図書館の日。冬休みに向けて

図書館にミョーに人が多いと思ったら、今借りればもう
冬休みをはさんで年明けまで借りられるってことなのだ。
きっと来週はもっと多いと思うから、よかったよ。
今回はワタシも冬休みを見越してたくさん借りた。
欲張って・・・・首をしめることにならなきゃいいけど(笑)。

というわけで、今回借りたのは以下の通り。
『ドラゴンの眼』上下←スティーブン・キングの書いた児童書♪
『イグアナくんのおじゃまな毎日』←またまた児童書
『京都魔界伝説の女』←氷室想介
『螺旋階段のアリス』←これで加納もの全部読破
『上海香炉の謎』←霞田志郎初挑戦
『おかたづけ天女』←おじゃる丸のあのひと
『盗まれて』『卍の殺人』←今邑彩さんも強化月間??
2001年12月16日(日)
★吉村達也。 『「倫敦の霧笛」殺人事件』

氷室想介が好き(^-^)
でも朝比奈耕作は苦手・・・・←食わず嫌い
たぶん、苦手なのはドラマのせいです。ごめんちゃい。

書き下ろしのワンナイトミステリなので、すぐ読めた。
トリックは・・・・うーむ、なるほどこういう手がありか。
しかし、どんでん返しはちょっと予測も出来た。
舞ちゃんがほとんど出なかったのがちょっと残念。
それに、いつの間に氷室先生は、東京から京都へ引っ越し
なさったのか?
氷室ものはだいたいチェックしているはずだったんだけど・・・・

「乾燥した部屋」はワタシも嫌い。
このごろは、朝起きるとのどが痛かったりするし、おこちゃまは
こほこほと乾いた咳をするので、夜中に部屋に洗濯したタオルを
干したりする。
・・・あっ、全然ストーリーと関係ないやん!
2001年12月14日(金)
★内田康夫。 『箸墓幻想』

しばらくは文庫待ちしようかな、なんて思っていたところに、
今回新刊の帯に「奈良」の文字が。
ああっ、ミーハーの血が騒ぐ・・・・
元地元民としてはやっぱり押さえておかなければ(って何がや)。
と言うわけで、やっぱり買ってしまった浅見さん。
今回は歴史が絡んでいるので、興味深く読めた。
しかも邪馬台国がらみだ。
現実がどこまで解明されているのか、奈良に住んでいながらも
さっぱりわからなかった考古学オンチであるワタシでさえ、
こういう歴史の謎解きにはワクワクさせられる。
たとえフィクションであってもだ。
ストーリーの中心は歴史の謎解きではなく、絡み合った人間関係を
解きほぐす浅見の奔走なのだが・・・・

浅見さん、年の差がなんだ!いくときゃいかんと!←謎
2001年12月13日(木)
★近藤史恵。 『散りしかたみに』

小泉文吾&小菊の、梨園を舞台にしたミステリ二作目。
(一作目は『ねむりねずみ』)
歌舞伎のことはとんとわからないけれど、この人間模様は
なんと複雑に絡み合い、それぞれを滅ぼしていくのだろう。
そして女形の世界。
歌舞伎をよく知っていたら、もっともっと楽しめただろうな、
と思うと、なにかもったいないことをしたような気分。
謎自体はそれほど大きいものではないけれど、ストーリーは
不思議に満ちているのは、そのせいか。

小菊さんは相変わらずだ。
前回よりちょっとパワー落ちたかもだけど。

「許せなくても、忘れられる」。
・・・・この言葉が重い。

2001年12月12日(水)
★太田忠司。 『遊戯の終わり』

探偵藤森涼子シリーズ。
短編集であるけれど、登場人物はシリーズを通じて(前作も)
共通の部分が多いので、連作ということになる。
前作出てきた人が、ひょこっと出てきたりするが、なにぶん
前作を読んだのがかなり前なので、やっぱり忘れていて
唐突な感じがしてしまう。
(そりゃ自分が物忘れひどいからじゃ)
主人公は新米の女性探偵だが、どうやら前作からは少し時間が
たっているらしい。事務所のメンバーにも変化がある。
所長のキャラクターがけっこう好きかな。
主人公はいつもつっぱって、走っているような気がして、
もう若くない自分にはどうも感情移入が難しい・・・・(汗)。

探偵、というのは、本来はとても地味でキツイ仕事だと思う。
浮気とか尾行とか身元調査とか・・・・
そういう意味では、涼子さんはがんばっているよ。
もうちょっと素顔を見てみたい。
2001年12月11日(火)
『ハリー・ポッターと賢者の石』 映画。(長文)

映画に行くまでの顛末はおきらく日記へ(笑)。

あまりにも前評判が高いので、かなり期待して行った。
例によって例のごとく、ワタシは読んだシリから本の内容を忘れる
方なのだが、『賢者の石』も一回しか読んでおらず、ほとんど
設定とおおまかなストーリーしか記憶に残っていなかったので、
映画自体を楽しむことが出来た。
役者もセットもCGも素晴らしかったと思う。
そして印象的だったのは音楽だ。否が応でも雰囲気を盛り上げてくれた。
映画としてまとめるのは大変だっただろう。
原作はすごく長いし、エピソードもものすごくたくさんある。
映画のあれよあれよというストーリー展開についていくのが精一杯で
ちょっと流れたかな、つめこみすぎかなという感じも持った。
ただその分息もつかせない面白い映画には仕上がっている。
クィディッチの試合シーンはものすごく良かったし、クライマックスの
ロンのかっこよさには惚れ惚れした!
満足。

欲張りなワタシは、その晩もう一度『賢者の石』を読み返してしまった。
一度目に読んだ時には入りにくかったシーンがすっと入ってくるのは、
やはり映像が自分の中で一人歩きしてくれているからで、やっぱり自分
はミーハーだな、と思う。
さらにどのシーンが生かされて、どのシーンがカットされたのかも
よく解った。
少年少女たちの心の動きなどが、もう少し映画に丁寧に生かされると
良かったかな、なんて生意気なことも考える。
まあでもこれは本と映像の違いか。
さらにおしいなと思うのは、クライマックスのシーンが映画では一部カット
されていたことで、それはムスコも言っていた。

しかし、映画としての出来はいいと思う。
小学生からオトナまで充分楽しめるエンターテイメントだ。
原作にどっぷり浸かって何度も読み返しているムスコの感想は、
「本とはかなり(特に役者の)イメージが違った」ということらしい。
いろいろ「あーだったこーだった」と話すのも、また楽しいひとときだ。
2001年12月10日(月)
★恩田陸。 『三月は深き紅の淵を』

「たった一人に、たった一晩だけ貸していい本」
この帯の文句だけで、思わず手にとって買ってしまった。
どのように書いたらネタばれにならないか・・・(苦)
4つの章をもつこの話は、それはそれは混沌としていて、
何かに収束するでもなく、何かが導き出されるわけでもない。
だがそれぞれの章にはきちんとその世界がある。

一体ワタシはどこに誰と旅してきたのだろう?
そんな不思議な体験、というのが一番近いか。
四章の中に出てくる三月の話には、かなり心惹かれた。
が、それもまた、旅の途中。

むむー。ホントに不思議だ・・・・
2001年12月08日(土)
By ちゃいむ

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