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『最近の若い人は〜』このセリフ結構耳にします。でも私は全然そうは思いません。もちろん同じものを見たとして、多少の見る角度の違いぐらいはあるのかもしれませんが人間の持っている根本は変わらないと思います。これは空手の指導をしていても感じますがみんな感動していましたから、富士山に行った時も感じました。頂上で御来光を見た時、お年寄りも若者も同じように感動していました。私は空手でもいろんな世代の人たちと試合をしたり、合宿で稽古をしたりして心と体をぶつけ合い感動を共有したのでそう思うのです。世代間を感じてしまう人は、ぜひいろんな世代の人達と感動を共有できる場所に臨んでみて欲しいです。感動を共有した時に愛は生まれると思います!もっと言ったらその共有した感動が大きければ大きいほど大きな愛が生まれるのだと思います。ラブ&ピース!
稽古の前に泣いてしまう子がいます。この気持ちは私にもすごくわかります。稽古は自分の体と心を鍛える場ですので、決して楽しいだけでは終われません。特に組手は痛みや怖さ苦しさを伴います。そして稽古の中で痛さ怖さ苦しさの原因を考え、その自分の弱いところを鍛え克服するのが稽古です。だから稽古の前は緊張もするし憂鬱な時もあったりもします。昨日も少し泣いた子がいました。私はこんな時でも、とにかく稽古をさせます。それは稽古から逃げてはいけないことを教えると同時に、どんなに稽古前は嫌でもがんばって稽古をすると終わった後はすごく気持ちが良いし『やっぱり稽古してよかった!』ってなる事を私は誰よりも知っているからです。稽古が終わった後の充実感や爽快感や一つ階段を上った達成感はやった人間にしかわかりません。だから私は稽古が終わった後、稽古の前に泣いてしまった子にいつも同じ言葉を言うようにしています。しかしその役目をこの日は竣稀と言う緑帯の子にとられてしまいました。この子もかつては稽古の前に泣いてしまう事がありました。だから気持ちもわかるのでしょう。私がいつも言っていたように『稽古楽しかったろ!終わったらやってよかったって思うだろ!次もがんばれよ!』私の出る幕はありませんでした。私の教えてきた精神はもうしっかり受け継がれているようです!
これから関東大会・国際親善試合と続き11月には全日本大会もあります。一生懸命選手を育成して行こうと思います。もちろん強くなってほしいと思っていますが、それ以上に極真らしい選手を育成したいと思います。試合場には大きな声で『押忍』と言って、きびきびした動作で入る事。試合場では姿勢を正し不動立ちを崩さない事。大きな声で気合を入れて礼をする事。試合が終わるまで絶対にあきらめない事。判定の時、絶対にキョロキョロと旗を見たりしないで不動の心で判定を聞く事。勝っても負けても判定をしっかり受け止めて喜びや悲しみを顔に出さず大きな声で礼をして試合場を降りる事。試合が終わった後は戦った相手に挨拶に行く事。試合に勝つことも大事ですが、こういう事もすごく大事だと思います。大きな試合に出場する選手は絶対にこれを実践して欲しいと思います。私も生徒達にしっかり指導しなくてはいけない責任があると思っています!極真魂を感じるような選手を育成したいです!
今回の全日本ウエイト制は素晴らしい試合がいっぱいありました。軽量級の藤田選手と鈴木選手の試合がすごくスリリングな試合でした。佐野選手と住谷選手の試合もすごかったです。極真魂を感じさせる試合を見せてくれました。徳田選手と沢田選手の試合もすごかったです!一番感動したのは千葉県北支部の山本先輩の4位入賞でした。空手家とはこうあるべきという姿を見せていただきました。ありがとうございました。
全日本ウエイト制ではうれしい再会がありました。私が旧城南川崎支部蒲田道場で一緒に稽古をしていた後輩がウエイト制を観に来ていて、夜一緒に食事をしました。彼らは私が21歳から23歳ぐらいの一番血気盛んだった時代を一緒に稽古し一緒にお酒を飲んだり遊びに行ったりといつも一緒にいた後輩でした。いつも三人で兄弟のように遊んでいました!この日の夜は楽しくて楽しくて自分が21歳の頃にタイムスリップしたような感じになりました。極真を続けていたから出来た再会だったと思います。こんな再会がこの先もいっぱいあると思います。だから極真は最高です!
全日本ウエイト制初日が終了しました。城南京浜支部から出場した。中村慶太郎・十川正人の二名は残念ながら一回戦で敗退してしまいました。私も出場した二名も反省点はいっぱいあります。でもこの一歩は城南京浜支部にとって大きな前進となったことは間違いありません。そう心から私は自負しています。この二名が京浜支部開設当時から今までがんばって空手を続けてくれた事に、まず感謝しています。入門してきた日の事だって覚えています。ずっと一緒に稽古もしてきました。ここまで来るのに六年かかりましたがやっとこんな日が来たのかと感動しました。私も昔大勢の仲間と一緒に大阪に行って試合をしてと激しい修学旅行みたいな旅をしました。今まさに彼らがそれをしていてというのが嬉しかったです。これがスタートです!そういう点ではやっと今がスタートなのかもしれません。でも彼らがこの城南京浜支部を支えて行ってくれると思います。若い力も育ってきていますし、これから大きな波が起きる予感はすごくあります。また明日から全力でがんばろうと思います。
明日から大阪です!全日本ウエイト制です!城南京浜支部からは十川正人・中村慶太郎・の二名が中量級で出場します!多分緊張している事と思います。私が試合に出るとき心がけていた事は自分以上の動きをしようとしたり自分以上の結果を出そうなどと思うと心も体も力んでしまうので、とにかく悔いの無いように二分間思いっきり動こう、どんな事が起きても最後まで全力で戦おう。こう心に念じて試合場に上がっていました。二分って時間は本当に短いです。その短い時間で今までの結果が出てしまうのだから、とにかく悔いの無いようにがんばって欲しいと思います。それにあんな大きな舞台で戦えるのですから幸せな事です!自分がこの世に存在して一生懸命がんばっている姿を人に見てもらえるのだから!そんな機会は人生の中でそうそう有ることではありません。その貴重な一回ですから謳歌して欲しいと思います!本当にうらやましい舞台です!私も試合に出なくなって二年が経ちますが、出来るんならもう一回試合に出たいと思うことがたびたびあります。今回もウエイト制をみてそう思うのだと思います。昨年は世田谷東支部の佐野選手の試合を観て感動しました。あと鈴木選手と松岡選手の試合も手に汗握る素晴らしい戦いでした。今年もおもいっきり心の中で応援させていただきます!
村上春樹の新作『1Q84』をやっと手に入れました。待ちきれず電車の中でページを開くと、一ページめから待ちに待っていた村上春樹ワールドでした。そして今日はもう一つ、前からずっと欲しかったアイテムを入手しました。少し自分にあまいかもしれませんが久しぶりの『自分にご褒美』です。これでまた半年思いっきりがんばれます!
朝の稽古のあと本門寺まで走り今日は比経難事坂の階段を5往復してきました。紫陽花がいっぱい咲いていてすごくきれいでした。今年も富士山に登ります。今年の夏は穂高岳と安達太良にも登山に行こうと思っています。そのために足腰を鍛えています。
昨日、待ちに待っていた『ROOKIES−卒業』を観に行きました。すごく良かったです。もちろんマンガだって全部読んでいますが、すごく感動しました。好きなキャラクターは川藤先生と新庄です。一番最後まで野球部に戻らなかった新庄が『握れば拳、開けば掌』の意味を理解し、仲間思いになり卒業の時には川藤先生に掌を見せ『オレはお前を絶対に忘れない!お前みたいになりたい!』と言いました。私も生徒にそんなふうに思われるような先生になりたいです!あと感動したシーンは御子柴が病室で言った『夢には果てってあるのかな!』甲子園に出場し夢を叶えた阿仁屋が御子柴に『夢に果てなんてなかったな!』と言ったシーンでした。この映画は本当に観てもらいたいです。人間に生まれてよかった!出会いは素晴らしい!人生は素晴らしい!と心から思うことが出来る作品でした!
kanno
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