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国際親善大会まであと4日となりました。体重は83キロになりました。目標体重の80キロには少し届きませんでしたが、1月21日に96キロから始めて3ヶ月で13キロ落としたのでなかなか頑張ったと思います。今現在、コンディションはとても良いので、もう無理に体重を落とすのはやめて、このコンディションを保って試合に臨みたいと思います。今日も朝に型の稽古をしました。自分でも手応えの感じる事が出来る良い型を行う事が出来ました。あと4日、最後まで気を緩めずに行きたいと思います。
私は知行合一という言葉が好きです。知る事には行動が伴わなければならない、行動が伴わなければ知らないのと同じだと言う厳しい意味でもあると思います。行動をした時に知った事が完結すると言う事なのだと思います。大塩平八郎が書いた「洗心洞箚記」と言う本に出てくる言葉です。ここには本当に厳しい言葉が出てきます。「自分自身の本性を欺いて、勝手に自己満足していても、いずれ人様に見抜かれてしまう。正義と私利、誠と嘘の境目をごまかして過ごしてはならない、口先だけで善を説くことなく、善を実践しなければならないのだ。」私はこの言葉をいつも自分に向けて戒めにしています。私は空手の先生です。言ってみれば空手を糧に生活させて頂いているわけです。空手を教える事で、人様からお金を頂いてるわけです。人様からお金をいただく以上、私自身も一生懸命に空手を稽古して、それを生徒達に一生懸命に指導して、皆さんが納めている月謝以上に満足してもらえるようにしなければならないと思います。それが空手の先生としての使命だと思っています。
長男の体操を見学させて頂きました。長男は頑張って一生懸命に練習していました。2年ぶりぐらいに体操を見学させて頂いたのですが、その頃よりだいぶ成長した長男の姿を目にする事が出来ました。とても嬉しく思いました。長男は水泳と体操と空手と算盤をやっています。どれもなかなか人より抜きん出る事が出来ずにいますが、頑張って一生懸命やって、長男が大人になった時に、あの時〜をやっていて良かったなとなってくれたら良いなと思います。
土曜日は息子2人と一緒に3回稽古をします。大森道場から蒲田道場に移動する時に長男と次男はパンを食べながら行きます。長男は蒲田駅に着いたら「もう1つ食べたい」と言いました。この時間に食べ過ぎるといつも夜ご飯が食べれなくなるので「夜ご飯が食べれなくなるから我慢しな」と言いました。長男は「夜ご飯は食べれる」とねばるので、コンビニでパンを買ってあげたら、長男はペロリと食べてしまいました。そして夜ご飯もしっかり食べていました。長男も成長しているんだなと思いました。
国際親善大会のゼッケンが届きました。型の予選の順番も分かりました。なので今日はさらに稽古に気合いが入りました。今現在の自分として納得の行く型を行う事が出来ました。もうあとは試合の日に自分の心と気と身体を最高の状態になるよう生活して行きたいと思います。泣いても笑っても私にとって最後の型競技の試合です。悔いのない型を行いたいと思います。
私が空手道から学んだ奥義があると言えば、先ずは柔軟体操、基本稽古、型、部位鍛錬などで空手の技を作るだけでなく、筋力トレーニングやランニングなど自分の身体に足りないものや必要な物を身に付けて、自分を作って行きます。その全ての稽古の中で、自分の心も気も鍛えられて行きます。そしてやはり大切なのは組手です。自分が作り上げた心と身体と技を相手にぶつけ、相手が研鑽して来た心技体をぶつけてもらう事で、自分の心技体の良し悪しが見えてきて、また研鑽するべき部分が分かります。組手の中では相手に勝つ事だけではなく自分に負けない事や、人と真剣に向かい合う事で緊張を知り、いろいろな物事に対して腹や度胸が作られて行きます。その事から私が学んだ奥義は、人はそれぞれに違う身体と共に違う心を持っているという事でした。だから稽古の時や組手の時は、相手をよく見る事、相手の立場になって自分を考える事、相手と調和する事が大切だと思います。その中で全ての人にある程度通用する自分の定石というものが見えて来ます。そしてその定石に囚われず、常に相手を見て相手と調和して、常に自分の技に疑問を持ち否定もして、自分を作り上げて行く事が大切だと思います。それは人間関係にも言えると思います。仕事の交渉や恋愛なども同じ事だと思います。まさに組手は究極の人間関係を学ぶ場だと言えます。私がその中で私が学んだ事、これが空手の奥義だと思う事を書いて見ました。簡単に書けば、先ずは自分を作る事、人を認め尊重する事、そして人と調和する事、その中でさらに自分を作り上げて行く事という事になると思います。
今日は池袋にある極真会館総本部道場へ行き、国際親善大会の運営会議に出席して来ました。いよいよ来週は試合なのだと思い少し気持が引き締まりました。そして雨が降ってとても寒い1日でした。身体を冷やして体調を崩さないように気をつけて厚着をして家を出ました。ここから出来ることは試合日に絶好調で臨めるよう心と身体を作って行く事だと思います。
私は空手をやる為に生まれて来たと思っています。それは良い事か?悪い事か?わかりませんが、自分は空手しか出来ません。だから空手だけは負けたくないと思います。じゃあ、あなたは世界一の強さや、速さや、技術や稽古方法を持っているのか?と聞かれたら、そうだと言い切れるほどではありません。ならば何を人に誇れるだろう?と考えた時に、空手に対する情熱と稽古に対する真摯な気持ちと空手が大好きだという事です。私は達人ではありません。だから身体の動くうちは生徒達と一緒に汗を流して、格好付けずに、泥臭く一生懸命稽古に励み、常に今の自分に不安を抱き、自分の技術を否定しながら、肯定出来るよう研鑽して行きたいと思っています。そして空手で社会に貢献し、空手で人に恩返しをして行きたいと思っています。
日曜日は妻の誕生会をしました。この日だけは私もお酒を解禁して妻と一緒に飲みました。長男は私が目標を立てて、今までお酒を止めてきた事を知っているので、少し驚いて「お酒飲んでイイの?負けちゃってもイイの?」と言っていました。妻の誕生日だけ一緒に飲む事は、国際親善大会に向けてお酒を止めた1月21日から決めていた事でした。でもそれを口に出したら、アレもコレもとなるので試合まで止めると宣言しました。長男には「ママの誕生日に一緒にお酒飲まなかったら、ママが寂しいでしょ。それで負けるのなら負けてもイイよ。ママと一緒にお酒を飲む方が大事だから」と答えました。これは本心です。妻の誕生日をあと何回祝えるか?それは分かりません。私にとっては大切なかけがえのない一回なのです。飲んだ分はしっかり今日、体重を落としました。もちろん国際親善大会は必ず優勝します。
池上本門寺でお花見をしたあと、妻の誕生祝いを五反田のフライデーズで行いました。妻の誕生祝いは毎年フライデーズで行っています。何故妻の誕生祝いをフライデーズで行っているかと言うと、私と妻が初めて会った時に食事をしたのがフライデーズだったのと、その時、他の席の人が誕生日のサプライズケーキで皆に祝ってもらってるのを見て、妻が「あんな事してもらえたら嬉しいだろうな?」と言っていたからです。でも毎年だと妻はもう飽きてしまっているのかもしれませんが、初めて会った場所を大切にしたいという事と、初心を忘れずにいたいという事で毎年続けています。初めて会ってからもう15年が経つのですから、時が経つのは本当に早いものです。時間は無限にある物ではないので、誕生日や記念日を家族で過ごす時間を大切にしたいと思います。
kanno
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