★内田康夫。 『鯨の哭く海』

浅見シリーズの最新刊が本屋に並んでいるが、そういえばツンドクに
その前に出た「鯨の哭く海」があったのを思い出した。
これを読まねば、さすがに新刊は買えん;^^)
最近は浅見さんは社会派の様子、その時々で話題になっている
政治がらみのトピックスに地方色を打ち出していることが多いようだ。
伝説はもうやらないのかな?
今回は、あまり女性関係は進展?せず、捕鯨に関してかなり著者の意見を
反映した硬派な作品のようだが、事件そのものはあまり謎を感じない。
まあ、現実的といえばそうかもしれない。
さらに、浅見家の様子は以前よりかなり和気あいあいとしていて、
テレビのイメージに近づいているような気がちょっとした。

鯨と言えば、ウチの小学校の給食にもよく出た記憶が。
あらららら・・・年が(爆)
2001年11月07日(水)
★島田荘司。 『斜め屋敷の犯罪』

どこでもオススメを受けたので、期待を持って読んだ。
おお、こんなところに、前回読んだ「はやぶさ1/60秒の壁」に
ちょい役で出てきた牛越さんが・・・・
こういう関連が何故か非常に好きだ。
今回の謎は、ワタシが最も不得意とする(笑)密室物。
何故不得意かというと・・・・「空間認知能力」に欠けるからだ。
だから、一番最初の屋敷の立体見取り図のページにはしおりをはさんで、
何度も見直さなければならなかった;^^)
そして、そのトリックは・・・・・あああああ!えええええ?
まさにプロローグの「これほど申し分のないほどに奇妙な道具立ての
そろった揃った事件を、私は他に知らない」につきる・・・。

お屋敷の娘の英子さん・・・ショパンの「革命」を趣味で完ぺきに弾きこなす
とはかなりの腕前、すごい。
お金持ちのお嬢様ってみんななんで才能もあるのかね?(苦)
それから御手洗さんの「南大門さん!」には爆笑した。
これからもああいうのが続くのかな?

それにしても・・・恐るべし「斜め屋敷」。
きっとワタシなら30分も中にいられないと思うぞ?←ガラスのように
もろい三半規管を持つオンナ
2001年11月06日(火)
★島田荘司。 『寝台特急はやぶさ1/60秒の壁』

島田荘司さんは三冊目だが、吉敷刑事ものははじめて。
御手洗さんを置いといて、浮気してしまった(笑)。
さて、トラベルミステリを読むのは久しぶりだなあ、なんて考えながら
読み始めたのだが、一気に読んだせいもあってなかなか楽しめた。
吉敷刑事・・・確かドラマで佐藤浩市さんがやってたっけ?←記憶曖昧
でも本物はもっとカッコイイようだ。(佐藤さんとってもごめん)
この手の、刑事が足を使ってあちこちへ飛びながらパズルのピースを
集めていく、そんな話はいくつも読んだことがあるのだが、なぜか
ありきたりを感じさせず、ぐいぐい引っ張られていった。
二転三転する事の真相には、びっくり・・・。
解説は綾辻さんが書かれている。
その中の「島田ワールド」という言葉に反応するワタシ・・・;^^)
ワールドもの、続き物に弱い(笑)
カッコイイ主人公にも弱い(猛爆)

顔の皮膚の厚さは5ミリ、とあったトコで、自分の顔をつまんでみたのって
ワタシだけ?
2001年11月04日(日)
★近藤史恵。 『アンハッピードッグズ』

著者初の恋愛小説らしい。
装丁などのイメージから、ミステリではないと思っていたが、
本当にミステリではなかった(苦笑)。
もともと恋愛小説は苦手だ。
なぜなら、もう恋をしていないから・・・・
なーんてカッコイイことを言いたいのだけれど、これは単なる体質。
というか、ずっとずっとミステリの方がワタシにとっては魅力的、
そういうことだけなのだが。
この本は、そんなワタシにめずらしく、スムーズに読んだ。
フランスに住み着いているガクとわたし、彼が連れてきた新婚旅行の
宿無しカップル。
彼らが出会ったことによって、なにかの歯車が少しずつ回りはじめる。
もともと恋愛を書きたいひとなのではないだろうか?
その描き方は、現実的で残酷なのに、どこかさりげない。
うーむ・・・・・
結末の後味がちょっと良くないのは、あんな恋愛をしたことのない、
おきらくな自分のせいだろうな・・・・苦笑。
2001年11月03日(土)
「ほんだな」ちょこっと整理。

といっても、「ゆくみおさんち」のほんだな(笑)。
ほんだなから、9月までに読んだものにはリンクするようにして
あったのを、10月分追加した。
つまり、整理したといっても、この「ホンのにっき」のそれぞれの
感想に飛べるようにしただけだ。
しかし・・・このにっきのログが消えたら、どうなるんだろ?(謎)
・・・恐ろしいことは考えんどこうっと。
バックアップしなさいって?
・・・善処します(謎)。

まだ「お気に入りのほんだな」も整理してないし。
今までに読んだ本も整理してないし。
・・・そっか、今までに読んだやつは、整理したくても内容を
ど忘れしちゃって出来ないんだった・・・・(墓穴)
あーあ。考えだしたら、キリがないやん。
2001年11月02日(金)
★蘇部健一。 『六枚のとんかつ』

図書館で、ふと目にしたそのタイトル。
なんてそそる題名、『六枚のとんかつ』。
気になる本ではあったので、借りて読んでみた。
内容は・・・あはははははは。
表紙の煽り文句、「驚天動地のアホバカ・トリック」
なるほど、確信犯なわけか。
しかしこのノリはいったい?
表題作「六枚のとんかつ」は、なるほどだった。
ちょうど少し前に「・・・・・・・」を読んだところだったし。
これなら、実験できるじゃん!
でも、「しおかぜ・・・四十九分の壁」は、岡山県民でしおかぜにも
乗ったことのあるワタシには最初からキツイ;;;^^)
早乙女君というキャラは、笑えた。
最初から、この二人のコンビにしたら、もっと引っかからずに読めた
のでは、と思うとおしいかなあ。
でもそうしないところが、ねらいなのかな?

他の人の感想も聞いてみたいものだ。
2001年11月01日(木)
図書館で借りた本。

一度書き込んだものが、消えたらしい・・・ううううっっ。
よくあることとはいえ、図書館本の回で良かった。
これが精魂込めて?書いた感想とかだったら、もう泣くに泣けない。
同じ物は、二度と書けないからだ・・・・

さて、図書館本は、前回苦戦した「魍魎のハコ」を延長した以外には、
三冊でけっこう控えめだ(笑)。
ついこないだ、どおーっと本を買ったので、その反動かもしれない。
残り三冊は、以下の通り。
「アンハッピードッグズ」←また近藤さんもの。でもレンアイか・・・
「寝台特急はやぶさ1/60秒の壁」←こっちにも手を出してしまった
「六枚のとんかつ」←このそそるタイトル
2001年10月31日(水)
By ちゃいむ

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