★吉村達也。 『京都魔界伝説の女』

魔界百物語の第一巻。これはシリーズで、22年かけて100巻まで
続くらしい・・・・なんつー壮大な計画!
まあ氷室想介先生にあと100回会えるのだからいっか?(笑)
実はこの本、以前出たばかりの時に手に取った記憶がある。
でも・・・でも、戻してしまった。
だってめちゃめちゃ分厚いの!655ページ!3センチ!
基本的に分厚い本が苦手なので、氷室シリーズと知りながら、
その時は涙を飲んで?あきらめたわけである。
しかし・・・なかなか本題が始まらないのをガマンして読んでよかった。
だって、氷室先生と舞ちゃんが・・・・なんてね。

ストーリーとは別に展開される恋愛論、夫婦論、言語論などは
なかなか興味深かった。
夫婦をやってる身としては、かなりキツイお言葉(大汗)

しかし、毎回このように分厚かったら・・・しんどいよー。←怠慢

2001年12月26日(水)
★矢崎存美。 『クリスマスのぶたぶた』

本屋を4軒放浪してやっと手に入れた。
なんとぶたぶたファンには嬉しいおまけが帯に書かれている。
ふふふふふふ(意味不明)

今回のぶたぶたも、ホントにかわいい。
しんみりさせるけど、それはクリスマスの魔法じゃない。
ぶたぶたそのものが、魔法なのだ。
奇跡を起こすのでは決してなく、ただ当たり前だけど
見えなくなっていたことに気づかせてくれる。
ふつーのおじさんで、いいひと(いいぶた?)なんだ。

表紙のキュートさときたらないよ。
次は男のひとの話や、おばさんの話とかも見たいな・・・
2001年12月24日(月)
★太田忠司。 『上海香炉の謎』

太田忠司さんのシリーズものは、狩野俊介と涼子ちゃんしか読んで
いない。
今回は、手を着けていなかった霞田兄妹シリーズ第一作。

キャラクターとしては、かなり「はじけている」部類のこの
二人、特に妹の千鶴ちゃん。
彼女のツッコミは楽しすぎ。で、性格わかりやすすぎ・・・・
兄さんの方はちょっとキャラがつかみにくいが・・・・
野上さんを若さとギャグと頭の回転の良さで味付けするとあんな感じ?

しかし、なんか言ってることの時代がフィットするなあ。
おおっといかん・・・・年が(笑)

実家にも一応「香炉」があるが、使われているのを見たことは
ない。
使い方もわからん・・・・。
最近はアロマテラピーはやりだし、玄関でお香でも焚いてみよか。
2001年12月22日(土)
★今邑彩。 『卍の殺人』

今邑彩さんデビュー作らしい。
読む順番は考えずに手当たり次第なので、なぜかデビュー作は
けっこう後回しになることが多い。
さて、卍の形をした館ものである。
なんとな〜く怪しい人たちばかり、というのは読んでいていつも
やっぱり疲れるのだが、たいてい本格ものに出てくる登場人物は
エキセントリックで、こんな人おるんかいというひとたちで
埋め尽くされている。
フツーのひとが少ないっ・・・・(笑)
そういうわけで(どういうわけや)、犯人らしいのもトリックのひとつも
なんとなくあたりがついてしまって、ストーリーに入り込めなかった(泣)。
修行が足りないワタシ・・・・ごめん。

だから余談。
卍を見て、何を思い出すか?
ワタシはお寺の地図記号を思い出した。
それから、ガメラがぐるぐる回りながら高速スピードで飛んでいく
シーンを思い出した。
・・・・やっぱり、ごめん。

2001年12月21日(金)
本を求めてさまよう。

4軒目にして、やっと『クリスマスのぶたぶた』を手に入れた。
(詳細は、「おきらくにっき」にて・・・・笑)

「このミステリーがすごい!」を買う。
「ダ・ヴィンチ」を買う。
「月間ガラスの仮面」を買う。

今年本を買うのは、もうおしまいかもしれない。
でも古本屋に行って、『模倣犯』を探してみようかな、という気に
ちょっとなっている。
分厚さはワタシをその本から遠ざける第一の要因だが(笑)、
やっぱり今年一番すごいミステリだったらしい、と聞くと
がんばろうかという気まぐれも起きてくる・・・・。

あとは図書館の大量の本と、積み上げられた未読の消化で
年末年始はいけるか?
2001年12月20日(木)
★加納朋子。 『螺旋階段のアリス』

今日たまたま「このミステリーがすごい!」というのを見ていたら、
この『螺旋階段のアリス』が12位に入っていた。

連作短編集だが、この安梨沙に最初いまひとつ入り込めなかった。
イメージが沸かずに感情移入出来ないという感じだろうか。
「不思議の国のアリス」をちゃんと読んでないからかなあ。
それとも、正体がわからないから・・・・作者の術中にはまってたのかも。

好きな話は、「最上階のアリス」(泣けた・・・)と、やっぱり
最後の「アリスのいない部屋」。
仁木夫婦のやりとりが、心を温かくしてくれる。

アリスシリーズは、まだまだ続編が出るらしい。
もっと安梨沙のことが知りたいよ。
2001年12月19日(水)
ドラマ。 『悪意』

NHKで6回シリーズの東野圭吾原作『悪意』。
刑事役が全然違う設定になっていたが、ドラマ自体はとても楽しめた。
回を追うごとにあやしさを増していく、野々口役の佐々木蔵之介さん。
刑事役のふたりはいいコンビだったし、特に西原役の間寛平さんは
いい味出していたと思う。
目に付いたのは、「大阪弁がへんじゃない!」
・・・・これって、地方ものでは大きいと思う。
作られた方言は、その地方の人間にとってはとってつけたような
「演技のための演技」のイメージを与えるものだ。
主役級の間寛平さんの言葉は実に心地よかったし、あと後半に友人など
脇役で出てきた役者さんたちは、みんなたぶん関西人ではなかろうか。

原作がどう料理されていて、どこがどうとはここでは言わない。
いや言えない・・・・原作の細かいことは、みんな記憶の彼方だから。
その分ドラマを素直に見られたことは、自分の物忘れのひどさに
感謝せねばなるまい。
ただ、原作を読んでひどく怖かった記憶がある。「戦慄」というやつだ。
それが、ドラマとは違う。
なぜなら、西原刑事が「あほやな・・・」と一言言ったとき、
ワタシも一緒に胸を熱くして涙が出そうになったから。

さて、原作を読まねばなるまい。
ドラマの内容を忘れないウチに・・・・。
2001年12月18日(火)
By ちゃいむ

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