久しぶりに地元の友人とカラオケに行った。 地元もカラオケも久しぶりである。 で、地元のカラオケだが、田舎らしく 個室が大きい。昔ながらのコンテナ式の 10人くらい入れるサイズのカラオケなのだ。 しかし安いし曲数も多いから文句はない。 座敷だったら座布団敷いて寝られるし。 のんきに同人誌とか読みながらモエソングを 歌って楽しく過ごした(ホントにね) その後、ドリンクバーのあるファミレスに 行って長々とバカ話に盛り上がる盛り上がる。 …そう、うちの田舎はなぜかファミレスばかり 増えてドリンクバーだらけ。ただのファミレスの 他に和食・イタ飯・中華・養殖…と5軒は チョイス出来る。若者とヲタトークの長い ヲタクにはありがたい田舎だ。都内だって ちょっと遠いけど行けることは行ける。 ビッグサイトだって浅草だって(即売会) 浅草橋だって(即売会)だって余裕だ。
おかげでなかなか外に出ようと思わない(笑
今年も父は元気である。 とはいえ確実に年は取ってってるし、 最近よくボケている。もちろん技術としての 関西人のようなボケではなく、老人のボケである。 しかも「○○って言った」と言っても「俺はそんな ことは言ってない」と言い張る始末。 今回も、近所の寄り合いで「伊香保へ行く」と言って 旅行に行ったら案の定行き先は湯田中だった。 県すら合ってないし。 この父のボケに危険を感じた母が「伊香保って 言ってたよね」と指摘したところ、珍しく 「…そうなんだよなぁ、伊香保って言ったよな」 と返って来たらしい。さすがに母も
「勝負にならない」
とサジを投げてしまった。 私ももう、この父はボケていくだけの ような気がする…。
また同僚に面白い人が入った。 40代の女性なのだが、リコーダーが好きで リコーダーのスクールに通っていて、実は リコーダーのプロになりたいと思っているらしい。 「あの小学生・中学生時代にやったやつですよね」と 意外な顔をすると「リコーダーは単純で奥深い 楽器だから口で説明しても理解してもらえない」と 厳しいお言葉。日曜も出勤だったんだけど、夜から リコーダーのスクールに行くと言っていたので、 今日会社に行った時「日曜の授業はどうでしたか?」と 聞いた。すると彼女、普通に答えるではないか。 「相変わらず殺伐とした雰囲気でした」 驚く私。 「なんで殺伐としてるんですか??」 すると彼女。 「私、本気で授業を受けたいので、先生にも ヌルい気持ちでやって欲しくないんですよね。 だから黙々とレッスンして来ました」
…カッコいい!!
ちょっとホレた(笑
今度は映画「earth」を見に行ってきた。 それというのもテレビで「earth」が話題に なっていたからで、しかもナレーター役が 渡辺謙で、ちょうど大河ドラマ「独眼竜政宗」が マイヒット中だったので気になって見に行った。 この地球が危機に瀕している、という症例を 大自然を描写しながら切々と訴えたメッセージ性の 強い映画で、素晴らしい自然もだが、この危機に 今更ながらに危うさを感じてしまった。 無理矢理付き合わせた友達も「これからは私達が ちゃんとしてかなきゃなんだね…」と神妙な 顔して感想述べてたし(笑) サルとかゴクラクチョウとかペンギンとか とにかく動物が愛らしく、人間も人工物も一切 描写されてない楽しい映像だった。 世界って広いんだなー。 もう少し世の中の役に立つ人間になりたいと 思ったのでした(珍しく真面目)
レディースデーだしということで映画を見に行ってきた。 気になっていた邦画「cha-cha 天涯の妖妃」である。 ものすごい話だった。
だいたいにおいて、判官びいきというか西軍好きに とって淀君は悪の権現である。彼女が阿呆なばっかりに 豊臣家は滅んだんだとの説もあるくらいだ。もっとも 彼女は父の家を織田信長に滅ぼされてるから、その 先鋒だった秀吉が嫌いで、でも秀吉の側室になった くらいだから、自分の手で豊臣を滅ぼしたかったとの 説もある。そっちの方が女としてはシタタカで面白い。 が、今回の話はそんな大層なモノじゃない。 あれこれツッコミどころ満載だった。
今までさんざん阿呆な政策を繰り返して、もう どうしようもない窮地に陥って「降伏しろ」と言われた 土壇場で、cha-cha様は甲冑を着込んで秀頼様と颯爽と 登場、家康に徹底抗戦宣言をして帰って来れば兵士からは 大将の秀頼を差し置いて淀様コールが。…アホか! あんたがもっと前に妥協してれば戦争なんかしなくて 良かったんだってば!何を今更…!それより意地を 通したかったんだったら、さっきの場面で家康の 下座に座るんじゃない。 しかも幸村(40代後半なのに若い)に「勝てますか?」と 言い出す始末。だーかーらーあんたがー…!!!(怒) 真田太平記を始め、西軍寄りの歴史小説を読んで、 何度私があんたを直接刺しに行きたいと思ったことか…!!! (落ち着け自分) 更に江戸城大奥に引っ込んでるはずの御台所にして cha-chaの妹・お江も単身大阪城にやってきて姉に直談判。 皆、姫のくせに腰軽いな! しまいには秀頼様まで単騎出陣あそばし、cha-chaは 大阪城に一人取り残されてしまう。 家康は阿呆な女は嫌いだろうに、実は家康もcha-chaに ホの字(死語)だったことが判明、cha-chaが自ら爆破して 崩れ落ちる大阪城を見て「負けた…」と呟いて終った。 cha-chaを主役にしたから仕方ないかもしれないが、 一般的に伝え聞く史実とだいぶ違うしあちこち話の ほころびが気になってしょうがなかった。 館内にはたまに「ふっ…」と鼻で笑う声とすすり泣きが 混じり、泣けるシーンはまぁ、女の女としての意地を 通すあたりがなかなかミモノだったが、だいたいは 鼻で笑うシーンの方が多いよね。
とにかくダメな映画でした(言っちゃった…)
|