★佐藤多佳子。 『ごきげんな裏階段』

こういう話が大好き。
コーポの裏階段に出没する、変な妖怪たちとコーポの住人たちの
おはなし。
ストーリーを進めていくのは、コーポに住む子ども達。
それぞれの子どもと親たちが、あたふたやっている姿が実に
微笑ましい。
子ども達はともかく、なんだかんだ言って妖怪の存在を受け入れて
しまう親たちが実に可愛いのだ。
そしてほんとに変な妖怪たち・・・・
おはなしの中では、タマネギ猫の話が一番好きかな。
想像しただけで可笑しくて・・・・

これ、児童文学なのかな。
でもふりがな振ってないから、違うかな。
2001年12月07日(金)
★蘇部健一。 『動かぬ証拠』

どうなのだろう?この本のちまたの感想は。
本の背表紙に書かれている煽り文句、「一目瞭然の本格ミステリ」。
それがすべてを表現しつくしている。
ほんまに一目瞭然やった・・・・
ただ、これは嫌いじゃない。
なぜなら、そのもって行き方はなじみのあるものだったからだ。
それは→ネタばれ『○湖輝さんの「頭の体操」で
見慣れた形式のものだったのだ。カラーだったのは少々驚いたけど。


ただ、ちりばめられる様々なネタはおしい。
解らない人にはわからないだろうな・・・・
でも作者はきっと楽しんでるんだろうな、と思わせるが。
次回はいったいどんな作品を書くのだろう?

2001年12月06日(木)
★佐藤多佳子。 『九月の雨』

正式な題名は、『四季のピアニストたち(下) 九月の雨』。
この上巻が、先月読んだ『サマータイム』だったわけだ。

今回の二つのお話は、広一と佳奈の新しい出会いのストーリー。
昔の思い出が切なくリンクするが、まったく違う物語を読んで
いるようにも感じる。
それは、時間とともにオトナになっていくから。
あの頃はよかった、あるいはあの頃とは違うんだ、そうやって
もがきつつ辿り着くのは、あの頃も自分、今も自分。
そう思えたときひとつの季節が終わる。
2001年12月05日(水)
図書館の日。6冊借りました♪

いつも思うのだけど、どうしてオコちゃま達はあんなに本を
決定するのが早いのだろう?
同じように図書館の入り口で左右に分かれるのだが、
じっくりゆっくり読みたい本を探しているワタシのところに
すぐ図書カードを借りに来る。
ダンナは本を読まないので、退屈で「もうおかあさんだけだから
早くして〜〜」と言う;;^^)
そんなこと言ったって、あーんな本もこーんな本も、探したり
検索したりしたいじゃないか!

というわけで、今回借りた本6冊。
『時鐘館の殺人』→どうしてもオリジナルが読みたくて書庫から出してもらう
『遊戯の終わり』→探偵藤森涼子シリーズ
『動かぬ証拠』→再度蘇部本に挑戦
『九月の雨』→読みたかった続編
『ごきげんな裏階段』→作者上に同じ
『DOUGHNUTS BOOKS25』→どこまで読んだかもうわからん
2001年12月04日(火)
★平岩弓枝。 『初春弁才船』

大好きな御宿かわせみシリーズの第26巻。
発売日に手に入れて、るんるんである。
この本だけは、ツンドクにならないのだ。ふふ。

今回やはり一番好きなのは表題作「初春弁才船」だ。
ストーリーもなかなか読ませる。
日本古来の樽回船などの船は、本来は内海を渡るためのもので
西洋式の船とは船の仕組みも航海の仕方も全然違うらしい。
かわせみの時代にも次第に新しい風が吹き始めていて、
そのへんの時代背景を想像しながら、いったいこの先この物語は
どうなるのかと思う。

あと、二人の少年のからみもなかなかいい「メキシコ銀貨」。
でもでも、麻太郎くんのことはどうなるのか、こっちも心配。
あーまたドラマやんないかな・・・・
2001年12月03日(月)
ドラマ。『津軽殺人事件』

浅見光彦シリーズ、榎木孝明さん。
榎木さんは、あと少しで『黄金の石橋』を最後に浅見役をリタイア
するらしい(泣)。
ワタシの中ではけっこう浅見さんのイメージにあってて、しかも
演技もうまかったのでおしい。
(でも映画で初めて見たときは、そのまゆ毛の太さにたまげた)
今回のマドンナ?役は、なんと驚いたことに石原真理江さん。
ううーむむむむむ・・・・・←これで察して
何度もやめようかと思ったが、でも榎木さんは見たいし・・・・
別に石原さんが嫌いという訳ではないが、なんか日本語が変になまって
いる気がしたのは、気のせい?空耳?
しかもあんなモデルみたいなあか抜けた人と津軽のイメージが
合わないよう・・・・
いや津軽があか抜けてない、という意味ではなくて、あまりにも
芸能人ぽい・・・・
最近の司法職をめざす(正確にはめざしていた、だけど)女性は、
あんなにもファッショナブルなのか?
ううーむ・・・・あの人選は謎。
2001年12月01日(土)
◆『ぶたぶた』(コミック)

本屋を徘徊して、大きなぶたの表紙を発見!
なんと、ワタシが今年のイチオシの矢崎存美さんの『ぶたぶた』の
コミック化・・・・可愛すぎるこの表紙。
だいたい、自分が気に入った小説ほど、他の媒体で絶対見たくない
けど、ちょっとは見てみたい。
見てみてから、「やっぱり見なければよかった」と思うことも
多い(特にテレビドラマ)ので、ちょっとドキドキしながら読んだ。
ぶたぶたさんは・・・・動いていた(笑)

絵柄はめちゃ好みとまでは行かないけど、ぶたぶたさんは
ぶたぶたさんだった。
やはり実際絵で見ると、ぶたぶたさんがどれくらいの背かよく
わかって笑えちゃった。
おしいのは、「銀色のプール」で終わっていること。
でもあとがきに次も出ます、と書いてあったので、期待。
2001年11月30日(金)
By ちゃいむ

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