芦雪の重文・竜虎襖絵が展示されているので有名な寺である。 襖を見る前にけっこう色々衝撃を受けたのだが、いよいよを襖を見る段に なって更に驚いた。襖を見せるために蔵の中を改築してあったのだ。 しかも本日最初で最後の客ということで、おばちゃんが付きっきりで案内 してくれるサービス付き。誰も居ないからじっくり見学出来て満足した。 ところで問題の竜虎図だが、やはり本物は迫力があって素晴らしかったの。 特に虎なんて飛び出して来そうな躍動感がある。 気に入ったのでポストカードを買って来たのだが、だいぶ黄ばんでたうえ 住所の郵便番号が5桁だった…よっぽど売れてないらしい。 さて帰りもまた特急で一時間かけて帰って来た。白浜駅からバスに乗り、 ホテルに戻って夕食に。 今回同じ宿に2泊したのだが、宿の方で2泊目の食事を選ばせてくれて 今晩は魚すき鍋だった。海は目の前だしさぞかしウマいだろうと期待して いたのだが、けっこうなまぐさくてつらかった…。 ところで白浜温泉だが、ちょっと入るだけで肌がすべすべになる、とても 良いお風呂だった。 さて明日は帰るのが早いから早く寝るぞー
もう全県制覇したというのに、また旅行に来てしまった。 今度は(というかまた)母と南紀・和歌山である。 今回は母親が「太平洋を見たい」というのに付き合いである。 しかもどうせ行くなら私が「伊豆がいやだ」と言ったので、 こんな遠くまで来てしまった次第だ。関東からは何しろ遠い。 東京から新大阪まで2時間半。更に新大阪から2時間ちょいかかる。 もう半日は移動時間ではないか。南紀白浜には空港もあるし、私は こっち経由でも良かったのだが、また母が「海を見ながら電車に 乗りたい」とワガママを言うので往復共に時間がかかってしまった。 昨日まで普通に仕事をしていた私は早起きしたくなかったので、 東京発10時過ぎの新幹線でまず新大阪へ。東京駅で駅弁買ったら どれも意外と美味しくて驚いた。駅弁てマズいイメージだったのに。 さて名古屋を過ぎてから駅弁を食べ、1時近くに新大阪に到着。 南紀行きの特急に乗り換えた。これがまた揺れるのなんの。 落ち着かないことこの上なかった。 途中から乗ってきた社員旅行とおぼしき団体がうるさくてかなり 不快だったが(関西人のおっさん声デカい。特に社長)我慢して 乗り続け、3時過ぎに白浜駅に到着した。 くはーやっと着いたー(>_< 駅前から出ている無料送迎バスに乗ってホテルまで。 途中で他の人を降ろしたホテルがあまりにも奇抜かつ奇怪で心奪われ、 もしもう一度白浜来る機会があったら絶対あそこに泊まろうと心に 決めて自分が泊まるホテルに向かった。 いやーあのホテルスゴイ。ファミコン時代の洋風悪魔城みたいな あのデザインは何。ウサギの怖いオブジェが尖塔の先に付いてるって何。 ありえんわ。 我らが宿泊したホテルはごくフツーで、海が見えるんだけどちょっと 内湾寄りで母があまり気に入らなかった。…ったくうるさいよ。 気を取り直してまだ夕ご飯まで時間があるので、宿から歩いて20分だと いう海岸へ行ってみることにした。千畳敷という洗濯岩のような奇岩だ。 ちょうど夕日が沈みかけているところに行ったので、ロケーションも ばっちりでとても綺麗だった。…どうでもいいけど海に一番近い岩の上で カップルがいちゃついていたので、どう写真を撮ろうとしてもその2人が 入ってしまい、邪魔だった。…諦めてシルエットとして入れることにした けど。もっと目立たない所でやって欲しい。 さて戻って来てもまだ時間があったので白浜という地名の由来になった 「白良浜」に行ってみた。南国みたいに砂浜が白くて綺麗!日が沈んで 薄暗くて白い砂浜でしばらくのんびりし、そばにあった足湯に入って 足の疲れを癒して来た。いい所に足湯があって良かったー。 すっかり元気になって、暗くなってきた道を戻りホテルへ。 夕食の時間を遅めに取ったのだが、何しろ母と二人で部屋に居ても することがないので、早めにレストランへ行って食事をした。 …ふつー。(←食事の感想) 食後はちょっと休んだ後にお風呂に入りに行った。 ちょっと入っただけで肌がすべすべするようないいお湯でした。 ああ、いい風呂だなぁ…vvv
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